【ポイント解説】トム式 株式投資 ~日本個別株投資編~①

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これまで4回にわたって私の米国株投資(高配当)編(ETF 個別)をお届けしてきました。今回はもう1つの株式投資の柱である「日本株(高配当銘柄)」編について詳細を解説します。

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日本株投資の目的

株式投資の初回投稿でもお伝えした通り、日本株(高配当銘柄)への投資は私にとって米国高配当ETFと並んでコア部分の柱となる投資です。従って自分ながらに投資法をきっちりと確立させて取り組んでいます。

米国株にも投資している私が並行して日本株にも投資する一番の目的は、自国通貨である円での配当金を安定して得ることです。私は日本に住んでますから生活の通貨は円です。なのでドル資産である米国株投資も、最終的には円に変換したときの価値としてどうなるかを考えなければなりません。

米国株投資をやってみて実感していることは、米国株投資は為替の影響を大きく受けることです。為替は1か月や半年くらいのスパンで見ると大きく変動します。近年の為替の動きを確認してみましょう。

円ドル為替グラフ
ドル円 為替グラフ 引用元:ソニー銀行サイト

今年(2021年)だけ見ても下が103円で上は112円くらいで約10%の変動があります。10%と言えば株価の値動きよりも大きいケースも十分に考えられます。円高になれば米国株・ETFを割安で買えますが、配当金(ドルベース)の価値は下がります。

この円とドル、2つの通貨の価値がどのように変動しても資産全体として一定の価値を保てるよう、私は米国ETFと日本株の2つを株式投資の柱としています。

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日本株の投資スタイル

次に私の日本株投資の投資スタイルは以下の通りです。

  1. 高配当ETFではなく個別銘柄を自分で選定する
  2. セクター分散を図る
  3. SBIネオモバイル証券で定期積立購入する
  4. 平均取得額から5%以上の値下がりが発生した時にナンピン買いを入れる
  5. 気になる銘柄ができたら積極的に買い入れる(分散を進めるため)
  6. 投資銘柄の投資割合を積極的に変える(リバランス)
  7. 景気敏感株とディフェンシブ株のバランスをできる限り取る

米国にはVYMのような経費率が非常に低く、配当金と成長性の両方に期待できる優秀なETFがありますが、日本市場に同等のメリットを持つETFは存在しません。例えば日本の代表的な高配当ETFである「日経高配当株50ETF」は、経費率が0.3%超えだったり景気敏感銘柄が多かったりと、米国のETFほどのメリットは無い印象です。そのような状況のため日本株については自分で銘柄を選びセクター分散も図りながら投資を進めています。

トム
トム

執筆時点で日経高配当株50ETFで最も投資割合が高い「ソフトバンク(4%弱)」は、業績が”ファンドマネージャ”孫正義氏の腕一本に掛かっている特殊な企業です。そのような企業は長期の資産形成をする上ではあまり得策ではないと考えます

SBIネオモバイル証券を使っているのは、①1株から買付が可能 ②手数料が安い(1か月で投資額50万円未満なら手数料220円)の2点が理由です。米国株とは異なり、日本株は単元(100株)での取引が基本ですが、私の入金力では定期積立しつつセクター分散も両立させるには1株からの買付が必須です。

SBIネオモバイル証券はスマホで簡単に取引ができます。同じくスマホで各銘柄の値動きのチェックが簡単にできるiSpeedを併用し、平均買付額から5%以上の値下がりが発生したら1万円程度のナンピン買いを行い平均取得額を下げています。

また、配当金の大幅な増額等、投資目的の達成に貢献する企業が新たに出てきた場合は、その企業を投資銘柄に積極的に追加していきます。1か月あたりの投資金額は基本的に変更しませんので(現在は1か月で約16万円)、追加のタイミングで投資割合のリバランスを行います。

トム
トム

後程触れますが、最近では配当金の大幅な増額を発表した海運株を投資銘柄に追加しています

投資銘柄の追加に際しては、全体として景気敏感銘柄とディフェンシブ銘柄への偏りをできる限り無くすようにします。ディフェンシブ銘柄をある程度入れることで、景気によって配当金が大きく増減するのを防ぐことが狙いです。

投資銘柄の条件

個別株への投資は言うまでもなく、銘柄選定が非常に重要です。私は主に以下の条件を満たす企業を選んで投資しています。

  • 配当利回りが高い(目安:3%以上)
  • 本業の業績が下がっていない(横這いはOK 特殊要因の利益はNG)
  • EPSが下がっていない
  • 配当性向に納得できる

一言で言えば業績が良く、配当金を多く出している企業に投資するというシンプルなスタイルです。PERとかPBRといった指標を重視する方も多くいらっしゃいますが、私は会社というのはやはり本業で売上や利益をしっかりと上げているナンボと考えます。それを達成できている企業は基本的には投資の土台に乗せて良いと考えます。

現在の投資状況(投資銘柄一覧)

上述した投資スタイルと投資銘柄の条件を踏まえ、現在の私の日本株の投資状況を解説します。まずは投資銘柄のリストを示します。

現在の日本株の投資銘柄と投資額の一覧(見づらくてゴメンなさい)

現時点での銘柄数は32ですが、表の一番下の3種類のREIT ETFはほぼ同じ商品ですので実質的には30銘柄となります。表に記載されていないですが、購入価格に対する配当利回り(=簿価利回り)は4.38%、時価総額に対する配当利回りは4.05%です。配当金の総額は約18万円で1か月あたり1.5万円の配当金が得られています。

長くなりましたので今回はここまで。次回は現在の投資状況について深堀りしながら、今後の投資スタンスについて解説します。最後までお読みいただきありがとうございました。

※投資状況はすべて執筆時点のデータとなります。

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