BECK ~感想~

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LIVE 1「14歳の風景」 脚本・絵コンテ・演出:小林治 作画監督:堀元宣

 原作は未読。OPのクオリティはかなりすごいな。さすがはマッドハウス。早速ですが、「ホントに中学生ですか?」石黒先輩萌えぇぇーっ。それに対してコユキ君の余りに情け無い姿には萎えまくりでしたけど、チンピラ外国人に立ち向かった姿で名誉挽回。このように1話の中で様々な姿を見せてくれることが、ドラマをもりあげる上でとても大切なんですよね。

 初回を見終えた印象としてはかなり良いです。マジメさといい加減さが程好くミックスされた雰囲気がとても心地よい。テレビ東京系アニメの中でも1番の面白さと言って良いかも。

LIVE 2「LIVE HOUSE」 脚本・絵コンテ・演出:小林治 作画監督:松本文男

 コユキ君は泉と竜介の洋楽話に全くついていけなかったけれど、その気持ちは良く分かる。オレもぜーんぜんわかんないから。最近は邦楽もほとんど聴かなくなった自分としては、実はアニメソングが一番近い音楽だったりする(苦笑)。

 やっぱり面白いねこの番組。竜介の妹・真帆が今週初登場でしたけど、Fで始まる単語をコユキにぶつけた彼女もかなりのクセモノのようで(苦笑)、今後の嵐を予感せずにはいられない。竜介のバンドは程なく崩壊してしまったが、このアニメでは人の持つエネルギーを感じられるところの一番良い。展開が淡白になっている他のアニメではまずこんなことは無いからね。

 それから今週の女子更衣室のシーンにはビックリ。ついに「天下の」テレ東チェックにも規制緩和の波が押し寄せたか!?(笑)

LIVE 3「MOON ON THE WATER」 脚本:小林治 絵コンテ:浜崎博嗣 演出:三宅綱太郎 作画監督:高橋昇

 英語と日本語が交互に飛び交うこのアニメ、TOEICのスコア○○○点(とても人に言えない...)なワタクシには辛いの一言。コユキ君も言っていたけど、日本の英語教育は間違っているよホント。本編:市民プールの名物オヤジ・斉藤さん、プールの内外で豹変する面白いお人である。彼に限らずこのアニメのキャラクターは皆個性的、だからこそドラマも盛り上がるというもの。インディーズバンド草野球、因縁渦巻くこの試合でやっぱり乱闘発生。コユキは大声で制止するが...

 そういえば竜介君の年齢は16歳らしいけど、オレにはどう見ても23歳くらいにしか見えません。が、若くして目標を見つけたヤツってのは大人びて見えるものなのかなやっぱり。そんな彼の導きにより、コユキ君も随分と物事に積極的になってきたね。相変わらずこのアニメは面白いです。

LIVE 4「Strum the guitar」 脚本:小林治 絵コンテ:窪岡俊之 演出:宍戸淳 作画監督:渡辺和夫

 大乱闘大会もフェードアウトにて完、結局何だったんでしょうかこの闘い(苦笑)。真帆ちゃんはコユキをボーカルに強く推薦、泉の後押しもあり竜介もその気になりかけるが、肝心のコユキが竜介から貰ったギターを不注意で壊してしまう。それはエディーから貰った竜介にとって愛着のある大切なギター。それを壊され竜介は激怒、二度と来るなとコユキを突き放してしまう。

 竜介に返す言葉が見付からず、コユキはすっかり元気を無くしてしまう。だがあの水泳男斉藤は壊れたギターを見て、「必ず直る」と断言。彼は単なる水泳バカではなく、ギター弾きの名手でもあった。コユキは斉藤から元気を分けてもらったかのようにやる気を取り戻し、彼の家でギターの練習に励む。来週も楽しみだ。

LIVE 5「BECK」 脚本・絵コンテ:小林治 演出:花井信也 作画監督:日向正樹

 町内会の歌謡コンテストに強制参加することになったコユキ君、練習は一生懸命励むもののその前途は多難な模様。一方バンド参加にOKを出した千葉含めバンド名を考える竜介たち。BECKの鳴き声を聞いた千葉は『BECK』を提案、その名は竜介の心にもかなり響いた様子だが。

 コンテスト当日、外は大雨。いきなり真帆ちゃんがコユキの家に現れる。ずぶぬれになった彼女はコユキ家のシャワーを借りて身体を温める。うーん、コユキでなくても照れちゃいます(笑)。このままコンテストも中止になると思われたが、天候は急激に回復し無事開催されることに。だがボーカルの亀島さんが酒の飲みすぎで救急車で運ばれるという緊急事態発生。だが何と真帆ちゃんが臨時ボーカルを名乗り出る。真帆ファンとしては嬉しい限りなのだーっ。

 このコンテストがデキレースであることを知ってしまい絶対優勝できないと言うコユキだが、真帆ちゃんは負ける気など全く無し。斉藤さんは負けた方が全裸になるという賭けを提案。本番開始、コユキ&真帆のツインボーカルは息もピッタリで審査員の度肝を抜いた、はずだったがやはりデキレースで優勝には届かず。深夜の学校のプールに忍び込んだコユキと真帆ちゃん、そこで真帆は全裸になってプールに飛び込む。そして気持ちよさそうに歌う真帆に引き寄せられるように、コユキも服を脱ぎ捨てプールに飛び込みデュエット。このままこの二人の仲も順調に進展してゆくのか!?

LIVE 6「兵藤とジャガー」 脚本:小林治 絵コンテ:小田原男 演出:鎌仲史陽 作画監督:青木真理子

 エディーのピックは真帆ちゃんの大切な宝物。それをコユキに手渡したということは、音楽にハマってゆくコユキへの後押しか、それともそれ以上の想いがあってのことか。いずれにせよ、真帆ファンのオレにとってコユキが敵と再認識されたことだけは確かである(苦笑)

 美人音楽教師・小笠原の誘惑に乗ってしまったコユキは合唱コンクールの陣頭指揮を取るもクラスはバラバラ。そしてクラスの番長・兵藤の先輩・力也のジャガー(ギター)に傷をつけてしまい、コユキは兵藤に脅されパシリをさせられる始末。一方、栄二との平争奪戦に勝利したBECKだが、その栄二にギター・レスポールを壊されてしまう。真のBECK結成まで、まだまだ時間がかかりそう。

LIVE 7「ルシール」 脚本:小林治 絵コンテ・演出:若林漢二 作画監督:堀元宣

 相変わらず兵藤のコユキイジメは続く。さすがに精神的に堪えているようだが、真帆ちゃんの顔を見るとすぐに元気になるコユキはオレの敵だ(笑)。BECKの初ライブが決定したとの報を真帆から聞いたコユキはライブ当日、変装してライブハウスに入って行く。すぐバレたけど(苦笑)。竜介はルシールという銃弾の痕が生々しく残るギターで激しく演奏、コユキもBECKの初ライブに感銘を受けたようだ。

 コユキが壊してしまった竜介のギターがめでたく修復完了。だがギターを手にしたコユキは兵藤&力也に捕まってしまう。弾かせろと脅され仕方なくギターを手渡すコユキ。力也はボロギターと酷評した上に、何とギターのネックを再び叩き折ってしまう。呆然とするコユキ、彼は斉藤に本当のことも告げることなく川辺で一人涙を流す。

 しかしその一方で衝撃の事実が判明。何と竜介がコユキに渡したギターはエディーから貰ったものではなく、真っ赤なニセモノだったのだ。そのことを真帆から聞いたコユキは信じられないとの表情を浮かべる。だがせっかく真帆に竜介の仲直りの機会をセッティングしてもらったコユキだが、本人を目の前にして敢え無く逃亡してしまう。いかにもコユキらしい行動ですな。ライブで栄二はルシールの不気味さを感じる。何だか曰く付きのギターのようだが...

LIVE 8「校内放送」 脚本・絵コンテ・演出:小林治 作画監督:田中雄一

 季節はもう年末年始、泉ちゃんは卒業し、コユキの孤独は深まるばかり。クラス替えしても結局兵藤とは同じクラスになってしまい、コユキへのイジメはエスカレートして行く。ギターの傷に気づいた力也への詫びとして何と3日で5万という大金を持ってくるように兵藤に命令されたコユキは、斉藤さんの「昭和から平成を生きてきた証(by本人談)」お宝エロ本を売りさばき何とか工面したものの、コユキは兵藤の態度に怪しさを感じる。

 コユキのギターの腕は、初めてから1年とは思えない程の上達振りを示していた。竜介は本気でコユキをBECKに加入させるつもりだと、平は言う。そんなコユキと真帆、そして泉との三角関係も進展しそうで結局は進展していないような、微妙な状況が続く。しかしコユキに頼もしい仲間が出現、同学年の桜井だ。兵藤軍団の脅しにも屈しない桜井は、音楽面でもコユキと話題が合うようで、コユキの未来にもようやく光が見えてきたか!?

LIVE 9「LIVE前夜」 脚本:小林治 絵コンテ:増井壮一 演出:三宅綱太郎 作画監督:高橋昇

 クラス対抗水泳大会のほとんどの競技にエントリーされてしまったコユキ。相変わらずクラスでは浮きっぱなしの存在であるが、桜井との友情は順調に深まっている。竜介のライブにやってきた二人、桜井はメンバー個々の実力を冷静に分析する。だがBECKは金欠、及びドラム・東郷の離脱のウワサで解散の危機に陥っていた。

 水泳大会開催、斎藤の特訓を受けたコユキの実力は侮れないもので兵藤もアセる。でもそんなことはどうでも良く、黒ビキニの真帆たんキターーーーッ。抜群のプロポーションを誇る真帆たん、アナタ本当に中学生ですか?(笑)。そんな真帆に密着ストレッチを施されたコユキは絶対死刑。そんなコユキが優勝したら何でも言うことを聞いてア・ゲ・ルと真帆は宣言。勇気100倍のコユキは背泳ぎで見事勝利、でも真帆のビキニ姿に見惚れて後頭部直撃ゴールインってのはどーよ(苦笑)。

 東郷の脱退が現実となったが、サクの実力を見抜いた竜介がBECKのサポートメンバーとして二人を誘う。一週間後のライブに出ることになった二人、練習の時間は少ないがコユキにできることは今の自分の全てをぶつけることしかない。

LIVE-10「FACE」 脚本:小林治 絵コンテ:小田原男 演出:宍戸淳 作画監督:渡辺和夫

 ついにライブスタート!真帆の励ましもあり、コユキも自分の役割を何とかこなしていたかのように見えた。だが壁際の客をステージ前に引き寄せるほどのパワーは、今のBECKには無かった。コユキは真帆の前で自分のギターが足を引っ張ったと自己嫌悪するが、お守り用ペンダント(以前真帆がコユキにあげたエディーのピック)を真帆に見せると真帆の顔が赤くなる。この二人の間に流れる雰囲気は相変わらず悪く無いっすね。キーーッ。

 竜介が作ったBECKの新曲を自分に歌わせて欲しいとコユキが申し出た。仮の曲名は「FACE」、真帆のことを歌った歌だとコユキは見抜いた上での、彼の行動だった。コユキのヴォーカルは見事の一言、竜介や平はコユキ、サクを含めた5人による新生BECKの成功を確信。ここにようやく、真の「BECK」が誕生した。

 コユキのギターの腕もメキメキと上達。流れは順調と思われたがFACEのお披露目ライブに向かう途中に力也に捕まった。エディーのピックを真っ二つに折られ、コユキの怒りはついにMAX。力也に突撃して行く。さすがに実力差は歴然だがタイミングよく千葉と真帆が現れ、千葉は空手技で力也を倒した。ピックはエディーからまたもらってあげる、真帆はコユキにそう言って励ました。そして夜、FACEのお披露目の時がやってきた。

LIVE-11「Summer holidays」 脚本・絵コンテ:小林治 演出:花井信也 作画監督:日向正樹

 千葉の絶叫、何事かと思えばダイブリの来日。あのエディーも所属する超人気バンドのダイブリと客の入りも振るわない今のBECKは正に月とスッポン。そんな中、コユキは生意気にも真帆たんと休日デートですか。そんなことに現を抜かすくらいならギターの練習でもしなさい!!と心の中で絶叫してたらタイミング悪く二人がチューしてた。真帆ファンとしては超ガックリ...

 栄二のバンドはメジャーデビュー決定。こちらともずいぶん差をつけられたな。BECKのライブにエディーを呼んだと竜介がいきなり爆弾発言。そして本当にエディーはやってきた。ギターはイマイチだが歌唱力はまずまずとエディーに言われたコユキは目の前のエディーの姿を記憶に焼き付けるように見つめる。彼の目標が更にはっきりした瞬間だった。そしてエディーが竜介に貸して欲しいといったルシールは、やはりスンゴイ謎がありそうですね。

LIVE-12「シークレットライブ」 脚本:小林治 絵コンテ・演出:浜崎博嗣 作画監督:浜津武広

 ベルアーム、栄二のバンド名であるが、今そんなことはどうでも良くなってしまった。何故ならヤリ手プロデューサーのセッティングにより、ダイブリのシークレットライブでセッションを共に行うはずだった栄二たちだが、ダイブリのマットに全く相手にされなかったどころかギターを焼かれ退場させられてしまったのだ。やはりビジネスでしか音楽を語れないヤツの辿る末路は大抵決まっているということだ。

 他の男子と仲良く話している真帆を見ると、コユキの心は複雑になる。そんな状態で泉ちゃんが久々に登場、しかも水着の買い物に付き合ってとコユキに言うもんだから何やら嵐の予感。泉ちゃんは彼氏と別れたことをコユキに告げ、買った水着で早速泳ぎに行こうとコユキを誘う。行き先は何とあの深夜の学校のプールだ。おニューの水着で待っていた泉ちゃんは、真帆ちゃんの気持ちを推測した上で、自分の気持ちも正直に告げる。そして自分が一足遅かったとも...

 だが二人が作り出すこの良い雰囲気を、何と真帆ちゃんが遠目から見ていたのだ!!傷ついた彼女の瞳には、大粒の涙があふれていた。この責任、どう取ってくれるんですかコユキ君!!(怒)。時を同じくして、アメリカの歌姫エリカ・ブライジがピストル自殺したとのニュースに、竜介が大きな衝撃を受けていた。せっかく軌道に乗り始めたかに見えたBECKだが、何やら複雑な事態になってきましたね。

LIVE-13「シエル・ブリュ」 脚本:小林治 絵コンテ:増井壮一 演出:鎌仲史陽 作画監督:青木真理子

 エリカ・ブライジの死が竜介にどんな関わりがあるのか気になるが、今週は文化祭のお話。クラスメイト田辺とコユキ&サクが文化祭の音楽コンクールに出場するため、シエル・ブリュなるバンドを結成。フランス語で「青い空」を意味するらしいが、田辺、というか岩ちゃんのボーカルのレベルは低く、青い空どころか先行きは真っ黒な雲に覆われている。シエル・ブリュのステージ練習中、確かなギターの腕を持つ兵頭にレベルの低さをバカにされてしまうが、サクは堂々と反撃。彼は自らが兵頭の父親のバンドのファンだと言い、その言葉を聞いた兵頭は一度は激怒したものの煮え切らない表情でその場から去った。

 文化祭当日、シエル・ブリュの出番はトリ。その前に兵頭のバンドの出番となるが、さすがに兵頭の実力は文化祭レベルを越えていた。だがコユキとサクの晴れ姿を観に来ていた竜介は、彼のギターはテクニックに頼っておりフィーリングに欠けると冷静に分析する。

 そしてついにシエル・ブリュの出番となったが、兵頭が仕掛けた汚い妨害=観衆のブーイングの嵐に遭ってしまう。だがこの状況に業を煮やした竜介が観衆を一喝、そしてコユキは上達著しいギターと美しい歌声で観客を魅了する。そして力也にこれまでの悪行がバレてしまいボコられた兵頭もコユキのギターの上達を認め、コユキをライバルだと表した。大きな懸案事項の1つが解決したコユキだが、まだ真帆&泉という最大の悩みの種が残されている。

LIVE-14「Dream」 脚本:小林治 絵コンテ:増井壮一 演出:篠崎康行 作画監督:梅津泰臣

 いきなり泉vs真帆ちゃんの対決キターーッ。泉に優しくお茶に誘われ、逆に反抗心ミエミエの我らが真帆ちゃん。もぅね、二人がサテンで何を話し合っているのかガラス越しで分からなかったが気になってしょうがねーっ。一方、コユキと一緒に釣り掘りでのんびりしていた竜介は、この番組開始以来、初めて妹の優しさと弱さについて語るのだった。真帆のことをどう思っているのか竜介に聞かれ何らかの答えを出したコユキは真帆を探しに行く。ってこちらもBECKの鳴き声で内容聞き取れず。心憎い演出だ...

 街中探し回るコユキの前に、店から出てきた美女二人が現れると、泉はコユキにサヨナラと言って背を向けた。泉は真帆に「自分とコユキは何でもない」と告げたのだと真帆は言う。その言葉に少しばかり動揺を覚えたコユキだったが、やはり彼の結論も1つだった。コユキと真帆は再び二人並んで歩き出した。

 エディーとエリカが付き合ってたとの事実が竜介から語られる。そして到底自殺とは思えないとも。その竜介は、あの元・敏腕プロデューサー蘭の嫌がらせにも屈せずメジャーデビューとBECK初のCDリリースに向けて本気モードに突入する。彼は千葉が呆れるほどの完璧主義者の本性を現し、疲労と斎藤に課せられたアホな特訓(寒中水浴び)からくる高熱でフラフラのコユキにも容赦なくリトライを命じる。音楽に夢中になった反動で成績が落ちこんだコユキは担任から志望校の変更を求められるが、ついに完成したアルバムを見つめるコユキは、自分の夢の第一歩を踏み出したように見えた。

LIVE-15「Back to School」 脚本:小林治 絵コンテ・演出:駒井一也 作画監督:駒井一也、松本憲生

 コユキ君のようにラジオ聴きながら勉強できる人ってうらやましいと思ったことがある。元々集中力散漫なオレにはとても無理です(苦笑)。が、ラジオでダイブリの曲がかかった途端、ギターを手に取り練習突入。こりゃ志望校合格は厳しいね。で、やっぱり公立高校には落ちてしまい、滑り止めの私立高校に入学したコユキ(+サクも一緒)は心機一転、髪を1時間かけてセットするという変身振りを見せる。が、何とこの高校には千葉も在学しており、敢え無くコユキの髪は千葉の手によって元に戻される。てか千葉って高校生だったのか(笑)

 竜介とギターの買い替えに出かけたコユキは中古のフェンダーに視線釘付け、このギターが自分を呼んでいるような気がしたとコユキは言う。だがこの店の店長・高野は抜群のギターの腕を持ちながらもプロになれなかったことに、コユキはプロの厳しさを思い知る。フェンダーを手に入れるためにバイトに励むコユキは路地裏で見慣れぬ少女と目が合う。またしても波乱の兆しアリか?

 コユキは高校では上級生のイジメに遭いそうになるが、何となくコユキの顔はそういうターゲットになりやすいと思ったり。しかし「成績優秀な」級長・千葉の助けにより今後はバンドと学校とバイトの生活に集中できそうだ。一方、見知らぬ人物から薬莢が送られたことをエディーは竜介に話す。しかも薬莢の数は、ルシールの弾痕と同じ。やはりあのギターには深い闇が潜んでいる。

LIVE-16「インディーズ」 脚本・絵コンテ:小林治 演出:三宅綱太郎 作画監督:高橋昇

 どうやらルシールは、エディーたちがどこからか奪ってきたシロモノのようで。それにしてもあの弾丸の痕は、単なる盗品とは思えない恐ろしさを醸し出す。だがそんなことは露知らず、テレキャスゲットのためにバイトに励むコユキ。隣りの店でバイトする少女と顔を合わせる一方で、真帆ちゃんのことも当然心にある。彼の生活は、何だかんだで充実していると思うのはオレだけだろうか。

 コユキが真帆と親しくする姿を、人気急上昇アイドル・ヨシトが激しく嫉妬。何とかコユキを笑い者にしようとするが、真帆との絆を見せ付けられ完全に逆効果、御愁傷様です(苦笑)。もう1つ大問題なのが、先々週作ったCDが全く売れないという厳しい現実。だがライブで披露した新曲をサンファクトリーレコードというインディーズレーベルの社長が偶然聞いていた。その社長から名刺を渡されたBECKの運命や如何に。

LIVE-17「スリーデイズ」 脚本:小林治 絵コンテ:柳沼和良 演出:宍戸淳 作画監督:渡辺和夫
LIVE-18「レオン・サイクス」 脚本・絵コンテ:小林治 演出:花井信也 作画監督:日向正樹

 例の如く2週分纏めて視聴、前回までのストーリーがほとんど頭にはいっておらずピンチです(涙)。

 17話:BECKの海外デビューの話が本格化。っつってもマイナーインディーズということだが大きな前進には違いない。一方コユキはテレキャスゲットの上にあのドーナツショップのバイト娘・益岡といい雰囲気に。実は同じ高校の同じ学年でしたというコユキには都合良すぎる展開もそうだけど、真帆ちゃんというものがありながらこのフタマタ状態はものすごく納得いかーん!(怒)

 アメリカデビューが近づいた竜介がルシールの入手の経緯を告白。何とそれは、エディとの「車上荒らし」だった。あるヤバイ男の車に眠っていたサニーボーイの伝説のギターを手に入れてしまったがために、命の危険を招いてしまっている竜介。その現場でBECKと出会ったというエピソードも意味深な印象を受けた。にしても、そんなヤバイギターを平気でステージに持ってくる竜介の神経は図太いというか無神経というか(苦笑)。

 18話:新体操部の益岡の存在をより強く意識しているのは、実はコユキよりもサクの方かも。BECKはバンドの聖地とやらで演奏することになったらしいが、音楽オンチなオレにゃその凄さがさっぱり分からん(苦笑)。ライブでは立て続けに弦を切ってしまうコユキだが、それはコユキの才能の表れだと高野は言う。真帆ちゃんに対する態度には納得いかないが、作曲にも挑戦し始めた彼の才能はそろそろ認める時が来たのかも知れない。

 真帆ちゃんが大手芸能プロダクションから強烈な勧誘を受けているとのニュースを聞いたコユキはライブ後の打ち上げにも気が乗らない模様。ナンダカンダ言っても気になっているんだねぇ。とそんな時、アルビンの作ったBECKのジャケットにルシールが大映りになってることが判明。マーキーのマスターもルシールのことに気づき、そして「宝捜し」にやってきたというサブタイトルのレオン・サイクス。正に今は、ルシールが物語の中心に居座っている。

LIVE-19「ブルース」 脚本・絵コンテ:小林治 演出:米田光宏 作画監督:浜津武広

 レオン・サイクスこそあのルシールの持ち主であり、そのルシールを盗んだ犯人である竜介をつけ狙っていた人物だった。彼に拉致された竜介は手下にボコボコにされた上、ある店に連れられる。そこにはレオンの叔父であり、有名なブルース奏者ジョンリーデイビスが竜介を待ち受けていた。竜介がブルースを真に理解するミュージシャンであることを感じたジョンは、竜介のセッション依頼を快諾。そしてレオンに、竜介の命は取らないよう静かに助言するのだった。

 一方、行方不明の竜介を心配するコユキの元に、衝撃の真帆たん悩殺グラビアがキターッ。サクの鼻血も男ならば理解できる(笑)。とそんな大事件の最中、命を助けられた竜介が戻ってきた。竜介は千葉と平に全てを話す一方で、釣り掘で待つコユキとサクの前にBECKのアメリカ版ジャケットを手にした佐藤和緒というオバサンが出現。グレートフルサウンドというデカイオーディションの道を、このオバサンが導いてくれると言うのか。

 とそれはともかく、真帆ちゃんがコユキをダイブリのツアームービーへ誘う。邪魔者ヨシトも一緒なのは拍子抜けだが、やはりダイブリのステージで熱唱し、しかもそれが映画いになったという事実はコユキの大きな自信となっているようだ。

LIVE-20「グレイトフルサウンド」 脚本:小林治 絵コンテ:田中雄一 演出:鎌仲文陽 演出助手:酒井恵 作画監督:青木真理子

 和緒オバサンは、竜介にダイブリをグレイトフルサウンドに呼んで欲しいと依頼する。グレイトフルサウンドを作った彼女の亡き姉は、音楽で世界や人の意識を変えられると信じていた人物。だがその彼女の魂は、蘭のレーベルの宣伝の場と化した今のグレイトフルサウンドには全く見られない。「彼らの作り出す音楽は、気持ちいいだけのポップミュージック。全てOKという現実逃避的な音楽は人の意識を麻痺させて、生きる上でぶつかる様々な問題を考える力を奪うだけ」。そうだ、これこそがオレが流行の音楽を聞かなくなった最大の理由なのだと、今ハッキリと分かった。しかし和緒は更に言う、ダイブリには世界を変える力があるのだと。

 竜介はその申し出を条件付きで受けた。その条件は自分たちをグレイトフルサウンドに出場させること。だが和緒は既にBECKのエントリーを試みたが、蘭に却下されたのだという。それを聞いた竜介は、レオンの力を借りることを思いついた。映画が終わった後、真帆の食事の誘いを断ったコユキ。ベルアームと組んでグレイトフルサウンドに出るヨシトと大きな差を感じざるを得なかった。だが竜介の家に戻ったコユキは、ゴミに囲まれていたというあの夢をBECKのメンバー皆が見ていたことを知る(千葉のぞく)。これこそが、自分たちが集まったことの奇跡だと竜介は言った。

 深夜にいきなりコユキの部屋に乗り込んできた真帆と竜介。何故真帆のグラビア雑誌が枕元にあるのか?竜介の質問はとりあえずスルー(苦笑)。今晩泊まると言う真帆、一方帰り際に竜介はコユキにアレを託すと真帆のキッツーイツッコミが。真帆を先に寝かせ、自分は作曲活動をするコユキだがさすがに身が入らず、真帆に誘われるがままベッドイン。だが結局真帆は寝てしまい、彼女の気持ちを知ることはできず。代わりに彼がギターを抱えながら眠りについたのは、ちょっと意味深に思える。

 翌朝、置手紙を残して帰ったはずの真帆ちゃんが何故か食卓に。その晩、コユキは母親からキツーい説教を頂いたがそりゃ当然。てーか学校では益岡さんとも交流を深めつつある彼に対しては、オレからも説教したいくらいだ(笑)。一方竜介は京

LIVE-21「Write Music」 脚本:小林治 絵コンテ:増井壮一 演出:増原光幸 作画監督:日向正樹、高田晴仁

 竜介のレオンに対する直談判の結果は「検討してみる」。彼の検討の間、BECKはLIVEと曲作りに専念。千葉はあの夢を自分だけが共有していないことを気にしており、一人でライブハウスめぐり(=武者修行)を敢行。一方、コユキは真帆といつもの通りデート。二人の関係は相変わらず牛歩戦術なみの進行の遅さに見えるが、「コユキと二人でいるとドキドキする」との真帆の発言に二人とも顔を赤らめる。うーん、若いってやっぱうらやましいっ。

 コユキは作曲においてその才能の片鱗を見せ始める。彼の作った曲にサクはただただ驚愕。そんな中、レオンの力によりBECKはめでたくグレイトフルサウンド参加が決定したが、竜介ほどの男が参加を諦める条件をレオンは突きつけてきたらしい。だが、コユキの曲を聴いた竜介は一転、参加への意志を表した。竜介の決意を揺るがすような力が、コユキの曲にはあったということだ。それにしても、レオンの部下が言っていた「ビジネス」という言葉が関係してそうなその条件を、竜介は今は言えないという。その内容もとても気になる。

 今週のEDは「Moon Water」の真帆バージョンでした。来週以降もコレで行くのかな。てかそもそもTV版BECKって3月一杯で終わりなのでしょうか?(どうやらその通りみたい)。だとしたら物凄く残念だな...

LIVE-22「前夜祭」 脚本:小林治 絵コンテ・演出:柳沼和良 作画監督:松竹徳幸

 「調子こいてんじゃネェよテメェ!!」、グレイトフルサウンド出場が決定したコユキは不良たちから見ると正にこう言いたくなる存在なのだろう。が、今の彼にはそんなことに構っているヒマは無い。何と言ってもあの曲の作詞まで任されたのだから。プレッシャーに押しつぶされそうになる彼の心境は良く分かるが、竜介は仕上げなければバンドを辞めさせると厳しい。さすがの彼も過剰にナーバスになっている様子だ。

 コユキは作詞に対する悩みを斉藤に相談すると、彼は自らの悩み(○茎...)を詩にしてコユキの曲で歌い上げたMDをコユキに手渡す。自分の全てをさらけ出した斉藤の歌に感じるものがあったコユキは、負けじと詩を作り上げた。だがその歌を竜介に手渡した、はずだったのだが何と斉藤のMDを間違えてしまった。しかもBECKのメンバーはその斉藤の曲に感心しきりなので世の中わからない。めでたく曲が完成となったがこれでいいのか?(笑)

 ヒトデとの乱闘、そして食べ物を受け付けない体調、やはり竜介の神経は過敏になっていた。それもそのはず、彼がレオンからつきつけられた条件は、今後BECKの出す5枚のシングルの売上、そしてレオンのツアーメンバーに無償で出ること。要は彼のために働かされるだけなのだ。だが竜介もレオンに対して条件を出していた。それは自分たちが一番観客を集めたら、全てをチャラにすること。最も小さいステージで歌う無名のBECKには明らかな不利な条件だが、だからこそ竜介は必死になっていたのだ。

 グレイトフルサウンドの何でもあり前夜祭。真帆への決着をつけることを、コユキとユキトは誓い合った。その前夜祭ではコユキがユキトにハメられ観客の前で大恥をかき、一方で竜介が(本意ではないであろう)栄二とのセッションに出演。できることは全てやる、竜介の決意は強い。

 今週の自転車漕ぎシーンはなかなか特徴のある絵作りでしたね。自転車アクションは「茄子・アンダルシアの夏」を手がけたマッドハウスにはお手の物、それに絵師・柳沼和良のコンテがベースとなるとこれだけのものになるということだ。

LIVE-23「FESTIVAL」 脚本:小林治 絵コンテ:増井壮一 演出:郷敏治 作画監督:渡辺和夫

 グレイトフルサウンドついに開幕。コユキは真帆の友人・マリアの積極アプローチに鼻の下伸ばしっぱなし。だがBECKに最大の事件発生。最後まで可能性を信じる竜介は、あの夢は何かの啓示だと言う。その夢を一人見ていない千葉は竜介につかみかかるが、竜介は千葉をバンドにいるべき人間じゃないと言ってしまった。すぐさま平は竜介を殴り倒すが、大ショックの千葉はその場から走り去ってしまった。単なる仲良しグループではビッグなバンドになれないと竜介、平はもし千葉がバンドから去れば自分もやめると言う。平はこの事態をコユキとサクに告げ、3人で千葉を探し回る。

 トイレに篭っていた千葉は、自分を音楽の道に導いたバンドの歌が響き渡ると、いても立ってもいられずそのステージに突撃。だがやっぱりスタッフに取り押さえられる。一方竜介の前に現れたレオンは、何かを竜介に渡す。暗雲が立ち込めていた空から大粒の雨が降ってきた。ベルアーム+ヨシトのステージが17,000人の熱気に包まれる一方で、BECKのサードステージはたった500人。だが彼らは紛れもなくBECKを待っている。

 結局千葉も竜介も行方不明のままBECKの出番が回ってきた。過去3つのバンドを渡り歩いてきた平は、もうBECKにはケミストリーをスパークさせることはできないとつぶやく。だが益岡や力也が見守る中、1本のアコギを手にしたコユキはステージに上がりビートルズの曲を熱唱する。雨脚は増す一方だが、観客は徐々にコユキの歌声に酔いしれてゆく。いてもたってもいられないサクがステージに上がり、そして平もステージに乗り込むべく、コンセントレーションを高めてゆく。今まさに、奇跡が起きようとしているのか!?

LIVE-24「サードステージ」 脚本:小林治 絵コンテ:小林治、堀元宣 演出:堀元宣 作画監督:浜津武広

 コユキが温めたステージに平もやってきた。彼はTシャツを脱ぎ捨て、演奏に没頭する。そして雨が激しくなる中、竜介が帰ってきた。それも、ルシールをその手に抱えて。レオンの叔父との思い出を胸に、ルシールを手にとった竜介の腕はやはり本物だ。更に神・甲本ヒロトの車に乗り込んだ千葉が、観客の頭上を強引に進みながらステージに到着。ついに全メンバーが揃ったBECK。千葉は最後のケジメをつけるといい、平もそれに同調する。BECKのラストステージがついに始まった。

 サードステージは大きな熱気に包まれ、ヨシトとベルアームのステージが雨で度重なる中断を強いられる中、500人だったはずの観客が、1000、1400と確実に増えて行く。そしてプロデューサー蘭の相変わらずな商人根性の犠牲とも言えるヨシトたちのステージに背を向ける観客が続出。メインステージ中断中に一瞬だけ流されたBECKの映像。そのステージの盛り上がりに、彼らの多くが惹かれていったのだ。音楽の力はすごい、和緒はそうつぶやいた。

 FACEを歌い終え、いよいよ最後の曲。BECKはもちろん、姿を見せない真帆の行方も気にかかる。

LIVE-25「Slip Out」 脚本・絵コンテ・演出:小林治 作画監督:加藤裕美

 レオンにとって想定外の事態は、コユキが作った「Slip Out」がもたらしたもの。BECKが起こしたのは正に奇跡そのものだった。BECKが去った後も、サードステージにはアンコールの大合唱が鳴り響くが、竜介はコユキたちにサヨナラを告げ一人去っていく。これがBECKのラストステージとなった。一方、真帆を巡ってのヨシトとの争いにも決着が付く。コユキと真帆は、月が見下ろす森の中で口唇を重ねた。真帆が出ず携帯をぶち壊したヨシト、勝者と敗者のコントラストは哀れの一言だ...

 千葉はラーメン修行、平は別バンドのベース、竜介は行方不明。この状況で、アメリカデビューさせたいとのレオンの申し出をコユキが受ける余裕は無かっただろう。そして何と、これまでコユキを支えてくれたサクが転校してしまうと言う。今のコユキがあるのも、間違いなくサクがいてくれたおかげなのだ。だがサクはBECKの復活を諦めてはいない。雪の中でサクと別れた後コユキは涙を流し、そして凛とした表情で歩き出す。次回の最終回、コユキの決意を見届けなければ。

LIVE-26(最終回)「America」 脚本・絵コンテ・演出:小林治 作画監督:日向正樹

 コユキがBECK再結成に動き出した。真帆の申し出を完全拒否した千葉だったが、コユキの申し出はあっさりと聞き入れた。平はインディーズを席巻するヒーローズというバンドに参加していたが、オリジナルメンバーであることを条件にBECKに戻ってきた。そしてサクも父親の猛烈な反対にあったものの、半ば家出同然でBECKに戻ってきた。行方不明の竜介を除き、とりあえずBECKの再結成は成った。

 その竜介はアメリカでミスターデイビスに再会。彼に何かを依頼し、そして電話でレオンを呼び出した竜介であったが...再結成のBECKに和緒から連絡が。何とアメリカ大横断ツアーのオファーが届いたと言う。半ば地獄のような強行スケジュールで行われるものだったが、コユキには断る理由は無かった。日本でのライブハウスめぐりを終え、BECKはアメリカに旅立った。

 真帆とコユキは写真を見ながらアメリカツアーの振り返り。BECKはシアトルのカフェで、ついに竜介を見つけたのだ(レオンは竜介にハメられ逮捕された!?)。オリジナルメンバーが揃ったBECKは、まだまだ大きくなる。

 

 BECKアニメ版もこれにて完結。最近は全視聴アニメの中でテレ東放送の番組が占める割合が徐々に減ってきた感があるけれど、BECKはそんなテレ東アニメの中でも最高の面白さだった。相変わらず原作は未読だけれど、「続きを原作で見てみたい!」という気に強くさせられてます。

 アニメ版で最も良かった点。竜介、真帆、千葉や斉藤といった型にハマらないキャラクターの個性を十分に引き出す演出ができていたことだとオレは思います。そしてそんな彼らと、コユキを代表とする生真面目なキャラクターたちが、時には同じ目標に突き進んだり、時にはぶつかったりと、彼らキャラクターの個性によって様々な展開を織り成していく。これがアニメ版BECKが持っていた、熱気の源だったのではないだろうか。早速原作を買って来ようと思いますハイ。

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