まぶらほ ~感想~

スポンサーリンク
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

まぶらほ Blu-ray 恋のマホウBOX (初回限定) 【Blu-ray】
価格:34320円(税込、送料無料) (2021/8/17時点)


Amazon.co.jp: まぶらほBlu-ray 恋のマホウBOX : 阪口大助, 生天目仁美, 松岡由貴, 猪口有佳, 千葉千恵巳, 新田靖成, 木村真一郎, 築地俊彦, 滝晃一, J.C.STAFF: DVD
Amazon.co.jp: まぶらほBlu-ray 恋のマホウBOX : 阪口大助, 生天目仁美, 松岡由貴, 猪口有佳, 千葉千恵巳, 新田靖成, 木村真一郎, 築地俊彦, 滝晃一, J.C.STAFF: DVD
第1話 きちゃった・・・・・・ (2003/10/14)  第1話視聴後、真っ先に思ったこと。それは、また阪口さんは良い思いしまくりじゃんかーーってことです。萌えに飢えた世の男性の嫉妬を、彼はその一身に受けることになるだろう(笑)  ゴメン、初めは全然期待してなかったんですけど、意外や意外、かなりの面白さでした。木村さんにもいつも期待してはいるんですが、どうにもアレな企画モノをやらされることも少なくないのでどうかと思ってましたが、このアニメでは彼の持ち味が存分に生かされている気がします。  いつものように原作は知りませんが、それでも全く問題なく楽しめると確信しました。来週以降も継続視聴決定。

第2話 ふっちゃった・・・・・・ (2003/10/21)  「ゆうな」ってちゃんと「夕菜」に変換されるんだー(IME Standard 2002 Ver8.1)、とちょっとした驚きを感じてましたが、ちゃんと熟語として意味があったことが判明。「ゆう‐な【夕菜】:夕飯のおかず。催馬楽、我が門に「朝菜摘み―摘み」(広辞苑より)」 また1つ賢くなった気がします。  第2話にして、和樹君がようやく夕菜ちゃんとの過去を思い出した。にしても、いきなり夕菜ちゃんを呼び捨てとは、なかなかの豹変ぶり(苦笑)。阪口さんのナヨ男ぶりはさすがの一言です。

第3話 でちゃった・・・・・・ (2003/10/28)  女心が分からんのは、和樹君になっても変わらないね。成恵同様、夕菜ちゃんもたくさんの涙を流すことになるのだろう。そう思うと、怒りがこみ上げるのを抑え切れない。くわっ。  どうでも良いが、大会社の社長なんて工事現場に来ないだろ。しかも作業員にしっかり指示してるし(苦笑)。そしてどーでも良いのはエリザベートちゃんも同様。こやまきみこの声、ワタクシが好きになることは一生無いでしょう・・・  それにしても、今週は全体的に夕菜ちゃんの絵柄が可愛く無かったぞ!!夕菜のデザインは繊細過ぎて、少しの崩れが目立つのかもしれない。まぁ何にせよ、早い段階でのクオリティダウンは今後に大きな不安が残る。

第4話 みちゃった・・・・・・ (2003/11/4)  「夕菜ちゃんが可愛くネェ!!」、と先週は怒りが収まりませんでしたが、今週は何とか持ち直したかな。とりあえず一安心と言いたいところだけど、今週は夕菜の出番が少なかったこともあり油断は禁物。まぁ内容が薄い分、こういうところばかりに目が行ってしまう自分もどうかと思ったりしますが(苦笑)  さて、夕菜ちゃんが出番を減らす一方、玖里子サマの出番が急増加。松岡由貴演じるキャラとしては珍しい部類に入ると思うけど、今のところは無難にこなしているといったところ。これから玖里子サマが和樹にゾッコンとなってゆく過程も、彼女なら難なくこなしてくれるでしょう。

第5話 できちゃった・・・・・・ (2003/11/11)  おぃおぃ、夕菜ちゃんも手料理上手いのかよ。最近はなんつーか、家庭的なヒロインが受けてるんですかね。決してパーフェクトな女の子というワケじゃないんだけど、  木村さんのメガネに掛ける情熱はよーく分かりました。分かったんですが、今週のお話は何だかリズム悪くありませんでした?特に凛ちゃんの和樹君に対する言動が余り理解できませんでした。脚本は誰かと思えば小山大先生ですか。やっぱり御大には典型的な萌え系は無理なのかも・・・

第6話 ばれちゃった・・・・・・ (2003/11/18)  うーん、先週に引き続きお話に滑らかさが無いなぁ。所々に「あれ?」ってポイントがあって、集中できないんだよね。これでは萌えられるものも萌えられませんね(笑)  来週こそはもう少しマシな展開を望みたいものだけど、作品のベースを考えると大幅な改善は望めそうも無いと予想できる。厳しいかも・・・

第7話 あっちゃった・・・・・・ (2003/11/25)  和樹の幼なじみ現る。しかも美少女ときたら、こりゃまた王道な展開ですな。こんなところでも中原麻衣の演技を見ることになろうとは。今一番の売れっ子は彼女なのかも。  今週は麻衣たんの参戦により、お話もいつになく盛り上がりましたね。毎週これくらいリズムに富んだ話だったらなと強く思います。

第8話 やっちゃった・・・・・・ (2003/12/2)  前フリでの和樹君は未だに大きな勘違いをしてますな。少なくとも夕菜ちゃんは和樹の遺伝子が主たる目的ではないはずだが。理解の薄い彼には、男として許しがたい気持ちでいっぱいだ(苦笑)  個性的なわりには意外と存在感が希薄な和樹のクラスメイトですが、特に仲丸のキャラクターが好感度ゼロで見苦しい。主人公の引き立て役といっても、余りにも品位に欠ける思考・行為が多すぎます。そんな彼のキャラクターにストーリーが頼らなければならないのも、この番組の悲しい事実の一つなのかも。  先週の盛り上がりも今週にてすっかり鎮火してしまいました。今後も劇的改善を望むことはちょっと難しいようで、ワタクシのテンションも下がる一方です...

第9話 つかっちゃった・・・・・・ (2003/12/9)  玖里子先輩と二人きりの温泉旅行。そのはずが、夕菜たちを巻き込んていきなり野球勝負ってのはこれ如何に。なんともまぁぶっとんだ展開をしてくれます。  ということで、勝負に勝つためにまたしても魔法を使ってしまった和樹君ですが、試合自体を壊してしまい勝ち負けはつかず。が、野球の参加賞として魔法回数プラス1。結局野球勝負前となーんも変わっておらんということで、一体今週は何だったのかよくわからないまま終わってしまった気がします・・・

第10話 のびちゃった・・・・・・ (2003/12/16)  今週のお話は良く分からんというよりも、こんなんで良いのかと思ってしまう内容でした。母親と娘はともかく、病気の木を救うために自らの命を犠牲にした音邑けやきさん。俺には理解できん心理です。それにしても晴明先生の活動範囲は広いねぇ...  このアニメ、何かが足りないなぁとずっと思ってたんだけど、今週ようやく分かりました。「間」が無いんですまぶらほは。例えば誰かに話題が振られたとすると、そのキャラはあっさりと答えを返してしまう、そんな感じ。この例の場合だと、もっと考える時間がそのキャラだけではなく我々にも与えられて良いのではと思う。

第11話 あけちゃった・・・・・・ (2004/1/6)  3週間ぶりのまぶらほ、これだけブランクがあると内容も忘れがちですが、この番組に限ってはそれも特に問題ないのがまぶらほのありがたいところですな。  夕菜ちゃん(悪魔ヴァージョン)出現も、貴重な和樹君の魔法により撃退。彼の灰人へのカウントダウンもあと2回、と同時に夕菜のレトロマジックウィルス感染(の疑い)も気になるところ。意外にも、と言っては失礼だが来週以降への期待も高まったというところです。

第12話 きえちゃった・・・・・・ (2004/1/13)  夕菜ちゃんの咳き込む姿、見ていてこれほど辛い光景は無い。彼女の感染症を治す方法は、無いのだと紅尉は言う。夕菜の病気は、音邑けやきと同じものだとか。だが治療法が存在しないと言った紅尉の言葉は偽り、絶大な魔法力をぶつけることで、治療は可能だと彼は言う。それを聞いた「世界一の魔術師」和樹の選択はだた1つ、自らの魔法の力で夕菜を助けることだけだ。  和樹に残る魔法は2回、1回目で成功する保証は無い。だがそんなことは、今の和樹には重要ではないのだs。和樹が夕菜の手を取り、自らの魔法力を爆発させる。夕菜は元気を取り戻したかに見えたが、再び夕菜は咳き込む。1回目は失敗に終わったのだ。  すぐさま2回目、そして自らにとって最後の魔法を発動させようとする和樹。夕菜たちの静止も聞かず、あのペンダントを握り締め夕菜に全ての力をぶつけた。彼の魔法を拒む夕菜の絶叫が、保健室にこだまする。和樹にとって最後の魔法は、見事夕菜の病気を治療することに成功した。  消滅した和樹の肉体、だが何と彼の精神だけはこの世に残ってしまった。これも世界一の魔術師の力なのか。だがもちろん、幽霊となった和樹から遺伝子を貰い受けることはできない。夕菜はともかく和樹に取り入る理由が無くなった玖里子や凛、彼女たちの和樹に対する接し方がどう変化するのか、後半の見所の1つと言えよう。

第13話 もどっちゃった・・・・・・ (2004/1/20)  人の思念だけがこの世に残ってしまった存在、即ち幽霊と呼ばれるものを人は本当に愛することができるのだろうか。そんな疑問も和樹君の余りにも低いテンションに吹き飛ばされた。彼に対しては相変わらず怒りしか込み上げてきませんな(苦笑)  そんな和樹君ですが、幽霊コレクター(名前不明)の毒牙にかかり更に男を下げた。彼女のキスマークにジェラシー爆発の夕菜ちゃんが見られたのが我々にとって唯一の救いであろう。しかしこの幽霊コレクターの存在は今後も要注意である。

第14話 はまっちゃった・・・・・・ (2004/1/27)  腑抜け&一人にしておいてくれ状態の和樹君。夕菜ちゃんはそんな彼を和樹らしくないと評したが、オレから言わせればいかにも彼らしい行動だと思える。  しかし悩んだ挙句、自分のためにがんばってくれる夕菜たちのためにも、人間に戻ることをあきらめない。そう幽霊コレクターの前で和樹は宣言した。コレクターの館に乗り込んだ夕菜たちのピンチも、凛ちゃんの活躍で何とか助かった。だがこれも、幽霊コレクター紅尉紫乃、即ち紅尉晴明の妹の計算通りだったのだ。遊びが過ぎるよ全く。  そしてなんと彼女は兄の助手として葵学園に赴任してきた。波乱はまだまだつづきそうな気配ですな。

第15話 のぼっちゃった・・・・・・ (2004/2/3)  天に召された凛の師匠、駿司。幼い頃彼を兄と慕っていた凛にとって、家元の仕来りゆえに鬼に豹変した彼に痛めつけられることで、どれだけ彼女自身が傷ついたことか。もちろん彼女の肩に残ったアザだけではなく、彼女の心も深く傷ついた。  だが駿司を慕う気持ちはいつまで経っても変わらなかった。そんな彼女にとって、駿司の死が凛に再び深い傷を与えたことは間違いないが、駿司の凛に対する想いが確認できたことだけが、彼女にとっての救いだった。  音邑けやき、そして今週の駿司。まぶらほでは儚くも命を散らしてしまうキャラクターが多い。しかし音邑さんのエピソードがかなりの悲哀を誘ったのに対し、今週の駿司は登場早々死を迎えてしまうことに、何かとってつけたような印象が無くは無い。もう少しストーリーの練りこみが必要だと思う。

第16話 のぞいちゃった・・・・・・ (2004/2/10)  玖里子姉さんが怪しげな男性とデート、それも金銭の授受アリとはこれ如何に!?しかしデートの結末は意外な方向へ。何と男性がいきなり玖里子へプロポーズ!!しかも玖里子は笑顔でOKしてしまう。デートの後をつけていた和樹たちは驚愕するが、中でもエリザベートの落胆振りは見ていて気の毒なくらい。それほどまでに、玖里子のことを慕っていたとは...  だが事がすんなりと終わるわけは無かった。この男、バリバリの詐欺師だったのだ。その事実を知った和樹たちは、二人が食事を楽しんでいたレストランに殴りこみ、事の重大さを玖里子に告げる。と、そのときレストランの店員が男を取り囲んだ。何と玖里子は詐欺師を逮捕するため、警察の囮捜査に協力していたのだ。めでたしめでたし、と言いたいところですが物足りなさが残るのは何故だろう...

第17話 きめちゃった・・・・・・ (2004/2/17)  仲丸に史上最高の魔術師を産む遺伝子があるとの情報が。しかもどうやら風椿家その他の情報網からも、それは本当のことらしい。そのことを知った和樹は人間に戻る気力を無くしつつある。無気力の和樹を立ち直らせること程、困難なことは無いかもしれない。凛は元々本家の命令など聞く耳を持っていない。玖里子サマも仲丸の遺伝子をこの手にすることなど考えてもいない。そんな彼女たちの姿に少しばかりホッとした。  仲丸の暴挙(=セクハラ?)は留まる事を知らない。だがさすがの女生徒たちも彼の暴言にキレた。そしてキレたと言えば偶然通りかかった管理人さんと和樹の仲を疑う夕菜ちゃん、だが彼女も玖里子も凛も、和樹が人間に戻ることを願っている。彼女たちにとって、決して彼の遺伝子が全てではないのだ。ちなみに仲丸の遺伝子最強説は誤報だったことが判明、なんなんでしょうねホントに(苦笑)

第18話 しかけちゃった・・・どすえ (2004/2/24)  今週は杜崎沙弓vs凛という1つの大きな柱がありながら、その周りを例のクラスメイトの暴走や和樹の優しい一言といった要素が脇を固めるという構図があった。今までのこの作品を振り返っても、こんな構図の時が一番面白い。普段ならウザったいだけの仲丸や松田の悪行も、否応無くソフトに抑えられて逆に良いアクセントになっていたと思います。  それに加え千早の再登場は、幽霊和樹を元に戻すべく協力関係を築いていた夕菜たちに新たな風を吹き込むだろう。それにより和樹の身体、そしてもちろん彼の気持ちにも大きな変化が訪れることは十分に考えられる。その意味で、千早の存在はまぶらほというパズルにおける最後の1ピースだと言えるのかもしれない。

第19話 かえっちゃった・・・どすえ (2004/3/2)  女風呂での会話、千早はなかなかの美形(玖里子評)だとか。もちろん顔のことではありません。それを聞いた夕菜ちゃんは千早ちゃんその他に襲い掛かる。そんな様子を壁越しに盗み聞きしていた男子諸君が萌えるのは当然です。  それにしても、千早の存在感は絶大っすよ。それは主人公の幼なじみという立場でありながら、意識して和樹との距離を微妙に保っている彼女の姿勢が見ている者の気持ちを揺らすからだろう。今週はそんな彼女の姿勢に劇的な変化が見られるかとも思えたが、結局それも予感だけに終わった。だがやはりそれでこそ千早なのだ。  あとは作画の波が激しくなければなお良いんだけどね。今週は特に夕菜の表情がえらく崩れたシーンがちらほらと見られたが、いつも思うのはそんな波の影響を受けるのが何故か夕菜ばかりだということ。ヒロインなんだから、それは致命傷にもなりかねないことを、スタッフは肝に銘じて欲しい。

第20話 とどけちゃった・・・ (2004/3/9)  冒頭から和樹と夕菜のラブラブっぷりを延々見せ付けられて萎え萎え。今週はそんな和樹の大活躍を振り返る素晴らしい?総集編、のはずなのだが何だか中途半端な印象が拭えなかったのは何故だろう。やはり普段の和樹のだらしなさを見ているからだろうか。  と、そんなマジメな疑問はともかく、まぶらほ最大の謎といえば管理人さんの喪服姿。いや、喪服姿の管理人さんというべきか。しかし今週は結局その謎が解明されず煮え切らなさが残ったなぁ。そして晴明先生の意中のお相手が伊庭先生であることが判明、大人は大人の世界があるということか。  先週も同じ指摘をしたが、夕菜の顔をもっと真剣に描いて欲しい。相変わらず彼女の表情だけ崩れが目立つ。たのみますよホント。

第21話 てらされちゃった・・・ (2004/3/16)  夕菜の顔が云々と叫んでいる間にワタクシ、すっかりストーリーに置いていかれたようです(苦笑)。今週はイヤミ爆発玖里子姉の麻衣香登場。なんとも人当たりが良くないお方だったが、風椿グループを取り仕切る者として、全てにおいてドライな生き方をしないといけないということなのでしょうね。  これまでは夕菜と違い、誇り高きプライドが原因で自らの心を閉ざしていた玖里子だったが、シンデレラの魔法は玖里子の心に奇跡を起こした。和樹を人間に戻すための灰は、残すところ凛ちゃんのみとなった。だが紫乃から衝撃的な発言が。何と凛が灰を戻し和樹が人間に戻ったその瞬間、和樹の一切の記憶が消滅すると言う。またしても厳しい現実を目の当たりにした夕菜たちの選択はどうなる。

第22話 まもっちゃった・・・ (2004/3/23)  それにしても最近の夕菜ちゃんは気が短いっすね。怒ったときの彼女もカワイイーっ、なーんて気持ちは全く起こらない程、彼女の怒った顔は壊れてます(苦笑)。そんな夕菜とは対照的に、和樹が灰になってしまったことに対する責任を深く感じ、そして紫乃が明かした衝撃の事実に一人思い悩む凛ちゃん。シリアスモードが続く最近の彼女は株を上げてます。  あとはストーリーが面白ければというところですが。前にも同じようなことを書いたと思うけどこの作品、話のとっかかりが突発的すぎてリズムが安定しないんだよね。今週も凛ちゃんの心をときめかせるためのきっかけとして、和樹が刀の素振りを延々と続けるってのがオレにはピンと来ませんでした。  しかしそんな悪い流れを断ち切るのが千早という存在だ。彼女はまぶらほの女性キャラの中で最も役割が明確で動かしやすいキャラだと思う。そして彼女が登場することで、ストーリーに1本の芯ができるんだよね。クライマックスに向けて、やはり彼女の存在は欠かせません。

第23話 みられちゃった・・・ (2004/3/30)  ついに明かされた、夕菜だけではない、千早と和樹の特別な過去。戻っていなかった灰は、そんな特別な過去を持つ夕菜と千早の胸の中にあった。だが絶対に和樹を人間に戻すという固い決意の夕菜に対し、千早は断固として拒絶する。  もちろんその理由は和樹の記憶の消滅。特に和樹とずっと一緒だった千早にとって、それは同時に自らの存在すら無くなってしまうような苦しみに襲われることを意味する。今の千早に、それに耐えられるだけの強さが果たしてあるのだろうか。和樹との未来を夢見る夕菜と、和樹との過去に縛られた千早、まぶらほを彩った二人のヒロインは、正にそんな表裏の存在だったのだ。  先週までの22回の放送は、今週、そして来週のクライマックスへの助走に過ぎなかったことを思い知らされた。これだけの面白さを提供してくれるのならば、これまで味わった痛みも全て忘れることができる。とにかく次週の最終回は、最高のクライマックスを見せてほしい。

第24話(最終回) おわっちゃった・・・ (2004/4/6)  和樹を人間に戻したくない、そう言う千早に玖里子は食って掛かる。しかし逆に千早が3人に向かって、和樹を幽霊にしたのは誰かと問い詰める。苦しむ和樹の声を聞き、保健室から飛び出す千早。夕菜はすぐさま千早を追いかける。そして玖里子と凛は千早を力ずくでも引きずり出し、和樹を元に戻すつもりだ。  自分の知っている和樹が彼の全てだと、千早は思っていた。幼い頃から和樹をずっと見守ってきた彼女にとって、そう思うのも無理は無い。だがそれは大きな間違いだった。玖里子にも、凛にも、そして夕菜にも、皆の中に和樹は生きている。そのことに、千早もようやく気づいた。暖かい光に包まれながら、和樹の身体に灰が戻っていった。  ようやく人間に戻った和樹は学校生活にも復帰。凛ちゃんのまずい弁当を食べ、玖里子といちゃつき、夕菜の逆鱗に触れる、そんないつもの風景が戻ってきたのだ。が、何と人間に戻った和樹は複数に分離してしまったのだ。そして2-Bの新たな転入生、舞穂のお嫁さん宣言によって、夕菜の怒りが再爆発。これからも和樹を中心とした混乱は続いてゆくのでしょう(笑)    

アニメ版まぶらほもこれにて終了。振り返ると、節々に光る要素はあったけど、テンションが低くなってしまうようなダルい回も多かったというのが正直な感想でしょうか。目を引いた要素としてまず挙げなければならないのが、千早という傑作キャラ。彼女の存在が、この作品とありがちな美少女いっぱいドタバタ系アニメとの最大の差異でしょう。また、意外にも生命の重さというシリアスなテーマを扱った回もあり(音邑けやき、風祭駿司の話)、そんじゃそこらのカワイイキャラばかり集めたアニメとは一味違うんだぞという部分は感じられました。もし続編があれば、見ても良いかなと今は思ってます。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

まぶらほ Blu-ray 恋のマホウBOX (初回限定) 【Blu-ray】
価格:34320円(税込、送料無料) (2021/8/17時点)


Amazon.co.jp: まぶらほBlu-ray 恋のマホウBOX : 阪口大助, 生天目仁美, 松岡由貴, 猪口有佳, 千葉千恵巳, 新田靖成, 木村真一郎, 築地俊彦, 滝晃一, J.C.STAFF: DVD
Amazon.co.jp: まぶらほBlu-ray 恋のマホウBOX : 阪口大助, 生天目仁美, 松岡由貴, 猪口有佳, 千葉千恵巳, 新田靖成, 木村真一郎, 築地俊彦, 滝晃一, J.C.STAFF: DVD
タイトルとURLをコピーしました