ヤミと帽子と本の旅人 ~感想~

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第1話 葉月 (MXテレビ 2003/10/4)  所詮エロゲ、されどエロゲ。そんな時代が急激にアニメ業界に押し寄せている。望月智充みたいな大ベテランがエロゲのTVアニメ化に携わることになるなんて、ちょっと前じゃ考えられなかったが...  もちろんゲームは未プレイなので、ファンならではの執着その他は全くありません。第1話を見た限りの感想ですが、パソゲーを知らない私としては、とりあえず様子を見るしか無いということでしょうか。独特の世界観があるのは良く分かりましたが、消え去った姉を探すためにとられている(のだろう)手段に対する説明が全く無いのでこちらはハテナマークが浮かびまくりです。  例えばスタッフ陣だけを見れば、脚本は前述の望月さんだし、キャラは俺の大好きな西田さんだし、能登さんカッコイイし、小林沙苗さんカワイいし、大原さんも相変わらず最高だし、誉め言葉しか出てこないんです。でも当然だけど、面白いかどうかってのはスタッフの名前で決まるものでは無いしね。繰り返しになるけど、しばらくは様子見ですな。

第2話 蓉子 (MXテレビ 2003/10/11)  拝啓、皇蓉子様。超絶美人、プロポーション抜群、声は大原さやか、そんなアナタにハマるなと言う方が無理なのです!!もぅね、大原さんがこのアニメを見るモティベーションの全てだと言っても過言ではないですな。  いつものように、アニメに対する姿勢がおかしなワタクシですが(苦笑)、要するにそういうところ以外はさっぱり分かりませんってことです。第1話を見返しても、理解が深められる自信は今のワタクシには全く無いです...  今後の処遇はどうしようかなぁと悩み中。蓉子サマの出番も、来週以降あるかどうか分からないし。こうなったらリリスちゃんに鞍替えしましょうか(笑

第3話 ジル (MXテレビ 2003/10/18)  リリスたんに鞍替え決定!!これまで彼女の存在感がイマイチ希薄でしたが、ようやく変幻自在・天真爛漫な彼女のキャラクタが発揮されてきたかな。  朴さん演じるキャラクターの存在感はそりゃすごいの一言ですが、このアニメでもそれは例外ではありませんでした。まぁ話は相変わらず良く分からんが、あくまで独特な雰囲気を楽しむものだと思えばそれほど苦では無いのかもしれません。ただし、そんな楽しみ方でいつまで持つのかは、自分自身も良く分からないの一言ですけどね。

第4話 マリエル (MXテレビ 2003/10/25)  冒頭のシーン、一見すると何のアニメなのかさっぱりわかりません。ヤミ帽ってそういった作品の持つべき色を意図的に排除している気がしないでもない。そしてそれは、レイヤーの意思によって幾重にもストーリーが分岐する、パソゲーならではなのかもしれません。  ガルガンチュアの女ったらしぶり。三木真さんだとちょっと色気が足りない気もするがまぁ良しとしよう。それよりも、このアニメはとにかく止め絵の見栄えで勝負って感じですなぁ。キャラの動きらしい動きってほとんど無いね。作画の負担は減るんだろうけど、紙芝居に近いってのもどうかなぁ。  今週はホント久々に笠原弘子の声を聞くことができました。普通にお姫様できるじゃんってのが第1の感想です。しかし彼女に対してもそんなコメントをしなければならなくなったとは、月日が経つのは早いものです...

第5話 クィル (MXテレビ 2003/11/1)  人類皆リリスたんにひれ伏すのじゃあ!!自己紹介マニアのクィルは葉月ちゃんとイチャついててくださって結構です。ワタクシはリリスたん一筋に生きてゆきます(笑)  それにしても、絵柄がエロ過ぎるよ西田さん・・・もぅね、撃沈寸前です。でもやっぱり、初めから全部見せます、じゃあ何の美しさも無いとワタクシは思います。だって想像の余地がなくなってしまいますからね。如何にして視聴者の妄想を掻き立てる絵を描けるのか、その意味では西田さんの絵柄はその境地に達していると言っても過言ではありません。  それからこのアニメ、キャラクターの絵の統一感がかなり高い。どのシーンを取ってみてもズレが少ないんだよね。この辺りも、総作画監督西田亜沙子のこだわりかもしれません。

第6話 ミルカ (MXテレビ 2003/11/8)  「MXTV交通情報」ってなんじゃーーッ。突然のテロップは見る気を削がれるし、キャプチャして保存するという意味においても大敵である。まぁこの番組はそれほど真剣に見てるわけでもないので、我慢できないことも無いですが(苦笑)  相変わらず止め絵は素晴らしいクオリティを保ってます。ですが、リリスたん同様ワタクシ自身もセイレンの存在など記憶の彼方へ完全に飛んでます。様々な世界に飛びながらの展開はなかなか整理しづらい。来週は初美が再登場、ますますワケ分からなくなりそうでつらいなぁ…

第7話 初美 (MXテレビ 2003/11/15)  初美ちゃん、言葉話さないのに携帯持っているとは如何に!?と思ったけど、メール専用端末として使っているんだね。それにしても、葉月の初美に対する恋愛感情は深まるばかり。葉月の想いも爆発寸前、しかし彼女は自らの胸の中にその想いを強引に閉じ込めた。うーん、TVアニメとしてはかなり際どいシーンでした・・・  このアニメ、何がどうなれば終わりを迎えたという感触が得られるのか、全く想像もできません。こういうアニメは確かに珍しいけど、明確な目標が存在しないストーリーを楽しめってのもやっぱり難しいよね。雰囲気だけで楽しめるほど、オレの琴線は細くない、と思う今日この頃です。

第8話 藤姫 (MXテレビ 2003/11/22)  あれ、今週のOP曲いつもと雰囲気違うなぁ。先週と比較してみる・・・やっぱり微妙に違う。何故なのかはもちろん不明、謎だ。  初美そっくりの藤姫さま、しかし彼女は初美とは違う。うーん、さっぱり意味わかりません(苦笑)。そして何やらいらぬ争いに巻き込まれてしまった葉月とリリスちゃん、来週の予告ではガルガンチュアや蓉子の姿も見てたし、私の頭はますます混迷を深めそうです・・・・

第9話 メイリン (MXテレビ 2003/11/29)  確かに葉月ちゃんはカッコいい。成恵では世のアニオタの皆さんのハートを直撃した能登さんですが、葉月のようなボーイズ系の演技もこなせることは、彼女の強みの一つなのでしょうね。  「忘れた頃のガルガンチュア」、彼の素晴らしい語りを聞けるとは思いもしませんでした(苦笑)。まぁリリスちゃんのセクシーな姿を拝めただけでもヨシとしたいのですが、そろそろお話も核心に迫ってきた感じ。ちなみに先週の予告で見えたような気がした蓉子サマは、完全にワタクシの見間違いでした。闇夜だとガルガンチュアと区別つきにくいっす。

第10話 レイラ (MXテレビ 2003/12/6)  リリスたんにコチョコチョ攻撃を仕掛けるとはガルガンチュア許すまじ、オレにもやらせろーーっ(笑)。しかしあの帽子に反撃されるのはご勘弁ですな。  今週も例によってワケがわからんキャラクター出現で意味不明の展開でしたが、もう完全に慣れましたね(苦笑)。それにしても初登場レイラちゃんの演技がなってないと思ってたらやっぱり嘉陽愛子さんでした。彼女の演技はともかく、OP曲は買っても良いかもね。EDもセットでゲットですな。  そういえばワタクシ、原作のゲームをゲットしてしまいました。といっても自分で買ったわけではなく、友人I氏から頂いたものなのですけど。久々にPCゲームを堪能しますかね。

第11話 玉藻の前 (MXテレビ 2003/12/13)  やばっ、先週の内容が記憶からすっかりと消え失せてました(苦笑)。がこうなった最大の要因は暇無し状態のおかげで視聴間隔が空いたこと。もちろんせっかくゲットしたPC版も未プレイのまま。時間が欲しいっすマジで...  とそんなワタクシの現状はともかく、肝心のストーリーの方はというと、今回の宇宙船といい、ガルガンチュアのダンスといいさっぱりさっぱり状態。たださすがにクライマックスが近いということもあってか、今週はメインキャラ大集結。あとはこれをどうまとめてくれるかってところですけど、どのようにまとめられたとしても、たぶんオレには理解できないんだろうな...

第12話 ガルガンチュア (MXテレビ 2003/12/20)  先々週宣言した通り、OPとEDをセットで買ってきましたー。ちょこっとだけ感想。OP:嘉陽さんの歌声は下手な萌え声を越えてますが、それに騙されてはいけません。彼女、結構お上手です。それだけで買った価値はあったかな。ED:毎週聞いているTVサイズ版と印象は変わらず。カップリングのまみまみの歌は正直イマイチ。彼女は余り上手な方では無いんでしょうが、これからも応援します(笑)  さて本編、帽子と脱いだリリスたん、いきなりの幼稚退行現象。その帽子をかぶった初美(ジル、イブ)は、あっさりと一同の前から姿を消した。ジルはガルガンチュアをリツコとのラブラブな世界へ導く。何だかヤツのハッピーエンドを見せられるとミョーに気分が悪い...  相変わらず葉月ちゃんは初美にゾッコン。ついに初美の「声」を聞いた葉月だが、二人には言葉が無くとも心を通わすことができていたのだ。だが初美はもう初美としての人生を続けられず、イブに戻らなければならない。その事実を受け入れられない葉月は、一緒に帰ろうと懸命に懇願し、願いが聞き入れられない場合は共に果てようと言うのだ。何とそれで良いと初美は言う。が、葉月に初美を殺せるわけはなかった...  最後にイブは、置いていかれて泣きじゃくるリリスたんを迎えに来た。リリスはイブの姉ということが判明。この姉妹の萌え度は強烈ですな(笑)。さて来週は最終回、一体どんな締めを見せてくれるのか、楽しみである以上にちょっと不安です(苦笑)

第13話(最終回) リリス (MXテレビ 2003/12/27)  リリスたんがイブを平手打ち!!確かにイブのおかげで苦労したんだろうが、いくらなんでも冷たすぎやしないかリリスたん...  最終回であるはずの今週ですが、ほとんど第1話前半と同構成の内容。だが、初美に何かが起こるかを葉月が知っていること、そして二人が熱い熱い口づけを交わしたこと、その2点が大きく異なっていた。目覚めの朝、写真立てには葉月だけが写っていた。もう、葉月のそばに初美はいない。  一人きりの葉月、だが彼女は知っていた。不味いホットケーキの味、将来自分が産むであろう子供が女の子であること、そしてその名前が「初美」であることを...    

ということで、ヤミ帽も最終回迎えました。うーん、とにかく感想が浮かびにくい作品でしたねぇ。とりあえず西田亜沙子ファンとして押さえておかなければ、という義務感だけで突っ走ってしまったかな。まぁその点については西田節を十分に堪能できるものだったと評価します。一方で、純粋に面白かったかどうかと問われるとYesとは答えられない(結局良く分からんかったし)けど、こういう雰囲気アニメもアリなのかなぁと思ったり。ただその場合は、自分にとって強烈なウリ(ヤミ帽でいうと西田さんの存在)があることが、雰囲気アニメ視聴における絶対条件ですけどね。

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