【ポイント解説】トム式 株式投資 ~日本個別株投資編~②

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前回は私の株式投資の柱の1つである日本株投資(高配当銘柄)の投資スタンスや投資銘柄の条件について解説しました。今回は実際の投資状況と今後の進め方について詳細を解説していきます。

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現在の投資状況(投資銘柄一覧)

まず前回もお伝えしたんですが、実際の投資銘柄の一覧と投資額をおさらいします。

現在の日本株の投資銘柄と投資額の一覧
現在の日本株の投資銘柄と投資額の一覧(見づらくてゴメンなさい)

現時点での銘柄数は32ですが、表の一番下の3種類のREIT ETFはほぼ同じ商品ですので実質的には30銘柄となります。表に記載されていないですが、購入価格に対する配当利回り(=簿価利回り)は4.38%、時価総額に対する配当利回りは4.05%です。配当金の総額は約18万円で1か月あたり1.5万円の配当金が得られています。 投資の目的は「自国通貨である円で安定した配当を得る」ことです。4%超えの配当利回りはパフォーマンスとしては十分と評価しています。

ちなみに「損益」を見ると全体としてはプラス8%の伸びを示しています。私が日本株への積立投資を開始したのは今から1年前の2020年8月です。日経平均株価は当時2万3千円くらいで、一度今年春に3万円を付けて現在は2万7千円台をうろうろしています。この動きであればプラス8%の損益はまぁ悪くない(単なる愚直な積立よりは少し良い程度)と評価しています。

これには投資スタイルのところで触れたナンピン買いの効果があります。例えば昨年発生した「ドコモ口座事件」(詳細は↓リンク参照)を覚えていらっしゃる方もいると思いますが、この時ドコモだけでなくNTTやKDDIの株価まで巻き込まれて大きく下げました。このタイミングで私はNTTとKDDIにナンピン買いをしました。この時から現在株価は大きく上げています。

「ドコモ口座」事件の教訓はこれからのキャッシュレス業界をどう変えるか(1/4 ページ) – ITmedia NEWS

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投資セクター毎の投資・配当金割合

次にセクター数ですが、銀行業とその他金融業を「金融」とまとめることとし、石油・石炭製品と電気・ガス業を「エネルギー」にまとめることとします。そうすると全部で以下の12のセクターに投資していることになります。

  • 情報・通信
  • 金融
  • 卸売業(商社がほとんど)
  • 食料品
  • 小売業
  • エネルギー
  • 化学
  • 医薬品
  • 海運業
  • ガラス・土石製品
  • サービス業
  • 不動産業

これら12セクターの時価総額の割合は、次の通りになっています。

時価総額・セクター毎の割合
日本株 時価総額とセクター毎の割合

最も割合が大きい情報・通信業が16.5%となっており、10%前後のセクターが多くみられます。きっちりとセクター分散させる投資スタイルを継続し、その結果がしっかりと表れていると考えます。

トム
トム

自分で言うのもナンですが、結構きれいに分散できていると自負しています^^

また投資スタイルで触れた景気敏感銘柄とディフェンシブ銘柄のバランスを取る点については、金融、卸売、化学、不動産、海運、ガラス・土石が景気敏感、情報・通信、食料品、小売業、エネルギー、医薬品がディフェンシブに分類されます(サービス業は銘柄によります)。上記の円グラフからわかるように投資割合はざっくり言って半々になっています。私としては50%ずつにするのが適切なバランス(=景気の影響をほどよく受けるライン)と考えていますので、その点も狙い通りとなっています。

続いてセクター毎の配当金の割合を示します。特定のセクターからの配当金が多かったりすれば、その業界全体が低迷した時に大きく影響を受けてしまいます。そのような状態になっていないかをチェックしてみましょう。

先ほどの時価総額のセクター割合と比較すると、食料品の配当金の割合が若干大きくなっています。それ以外はそれほど変わっておらず(20%を超えるセクターは無し)、配当金においてもセクター分散ができていると評価できます。

食料品の割合が大きくなる原因は、購入銘柄の「日本たばこ産業(JT)」の配当利回りが他の銘柄より高いからです。JTは今年に上場来初の減配予想を発表しましたが(リンクは↓)、それでも6%台という高い配当利回りをキープしています。

JT(日本たばこ産業)、上場来初の「減配」を発表し、配当利回り7.1%⇒6.0%に! 2021年12月期から配当の方針を変更、前期比24円減の「1株あたり130円」に|配当【増配・減配】最新ニュース!|ザイ・オンライン (diamond.jp)

ちなみに若干余談ですが、多くの企業が3月、9月に中間、期末配当を行うのに対し、JTは6月、12月となっており、JTを保有することで配当金が入るタイミングの分散を図ることができます。

今後の投資スタンスについて

以上のように、日本株(高配当銘柄)の投資については、自分としてはセクター分散も十分な、いわばば「自作の高配当ETF」が構築できていると評価しています。

で、今後の投資をどう進めるかについてですが、先ほど触れた高配当銘柄のJTを上回る高配当銘柄が2021年8月に突如市場に現れました。そう、海運株です。

爆上げ海運株は今後も「高利回り株」の魅力を維持できるか | 会社四季報オンライン (shikiho.jp)

私個人の海運業界に対する予想は、全世界がコロナで受けた経済的打撃から回復する期間が続く限り好景気は続き、少なくとも2、3年は良い業績を出し続けると考えます。いま人気は急騰しているものの7~8%という利回りの高さは見逃すことができず、重点的に購入することに決めました。

次のグラフは月間の投資におけるセクター毎の投資額の割合です(投資額合計は約16万円です)。

月間買い付け額・セクター毎の割合
月間買付額 セクター毎の割合

見ての通り、海運業への投資額がダントツ(約30%)です。投資スタイルでも触れたように、買うべき銘柄を積極的にポートフォリオに組み込むようにしていますし、そのためにセクター毎の買付額の変更(リバランス)も併せて行います。しばらくは海運業の状況を注視しながらこのグラフの通りの投資スタンスで臨もうと考えています。

本質的なことを言えば、投資は皆と同じことをやっていては勝てる可能性は低くなります。海運株への投資は正にそのパターンでどうなのかと思いますが投資にリスクはつきものです。ここは自分の意志を信じて愚直に買い続けたいと思います。

トム
トム

まぁ海運業以外のセクターの投資も継続しますんで、総崩れになることはないはずです^^

日本株投資に関する投稿はここまでとなります。次回は私の最も尖った投資である「米国 個別株(高グロース銘柄)」編となります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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