神無月の巫女 ~感想~

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<スタッフ>
原作:介錯  監督:柳沢テツヤ  シリーズ構成・脚本:植竹須美男  キャラクターデザイン・総作画監督:藤井まき  メカニックデザイン:村田護郎  デザインワークス・総メカ作画監督:塩川貴史  音楽:窪田ミナ  アニメーション制作:ティー・エヌ・ケー
<キャスト>
来栖川姫子:下屋則子  姫宮千歌音:川澄綾子  大神ソウマ:間島淳司  ツバサ:松本保典  ミヤコ:大谷育江  ギロチ:加瀬康之:  コロナ:植田佳奈  レーコ:能登麻美子  ネココ:野中藍  乙羽:西村ちなみ  ユキヒト:南央美  大神カズキ:斉藤茂一

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第一話 常世の国 (千葉テレビ 2004/10/1) 脚本:植竹須美男  絵コンテ・演出:柳沢テツヤ  作画監督:川口理恵  メカ作画監督:塩川貴史  【常世の国】(とこよのくに):(1)古代日本民族が、遥か海の彼方にあると想定した国。常の国。神代紀上「遂に―に適(い)でましぬ」。(2)不老不死の国。仙郷。蓬莱山。万四「吾妹児(わぎもこ)は―に住みけらし」。(3)死人の国。よみのくに。よみじ。黄泉。(古事記伝) (広辞苑より)  冒頭からいきなりの姫子たんサービスカットに萎え萎え(苦笑)。第1話の印象としては、姫子と千歌音の出会いから、深まる二人の絆、オロチの力の出現、二人の巫女の口づけ&「姫子はオレが守る!!」と燃え上がるソウマ君まで、状況説明が不足気味でリズムもすごくきごちなかった。要するに消化不良ってことですハイ。  くるみ、にゃーの、ワるきゅーレ、介錯の作品って頻繁にアニメ化されるけど、心の底から面白いと思った作品はゼロ。なので今回も余り期待してないんだけど、今週見た限りは思ったとおりのレベルかな。正直、この作品のどこに期待したら良いのか自分でもよくわからない状況です。  1つ光りそうな要素があるとすれば、主役の下屋さんでしょうか。可愛い演技ができるのに何故か役に恵まれないなぁと前から思っていたけど、主役を掴んだ本作品でどれだけの演技ができるか注目。彼女の声はほっちゃんをもう少し正統派エロゲヒロインっぽくした印象を受けますが、可愛さを強調しすぎないようにしてくれればかなり良い芝居をしてくれそうだと思ってます。

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第二話 重なる日月 (千葉テレビ 2004/10/8) 脚本:植竹須美男  絵コンテ:柳沢テツヤ  演出:蔵本穂高  作画監督:北野幸広  メカ作画監督:福島秀機  OP初披露。曲と絵のマッチングは正直物足りないかな。それぞれ単独で見ると悪くないけど、今回のKOTOKOの曲はアップテンポ且つ演奏がゴチャついててとても絵を合わせにくい曲だと思う。  オロチの首の方々は漫画家・ミュージシャン、コスプレにゃーの娘その他、個性的なメンツが多くて萎える(苦笑)。個性的なのは大歓迎なのだが、今のところ彼らには真剣さが決定的に足りないな。ま、出番が来ると彼らもまた違う表情を見せるんでしょうけどね。  三の首・ギロチは巨乳嫌い(=貧乳フェチ)の姫子ファン。千歌音じゃなくても彼のゲスぶりには閉口です。だが白馬の王子様・ソウマ君がギロチを撃退、姫子は千歌音の胸で泣きじゃくるだけ。二人の巫女とオロチの戦いはまだまだ続く。

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第三話 秘恋貝 (千葉テレビ 2004/10/15) 脚本:植竹須美男  絵コンテ:一分寸僚安  演出:三宅雄一郎  作画監督:森前和也  作画監督補:野田めぐみ  メカ作画監督:森田岳士  帰る場所を失った姫子は、千歌音の家に居候することになった。だが自分が引き起こした(と姫子自身は思っている)数々の惨劇が悪夢として蘇り、眠ることが出来ない。そんな弱々しい彼女が自分の敵となるもの全てと戦う覚悟を決めることは、おそらく無いのではないかと思う。だからこそ姫子を守る存在が必要となるのだが、真の意味で姫子を守る人物は果たして千歌音か、それともソウマか。  これこそがこの作品の最大の見所。何故なら月の巫女であるも千歌音も、七の首であるソウマも、陽の巫女である姫子とは相反する存在(オロチはもちろん、月の巫女も陽の巫女と単に共闘するだけ存在ではないだろう)にも関わらず、二人とも姫子に対して友情以上の感情を抱いているからだ。特に千歌音の姫子への想いは、姫子自身をも苦しめる可能性を持っているといえる。どのようなストーリーを描いていくのか、今後も注目だ。  にしても、今週のBパートのセリフ回しは忙しかったなぁ。特に千歌音の貝合わせについてのセリフは超特急でついていけませんでした。詰め込みすぎはカンベンしてほしい。

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第四話 思い賜うや (千葉テレビ 2004/10/22) 脚本:花田十輝  絵コンテ:鷹野大  演出:江上潔  作画監督:中島美子  メカ作画監督:塩川貴史  ソウマと千歌音、学校ではベストカップルとのウワサで持ちきり。しかし姫子に遊園地のチケットを渡すソウマの姿を千歌音が真っ直ぐに見ようとしなかったところを見ると、ウワサと事実は全く逆と言えるだろう。少なくとも千歌音にとってソウマは恋敵そのものなのだから。だがその反面、姫子には最高のデートを楽しんできて欲しいとも願う千歌音は本当に優しい娘だ。  姫子は子供の頃、父親(里親?)に髪を切られ虐待されるという暗い過去を持つ。そんな悲しみを含めた彼女の全てを、ソウマは守ることができるのだろうか。そしてツバサとソウマの間にも、過去に浅からぬ因縁があった模様。初回ではオモシロさが分からないという感想を述べたけれど、ようやく面白くなってきたと思います。

第五話 夜闇を越えて (千葉テレビ 2004/10/29) 脚本:植竹須美男  絵コンテ:南康宏  演出:西山明樹彦  作画監督:石橋有希子  メカ作画監督:西井正典  1ヶ月見てきたこの作品ですが、やっぱりロボットの存在はどうしても浮いて見えてしまうなぁ。ロボットとオロチの戦いが(傷を受けるところも含めて)同期してるところを見ると、例えば魔法騎士レイアースの魔神を思い出すんだけど、こっちはちょっとショボ目なヒーローロボットだし、ロボットでなければいけない必然性が見出せないのが浮いてしまって見える原因かな。そういえばこの作品が平野俊弘アニメに見えるとの評価をどこかで見たけれど、レイアースもそうだしちょっと納得。  ツバサはソウマの生き別れの兄。父に虐待されていた弟を守るためツバサは実の父を殺し、ソウマと別れたツバサは一人世界の闇へその身を投じていった。姫子の父といい、メインキャラの親たちはロクでも無いヤツばっかだな。永遠の別れになるはずだった二人の兄弟、だがオロチという絆が二人を再び引き寄せる。その運命のイタズラにツバサは喜びを感じていたが、姫子を守ると真に誓ったソウマとは結局戦い合うしかなかった。  ソウマの右手がツバサの身体を貫き、ツバサは空へと帰って行った。その宣言どおり、ソウマは姫子を守ったのだ。だがツバサを全力で倒した反動でその場に倒れたソウマの背中には蒼い鱗。彼の身体は少しずつオロチに染められていくのだろうか。今後も目が離せない展開が続きそうだ。

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第六話 日溜まりの君 (千葉テレビ 2004/11/5) 脚本:花田十輝  絵コンテ:福島一三  演出:水野健太郎  作画監督:赤尾良太郎  「世界は自分が輝くためにある」、そんな世界を千歌音は当たり前で且つ冷たく感じていたようですが、そんなこと一度でいいから感じてみたいと凡人のワタクシは思うのであります。そんな彼女の心に差し込んだ暖かい光こそ、姫子の真っ直ぐな笑顔だった。ソウマが姫子にプレゼントした赤い髪止めを隠し持つ千歌音の気持ちは、もう誰にも抑えることはできない。  作りすぎてしまった二人のお弁当。余った分で姫子は更に一人分を作り、ソウマに手渡す。封印を解く儀式は最後の一線を越えられない状態。その原因が自分にあると感じた姫子は、一度約束した大神とのデートを断る。だが千歌音は少しずつ深まって行く姫子と大神との関係を後押しする。姫子に笑顔でいて欲しいから、その一心で。デートに向かう姫子の髪を結う時、赤い髪止めではなく自分が姫子と出会ったときにもらった四葉の髪止めを使ったのは、大神に対する千歌音のささやかな抵抗だったのかもしれない。  その千歌音はいきなり眼前に現れた建物の中に入って行く。いやホントに突然だったな(苦笑)。ようやく出撃するアイドル、漫画家、にゃーのの3人との対決も見物である。それから次回予告で必ず千歌音にどうしたらよいか尋ねる姫子のセリフが変わるのが何時になるのか、これも密かに注目してます。

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第七話 恋獄に降る雨 (千葉テレビ 2004/11/12) 脚本:植竹須美男  絵コンテ:鷹野大、柳沢テツヤ  演出:長澤和宏  作画監督:川口理恵  メカ作画監督:塩川貴史  メカ作画監督補:西井正典、阿部宗孝、森田岳士  千歌音の前に現れた教会は、ミヤコが作り上げたものだった。彼女は迷い苦しむ千歌音を救いに来たと言う。ミヤコは鏡の空間に千歌音を導き、鏡の中から千歌音の胸に秘めた想いを囁き続ける。千歌音はただ姫子に笑顔でいて欲しいだけだと、ミヤコが写った鏡を矢で射続けながら懸命に否定するが、千歌音が心の奥で描く二人のラブラブな光景をミヤコはハッキリと見せる。  デート帰りにどしゃ降りとなってしまった姫子とソウマは、廃屋で雨宿り。お約束のラブラブモードに突入するが、姫子ファンのギロチが横槍を入れる。続けてにゃーのたちが現れ一斉に廃屋に攻撃を仕掛ける。だがソウマがロボットを召還し姫子を守る。そしてソウマはにゃーのたちの攻撃をあっさりと退けた。姫子がそばにいる、それだけで彼の力は倍増したかのようだ。雨も上がり、満点の夜空が二人を祝福していた。  ミヤコの誘惑に負けそうになった千歌音、しかし彼女はこんな姫子を自分は望んでいないと、ミヤコが繰り出した鎖を自ら断ち切った、かに見えた。だが星空の下、キスを交わす姫子とソウマを見てしまった彼女は愕然とするだけだった。直後、千歌音は自らが姫子を手にかける光景を見る。そして姫子は胸がいっぱいになって泣き出してしまう。  千歌音の家に帰った姫子はキスのこと、そして自分が泣き出してしまった気持ちを正直に千歌音に話す。千歌音だから話せるのだ。だがそれを聞いた千歌音は、良かったと姫子を抱きしめながらも、涙に耐え切れずに上を向く。千歌音の気持ちを痛いほど感じていた乙羽は千歌音を姫子から離す。そして池の畔に立った千歌音は、ある決意を固めていた。これが煉獄ならぬ「恋獄」、大いなる裁きの始まり...

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第八話 銀月の嵐 (千葉テレビ 2004/11/19) 脚本:植竹須美男  絵コンテ・演出:中村憲由  作画監督:長森佳容  メカ作画監督:塩川貴史  東京にいる叔父の世話をして欲しいと、千歌音は乙羽に告げた。乙羽はどこか遠い所へ旅立つという千歌音の決意の表れだと直感したが、もちろん拒否することなどできない。10年間、ただ千歌音を見上げることしかできなかったことを乙羽は詫びたが、千歌音は自分を支えてくれた乙羽に感謝していた。乙羽が乗った車を見送ると、千歌音は凛とした表情で踵を返した。  千歌音の変化を、姫子も薄々ながら感じ取っていた。それをソウマに相談するが、千歌音に関心の無いソウマは何も感じていなかった。姫子は月と太陽のリングに千歌音と自分を彫ってもらい、千歌音へプレゼントしようと千歌音の家に戻る。だが家の中は暗闇に包まれていた。いきなりピアノの音が鳴り響く。千歌音が姫子の巫女服を着ながら演奏していたのだ。  千歌音はいきなり自分が好きかと姫子に迫る。姫子はリングを千歌音に渡すが、千歌音は無表情でリングを床に落とす。そして姫子と強引にキスを交わす。千歌音は自分がしたいことをするため、オロチになったと衝撃の事実を告げた。千歌音の言うことが理解できない姫子、だが千歌音は冷たい表情を崩さず姫子の衣装を破り捨てる。彼女の想いの暴走はもう、止めることはできなかった。  強い邪気を感じたソウマが辿り着いたとき、既に姫子の瞳の色は失われていた。何をしたんだとソウマは怒り心頭、だがオロチの力を身につけた千歌音に押されっぱなし。しかもソウマのロボをも手中に収めるというオマケ付き。二度と這い上がることのできない闇の世界(byミヤコ談)、そこに千歌音は足を踏み入れてしまったのだ。というところでこの先の「鬱」展開も楽しみだが、やっぱり超高速セリフだけは何とかしてほしいなぁ。

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第九話 黄泉比良坂へ (千葉テレビ 2004/11/26) 脚本:植竹須美男  絵コンテ・演出:久保太郎  作画監督:内田順久  メカ作画監督:T・T・B  「黄泉平坂(よもつひらさか):現世と黄泉との境にあるという坂」(広辞苑より)。微妙に漢字が違うけど意味は同じかと。  ロボットを奪われ、そして背中に現れたオロチの呪いはその色を濃くしてゆく。今のソウマには千歌音に勝つ術は無い。そして姫子は未だショックから立ち直れず、ただ涙を流すだけ。カズキは姫子に一人で天叢雲を復活させろと言うが、千歌音を失った姫子は一人ではできないとやっぱり泣く。  一方、オロチとなりソウマのロボットを奪った千歌音の力はすさまじい。ケンカをふっかけてきたギロチ、アイドル、マンガ家、にゃーのを何と石に変えてしまった。ってコイツらの出番はココで終わりってことですか!?(苦笑)。久々に学園復帰となった姫子だが、千歌音はやはり学園に来ていなかった。姫子は肩を落とすが、宮サマ千歌音の取り巻きにイジメられそうになる。そこへ、親友のマコちゃんが現れ姫子の手を強引に引っ張って行く。  姫子はようやくマコちゃんとの関係を修復することができた。千歌音を失った姫子には大きな力となったに違いなかった。姫宮家に再び足を踏み入れた姫子は乙羽からの手紙を読む。手紙には、千歌音は姫子を待っている、そう書かれていた。長年、千歌音を見続けてきた乙羽だからこそ、今の千歌音の気持ちが良く分かっていた。  オロチの闇・絶望など月に照らされ消え行く薄闇に過ぎない、薄笑みを浮かべながら千歌音はミヤコまでも石に変えた。これが覚醒した月の巫女の力なのか。そして千歌音と復活したツバサとのタイマン勝負が展開される。今の陽の巫女には、千歌音の方が相手として相応しい。そう言い残してツバサは鳥居から身を投げ、そして剣をソウマに託した。姫子は千歌音と再会すべく、月の巫女服を身にまとい復活の儀式に臨む。

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第十話 愛と死の招待状 (千葉テレビ 2004/12/3) 脚本:植竹須美男  絵コンテ:鷹野大  演出:新田義方  作画監督:桜井正明  メカ作画監督:塩川貴史  黄泉比良坂に響く姫子の絶叫、やはり姫子一人では復活の儀式は荷が重いのか。だが姫子は挫けない。彼女の心には天使と悪魔、二人の千歌音が存在する。そのどちらが本物なのか、姫子はそれを導き出すために儀式に再び臨む。そして姫子の前に陽の巫女の太刀が出現、ついに姫子は一人の力で剣神・天叢雲を復活させたのだ。だが姫子が太刀に触れようとすると、手の甲に陽の紋様が現れ激痛が走る。一方、オロチの力を吸い取り更なるパワーアップを遂げていた千歌音の元には月の巫女の太刀が...  ソウマは天叢雲の復活を果たした姫子を見舞いに来た。姫子は何時の間にか、ソウマが思っている以上に強くなっていたのだ。ソウマは自分が天叢雲に乗り、オロチや千歌音と戦うと言う。姫子は千歌音に対する複雑な心境を隠さないが、姫子が千歌音に遭いたいならそれで良いとソウマは姫子を安心させる。そして戦いが終わったら言いたいことがあると、ソウマは姫子に話す。どこまでもカッコツケ野郎である(苦笑)  姫子が姫宮邸に帰るとピアノを弾く千歌音がいた。いつもの優しい千歌音、壊れたはずの日常が突然舞い戻ってきたことに、姫子はただ流されることしか知らなかった。この光景が夢でないことを確かめるために、姫子は千歌音とベッドを共にする。千歌音の胸で眠る姫子は、確かに千歌音の温もりを感じていた。  だが翌朝、目覚めた姫子の横にいるはずの千歌音がいない。やっぱり夢だったのか、不安が爆発しそうな姫子は千歌音の姿を求め彷徨う。その千歌音は朝食の材料を取りに行っていた。千歌音の姿を見つけ、姫子は再び安心する。だが突然、千歌音は姫子を突き飛ばした。今夜、黒い月が昇り、そして自分は姫子を殺すと冷たく言った。そんな「二人だけのパーティ」への招待状を姫子の胸にそっと刺し千歌音は去って行く。またしても姫子の瞳から大量の涙があふれた...

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第十一話 剣の舞踏会 (千葉テレビ 2004/12/10) 脚本:植竹須美男  絵コンテ:こでらかつゆき  演出:福本潔  作画監督・メカ作画監督:田中基樹  あれから丁度1ヶ月。千歌音との戦いに身を投じなければならない姫子を、ソウマは大丈夫と励ます。千歌音がオロチの力で世界を闇に包んで行く中で、姫子とソウマは天叢雲に乗り込む。そして二人の前にオロチの本体と共に千歌音が現れた。だが二人だけのパーティにソウマという邪魔者が入り機嫌を損ねた千歌音は、姫子一人で来いと言い残しオロチの奥深くに行ってしまった。  武夜御鳴神と死んだはずのオロチロボが二人の前に立ちはだかる。そしてソウマの身体を蝕むオロチの呪いは、ソウマに更なる苦痛を強いる。オロチロボを撃破するソウマだが、天叢雲が武夜御鳴神の中心を貫いたその時、武夜御鳴神がオロチロボを吸収し、真の「八岐大蛇」となってしまった。その圧倒的な力に天叢雲は倒されてしまう。自分の力が足りないと泣き出す姫子。だがソウマは姫子を励まし、再び武夜御鳴神に向かって行く。そしてついに千歌音への道を開くことに成功した。だがオロチの呪いにより、ソウマの身体も完全にオロチに乗っ取られてしまった...  姫子はついに千歌音の元に辿り着いた。千歌音はオロチの力で周囲の光景を次々と変えてゆく。だがそんなことは姫子にとってはどうでも良かった。姫子はただ、本当のことを知りたかっただけ。しかしその言葉を聞いた千歌音は剣を抜き、姫子に襲い掛かって行く。そして姫子の身体を傷つけながら、姫子に対する狂おしい愛情を洗いざらい告白した。そして自分の愛をジャマするものは全て消すのだと。二人は剣の巫女、お互いを刻み込むことでしか愛し合うことは出来ないと、千歌音は再び姫子に斬りかかる。  姫子は涙ながらに訴える、本当の笑顔が無い今の千歌音、どうしてそんなウソをつくのかと。そして本当のことを教えて欲しいと。だが、その言葉を聞いた千歌音は地球に向かって矢を放ち、オロチの力で破壊してしまった。千歌音の高笑いが響く。自分にとって、そして千歌音にとっても大切だったはずのものが、全て消えてしまう。姫子は怒りに任せて千歌音に斬りかかる。その時、千歌音の剣が姫子のペンダントを切り、あの悲恋貝が空中に飛び出す。そしてその直後、姫子の剣が千歌音の身体を貫いた。千歌音の鮮血と共に、悲恋貝が静かに地面にこぼれ落ちた...

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最終話 神無月の巫女 (千葉テレビ 2004/12/17) 脚本:植竹須美男  絵コンテ・演出:柳沢テツヤ  作画監督:藤井まき  メカ作画監督:塩川貴史  千歌音は力なく倒れ、姫子の絶叫が響く。そして自らも死のうとする姫子を、千歌音が静かに止めた。千歌音は二人の前世を姫子に見せる。オロチを倒し世界を正すためには、巫女の命を巫女の手によって供物として捧げることが必要。そして前世では千歌音が姫子を殺し、使命を果たしたのだ。  そして現世の二人。巫女としての使命を果たすため、そして自分を姫子に殺させるために、千歌音は姫子に嫌われなければならなかった。だからこそ、オロチを利用しあのようなことをやったのだ。鮮血は止まらないが、これで世界は救われる。最後に千歌音はソウマから奪った髪止めを渡す。その時姫子は自分を好きといった気持ちもウソだったのかと千歌音に尋ねた。千歌音は太陽があるから月が輝けると答えた。もちろん千歌音の答えは1つだった。そして心の奥底に秘めておくべき気持ちだとも。  その答えを聞いた姫子は、自分も同じく千歌音を好きだったと言う。そしてソウマとのキスの時に涙を流した気持ちがようやく理解できたとも。二人の想いは、一つだったのだ。一方、この結果をオロチとなって見届けたソウマは、兄ツバサにこの結果をどう思うかと尋ねられると、潔く受け入れると言った。そして巫女の二人に力を貸し、地球を包んだオロチは消え去った。  花園で仲良く語らう姫子と千歌音。記念写真も撮った。だが神無月の巫女の運命からは逃れられない。別れのときは確実に近づいている。記憶も消えてしまう。姫子は涙を流して運命のいたずらを嘆く。お互いの気持ちを再び確かめあった後、千歌音は月の社への階段を上ってゆく。社の扉が閉じられたとき、世界に平和が戻った。  平和な日常が戻り、千歌音は静かな暮らしを送っていた。だがソウマの告白にも、自分には想い人がいると断った。そして街の交差点で、姫子の前に蒼くて長い髪の少女が現れた。姫子は交差点の真ん中で、その人の胸に飛び込んだ...

   神無月の巫女もこれにて終了。まさかこれほどまでの「百合」アニメとは思いませんでしたよホントに(苦笑)。だけどそれが無ければこのアニメを見つづけることも無かったのだろうと、今となっては思います。要は姫子と千歌音の二人のアブナイ?関係の行方だけが、この作品のモティベーションだったということです。  逆にマイナス面を言うとキリが無いので絞って言うと、まず1つ目が詰め込みすぎのストーリー。テンポというかリズムの抑揚が皆無ということで、見ているこっちも非常に疲れましたね。場面のつなぎが理解できない部分も多々あったしね。そして2つ目が、世界を救う巫女の使命とキャラクターの感情との距離が大きすぎたこと。これは1とも深い関わりがあるけど、要はたった12話しかないという絶対的な時間の不足によって、世界がヤバイという説明が余りにも少なすぎて、キャラクターの想いだけが前面に出すぎたためものすごくバランスが悪かった。  ま、そうは言っても結局最後まで見つづけてしまったワケで。KOTOKOさんのCDのプロモーション用アニメだとの悪口も聞かれたけど、それよりはマシだったんじゃないか思います。


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