苺ましまろ ~感想~

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Amazon.co.jp: 苺ましまろ Blu-ray Complete BOX (初回限定生産) : 生天目仁美, 千葉紗子, 折笠富美子, 川澄綾子, 能登麻美子, 佐藤卓哉: DVD
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第1話「バースディ」 脚本・絵コンテ:佐藤卓哉 演出:おざわかずひろ 作画監督:越智信次
第2話「アナ」 脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:神戸守 作画監督:阿部達也

 原作は未読。原作ファンの知り合い曰く、伸恵の設定が変わったり(女子高生→短大生)してて納得イカねぇ!的なことを言ってたので不安大だったのですが、初見の印象はまずまず面白かったかな。役者のメンツは生天目さん以下、ジェネオン作品お馴染みのメンバーで固めた手堅いものだったので安心して見られたし、ギャグも空振りは少なく充分に笑える内容だったと思います。

 ただ、この夏のもう1つの美少女ギャグアニメの「ぱにぽに」と比較すると、苺ましまろの方がツッコミが強すぎて引いてしまう部分も無きにしもあらずかな。あちらのギャグは程好い塩梅で本当に腹の底から笑える内容なんだけど、こっちは何と言うか、ちょっと痛いと感じてしまう時があるのよね。具体的に言えば、何度も気絶する美羽ちゃんとかね。

 ま、そうは言ったもののまずは数回見てみようとは思ってます。最後に1点、ED曲はシンガー折ちゃんの魅力が大爆発で注目すべし。当然9/14発売のニューアルバムに収録されるので要チェックや!!

第3話「家庭訪問」 脚本:花田十輝 絵コンテ:あべたつや 演出:米田光宏 作画監督:大河原晴男

 OPを歌うメンバーに主役であるはずの生天目さんの名前が無い事実に、彼女のファンは納得しないんじゃないのかねぇ。普通に考えれば、EDをソロ曲をソロで任せるとかそういう配慮があって然るべきだと思うのだがそれも無いし(EDが折ちゃんの曲ってのはファンとしては嬉しいけど)。しかしこの事実は若干本編にも関連してて、3話まで見る限り、伸恵は美羽以下小学生軍団をお姉さんの立場から温かく見守るという立場に徹しすぎている印象があります。もっと小学生たちと一緒になって積極的にボケたりしてくれるのかと思ってたけどね。1対4という明確な構造が、上記のOP曲メンバーにも反映されてしまったのかと今は思います。

 その他気になったこと。1)アナちゃんの豪邸、小6の女の子に易々と侵入を許すとは防犯上どーなのよ!?(苦笑)。2)2話でも思ったけれど、コッポラって名前はそんなにヘンかな!?3)茉莉ちゃんの猫耳の威力は確かに強力(笑)。ただどうだろう、茉莉=川澄さんの配役は少し納得いかないところもある。彼女の小学生くらいの女の子役の実績という面でもこれといって思いつかないし、実際5人の中で僕は彼女に対して違和感が一番大きいんです。今後はこの違和感とも戦っていかなければならないね。

第4話「アルバイト」 脚本:花田十輝 絵コンテ:池端隆史 演出:三芳宏之 作画監督:越智信次、立田眞一

 「かわいいは正義!!」なんて言ってる一方で、OPの歌詞は「かわいいなんて、そんなこと、言っちゃダメです~♪」と一見すると矛盾する内容を歌っていることに、今更ながら気が付いた(遅っ)。これは「萌えまくりの世間に対する皮肉」と、「自分たちのかわいさは言うまでも無いことという彼女たちの自信」、の二重の意味があると読みましたが如何でしょう?。とそんなことよりも今週は折ちゃんニューアルバムのTVCFキターッ。今更言うまでも無いことですが、絶対ゲットだぜ!!

 さて肝心の本編ですが、今週はお医者さんゴッコに伸恵姉のヒラヒラスカートが大炸裂。これ、普通だったら有無を言わさず萌えまくりのはずなのですが、どうにもこう、そういう感情が湧いてこないんだよね。何つーか、さすがのオレも小学生に対しては自動的に萌えのリミッターが働いてしまうみたいです(笑)。それから今週は伸恵姉が回を重ねる毎に美羽ちゃんの暴れっぷりが凶悪な方向に走りつつあるようで、今後も更に加速してくれることでしょう。が、一方でその美羽ちゃん、アニメ公式サイトの紹介では「伸恵のことが大好き」という説明書きがありますが、今のところはイマイチそれが感じられない展開になっててちょっと残念ではあります。

第5話「そいね」 脚本:平見瞠 絵コンテ:佐藤竜雄 演出:太田雅彦 作画監督:清丸悟

 台風情報のためOPカット&CM割り込みとはどーいうことじゃTBSさんよ!?そうするくらいならせめて開始5分遅れとかにしてくれよ全く(怒)。気を取り直して本編、アナちゃんと美羽っちの低レベルな罵り合い対決は双方自爆で終了。争いの原因はコッポラという名前を美羽っちにバラされてアナちゃんが激怒したことによるもの。何と言うか、平和を感じる風景ですな...それともうひとつ、茉莉ちゃんが歌ってた「でっかいものの歌」、作曲家・川澄綾子の活躍はさすがである。

 後編、アナちゃんの胸に自分には無いわずかなふくらみがあることに気づいた美羽っち。だが「お風呂の中で巻きタオルとはどーいう文化ですかアナちゃん!?」という我々のツッコミをよそに、伸恵姉はアナちゃんばかりを可愛がるため「伸恵大好きっ」娘・美羽はついに号泣してしまう。だがさすがに大人(?)の伸恵はすぐさま美羽を自分のベッドに寝かせるフォロー作戦で仲直り。前回指摘したことが早速実現してワタクシは嬉しい限りです。

 最後に一言。『おっぱい』、『ペチャパイ』と折ちゃんキャラが連呼するアニメは、苺ましまろだけっ!

第6話「真夏日」 脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:神戸守 作画監督:阿部達也

 前回のOPスキップの罪滅ぼしで、5、6話連続放送。そんなこと事前に知る由も無かったが、録画時間はいつも30分多めにしておいて良かったよ...

 本編はスケッチブックに字を書き会話する無言ゲームが意外にも面白かった。なんつーか、美羽ちゃんの毒を口ではなく文字で書くことが、いつもとちょっと違う味を出していたって感じが良かったです。それから「あぁ~~んっ、アタシ火照っちゃってーっ」、最後の着信オチには爆死(笑)

 本編からは外れるのですが、OPのテロップに「製作協力 ジェネオンエンタテインメント(U.S.A)」。この作品をアメリカに売り込むって宣言なんですかね。アメリカ人にこのセンスがウケるのかね。アタシにゃかなり疑問です。

第7話「海水浴」 脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:米田光宏 作画監督:大河原晴男

 先週に引き続き、いわゆる夏真っ盛りネタ。世間はそろそろ秋モードってのにこのギャップは何でしょう。やっぱりこのアニメ、当初の予定では7月頭から放送開始で(実際は7/14)、世界陸上による2週休止も考慮されてなかったんじゃないのかねぇ。何にせよ、季節感にズレがあるのは残念なことです。

 気を取り直して本編。美羽ちゃんの自由研究、DVビデオカメラフル回転の「伊藤姉妹の観察日記」にまずは(笑)。特ダネ・「衝撃、千佳ボイン!!」には爆笑。メインの海水浴では獲物に飢えた男どもの眼前で、何と美羽っちが伸恵姉のブラを強奪!!この悪行に対して砂浜生き埋めの刑は甘すぎやしないか!?(笑)。というところで、今週は見所が多かったですね。

第8話「お祭り」 脚本:平見瞠 絵コンテ・演出:おざわかずひろ 作画監督:阿部達也

 小テスト中にお祭り楽しみソングを熱唱する美羽っち。当然迷惑この上ない行為なのだがクラスメイトの皆さんは意外にも慣れていたようで、女教師だけが怒り狂ってた光景は何だか大人って情けないなって感じました。

 さて今週は夏のラストを飾る夏祭りエピソード。って世間はとっくに秋へと突入し季節の変わり身のせいでこのオレは見事に風邪をひいたというのに、このマイペースっぷりはどーなんでしょ(苦笑)。それはともかく、金魚掬い&射的名人であり且つ太鼓の達人である美羽にまずは脱帽の一言。あのフリマ?はイマイチエピソードに溶け込んでなかった気がするし、オチがいわゆるアリガチなネタ(終わり方)だったのがちと気に食わないが、彼女の爆走が毎週楽しみになっていることは間違い無いですね。来週はどうやら千佳ちゃんがダイエットに挑戦?するようで、しかも次回予告にはロリオタには気になるカットが満載!?で、またまた大変なことになりそうです(笑)。

 ちなみに今回のエピソードが「天竜川花火大会」ということで、彼女たちが住んでいるのは静岡県みたい(浜松市だそうです)。またまたアニオタの皆さんの間で現地視察が流行しそうですね。

第9話「育ちざかり」 脚本:花田十輝 絵コンテ:おざわかずひろ 演出:楠本巨樹 作画監督:柳瀬譲二

 先週夏祭りと思ったら今週は落ち葉を集め焼きイモ、あっという間に現実世界の時間を通り越してしまいました。さて今週は千佳ちゃん体重計乗ったら1kg増量大ショックに始まるダイエットストーリー。ま、サブタイトルで話の収まりどころはほぼ見えていたわけですが、もう育ちざかりじゃない伸恵姉が大増量ってオチには正直他人事では済まされないとちょっと戦慄(苦笑)。

 今週一番の見所だったのが公園でのスポーツ大会。美羽っちがアナちゃんのスカートをめくる大アクシデントにハラハラ、バティストゥータって単語知ってる伸恵姉にはマジ萌えた。そしてそんな伸恵姉、実は運動神経かなり良いということで、今週ばかりは彼女がミコちんに見えた(笑)。その他では、風呂上りで髪止めしてなかった千佳が意外にもGoodな感じでした。やっぱりね、普段とは違う表情を見せられるとグっと来るのだ。

第10話「花」 脚本:横手美智子 絵コンテ:池端隆史 演出:太田雅彦 作画監督:清丸悟

 今まで何度も言ってきたことではあるが改めて。キックボード中にジョギングのオッサンに抜かれた途端ムキになって抜き返し勝利の雄叫びをあげる美羽ちゃんがボクは好きです(笑)。「スノー」の逆が「ノース」ってのは違うと思うぞアナちゃん!?が、彼女には余り細かいことは言わない方が良いかもしれないな(苦笑)。

 伸恵姉が気に入ってたマーガレット。今週の展開とマーガレットの花言葉に何かカンケイあるかもと思い調べてみたら、「心に秘めた愛」だって。うむむ、なるほどね。こういう綺麗なネタの仕込みは、男性脚本家にはできない芸当だと思う。

第11話「初雪」 脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:神戸守 作画監督:越智信次、坂井久太

 今週のましまろな女の子たちはコタツでゴロゴロ。そんな中、美羽っちの望外行為にもめげず宿題に集中できる千佳ちゃんには素直に尊敬。しかしイタズラ心が旺盛なところは、伸恵姉と美羽っち似てるかもね。そして実は大の相撲ファンのアナちゃん、「実は日本通」なオチの中で今回が一番萌えた。だってムチャ詳しいんだもん(笑)

 家の湯沸し器が壊れ、伸恵姉はましまろたちを銭湯へ引率。ま、彼女たちの銭湯での背中の流し合いに欲情するほど僕も落ちてはいないが、やっぱり髪下ろした美羽がいいなぁと思ってしまうのは、欲情と同じレベルでダメダメのような気がする(苦笑)。それから銭湯のおじいちゃんが客の入りの少なさに嘆いていたのはちょっと印象に残るセリフだった(オレの近所の銭湯も最近店を閉めたし)。自営業は大変だなぁ…

第12話(最終回)「プレゼント」 脚本: 絵コンテ: 演出: 作画監督:

 茉莉ちゃんの寝顔が可愛かったクリスマスエピソードから雪解けして春になる(この作品には過去に無かった)1話の中で季節が変わる展開。そしてラストで「苺ましまろ」のタイトルイメージがドドーン。というわけで、今回が最終回でした。事前には全く知らなくて心の準備ができてなかったせいか、ショック倍増です(涙)

 7,8話あたりから脚本や演出がキャラの動かし方になれてきたという印象はあっただけに、いつものことですが1クールで終わってしまうのは残念です。もぅジェネオンには1クール作品禁止令を出したいくらいですよホント(苦笑)。


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