カレイドスター 新たなる翼 ~感想~

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第27話 スターへの すごい プロローグ(前編) (2003/10/4)  新OPはr.o.r/sか。使い回しばかりなのはまぁいつものことですが、せっかく新シリーズになったことだし、全面リニューアルでもよろしいかと思うのですが...  振り返ると、初出のレイラさんにはちょっとだけ子供っぽさも残っていたなぁ。オーディション、ゴールデンフェニックス、ディアボロ、人魚姫、アラビアンナイト、ハラハラドキドキの連続だった。本当にすごいアニメだよなぁと改めて思った今週でした。

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第28話 スターへの すごい プロローグ(後編) (2003/10/11)  カレイドステージの最後、仮面スター、そして幻の大技。総集編(後編)はまさに、レイラ・ハミルトンの総集編とも言える内容だと思う。それだけ主役であるはずのそらをも食ってしまう程の存在感を、彼女が放っていたということを改めて痛感した。  しかし今のカレイドステージに、彼女の姿は無い。そらは、彼女の不在がもたらす喪失感と戦わなければならない。それは彼女にとって、今まで以上に厳しい試練なのかもしれません。

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第29話 新しい すごい ライバル (2003/10/18)  完全リニューアルOPキターーーーーッ、やっぱりこうじゃないと新シリーズって感じじゃないよね。新OPは前シリーズと違い、そらが出てる時間がかなり多い気がしますが、やはり彼女が新カレイドステージの中心となるべきことを、強く印象付けられます。  レイラさんの不在でカレイドステージの客足も鈍り気味だが、そのことをそら本人が気にしすぎかも。そしてカレイドステージにやってきたフランスのスター、レオン・オズワルドとケンカし彼は退場してしまう。そらは何とか一人でレオンの分まで演技を続けるも、結局ショーは大混乱に陥ってしまう。  そして更には突然の乱入者出現!!今年のオーディショントップ合格者にして自称「第2のレイラ・ハミルトン」、メイ・ウォンその人である。次々と華麗な演技を披露するメイに、さすがのそらも一瞬目を奪われる。と、メイのお声は中原麻衣では無いですかー。俺も思わず目と耳を奪われてしまいますた...  そんな二人を見て気が変わったレオンがステージに再度降臨。レオン、メイ、そしてそらの3人で織り成すステージは正に戦いそのもの。激しいライバル意識を燃やすそらとメイ、そしてその光景を見てほくそ笑むカロス。これが新しいカレイドステージなのだーっ!!    新シリーズ第1話にして今後の路線を明確にしたこのアニメ。前シリーズでは、そらのライバル的な人物は存在しなかったが、メイ、そして来週登場のロゼッタと、そらと直接スターの座を争うキャラが目白押し。そしてそらとはステージ観が全く異なるレオンの存在。これまでとはまた違った悩み、苦しみをそらは抱えることになるのだろう。EDもそのことを感じさせる構成になっていると感じましたが、何にせよこの先が楽しみで楽しみでしょうがないことに変わりはありませんね。

第30話 もう一人の すごい 新人 (2003/10/25)  TATTOO KISS買ってきました。まだ聞いてませんが(苦笑)。でも、曲だけr.o.r/sで絵が前シリーズのままだった時は「カレイドスターに合う曲なのか?」とかなり疑問でしたが、絵が変わると印象もガラリと変わりますね。良いOPに仕上がったと思います。  ロゼッタ、そらの住まいに土足で乱入!!彼女が今までスポット参戦だったことに、今週気が付きました(笑)。しかしロゼッタたん家事が全くできないとはーっ、彼女は真のドジっ娘なのかも。これは更にポイントアップです(何が)。ロゼッタの入団により、いよいよ役者が揃ったという感じです。  どーでも良いことですが、今週はゴーダンナーとカレイドを立て続けに見ているわけで、正に麻衣たん祭り!!今回のシリーズで、そらはまたしても主役の座を他人に明け渡してしまうのか。1番の見所ですね。

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第31話 情熱の すごい ライバル (2003/11/1)  演出家魂爆発のミアちゃん久々にキターーーッ。やっぱり、ミアとアンナの存在は、そら、そしてこの作品に活力を与えます。そしてミアとマリオンのコンビネーションも復活、カレイドスターお笑い担当の面目躍如といったところ。  だがそんなほのぼのとした雰囲気をレオン、そしてメイが一掃した。そらとメイのライバル関係は、今週で完全に確立されたと言える。それは、二人の目的が完全に一致したということ、そしてそれを勝ち取ることができるのがどちらか一方だけだということを意味する。レオンをパートナーとして認めさせるため、これからも二人の対決は続いていく。  そういえば第2期に入ってからというもの、作画面も良い流れが続いている。この流れがずっと続けば良いと思うけど、その見極めのタイミングはあと1ヶ月くらい後になるかな。前シリーズも開始から2ヶ月くらいでダメダメだったが、新シリーズは果たしてどうなりますやら。

第32話 氷の上の すごい 対決 (2003/11/8)  レイラから託されたカレイドステージ、だが今のそらにとってはプレッシャーを与える存在でしかないのか。そして何より、そらがレイラという大きな存在を過剰に意識していることが心配である。そらが真のカレイドスターとなることはすなわち、そら自身のカレイドステージを作り上げることと同義だと、私は思うのですが・・・  かつて氷の妖精の異名をとったメイ。氷上対決は、そらにとっては正にアウェーに乗り込んでの戦いである。3日という限られた時間の中でメイの師匠メリルが課した特訓を経て、そらは互角の勝負を展開。だが最後に笑ったのはメイだった。我らがそらが喫した、初めての明確な敗北である。  ケンとメリルはそらの弱点に気づいている。メリルは言う、「そら自らが輝くためには、弱点を克服する必要がある」と。真のカレイドスターとなるのは、そらとメイ、果たしてどちらか。その戦いもまた、長いものとなりそうです。  そういえば今週のEDテロップ、何かキャストの欄がヘンじゃありませんでした?メリルの記載も無かったし、何よりオペレータって出てきたっけ?(笑)。ちゃんとチェックしないとダメよん。

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第33話 汗と涙の すごい ロゼッタ (2003/11/15)  今週のプロローグは何とロゼッタちゃん(そら以外ってのは初!?)、これがまたプリティ過ぎる!!こんな可愛い女の子がカレイドステージ退団を賭けて汗水流してがんばる姿、萌え無しにはとても見られませんっ(笑)。  そらの弱点は大技ばかりにチャレンジしたが故のアンバランスな体の作りだとケンは言う。ロゼッタはそらと共に体作りに励むが、しかし彼女、ブランコに乗ったことが無かったとはいやはやビックリ。結局ロゼッタの宣言通りとはいかなかったものの、今後はロゼッタの成長にも大注目だ。それから細かいところでは、今週のアイキャッチは失敗バージョンでしたね。色々と用意してますなぁ。  そして!来週は久々レイラさんの登場だぁっ!!もう待ち焦がれましたよホント。レイラの再登場によって、物語がどう動くのか、来週が超楽しみです。

第34話 やっぱり すごい レイラさん (2003/11/22)  おぉーっ、プロローグからレイラさんじゃないっすかーっ。いきなりの撃沈モード(笑)。相変わらずお美しい姿で何よりです。しかし、彼女の美しさに目を奪われたのはオレだけでは無かった。彼女の新たなステージ、サロメ。そこでの彼女の演技は余りにも熱く、激しく、観客の視線を釘付けにしていた。す、スゲェ...  もうレイラと二人で同じ夢を共有することはできない。そらは現実を痛感し、不安が増大。そんなそらの全てをレイラは見抜いたのだ。カレイドステージの主役であったレイラの座を背後から脅かしていた頃の、真っ直ぐなそらはそこにはいないのだと。目標を見失いつつあったそらに、答えは自分の中にあるのだとレイラは語る。その言葉通り、そらは答えを見つけることができるのか、今後も注目だ。  それにしても、お嬢様であるが故のオトボケぶりもきっちりと描くあたり、第2期にして余裕が出てきたなと感じますね。そして来週はついにマリオンがデビューする。これまた楽しみです。

第35話 マリオンの すごい デビュー (2003/11/29)  母から受け継いだトランポリンの才能、だがそのトランポリンで母は死んでしまった。母の遺体の前で絶望する父の姿を見たマリオンは心に深い傷を負い、一生トランポリンは飛ばないと誓った。それは、トランポリンで二度と父に悲しい思いをさせたくないという思いやりでもあった。  だが永遠に癒されることが無いと思われた彼女の心を融かしたのは、母のステージメモだった。父から手渡されたそのメモには、娘のデビューステージのアイデアが記されていた。母の夢、それは娘と二人でステージに立つことだったのだ...涙するマリオン。  そらのアイデアで実現したキッズステージで、ついにマリオンがデビュー!!やや緊張気味のマリオンだが、素晴らしい演技で子供たちを魅了する。そらの目指すカレイドステージは観客のみんなが楽しめるステージ、だがレオンのそれは自己中心的でそらとは全く異なる。こんな二人が歩み寄る日は来るのだろうか・・・

第36話 レオンとの すごい 特訓 (2003/12/6)  しばらくお目にかかることはないと思っていたレイラさんにまた会えたーっ。いつものようにキビシいお言葉を頂戴したそらとメイ、サーカスフェスティバルはそれだけ過酷なステージだということだ。  二人のどちらがレオンのパートナーの座を射止めるのか、しかしそれは意外な形で決着した。「死神」レオンから突き落とされケガをしたメイ。正に死神からの「死の宣告」に、彼女は落胆し、涙した・・・  レオンとの特訓開始。その内容は片足だけで長時間動かず立ち続けること。これが意外に厳しいものだった。だが彼の課す過酷な課題をそらは次々とクリアする。そしてそんなそらにレオンは恐れを抱いていると、レイラがズバり指摘する。見事特訓に耐え合格を果たしたそら、だがそらの合格に自らの居場所が無いと感じたメイの反撃が始まりそう。うーん、またしても大波乱の予感。

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第37話 二人の すごい 悪魔 (2003/12/13)  優勝を目指すのではない、そらには優勝するしかない。メイのことを考えている余裕など、今の彼女には1ミリも無いのだ。レオンの最終試験は簡単な基本技、だがネット無しという厳しい条件付きだった。そらは果敢に挑戦するも、肩をぶち壊されたメイのことが頭をよぎり、ブランコから飛ぶことができなかった。最終試験失格である。  落ち込んだそら、しかし落ち込んでいるのはメイも同じだった。そらはメイに自分が試験に落ちたことを告げるが、メイの反応はにぶい。そんな二人にメリルおばさんが叱咤激励。彼女から見れば、二人の悩みは即ち自らの実力の無さをレオンになすりつけているだけだったのだ。  そんなメリルの励ましに、そらを蹴落としトップスターとなるため、再び固い決意で練習に励むメイ。悪魔となったメイは新技デーモンスパイラルで死神レオンに対し再挑戦状を叩きつけた。一方のそらといえば、レオンという存在に対し明確な目標と自信を未だ見出せずにいる。サーカスフェスティバルをめぐる戦いは、あのユーリまでも巻き込み、新たな展開を迎えそう。

第38話 天使の すごい 反撃 (2003/12/20)  デーモンスパイラル炸裂!!その複雑極まりない動きに圧倒される一同、だがレオンは見事に受け止めた。フェニックスチケットを手にしたのはメイ、そら2度目の敗北である。いつになく落ち込むそらにレイラが声を掛ける。だが彼女から安っぽい励ましの声など出るはずも無い。レイラにフェスティバルへの本気度を問われたが、そらには返す言葉が無い。そして最後にレイラは言った。「そらに出て欲しかった」と。  レイラの期待を裏切ったことにそらは絶望し、焦りを隠せない。そんなそらにフールはもう1つの可能性を提示した。そう、チケットを持っているのはレイラだけではないのだ。そらは早速ユーリの留学先・パリに飛び立った。一方ホテル入りしたレオンとメイだが、サーカス関係者はレオンを徹底的に毛嫌いしている。どこに行っても嫌われ者ですな・・・  パリに到着したそらですが、ユーリ探しに大苦戦。お金が無くなり腹も減ってきたところで気づいたところはサーカス会場。そらはストリートパフォーマンスでお金稼ぎに奔走するも、空腹が限界に達しダウン。アリス&ミュートという親切な青年たちにメシをおごってもらうそら、そのとき遠くからそらを呼ぶ懐かしい声が。ついにユーリの登場である。  レイラから事情を聞いていたユーリは、レイラと同じようにフェスティバルに対する覚悟をそらに問う。「フェスティバルは他人の夢をつぶす場所でもある」と。それは覚悟の上だとそらは強い口調で言うが、本当だろうか。しかし結局ユーリはそらの頼みを聞きいれた。レオン&メイの悪魔ペアに対抗すべく、ユーリとそらも特訓に入る。来週はいよいよフェスティバル、我らが天使・そらの運命や如何に...

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第39話 残酷な すごい 祭典 (2003/12/27)  そらが編み出そうとする天使の技とは一体何なのだろうか。この技は基礎が重要だとユーリは語るが、となると今のそらには最も厳しい条件である。だがそらも弱点を克服し、技の練習に没頭する。一方、今ひとつモティベーションが上がらないメイも、そらのエントリーを知ると闘志を燃やす。やはりライバルの存在は大きい。  フェスティバル当日を迎えた。控え室には出場者同士の険悪なムードが漂う。そら&ユーリはメイ&レオンと対面するが、ユーリとレオンは旧知の間柄のようだ。だが3年前彼らの間に何かがあったのかなど、今は知っていても仕方が無い。レイラの開会挨拶を経て、フェスティバルの幕が開いた。  自分たちの前に演技するはずのアリス&ミュートが来ないことを気にするそらだが、ようやく彼らが現れた。しかしなんと彼らの衣装はそらたちと同じ天使だった。彼らはそらとユーリの練習を見ることで、彼らの技を奪ったのだ。これがフェスティバルの残酷さなのか。ガックリと肩を落とすそらにユーリは声を掛けるが、ステージへと向かうそらの歩みには力が無い。  アリスとミュートの天使の技は失敗に終わった。ケガをし担架で運ばれるミュートはそらに謝る。が、人の負の想いに支配されたこのフェスティバルは、自分が目指した場所ではない。天使の技に挑みながらも、そう悟ったそらに演技を続ける気力は残っていなかった。天使の技を成功させながらも、彼女は涙を流しながら途中棄権した。  レイラの部屋を訪れるそらだが、そらの行動にレイラは深い失望感を感じていた。フェスティバルの優勝はメイ&レオンが見事ゲット、対照的にレイラの歩んできた道を追うことが必ずしも自分の目指す道と一致しないことに気づいたそら。完全に目標を見失った彼女に救いの手を差し伸べるのは一体誰?それともこのまま沈み行くままなのだろうか...

第40話 絶望の すごい 帰国 (2004/1/10)  レイラのあの一言、そのショックからそらは抜け出せないでいた。そんな彼女が下した決断、それはカレイドステージを去ることだった。出てゆくそらに、カロスは何も言わなかった。思いがけない娘の帰国に母のみどりは驚くが、皆を心配させまいとするそらの姿に彼女は一抹の不安を覚えたに違いない。ステージを去るというそらの決心は、果たして本物だろうか。  一方、そらが去った後のカレイドステージでは、フェスティバル優勝ペア、メイ&レオンの凱旋ステージの準備が進められていた。だが、そらの不在のせいなのか、メイは非常にナーバスになっているように見えた。そしてレオンはステージ上で冴えない表情を浮かべていた。彼もまた、そらの不在に物足りなさを感じる一人なのか。  お正月、何と日本にケンとポリスさんが乗り込んできた。ポリスさんはともかく、ケンはかなりのモテモテ振り、許せん(笑)。そらは休み中も柔軟を欠かさないが、フールが見えることも含め、やはりまだカレイドステージに未練はあるのだろう。そんなそらに、真奈美から電話がかかってきた。真奈美がそらの幻の大技の感想を述べると、そらは少し悲しげな表情を浮かべる。  真奈美はそらが自分に夢をくれたと語った。そんな真奈美にそらはステージを飛び出してきたことを白状するが、後悔しているそらだけは見たくない、そう真奈美は言った。ケンとポリスさんは、ようやくそらを見つけることができた。ケンは、そらがフェスティバルを棄権したことに安堵していた。そして争いの無い、楽しいそらのカレイドステージが観たいと、ケンは言う。そんなステージを作ること、それが自分の本当の夢だとそらはようやく気が付いた。そしてその先に真のカレイドスターへの道もあるはずだ、と。  そらは必ずステージに戻ることをケンとポリスさんに約束した。家族にも今回の帰省について正直に話した。そんなそらに、両親はお守りを手渡した。迷いが消え、再びそらは歩き出す。

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第41話 再出発の すごい 決意 (2004/1/17)  ようやく我らがそらが復活、だが無断帰国の彼女には契約解除という厳しい現実が待っていた。何とかノーギャラでカレイドステージに残らせてもらえたものの、彼女の部屋ももう無い。歓迎会に現れたメイに、もうステージに争いを持ち込む気は無いことをはっきり告げたそら。完全決着を望むメイは当然激怒した。  雑用係をこなすそらは、メイとレオン演じる「ロミオとジュリエット」を横目に見る。喝采を浴びるメイに対するジェラシーは隠せない。閉演後、ステージの外の飾り付けを磨くそらをレオンが見つめていた。彼の眼差しはなにを意味する?  ロゼッタはステージの上で争いたくないというそらの気持ちがわからないと言う。ディアボロ世界チャンピオンの彼女、その疑問は当然のものだろう。そらはそんなロゼッタを否定しない。そしてロゼッタの夢を包む余裕さえ今のそらにはある。  そんなとき、あのキャシーとレイラがカレイドステージにやってきた。ミア演出の「ロミオとジュリエット」に対し厳しい指摘を与えるキャシー。メイの演技を全く彼女の迫力の前ではあのメイですら返す言葉が無い。彼女はカレイドステージを変えるためにやってきたのだ。一方相変わらず雑用をこなすそらに、ロゼッタたちはレイラがやってきたことを告げる。だがフェスティバルでのレラの失望が頭に残っていたそらには、レイラと面向かって話す勇気が出ない。  そんなそらをロゼッタちゃんがキツーク叱り、レイラの前へ連れて行く。キャシーはそらを見るなり、メイの代わりにジュリエットを演じて欲しいと言う。だがそらはその依頼をキッパリと断ったが、その直後メイが涙を流しながらそらを引っぱたいた。戦いから避けつづけるそらを卑怯者だと言い放ち、メイはステージから飛び出した。そらの行動が、メイを深く傷つけたとレイラは言った。  その夜、気にするなと励ましてくれたケンを見送ったそらに、レオンが近づく。パートナーになりたくなかったのか、その問いに、今のそらの答えは一つだった。だがそらの答えを聞き届けるなり、レオンはいきなりそらに掴みかかった。必死に抵抗し逃げ出したそらに、レオンは「ソフィー」と叫びながら飛びついた。そらの無事を確認した彼の表情はかつて無いほど穏やかだった。いきなりの急展開、だが今のそらに争いから逃れつづける術は、果たしてあるのだろうか...

第42話 屈辱の すごい 共演 (2004/1/24)  ソフィー疑惑により、カレイドステージは混沌に包まれた。レオンは雑用に甘んじていたそらをステージに強引に引き出し、メイを交えた3者によるスペシャルステージとなる。そこでそらはレオンの導きにより、フェスティバルでは未完に終わった天使の技を見事に披露する。  しかしファンタジーもここまで。ステージから去ろうとするそらにソフィーの幻影を見たレオンがステージから落下し、何と1ヶ月の営業自粛という何ともやりきれない結果になってしまった。  メイは主役を演じながらも自分を追い詰めるそらをようやく認めた様子。病院のベッドでうなされるレオンを尻目に、カロスとMrケネスはレオンがそらのパートナーになれるか、などという話を始める。やはりカロスたちは色々と考えている模様。  ロゼッタちゃんのエプロン姿、超萌えます。彼女はステージで楽しんでいたそらの気持ちを見抜いた。一方そらに託した自らの夢とそれに付随する残酷さ、そらならば乗り越えられると信じたレイラだったがそれは間違いだったかもしれないと語る。そんなレイラにメイが特訓を申し出る。そらはミアたちの励ましに自らの信念を強くする。そしてフールはそらに訪れる新たな運命を示唆する。この物語に、停滞という文字は無い。  それにしても、次回予告のロゼッタちゃんのセリフにはちょっとワラタ。どうせなら、オリジナルと同じセリフを言って欲しかったな。

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第43話 ポリスの すごい プロポーズ (2004/1/31)  ポリスさんの名がサブタイトルにあるものの、今週はケンの大活躍?を予想せずにはいられませんな(苦笑)。さて本編、さっそくロゼッタちゃんの着ぐるみに萌えぇ~。ケンの精一杯の勇気でとりあえずランチへと誘うことに成功。しかし、マリオンのスペシャルデートマニュアルは余りに古い地図で作戦失敗。しかしそらのリードで何とか昼食にありついたケン、やっぱり情けない...  と、ポリスさんが海辺で泣いていた。ケイトにプロポーズしようとしたが、ケイト不在で萎えていたとか。だがとりあえずケイトを探しに街に出る3人。だがそこには若い男性と会うケイトがいた。絶望するポリス、だがそらが本人に飛び入り確認すると、彼はただの同僚らしい。しかし、彼女たちがお金をおろそうと入った銀行で何と強盗事件発生!!  ケイトは犯人の人質となってしまう。だがポリスさんはさすがに冷静を保っていた。そして夢をかなえることなど無理だという現実主義な犯人は、カレイドステージのキャストであるそらに演技で自分を笑わせてみろと挑発し、そしてそらは自らの演技を披露する。犯人に見事に笑顔を浮かべさせたそら、野次馬のメイもそのすごさを認めざるを得なかった。  ついにポリスさんのプロポーズの瞬間、セリフはイマイチだったが見事に大成功!!さて来週は、そらとメイの共演再び、そしてロゼッタの活躍もありそうで見逃せません。

第44話 笑顔の すごい 発進! (2004/2/7)  銀行でのハイパフォーマンスは、そらの覚醒への第1歩となるのだろう。一方メイはレイラに特訓の中止を言い渡された。レオンのパートナーになること、そらに勝つこと、それだけしか頭に無いメイにとって決定的に欠けているもの、それは笑顔の重みを知ることだとレイラは言う。  キャシーから新車発表会でのパフォーマンスの話が出てきた。Mr.ケネスのご指名により、そらもついにステージに復帰するときが来たのだ。と、そんなときアンナのイモムシパフォーマンスが披露され、何故かメンバー入りしていたケンのボケが炸裂し大ウケ。見事アンナもステージに参加となった。  そらは早速ステージ復帰をレイラに報告する。ソファーに掛ける二人、レイラ自身もそらと同じ夢を見ることができると思っていたが、それはレラの大きな勘違いだったのだ。そらが目指すものは、レイラが想う「真のカレイドスター」では無かったと。しかしそらは楽しいステージを作り上げると同時に、「真のカレイドスター」の夢も捨てていないと言う。「真のカレイドスター」を、誰とも争うことなく目指すことは、想像を絶する困難が待ち受けるかもしれない。だがそらはきっぱりと言った。それが私が決めた道だと。そして、レイラが示してくれた道は、もう歩かないと。帰路につくそらの背中を見つめながら、そらの瞳の輝きが戻っているこたをレイラは感じていた。  発表会当日、黒幕のMr.ケネスが動き出した。何とステージ構成が変更となり、そらたちのチームパフォーマンスに大きな制限が加わってしまった。しかしこの状況下で、そらは新たなプランを考え出した。ステージ開演、そらのアドリブが大爆発。お客さんは満点の笑顔、これこそがそらワールドなのだと、メイもついに気がついた。そしてステージをじっと見つめていたレイラにも、特別な感情が湧きつつあった。  ステージ後、そらはいつものようにレオンを見舞う。ソフィーのことを知りたいと思う気持ちは隠さない。だがレオンが容易に話すことが無いだろうことも、そらは十分分かっていたが...この二人の行く末も、気になる。

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第45話 レオンの すごい 過去 (2004/2/14)  ロゼッタからフランス行きのチケットがそらに強引に渡された。母アンヌの企画したショーに招待されたのだ。サーカスフェスティバル以来のフランス、しかしあのときとは違いそらたちには悲壮感は無い。そしてそらとの決定的な差を見せ付けられたメイは、自分の本当の笑顔を取り戻そうと必死だ。  一足先にステージに着いていたロゼッタだが、そこでアランというかつてブランコの名トレーナーだった人物がいた。「だった」というのは、今の彼がただの酒飲みのグータラに落ちこぼれているためだ。それを聞いたロゼッタは彼を追いかけ、空中ブランコを教えて欲しいとアランに食いつく。  アランの前でディアボロの腕前を披露するロゼッタに、アランも興味を示した。ロゼッタにブランコを教えるアラン、だがロゼッタがレオンという名を口にすると彼は過剰な反応を示す。レオン・オズワルドは、アランの最後の教え子だったのだ。  ロゼッタを探しに来たそらたちの前に、アランはレオンの過去を語り始めた。ソフィーはレオンの妹で、その才能は抜群だった。逆にレオンがソフィーのパートナーになる資格が無かったのだと、アランは言う。ソフィーならば天使の技を完成させられると確信したアランはレオンとソフィーを徹底的に鍛えた。  だが二人の天使の技はステージで失敗を重ねた。観客から罵声を浴びたレオンはアランに特訓を中止する様申し入れた。しかしそこでソフィーは自らの夢、真のスターとなって天使の技を完成させ観客と一体になりたいと語るのだった。真の天使を育てるのは悪魔しかない。それを境に特訓はエスカレートする一方だったが、その内容はフェスティバルの前のあの特訓と同じだったことをそらは知る。そしてレオンは自らが悪魔となりソフィーを天使にすると誓い、アランの前から去った。  天使の技のその先に、真のスターへの道がある。ソフィーのその言葉をアランは信じてはいないが、そらはこれこそが真のカレイドスターへの道なのだと確信した。ステージ開演、そらの演技はダイナミックさを更に増していることをメイも感じていた。そらの演技が、メイやロゼッタの演技をも大きくする。そんなそらの姿を、あのユーリが見つめていた。来週は彼とレオンの因縁が明らかになる。

第46話 宿命の すごい 決斗 (2004/2/21)  アンナ考案のイモムシパフォーマンス、もしかしてケンにとってはめっちゃおいしい役なのでは?(苦笑)。フランスから帰ったそらたちを待っていたのはユーリだった。彼はプロデューサ兼プレイヤーとしてカレイドステージに復帰する。そしてふ復帰するのは彼だけではない。彼のプロデュースする白鳥の湖で、ついにそらが主役としてステージにカレイドステージに立つ。ユーリはこのステージで、そらに完璧な天使の技を完成させることを求めたのだ。  その言葉をドア越しに聞いていたレオンがユーリにつっかかる。しかしカロスとユーリはレオンがそらから逃げていると厳しく言い放つ。更にユーリは、レオンがそんな臆病者だから自分に復讐できないのだと冷たく笑う。一体二人の過去に何があったというのか。  海辺にたたずむそらとユーリ。僕がソフィーを殺したと、ユーリはそらに告げた。呆然とするそら、3年前のフェスティバルの直前、レオンとソフィーの未完成な天使の技を見た彼はレオンの存在を恐れた。カロスがレオンをカレイドステージに呼ぶことを。レオンはフェスティバル当日、ウソをついてソフィーを呼び出した。現れるはずのないレオンを開演ギリギリまで待ちつづけ、会場に戻ろうとしたソフィーは事故にあったのだ。  死ぬ間際、あこがれのユーリからせめて呼び出したのはウソではないことを言ってくれとユーリに頼むレオンだが、ユーリは冷徹にもフェスティバルに出演し、優勝したのだ。ユーリの話を足を震わせながら聞いていたそらの目に、涙が浮かぶまで時間はかからなかった。天使であるそらのパートナーは真の悪魔でなければならない。ユーリとレオンの決着の時だ。  そらの部屋にメイがズカズカと入ってきた。ベランダで乾杯とするそらとメイとロゼッタ、メイにも明らかな変化が生まれた証拠だ。夜のステージにユーリとレオンの二人が立つ。ユーリはどこまでも冷徹に、レオンの心理を追い込んでゆく。ソフィーの夢がレオンにとって重荷でしかなかったことを、ユーリは見抜いていたのだ。フェンシングの剣を取り、二人の悪魔は闘う。いや、これはどちらか真の悪魔であるかの戦いなのだ。  そこへ偶然そらたちがやってきた。二人の闘う姿にそらは思わず駆け出した。レオンがユーリの剣を弾き飛ばし、止めを刺そうとした瞬間、そらが天使の技で二人の間に割り込んだ。そして涙を流しながら、ステージの上で戦うことの愚かさを叫んだ。  天使の技を完成させ、真のスターを実現することをソフィーと約束したレオン、だが彼にはその自信が無かった。それから3年間、彼の時間は止まったままだ。だがユーリは、その約束を果たせるのはそらだけ、そしてそらを天使にできるのはレオンしかいないという。ユーリはその止まった時間を動かすため、即ち償いをするため、この勝負を挑んだのだ。  償いをする相手はソフィーだけではない。フェスティバルでともに優勝を勝ち取ったレイラにも、ユーリは償わなければならないと思っていた。だがステージに現れたレイラは、そんな必要は無いと断言した。レイラは、ステージに大きな忘れ物をしてきたと感じていた。そしてレオンにとってこれがソフィーとの約束を果たす最後のチャンスだと、ユーリは静かに語るのだった。

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第47話 舞い降りた すごい 天使 (2004/2/29)  先週の文章量は正直長すぎました。まぁオレに内容を手短にまとめる力が無いことが最大の理由ですが、ストーリーが濃密であったことももちろんある。それだけこの作品は見所が多いってことなんですよね。  「天使を育てるのは悪魔」、その言葉を胸にレオンはそらを特訓する。そしてカロスが「まるでステージが恋をしているようだ」と評したそらに、レイラはジェラシーとも言える気持ちを感じていた。そんなレイラがカロスに提案した何かとは?  ミアの考えた白鳥の湖は天使の技を表現する上で最高の演出だ。しかし水に浮かんだ丸太の上で、水面を揺らさずに片足て立つというそらの特訓は相変わらず進捗が悪い。水面の揺らぎ、それは即ちそら自身の心の揺らぎである。悩むそらにフールは気分転換するようアドバイスした。  公園に出たそらは、盲導犬の訓練士ドナ・ウォーカーと出会った。何とその女性はそらが子供時代に見たカレイドステージのスターだったのだ。その後彼女は争いが絶えないステージから逃げ出したが、ステージを演じる者ならば観客を楽しませたい、そんな天使の心は誰でも持っている。そのことを盲導犬から彼女は教わった。そして今、そらも原点に戻ることができたのだ。  心の迷いを消し去ったそら、特訓も見事にクリアして天使の技完成に一歩近づいた。だが特訓はまだまだ続く。忘れ物を取りに来たというレイラがとにかく気になる。

第48話 傷ついた すごい 白鳥 (2004/3/6)  特訓のときのそらの集中力はとにかくすごい。だが基礎ができていないそらの体は特訓の負荷に徐々に蝕まれている。今回の白鳥の湖では、ロゼッタのディアボロのシーンが削除されたことをメイは知った。中途半端に演じるくらいならば、そらのステージのジャマをしたくないといったロゼッタの気持ちは本当だろうか。  特訓はいよいよ最終段階に入った。天使の技は徐々に完成に近づいていたが、そらの技のバランスは逆に悪くなっていることをメイは感じていた。しかしそら自身がまだ不十分と感じていた特訓に対し、天使の技は完成したとレオンは言った。レオンはバランスの基礎の不足を足の力で補っているそらに限界を感じ、特訓を中断したのだ。カロスは納得できないが、レオンの決意は固そうだ。  そらの足もついに悲鳴をあげた。足の皮がめくれてしまったのだ。だがそらは今の技の完成度に全く満足していない。一方レオンの特訓の意図、そしてそらが見かけだけを取り繕った天使の技に納得しないことをレイラは見抜いていた。そして彼女は続けていった。レオンが悪魔になりきれないならば、天使自らが悪魔になるしかない、とも...そらはレオンに自分一人でも特訓を続けることを誓った。  ケンが通販で買ったというバランスシューズで特訓を続けるそら、徐々にバランスを取る力もあがってきた。そらは再び丸太の特訓に戻った。鬼気迫る表情で、丸太の上でバランスを取るそらの元にレオンがやってきた。何故そこまで自分を追い詰めるのかとレオンはそらに問う。そらはニセモノをお客さんに見せてしまっては、争いの無いステージを実現することなんてできないのだと、はっきり答えた。そしてそれはソフィーも同じだったと。レオンの口から特訓の再開が告げられた。そして同じように、天使の技の特訓を進めるレイラの真意や如何に?

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第49話 ひとりひとりの すごい 未来(あした) (2004/3/13)  特訓再開、だがその内容はさらに熾烈を極めた。だがそらに歩みを止める気は全く無い。レイラのステージ復帰も現実味を帯びつつある。ユーリは反対の姿勢を見せるも、レイラと再び運命を共にする覚悟もできているようだ。演出はクライマックスで行き詰まっていたが、ミアとキャシーは気合を入れなおす。アンナは更に芸に磨きをかけ、メイも懸命に練習に励む。ステージに関わる全ての人間が、目前に迫るステージを見つめていた。一人黙々と筋トレに励むロゼッタを除いては。  高速で進むボートの上で、片足でバランスを取る特訓。これはキツイ。メイは演技を二人技に変更し、パートナーとしてロゼッタを誘った。今回は出演しないと明言していたロゼッタだが、メイの熱気を感じ取りステージに立つ決意を固めた。争わない天使のイメージが掴めないミアは、キャシーと気分転換に出る。行き先は本物の白鳥が浮かぶ湖、その美しさを前に、二人は特訓に苦しむそらの心境を思いやる。もしかしたら、争いは無くならないという疑念と戦っている、今のそらを。  ボートの特訓もついに乗り越えたそら。そしてレイラもまた、技の完成度を高めていた。そらのリハーサルを見た全ての人の心が1つになってゆく。ソフィーの想いを、ようやく実現できるとレオンも確信を抱く。だがカロスの口から、オデットの候補はもう一人いると告げられる。もちろんそれは、レイラ・ハミルトンその人だ。開演を目前に控え、そらはレイラという最大の壁を乗り越えなければならない。

第50話 避けられない ものすごい 一騎討ち (2004/3/20)  黄金の不死鳥(ゴールデンフェニックス)、今のレイラにこそその呼び名が相応しい。レイラの宣戦布告に、そらの心も高ぶりを見せる。争わないと誓ったそらには大きな矛盾に思えるが、そらにとってレイラが特別だからこそ、挑戦する気持ちが抑えられない。一方のレイラも、引退後もフールが見えた時から自らがステージから身を引くことを許されない人間だと悟り、そして悪魔としてステージに舞い戻ってきた。彼女こそ、天使を育てる本当の悪魔だったのだ。  ついに決戦当日、二人は清々しい気持ちで朝を迎えた。スタッフ皆が見守る中、そら&レオン、そしてレイラ&ユーリの2つのペアが対峙する。いよいよ一騎討ちが始まった。そらもレイラも素晴らしい演技を披露、ステージは幻の大技の時とはまた違った緊張感に包まれた。  レイラは自らと互角に渡り合うだけの実力を身につけたそらの情熱を感じ取り、そしてそらは自分を打ち負かそうとするレイラの気迫を感じ取った。二人の勝負を決するのは、天使の技の真の姿、すなわち観客の天使の心を呼び覚ますことができるかに、全てがかかっている。  会場が、穏やかな雰囲気に包まれていた。いや会場だけではない。レイラ本人もまた天使の心に包まれ、そらの背中に翼を見たのだ。競い合いながらも、レイラは何時の間にかそらの演技の観客となっていたのだ。これで勝負は決した。  レイラが取りに来た忘れ物、それはそらと争い敗れることだった。しかしその忘れ物もついに取り戻すことができた。レイラという最大の壁を乗り越え、そらは本番に臨む。ついに来週は最終回、最高のフィナーレを見せて欲しい。

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第51話(最終回) 約束の すごい 場所へ (2004/3/27)  開演初日前夜、ミアの演出の全てを表現するため、ステージの工事は続く。メイとロゼッタの合体技も、アンナのパフォーマンスも、皆準備は万端だ。そらとケンは二人きりでステージを遠くから見つめていた。ケンの夢はそらに精一杯のサポートをすること、夢を自分に託してくれたことにそらは感謝した。レイラはキャシーと歓談、いつにも増してレイラの気持ちは素直だ。そしてそらが自らの力で真のスターの座を勝ち取ったことを、レイラも誇りに思っていた。そんなレイラの前で鋭い勘を持つキャシーは明日、何かが起こる予感を感じていた。  ステージに戻ってきたそらとケンをマリオンが迎える。彼女もオーディションを受け、正式にカレイドステージの一員を目指すという。暗闇に包まれたステージを見つめるレオンに、ユーリが近づいた。悪魔になりきれなかった者同士の、味わい深い語り合い。彼らが真になすべきことは、天使になろうとするパートナーを静かに支えることだと、ユーリは言った。  開演直前、早朝にも関わらず満員御礼。これまでそらを支えてきた人たちが、その視線をステージに集中させる。一方、ステージに向かうそらとレオンは大きな挑戦を前に、とてもリラックスしたムードで歩を進める。いよいよ、白鳥の湖のステージの幕が開く...  翼をその身にまとい、そらがステージを翔ける。王子役のレオンは最高にキマっていた。アンナのギャグはこれまでで最高の笑いを誘った。メイのオディールは妖艶な演技で魅了する。そして自らが紡ぎ出した演出の全てに集中するミアとキャシー。メイとロゼッタのエターナルイリュージョンは見事成功、ロゼッタ母も娘の成長に涙した。  サラの美しい歌声をバックに、いよいよそらが天使になる瞬間が訪れた。ステージの遥か上空を、翼を羽ばたかせ力強く、そしてやわらかく包み込むように飛翔するそら。天使の技、大成功だ。レオンはそんなそらの姿を目の当たりにし、ようやくソフィーの夢を理解したのだ。  更にステージは大変なことに。天使となったそらを見たキャストたち、そして観客のパフォーマーたちがステージに集まり、自由に演技を楽しんだ。その光景を信じられないといった表情で見つめるレイラ。だが彼女は、これが争いの無いステージ、そしてそらが起こした奇跡だと、すぐに悟った。そんなレイラからフールの姿が見えなくなった。彼女の役目はこの瞬間、本当の終わりを告げた。  そらとレイラの別れのとき。もうそらは自分の夢ではない、誇りなのだとレイラに告げられたそらは涙を流してレイラを見送った。再び別の道を歩む二人、だが彼女たちはこれからもまばゆい輝きを放ちつづけるだろう。そして、次なる挑戦者の証、フールの姿がロゼッタの前にあった...    

レイラ編、そして新たなる翼編と1年続いたカレイドスターもついに終了。本作品を2003年度No2アニメに挙げたワタクシですが、新たなる翼の最終回を迎えても、その評価が全くもって間違いではなかったことを改めて感じました。  作品全体としての面白さはこれまでに何度も書いてきたので繰り返しませんが、新たなる翼で新たに掲げたテーマとして、「世代交代」がありました。そしてこのテーマをそら、レイラ、そして新キャラのメイを中心に高いレベルでまとめきったスタッフの力量は、改めて褒め称えられるものだと思います。レイラ編もそうでしたけど、ストーリーとキャラクターの魅力の高い次元での融合という点において、カレイドスターは1つの究極形かもしれません。  それから、レイラ編では惜しくも感じられてしまった作画の乱れについても、新たなる翼編ではほぼ完璧と言える程向上してました。ストーリー、キャラクター、そしてアニメーションと、全ての面に置いてグレードアップしたカレイドスター新たなる翼編には、ただただ脱帽するばかりです。長い長い日本のアニメーションの歴史に確実にその名を刻んだと、今は感じています。


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