ニニンがシノブ伝 ~感想~

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<スタッフ>
原作:古賀亮一(メディアワークス刊)  監督:まついひとゆき  シリーズディレクター:外崎春雄  シリーズ構成・脚本:金月龍之介  キャラクターデザイン:柴田淳  音楽:山本はるきち  アニメーション制作:ユーフォーテーブル
<キャスト>
忍:水樹奈々  楓:川澄綾子  雅:釘宮理恵  音速丸:若本規夫



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第1話 見習い忍者、忍見参 の巻 
      頭領、現る の巻 (千葉テレビ 2004/7/9) 「見習い忍者、忍見参 の巻」 絵コンテ・演出:寺東克己  作画監督:柴田淳
「頭領、現る の巻」 絵コンテ・演出:寺東克己  作画監督:柴田淳  原作はいつものように未読。しかしOPを見終えた時の印象は決して悪く無い。何と言っても「あの」ユーフォーテーブル作品というのがまずポイント高いし、OPの絵もアニオタ心をくすぐられる演出が多くて好印象。これは期待が持てるかも、と思ったワタクシでしたが。  第1話の感想、完全にオレの負けです(笑)。もぅね、忍ちゃんのダメダメぶりには完全に脱帽、というか脱力(苦笑)。しかしそんな彼女を見ていると、既に語り尽くされたと思われていたドジッ娘萌えにもまだまだ奥があることを思い知らされます。第1話で特に良かったと思うのは、彼女のドジを畳み掛けるように描き切ったところかな。やっぱりどうせやるなら徹底的にやらないと。今後もこの姿勢は絶対に貫き通して欲しいです。  一方キャスティングもポイント高し。ナナさま&川澄さんのコンビは第1話とは思えないくらいに息が合っていたし、何と言っても頭領(音速丸)の若本さんっすよ。メカ沢以来のギャグ系(&エロ)キャラはやっぱりヨイです。以上、第2話以降がとても楽しみになる第1話だったと思います。

第2話 忍者、花見で浮かれる の巻 
      忍、楓とデートする の巻 (千葉テレビ 2004/7/16) 「忍者、花見で浮かれる の巻」 絵コンテ:しまづ聡行  演出:高橋タクロヲ  作画監督:小林利充
「忍、楓とデートする の巻」 絵コンテ:しまづ聡行  演出・作画監督:高橋タクロヲ  今週よーーく分かった。この作品の主役は音速丸で間違いなし(笑)。もうね、彼を中心に展開される爆笑の渦にすっかり巻き込まれてしまいました。いやホントに彼のセリフ、振る舞い全てが面白い。つーか変態もあそこまで堂々とされると笑いにつながる、ということを彼を見てると良くわかります(笑)。  後半ではカジュアル姿の忍っちキターッ。忍者服姿もいいけど普段着の彼女もイケてます。そして久々妹役の釘宮さんもレギュラーに加わり、更なるパワーアップは間違いなし。やはりこの作品、タダものでは無いことは間違いないですね。

第3話 音速丸、怒る の巻 
      忍、家を出る の巻 (千葉テレビ 2004/7/23) 「音速丸、怒る の巻」 絵コンテ・演出:まついひとゆき  作画監督:酒井KEI
「忍、家を出る の巻」 絵コンテ・演出:まついひとゆき  作画監督:小菅和久  雅ちゃんにいたぶられる音速丸(頭領)、前から思っていたが、コイツ口とエロ妄想ばかりで戦闘力ゼロじゃん(笑)。ま、それでいて存在感が絶大なのがまた良いところなんですけどね。これからもギャグパワー全開でヨロ。  後半は第3話にして楓ちゃんの口から忍ちゃんは親友宣言!!ナンダカンダで楓ちゃんも忍っちのペースに乗せられているような気がしないでもありません(苦笑)。そんな二人が一緒に入ったお風呂、彼女たちだけではなく、我々の心にも良い思い出として永遠に残ることでしょう...

第4話 忍者、暑がる の巻 
      雅、恋をする の巻 (千葉テレビ 2004/7/30) 「忍者、暑がる の巻」 「雅、恋をする の巻」 絵コンテ・演出・作画監督:小船井充  今週のOP、オッパイマニアの音速丸に爆笑。本編、忍&楓ちゃんの水着姿に爆死。雅のオコチャマ水着には興味ナシ(苦笑)。雅ファンクラブの会員数の「意外な」多さに驚愕。でもね、この作品の面白さはオレの言葉では表現しきれないっす。  そういえばサスケ以下、忍者たちの音速丸に対する忠誠心は厚いね。もちろんエロ限定ですけど(笑)。アフレコ現場でも若本さんにしっかりと着いていく関智一以下若手男性陣という構図がありそうで、想像すると何だか笑えます。

第5話 音速丸、地獄に落ちる の巻 
      忍者、夏祭りを行う の巻 (千葉テレビ 2004/8/6) 「音速丸、地獄に落ちる の巻」 「忍者、夏祭りを行う の巻」 絵コンテ・演出・作画監督:外崎春雄  前編:音速丸の容赦ないスカシッペ攻撃に爆笑、。そんな彼、忍ちゃんに抱きしめられて地獄に落ちるなら本望でしょ(笑)。後編:シノブ音頭DEニンニンニン、ナナさまはやっぱり歌がうまいね。最後は音速丸の浣腸花火でシメ、相変わらず音速の面白さで過ぎ去った今週でした。

第6話 台風がきた の巻 
      忍者、きのこ狩る の巻 (千葉テレビ 2004/8/13) 「台風がきた の巻」 「忍者、きのこ狩る の巻」  絵コンテ:しまず聡行 演出・作画監督:外崎春雄   前編:「嵐の日には女の子がダイタンになる」なんて事実、本当かどうかは定かではないけれど、結局はいつもの忍のお泊り話でしたね。にしてもこの番組のスタッフは忍と楓の入浴シーンが好きだなぁ(笑)。  後編:サブタイトルを見た瞬間、音速丸先生はやってくれるとオレは信じてた!!彼の超絶パフォーマンスは大満足の一言です。が、その余韻に浸っていたら何と忍者学園ろ組頭領イズミ@根谷姉さんキターーッ。忍者学園なんて存在、完全に忘れてましたオレ(苦笑)。  そのイズミと音速丸は昔からの因縁?があるらしいが、それ以上に気になるのは彼女が言ってた「忍が背負っている運命の重さ」ってナンダヨーッ。この作品もあのドッコイダーと同じく、突然シリアスモードへの突入がありえそうな予感。それはそうとして、私はイズミの再登場熱烈希望です。

第7話 音速丸、くっつく の巻 
      忍、プレイボーる の巻 (千葉テレビ 2004/8/20) 「音速丸、くっつく の巻」 絵コンテ・演出:水本葉月  作画監督:カデカルムツミ 
「忍、プレイボーる の巻」 絵コンテ:高橋タクロヲ  演出:水本葉月  作画監督:小林利充   前半:雅の胸に音速丸がくっついた。相変わらず異常なシチュエーションを作ってくれますが、犬猿の仲の二人がこの件をキッカケにして、ホンの少しだけ関係改善を図れたことは素直に喜びましょう。  後半:音速丸のオッパイ病、今回は異常なほどの執着を見せてました。我らが楓ちゃんの巨乳がヤツの毒牙にかかってしまう事態だけは、何としてでも避けてくれ!!がしかし、忍っちの胸をまさぐる魔球は再登場熱烈希望!!(笑)  野球大会はイズミ姉さん率いるろ組の参加で大変盛り上がりましたね。試合時間がたった3分57秒20コマだったのは根谷ファンとしては少々残念でしたけど、チアガールのナイスショットも拝めたことですし、全体的には大満足の回でした。改めて言うまでも無いけれど、やっぱ面白いっすよ。

第8話 忍、化ける の巻 
      怪植物、暴れる の巻 (千葉テレビ 2004/8/27) 「忍、化ける の巻」、「怪植物、暴れる の巻」 絵コンテ・演出:寺東克己  作画監督:柴田淳  前半:「社長&部長のオヤジ二人恥ずかしい写真で楓ちゃんを困らせちゃおう」作戦に、「机の引出しに隠れた猫型ロボット楓ちゃんを驚かせちゃおう」作戦。うーん、今週の音速丸ギャグにいつものキレ無し。良かったのは楓ちゃんに体操服を着せた上に上着を引っ剥がして青ブラチラリをゲットしたことくらい。ん、よく考えてみればこれで十分か?(笑)  後半:音速丸のヒップアタックは越中詩郎なんかよりもはるかに下品で強力。ま、怪植物の大暴れはこの作品にしては大人しい話だったかな(触手はちょいエロだったが)。来週は裸体が乱れ飛ぶ?展開が待っているようで、楽しみ半分不安半分です(笑)

第9話 女の子、あったまる の巻 
      楓、風邪を引く の巻 (千葉テレビ 2004/9/3) 「女の子、あったまる の巻」 絵コンテ:しまづ聡行  演出:外崎春雄  作画監督:板垣敦
「楓、風邪を引く の巻」 絵コンテ:しまづ聡行  演出:外崎春雄  作画監督:倉嶋丈康  前半:女の子たちはゆっくりと温泉につかり、そして男たちは決死の覚悟で女風呂をのぞこうとするもその気合が完全に空回り。音速丸のギャグ&「ア風呂」オチもイマイチだったなぁ。裸体が乱れ飛ぶ壮絶な展開を望んでいたワタクシにはちょっと残念(苦笑)  後半:今週のヤマはこっちにあったか!?実は自分、熱出して顔が赤くてボーっとしてる女の子に弱いんです(笑)。しかも我らが楓ちゃんが、となるとこれはヤバイくらいの魅力がぁっ。作画もいつもよりレベル高かったし、やはりここのスタッフは良く分かっているようですな。  しかし楓の魅力に引かれたのはオレだけじゃなかったようで、シノブっちもこの機を逃すまいと楓ちゃんへ猛烈アタック開始。楓のベッドへの侵入の機会を虎視眈々とうかがっていた彼女、回を重ねるにつれてこの娘のレズ度も確実に上がってきてますね。最終回を迎えたときこの二人の関係がどうなっているのやら、今からちょっと不安(笑)。

第10話 忍者、クリスマスる の巻 
       忍者、呪われる の巻 (千葉テレビ 2004/9/10) 「忍者、クリスマスる の巻」 絵コンテ・作画監督:及川啓  演出:野中卓也
「忍者、呪われる の巻」 絵コンテ:及川啓  演出:野中卓也  作画監督:高橋聰  前半:12/24といえばクリスマス。だが世間の流行&常識に極めて無知な忍者たちにクリスマスとは何か!?を叩き込むべく、サンタ姿で忍者屋敷に乗り込んだ楓ちゃん。絶妙なミニスカはやっぱり超魅力的っすよ。  楓ちゃんは忍ちゃんに教える。「女の子にとって一番楽しいクリスマス、それは好きな人と一緒に過ごすクリスマス」だと。その言葉を聞いた忍っちの瞳は、真っ直ぐ楓ちゃんを見つめていた。ついに楓ちゃんも、彼女の気持ちに気づいてしまったか(苦笑)。それにしても、アニメの世界ではホワイトクリスマスが多すぎる!(笑)  後半:「男はトンガリクンでドスコイ!女はチョメチョメでニャーンニャーン」(by音速丸)。その言葉に「ワタシも薄々それは感じてましたよ」と素で答えたサスケというか関智一。絶対この人、この作品のアフレコをメッチャ楽しみにしてると思う(笑)。  サスケが屋根裏で偶然見つけた呪いの箱。いかにも妖しいシロモノだが忍ちゃんが無警戒に箱を開けたことで、忍者一同&楓ちゃんが呪われてしまった。何だか忍者たちはワケの分からん呪いにかかってしまう。そして「メガネっ娘&責任感が強いけどちょっぴり泣き虫なクラス委員長の呪い」にかかってしまった忍ちゃん、できればずっとこの呪いにかかったままにして欲しかった(笑)

第11話 サスケ伝、始まる の巻 
       忍者、恩返しする の巻 (千葉テレビ 2004/9/17) 「サスケ伝、始まる の巻」 絵コンテ:しまづ聡行  演出:作画監督:小船井充
「忍者、恩返しする の巻」 絵コンテ:しまづ聡行  演出:柴田淳  作画監督:浦上貴之  前半:兄・サスケ、妹・シノブ。血の繋がった兄妹の禁断の愛。そして楓、雅、イズミ、そして裸エプロン姿の楓ママまで彼の虜に。こんな異様なシチュエーションは文字通り悪夢でしかないが、実際に夢だったので一安心(苦笑)。それにしても、彼が学級委員という事実をオレは今週初めて知りましたよ。ま、彼のような学級委員がいたらそれはそれで楽しそうではあるけれど、やっぱり「メガネっ娘&責任感が強いけどちょっぴり泣き虫な」シノブっちが学級委員の方がイイよねー(笑)  後半:お正月、楓家に押しかけたシノブちゃん&音速丸&忍者たち。楓ママをナンパ&冷蔵庫物色等、家の中を散々荒らしまわった挙句、クラス演劇の相談しにきたという彼ら。いくらなんでも調子良すぎる(笑)。しかし音速丸版・鶴の恩返しは音速丸がとにかく弾けまくりで面白かった。この辺りはやっぱさすがだよな。  で、早いものでこのアニメも来週が最終回。ちょっと前に危惧していたシリアスバージョンに突入は無さそうなので一安心。ラストも爆笑の渦を巻き起こして欲しいですね。

第12話(最終回) 音速丸の秘密 の巻 
             さらばニニンがシノブ伝 の巻 (千葉テレビ 2004/9/24) 「音速丸の秘密 の巻」 「さらばニニンがシノブ伝 の巻」 絵コンテ・演出:まついひとゆき  作画監督:外崎春雄  前半:楓ちゃんがシノブっちと出会って早一年。リアルタイムだと3ヶ月しか経ってないけれど、どちらにせよ時がたつのは早いね。冒頭でサスケたちはアニメ視聴で大盛り上がり。彼が言ってた「第1話と最終回だけ作画が崩れまくりの某アニメ」、心当たりがありすぎです(笑)。  音速丸とイズミが言ってたシノブの秘密、それは彼女がマジカルランドのプリンセス「マジカルニンニンシノブちゃん」だったこと!!ではなくて、実は音速丸の妹だった!!でもなくて、音速丸が頭領だった!!ってのは合ってるけどシノブちゃんは相手にせず(笑)。実はシノブちゃん、忍者学園の卒業試験&イギリス忍者学園への留学チャレンジが決まったのだ。よだれを垂らして喜びをあらわにするシノブちゃん、だが一方でこの話を襖越しに聞いてしまった楓ちゃんのショックは大きい。  後半:シノブちゃんの勉強を何気にジャマする音速丸。彼の魔の手はついにタブーだった銀英伝にまで伸びた!!もう爆笑です(笑)。その手に握られたプレゼントを渡す勇気を、今の楓は持っていない。だがそれでも彼女はシノブの試験を精一杯応援する。  困難な試練をあっさりとクリア(つーかハショりまくり藁)したシノブちゃん、最後の試練は何と音速丸とのタイマン勝負!!が、やっぱり音速丸は弱かった(笑)。数日後、シノブはイギリスへ旅立ち、そして楓ちゃんは新たな学園生活を送っていた。だが登校途中の楓の前に、何とシノブちゃんが現れた。彼女はいきなり落第となってしまい、日本に戻ってきたのだ。楓は涙を流して忍の胸に飛び込んだ...    

ニニンがシノブ伝もこれにて完。しっかしまぁ、「感動の最終回」をここまで強引に持ってきますか(笑)。でも12回を通じて本当に面白いの一言でしたね。その中でも、MVPは言うまでもなく音速丸に決定。やっぱりね、若本さんはスゴイお方だよホントに。  あともう1点。作画面についてもさすがユーフォーテーブルというクオリティを今回も見せ付けてくれました。最終回にもあったけれど、劇中で語られる作画粗悪アニメに対する皮肉も彼らが言うと重みが違います。他のプロダクションももう少し頑張って欲しい。この点については、10月から始まる新番組に対しても、私は厳しい眼で見ていくつもりです。


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