.hack//SIGN ~感想~

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第1話 Role Play (2002/4/3)  OP、Bee Train&梶浦由記&真下耕一となると期待は高まるばかり。本編、うぉっ、梶浦サウンド響きまくり、いきなりのハイペース。どうにも煮え切らない主人公の司は見ていて気持ち良くないが、ミミルのおかげでNOIRよりはセリフ量が多めかな。  俺、斎賀みつきさんって結構好きなのよねぇ。この主人公役もハマってていい感じ。ストーリー的には、このまま司の現実逃避に付き合わされるとも思えないし、伊藤さんがどのようにひねってくれるのかが楽しみではある。

第2話 Guardian (2002/4/10)  紅衣の騎士に狙われる司はログアウトできず、ミミルとベアの二人も心配する。彷徨う司の前にまたしても現れたマハ、この猫の導きにより、浮遊する女性を発見する。  この女性はガーディアンの存在を告げ、新たな力を授けると言う。再会した司とミミル&ベア、そこで司は、彼のプレイヤーが端末の前にいないことを告げる。そしてミミルからも衝撃の発言、何と司に倒された騎士のプレイヤーが実際の世界でも倒れていることが告げられる。  現状に対してヤケ気味の司、そこへ司のガーディアンが発動、ミミルに襲い掛かる。ベアはガーディアンに反撃を試みるが...  と、あらすじを書いていてもイマイチピンと来ない感じ。でも、この番組はそういうもんなのよね。とりあえずストーリーに置いて行かれないように気をつけないと。

第3話 folklore  (2002/4/17)  クリムという名の人物について議論する昴と銀漢、複雑な事情っぽい。一方ありえないという話をしているベアとBT、話は隠しアイテムに及ぶ。そしてBTはそれを司が得たという仮定を述べる。こちらも謎が多い。  昴は楚良と対面、Key of the twilightについて聞き出そうとする楚良に対して不快感を表す。司はまだアウラの前、司色に染めろと言う声、どういうことか。昴は様々な可能性を模索するために、楚良を受け入れる。  ミミルはベアに頼みごと、代わりに司に会いに行ってほしいと頼む。聖堂の中で待っていた司、ベアの姿を見て少し落ち込む。ガーディアンを召喚する司、もうガーディアンに害は無いことだけを伝えたかった司、ベアに詰られるとやっぱり転送して逃げた。  BTと楚良、2度目の対面。ベアたちは紅衣の騎士と話をつけようとする。が、話はまとまらず。そして先週、ベアに襲い掛かったガーディアンを止めたのはマハだった。混沌の原因、司はその被害者の一人なのだろうか、そしてKey of the twilightは一体何なのか、謎は深まるばかり...

第4話 Wanted (2002/4/24)  司はすっかり噂の的、その司は10日間もログインしっぱなし。司はアウラの前、声だけのモルガナを信じられない司だが、その理由を彼はすでに理解しているはずだと声は言う。司の口から「母さん」の一言が...  ミミルとBTは楚良に呼び出される。しかし楚良はとぼけるばかり、あきれたBTはログアウトしてしまう。昴もイマイチ煮え切らないようだが、楚良は司に懸賞金を賭けることを提案。  ベアは意味深な発言、現実世界で昏睡状態にある少女は司とどういう関係があるのか。昴はシステム管理者に司へのアクセス制限を依頼した。しかし、強制排除すら司には通じない。ミミルたちの前に司が現れた。司はいつものようにガーディアンを召喚、いつもより多弁な司。ミミルは司のプレイヤーが女性かどうかを尋ねるが、司はあっさりと男性と答えた。そしてやっぱり転送して逃げた。  ベアたちの司に対する謎解きは振り出し、ふて腐れる司に不意打ちする女性たち。ガーディアンを呼び出してあっさりと片付けたが、ガーディアンの暴走を止められない司。昴は司を指名手配、次回は二人の対面が見られそう。

第5話 Captured (2002/5/1)  いきなり司の前に現れたクリム、どうにもお調子モノキャラな様子。最近のミミルや昴は司の姿を追い求めるばかり。クリムが昴の前に現れた。彼の姿を見て元気を取り戻す昴、二人は少なくともただの知り合いというわけではなさそう。  司とマハ、こちらも深い関係となっているようだが、司のマハに対する呼び方は違和感アリまくり。一方、BTが言うには司以外のガーディアンを連れているキャラがいるらしい。このことを利用して司をおびき出そうとする銀漢と楚良。  罠が待ち構える中、司が現れた。紅衣の騎士団と司の全面対決に突入、しかしそこへ昴とクリムが現れ、クリムの手によって司は捕らわれてしまった。彼の身はどうなる。

第6話 Encounter (2002/5/8)  BTにつめよるミミル、しかし事態は良くなるわけでない。とりあえず救出することに決めたミミルたち。一方昴は司に事の次第を詫びた。彼女もキーオブザトワイライトと気にしている様子。  ミミルは楚良に司の居場所を聞き出そうとするが、その見返りとして彼の手伝いを要求された。楚良は何と銀漢をやってしまった。昴に近づく楚良、昴は彼に司を渡すまいと抵抗するが、司自身が楚良と一緒に出ると言い出す。洞窟の出口にはクリムがいた。楚良とクリムが激突、その隙に司が外へ出る。  ミミルは司に言い訳する。司は一人でいたいと言い、やっぱり消えてしまった。昴と銀漢も外へ出た。クリムの銀漢に対するアドバイスに、昴は感謝しているようにも見える。ミミルはBTからBBSを見ておくように言われる。事態はとどまることを知らない。  昴はこれ以上司を追わないことを心に決める。TheWorldを巻き込みつつある流れ、この源が見えてくるのは、まだ先なのかもしれない。

第7話 Reason (2002/5/15)  司とのケンカについてBTに聞かれるミミル、ベアも加わっていつものメンバーが揃う。ベアは相変わらず兄貴肌で頼りになる。ミミルは司との出会いの場所にやってきた。思い出に浸るミミル、転送ゲートのオカシなヤツに引っかかる。コイツの愚痴を聞かされるミミル、彼(彼女?)、A-20とのダンジョン攻略に突入。  敵出現、ミミルの攻撃はほとんど効かない。A20は全く役立たず、ようやく敵を倒したミミルだが、経験詐称のA20に腹を立て、さっさと転送。  ミミルは昴と対面。騎士団、そして個人(プレイヤー)としての司に対する方針違いに心苦しい様子の昴。ダンジョンに戻るとA20がグッタリしたいた。回復して元気復活、A20は周りを見返すために、ザ・ワールドにいると言う。モンスター出現、苦戦するが、今度はA20のハッタリで撃破することが出来た。  ついに最終フロアに着いた二人、貴重なアイテムをゲットした。このアイテムをA20に譲ったミミル、再度司との対面はかなうのか。

第8話 Promise (2002/5/22)  ミミルはBTと待ち合わせ、待つオンリーの行動をとることに決めたミミル、行動の意味は司には伝わるのか。ベアも情報収集に苦労しているようだが、ほんの少しずつ何かをつかみ始めている様子。  昴と銀漢も色々と悩みが尽きない。ボーっとするミミルは司を発見、と思いきや似たキャラの勘違い。しかしミミルはくじけずに待ち続ける。クリムとBTが対面し、一方ミミルの待ち場所には楚良がやってきた。  BTはクリムと組んでキーオブザトワイライトを探すことを提案、クリムはその存在を一応否定するが、どうにも煮え切らない。楚良は司を待ちくたびれてログアウト、当の司と言えば、やはり現実世界の回想にひたる。そしてミミルと居場所にやってきた司、ミミルは司を守ると決めた。しかし浮遊少女?モルガナの不気味な声、その真意を理解することは困難。

第9話 Epitaph (2002/5/29)  キーオブザトワイライトの存在、キャラによって意見が分かれるところ。司はある少女キャラと出会う。少女は旅行で3日いなくなるとか、手持ちのキャラを司に預かって欲しいと頼み込む。BTは昴にキーオブザトワイライトの出所を聞く。そしてミミルとベアもキーオブザトワイライトについて議論、BBSのある書き込み(ドイツ語)がポイントとなっているようだ。  司は病気で弱ったプチ草を治療するためにパープルチェリーを探す。ミミルは楚良君に情報屋の存在を聞き出す。ヘルバという情報屋を紹介してくれるらしいが、コイツは凄腕のハッカーらしい。  楚良は早速ヘルバと連絡したようだが、BTにクリムに気をつけろと忠告する。司はパープルチェリーを探してきた。しかしプチ草は力尽きて消えてしまった。タイミングよくやってきた少女は激怒、そして後ろにいたミミルが司に変わって少女と激論。しかし司は落ち込んだ表情で謝罪をする。

第10話 Compensation (2002/6/5)  ベアとの会話の相手はベアに金を振り込んでおけと言って去ってしまった。その現場を司が通りかかる。めずらしい二人のツーショット。しかしそこで司に説教じみたことを言ってしまうベア、司は浮遊少女のところへ駆け込む。  ベアはミミルと会い、ヘルバからのメールが来ていると耳にする。BTはベアの事情を知っている様子、彼は現実の世界でできなかった父という役割をザ・ワールドで演じているらしい。  司は銀漢と対面するが、銀漢に昴にはもう会わないで欲しいと頼み込まれる。クリムとBTはやや論争気味、ザ・ワールドの神の存在まで言及する。  小船で川を下る昴の眼中に、橋にたたずむ司の姿が映る。しかし司はあっさりと逃亡し、昴はガッカリする。その昴はベアと会い、ベアの司に対する自信喪失に対して戒めの言葉を投げかかる。

第11話 Party (2002/6/12)  駆け出す司とモルガナ、しかし彼女はナイフを持って司に襲い掛かる。と、夢から覚めた司を、マハが見つめ、いつもの様にモルガナが浮遊している。ミミルとベアはそんな司を待つ。3人は久々にダンジョンにチャレンジ、ベアの知識はさすが。  順調に先へと進んでいく3人、しかしミミルに本当の自分のことを聞かれ、うつむく司。気を取り直したかに見えたが、またしても大人へ毒づく。彼の母は自殺したらしい。司はついに自分の両親について語った。  戦闘開始にも関わらず、相変わらず協調性の無い司、ようやくガーディアンを召喚するが、ミミルがガーディアン使用禁止令を発令する。敵を撃破し、3人は満足感が漂う。しかし司の母の死にはいろいろあるようで、謎はまだまだ多い。

第12話 Entanglement (2002/6/19)  いきなりの文字テロップ、これは病室でのものか。さて、司はミミルに杖を贈る。ミミルの話に乗ってきた司は東京周辺の出身だとバレてしまったか。そして司は、モンスターに絡まれたモルガナを見る。更には襲い掛かりそうなマハの表情に司は恐怖する。  ベアはある病院の騒ぎの張本人が実世界の司だと突き止めるが、BTは深入りしすぎと警告する。そしてモルガナの声は、司に自分の居場所はどこだと問いかける。  クリムとBTは相変わらず微妙な協力関係を続けている。昴を利用して司とキーオブザトワイライトの謎を解こうとしている二人。ベアは昴から連絡を受け、二人は実世界の司の容態を心配する。  手に傷を負った司を心配するミミルだが、司は冷たい態度をとる。そしてベアの口からキーオブザトワイライトの名前が出る。司の取る行動は果たして...

第13話 Twilight Eye (2002/6/26)  自分は大きな勘違いをしていた。この番組、1クールでは終わらないのね。さすがに未だ解けていない謎が多すぎるとは思っていたが。  昴とBTはキーオブザトワイライトのメッセージについて議論、そしてベアはBTにライバル宣言する。一方楚良はミミルにヘルバの伝言を伝える。その内容はミミルには意味不明、ついでに現実での司のことがミミルにも伝わり、ウソをつかれていたミミルはベアに食って掛かる。  3つの言葉を組み合わせて新たな世界が開かれる、しかし眼を開くためには1つ何かが足りない。ザ・ワールドが進化する過程で捨てられたもの、これが関係しているかもしれないとBTは言う。そして司もこの件に興味を示し始める。そしてキーオブザトワイライトが見つかった暁には自分に使わせて欲しいと言う。ベアはそれに快諾した。  クリムと昴が対面、彼は眼の開く場所に気づいたようだ。そして昴にキーをプレゼント宣言して駆け出していった。司たち3人は銀漢に伝説の3つの場所のキーワードを聞き出そうとするが、彼は知らないらしい。  BTもクリムと同様、場所は突き止めた。そしてベアはある人物にダンジョンに呼び出される。この人物は何者?クリムとBT、やはり同じ場所にやってきた。そしてついに黄昏の眼が開く。

第14話 Castle (2002/7/3)  クリムとBTは未知の場所にやってきた。先へと進む二人、一方ミミルとベアは暇があれば相変わらず司の話題で持ちきり。クリムとBTの後を追い、楚良、そしてミミルたちもやってきた。最初に核心部へたどり着くのは誰。しかし司はこの場所の雰囲気に警戒感を示すが、それでも先へと進む。  クリムはBTを先に行かせ、楚良と激突する。二人の戦いは火花散る激闘、そしてBTはついに核心部へとたどり着いたが、そこにいたのはメッセージの発信者と思われるキャラ。そしてベアたちもここへと来たが、BTはキーオブザトワイライトは無かったと言い放つ。  3人も謎のキャラと対面、ベアの問いかけに自分は父親失格と言う。そしてそこには浮遊少女の姿も。コイツには後悔と自責の念が強いようだが、コイツは壊れているようだ。しかし司は「見つけた」と言う。  崩壊する世界、ベアは崩れる通路もろとも下へと落ちてしまう。残された二人の前に、マハとガーディアンが現れた。司はガーディアンの攻撃を受け、あっさりと倒れてしまう。体の色を変化させて動かない司、ミミルの絶叫が響く。

第15話 Evidence (2002/7/10)  司という存在によって、昴は自分の理想とは掛け離れつつある紅衣の騎士団の現実を思い知ったのかもしれない。そして司に対する個人的な興味が、そのことを更に加速させたのだろうか。  ガーディアンの攻撃を受けた司、そしていつものように出てくる瞳の見えない子供。昴は司の異変に気づき、表情を曇らせる。

第16話 Depth (2002/7/17)  落下したベアとミミル、彼らのそばには司の姿はない。BTはもうあの場所への道は閉ざされたと楚良に告げるが、楚良は全く信じていない。またしてもBTは楚良にやられてしまった。  昴はクリムの話にも上の空。あの揺れで、強制終了しないと復帰できなかったとクリムは言う。となると司の存在が案じられるが、当の司はいつもの浮遊少女の前にいた。そしていつものように聞こえるモルガナの声...司は自らの存在に疑問を抱き始める。  昴は紅衣の騎士団のことは眼中に無し、単独行動に出る。すると司を発見、昴は司に深い興味を抱いている。一方BTはキーオブザトワイライト探索に行き詰ったと妙に強く主張するが、ベアは項目を整理する。そのとき、ミミルがベアを呼び出してきた。  ミミルと一緒に昴がいた。このままだと司の自我が崩壊する可能性が高い。そして局面打開にはキーオブザトワイライトしか考えられない。司はあの部屋で「見つけた」と言ったような気がしたが、本人に問い合わせると覚えてないと言う。彼はミミルにありがとうを言って去っていったが...  浮遊少女がベッドに降りてきた。そんな彼女に添い寝する司、わけわからん...

第17話 Conflict (2002/7/24)  最近はBTの姿を見ることが多い。って今週はBTのお話か。司はミミルが口にした下北沢という言葉に反応無し。ミミルは司のことでBTに愚痴るが、価値観の異なる二人、ミミルは怒って去ってしまう。  BTはベアに会った後、楚良のところへ向かう。今のBTは完全に手詰まり状態、それを楚良に指摘されて気分を悪くする。クリムを呼び出したBT、彼女はクリムの前で初めて弱さを見せた。  今度は昴がBTに頼み事、しかし強烈に拒否されて昴は落ち込む。その後、他プレイヤーにだまされてピンチを迎えるが、そこへ司がやってきて相手は逃げてしまった。BTは司に対して一応の感謝を述べる。彼女はレタスが嫌い、その存在感の無さが最も気に食わないのか。

第18話 Declaration (2002/7/31)  昴と銀漢の亀裂は決定的となった。司は自らが望む方向をミミルに問いかけるが、ミミルはさらりと交す。そして昴はクリムを頼りにしている。双方とも絆は深い。一方BTと楚良は絆ではなく協定というビジネスライクなものでしかつながっていない。  昴はミミルとベアに会い、騎士団の現状を愚痴った後、司の現状を聞く。ベアは多くのものを背負い込もうとする昴を心配する。そして昴は司本人と会いに来た。二人の絆は深まるばかり。  プレイヤーキラーの一件は大事になっていた。しかしもう昴の苦言は銀漢に届かない。彼はトンでもないことをシステム管理者に要望していた。当然これは却下されたが、銀漢の暴走はとどまることを知らない。ついに昴の口から出た騎士団解散宣言、これで昴も心置きなく司と向き合える、のか?。

第19話 Recollection (2002/8/7)  一人ぼっちの昴は何と弱そうに見えるものか。クリムとの出会いを懐かしむ。紅衣の騎士団の成り立ちは、クリムの気まぐれがきっかけだった。騎士団解体の噂はミミルたちの耳にも入っている。  クリムと銀漢の対立、それは当然のように思える。他のニセ昴キャラに襲われる本物の昴、しかし毅然とした態度を取りボロボロにされてしまう。  司の前にボロボロの昴がやってきた。司はすぐさま駆け寄り、昴は司の胸に飛び込んだ...

第20話 Tempest (2002/8/14)  司と昴、ミミルとベア、楚良と銀漢、二人の関係というのも様々だ。銀漢にキーオブザトワイライトの存在を語るBT、騎士団再興をもくろむ銀漢を見事に利用する。  昴から司の話を聞き、ベアは安心する。ミミル、BT、クリムを呼び出したベア、キーオブザトワイライトに決着をつける気らしい。司はアウラのところへ昴を連れ出すが、アウラはいない。  ベアたちは情報収集開始、しかしBTは相変わらず2組の間を行き来している。昴がミミルにアウラ不在を話しているその時、司は見えない力で体を押さえつけられていた。響くモルガナの声、彼女はひどく怒っていた。  痛めつけられる司、彼の衣類は完全にはがされ、哀れな姿でベッドに舞い戻ったが...

第21話 Despair (2002/8/21)  昴が待ち合わせに遅刻、あの場所は司がいないとたどり着けないが、ザ・ワールドの参加者に協力を求めることで意見一致した。が、昴は酷く疲れているようだ。  一方BT、楚良、銀漢の3人組は相変わらず雰囲気が悪い。昴はBTにも司に関する情報提供を求めるが、BTはリアルの司が女性であることを昴に告げることができなかった。  当の司は放心状態、そんな司をマハが見つめている。クリムとベア、楚良と銀漢は絶対に倒せないモンスターについて噂する。ベアは、今なすべきことはあの壊れた男ハロルドに会いに行くことだと言う。彼はザ・ワールドの生みの親の人間と瓜二つだとか。  マハ、逆さまに浮かぶのはあの少女。そしてマハはモルガナの声を聞く。彼女は、昴はもう必要の無い存在だと言う。BBSを使ってヘルバとコンタクトを取ろうと試みたベアの前に現れたキャラは以前逆さの世界にいたキャラだが...

第22話 Phantom (2002/8/28)  ハロルドはどこにもいてどこにもいない存在だとか、わけわからん。ベアたちはミミルが司と出会ったダンジョンを行く。司の放心状態は相変わらず、そしてモルガナの声は刺々しさを増している。  ベアたちは不死身のモンスターに遭遇してしまう。昴は大ピンチに陥るが、ここで蒼天のバルムンクが助けに来た。同じく楚良と銀漢もモンスターに遭遇、異変は確実に起きているようだ。  いよいよハロルドとの再会、彼は前回と同じ言葉を繰り返す。と思いきや、彼の口からアウラの名が。そして自分が誕生させようとしていたアウラをゆがませてしまった存在、それがモルガナ。そして司は彼女に体よく利用されてしまっていた。その言葉を残し、ハロルドは崩れていった。  さまよう銀漢をクリムが目覚めさせた。そして正しいアウラを目覚めさせる、これがベアたちの目的だとはっきりした。そしてその為にはモルガナに対抗しうる唯一の存在、司を探さねばならない。そんな折、楚良が偶然マハと出会い、アウラを発見してしまった。

第23話 The Eve (2002/9/4)  謎の原稿はリアルベアのものか。メンバー一同はヘルバに呼び出された。ベアとBTは仲直り、今まで色々あったが、少なくともベアは後悔していない。祈り続ける昴、クリムも昴の成長振りに感心する。昴を先に生かせ、クリムは後に残る。  先に到着したミミルと楚良、犬猿の仲の二人はやはりケンカする。さすがに楚良には歯が立たないが、ベアとBTの到着して何とかピンチ脱出。その代わりに楚良がメンバーから抜けてしまう。  クリムはようやく動き出した司に会う。4年前に車椅子生活になったリアル昴、しかしそんな昴の成長ぶりを説き、司の心を後押ししようとする。リアル司はモノを盗み、警察にご厄介になっているところ、父親に殴られた過去を持っていたようだ。  楚良は独りでアウラの浮かぶ場所へやってきたが、なす術を知らない。メンバーには銀漢も加わった。ついにヘルバゲートが出現、冒頭の小説の一説を語りだす一同、それぞれ覚悟を決めてヘルバゲートへと飛び込んでいくが、昴はギリギリまで司を待つと言う。クリムの励ましは司に響いたのか。

第24話 Net Slum (2002/9/11)  昴があきらめてゲートをくぐろうとした瞬間、司がついに来た。ヘルバゲートをくぐった先は「司の容姿データのゴミ捨て場」だった。到着した司は当然気分を害する。ついに姿を現したヘルバ、NetSlumと名づけられたこの場所は、捨てられたデータで再構成されてできたもの。そして司のコピーを作ろうとした人間は、失敗をオリジナルの司で埋め合わせようとした。  肝心の敵の姿は不明確、そして司はリアルの自分が女性だと確信したようだ。司の感情とリンクしているアウラは、司がログアウト可能となった時点で覚醒し、キーオブザトワイライトの存在もはっきりするらしい。  楚良にガーディアンを渡そうとするモルガナだが、楚良は拒否した。強硬になっていくモルガナとは対称的に、ミミルたちはお互いの友好を深めていく。そんな中、ベアは敵が昴を狙ってくることを予測し、昴はログアウトした方が良いと提案するが、クリムとBTは昴と司を離すことはできないだろうと言う。  司の前にマハが現れた。マハはガーディアンで昴を集中攻撃。ミミルたちが必死に防戦する中、司と昴の二人は逃げ出す。が、ガーディアンに回り込まれてしまった。その時、司のガーディアンが現れ、敵を道連れにして消滅した。ついに司もリアルな世界に帰る決意を固めた。

第25話 Catastrophe (2002/9/18)  モルガナの怒りが響き渡るが、昴は冷静に対処しようとする。寄り道しようとしたBTを楚良が襲い、以前と同じくBTがやられた。楚良はモルガナから全てを聞き出そうとするが、彼女ははぐらかす。  司は自らの行動によってこの一件に幕を閉じられるかを考える。そんな司を昴はとびっきりの優しさで包み込む。ベアはリアル司の後見人になる決心を司本人に告げる。代償行為と定義したその行動を、ベアは少しも後ろめたく思っていない。  いきなり楚良がクリムに挑みかかる。そして銀漢の声に反応したBTは、ガーディアンの姿を目にする。ガーディアンは昴を攻撃、ベアたちが必死になって昴を守る。またしても司と昴は逃げ出そうとするが、ベアたちの苦戦に司は援護を買って出る。  ついにガーディアン撃滅に成功し、クリムも楚良を倒した。しかしガーディアンはすぐに復活、その時マハがガーディアンと司の前に現れた。マハはガーディアンの集中攻撃になす術も無く消滅してしまう。そして司、昴、そしてミミルの3人が消えてしまった。

第26話(最終回) Return (2002/9/25)  司たちはバラバラに飛ばされた。ミミルは大声を出すが残る二人に届かない。3人はベアたちの問いかけにも応じない。ベアは彼らが敵のフィールドのド真中にいると推測する。司は木に座り込む昴を発見したが、いきなり彼女は司を冷たく突き放す。司はそんな彼女の言葉をあっさりと受け入れる。  今度は司がミミルにそっけない態度、ミミルには返す言葉が無い。そして次は昴を突き放す司、彼の言葉に信じられない表情を浮かべる昴。最後はミミルの逆鱗に触れる司、しかし司は彼女の様子がおかしいことに気づいた。  ニセミミルが消え去り、3人は6角形が敷き詰められた部屋に転送され、更にはアウラの浮かぶ場所へやってきた。司たちはアウラに近づくが、その時モルガナの声が響き渡った。しかし今の司は、モルガナの発言に聞く耳を持っていない。  モルガナにとって、司は用無しの存在になった。が、司にはアウラの覚醒という仕事が残っている。司はモルガナの導きにより昴たちに会えたことに感謝し、そんな彼の言葉にモルガナはうろたえる様子を見せる。そして司がリアルの世界に帰還することを改めて表明した途端、アウラが覚醒した。  司とアウラは友好的なムード、モルガナの怒りは増す一方だが、そこへ様子を伺っていた楚良が来た。彼はモルガナを裏切り、アウラと司をベアの元へ逃がしたが、モルガナの怒りを一身に受けてしまった。最も、結果的にその怒りを受けたのは、リアルでの楚良だったが...  司たちはアウラを伴い、ベアたちの元へたどり着いた。しかしそこへモルガナの刺客がやってきたが、ヘルバの取った行動はフィールドを消し去ることだった。  病院から出てきたリアルの司が車椅子の少女、リアル昴とすれ違う。彼女たちはお互いを理解し、司は昴へと駆け出した。しかしザ・ワールドで、モルガナの導きが途絶えることはないようだ...  

 長かった半年間、ようやく終わりの時を迎えた。数々の謎を残しての終焉となったが、それは.hackの形態からして当然のことだろう。俺的には、//SIGNとしての終わり方としては十分に受け入れられるものだった。それにしても.hackでは、真下監督の指向するアニメーションの姿が、回を重ねるごとに彼の理想に近づいている気がしたよ。.hackという題材が持つ数々の要素は、彼の指向性にピッタリとはまるものだったのかもしれない。
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