マジカノ ~感想~

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第1話 「彼女が魔女ってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ・演出:岸誠二 作画監督:渡辺伸弘

 原作は未読です。野川さんの歌うOP曲、いきなり脱力感100%で悶絶死しました(笑)。さてその野川さん演じるあゆみですが、舞-乙HiMEのシホ以上のマキマキっぷりがかなりヨイ。今後、彼女に表裏の無い正統派ヒロインを演じる機会は、もう訪れないような気がしたり(笑)。そんな彼女以下、声優陣はランティス作品ではお馴染みのメンバーが結構いますね。

 1話の印象としては、まずまず面白かったかと思う。「降霊術デラックス」のTVショッピングやヌルヌルウナギ責めその他、ギャグが小気味良いテンポで次々と繰り出されるのが好印象。作画のクオリティもそれなりには高かった。次回以降もチェックします。ちなみに、主人公の春生はどうやら未覚醒の秘めた能力がありそうで、いわばまぶらほの和樹や月詠の耕平と同系列でしょうね。

第2話 「生徒会長も魔女ってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ・演出:浅井義之 作画監督:青井小夜

 生徒会長・黒須ゆり。男勝りな性格にスレンダーな容姿。全校の女子生徒から大人気の彼女だが、彼女には意中の想い人がいた。それがあの平凡男、春生である。彼と手を取り合った幼い頃の思い出とは、かくも大切なものなのか。オレだったら完全に忘れちゃうと思うのだが(苦笑)。それはそうと彼女の属性は今で言うと「ツンデレ」に分類されるのだろうけど、最近はあっさりと「デレ」になってしまう女の子が多いね。てーかこのゆり会長なんて最初からだし(笑)。「ツン」から「デレ」へのプロセスこそ、最大の萌えどころだと思うのだが、どうでしょう。

 さてそのゆり会長、あゆみの転校以来、フィギュア、うちわ、抱き枕その他、あゆみたんグッズ大量生産&大好評発売中の事態に業を煮やし(と言っても、春生をあゆみに取られてしまうとの思いからだが)、二人は魔女だらけのファッションバトルに突入。このバトルもビジュアル、ギャグ両面でなかなか見所は多かったです。だがこのバトルの最大の勝利者は、二人の限定フィギュアをゲットして大喜びの校長だな(笑)。

第3話 「危険な兄妹ってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ:麦野アイス 演出:佐土原武之 作画監督:佐藤哲也

 今週は家事ダメダメでドジっ娘属性全開なあゆみたん、って一体何なんでしょ(苦笑)。Aパートは春生の夢の中で魔法少女たちが激闘を繰り広げ、ムキムキ春生誕生であゆみ勝利かと思いきや舞夏以下があゆみをタコ殴り(笑)。そしてBパートでは舞夏の春生ラブの秘密を探る。実は劇のセリフ練習だった「お兄ちゃんなんて大嫌いっ」発言その他紆余曲折あったものの、結論は舞夏がDNAレベルで春生ラブっつーことでした。

 いやー、やっぱりオモロイはこのアニメ。ベタベタで、ドタバタな魔法少女萌えアニメを徹底的に追求した姿が、このマジカノという作品だ。中途半端に高尚なテーマを掲げようとする同類の作品には見られない、爽快さがこの作品にはある。

第4話 「盗まれたってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ:福本潔 演出:池田重隆 作画監督:渡辺伸弘

 いきなりあゆみ&舞夏たちの入浴シーン...うっ、何故だか萌えが足りないぞ!?やっぱりね、ベタなキャラクターじゃもうオレの脳は反応しないらしいです(苦笑)。可憐な乙女達の下着&あゆみの大切なペンダントを盗んだ覗き魔を捕まえるべく罠を仕掛けたら、引っかかったのはドロボウじゃなくて盗撮魔たち。中でもジャ○アンとクリソツな「アイジャン」には笑わせてもらいました(たてかべ氏を良くぞ使ってくれた!!)。

 結局あゆみの大切なペンダントは、母の大切な形見でもなんでもない「ただの」ペンダント。が、3ヶ月もペンダントを下着の中に入れておくオマジナイはどーよ!?(笑)。で、下着を盗んだの真犯人は虹原真鈴。モモーイらしからぬマジメなキャラクターで彼女の新境地が拓けるか注目されます。

第5話 「ウィッチハンターってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ・演出:木下ゆうき 作画監督:吉田優子、石井ゆみこ

 あゆみと真鈴のファーストコンタクト&大激突。春生君はそのどさくさに紛れて真鈴のバストにタッチ。うむむ、コヤツもなかなかやりおるのぉ(笑)。今週は春生にホレてしまった真鈴の空回りっぷりがギャグ的にも空回り。あゆみたちがどんどんと幼くなってしまう展開はパンチ力もイマイチ。いくらなんでもオレに幼女趣味は無いからねぇ(苦笑)。

第6話 「幽霊が出たってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ・演出:東海林真一 作画監督:東出太

 夏休み、と言えばプールだプールっ。がしかしっ、学校指定のあゆみたん大胆水着は訴求力がイマイチ。やっぱりビキニじゃないと萌えねぇよーっ(笑)。しかしながらこれは、本編後半での大胆ビキニ披露への布石だったのね。しかも当然スク水もアリとは、さすがに押さえるところは全部押さえるという姿勢だけは誉めましょう。

 ま、ストーリーは相変わらず脱力感が満点で、ここ数話は真剣に見ることができなくなってました(苦笑)。たまにはこんなぼーっと観られる作品も良いかなぁと思いつつ見続けてきましたが、正直言ってそろそろ限界かも。何せ視聴時間が無さ過ぎるからねぇ...

第7話 「メイドが来たってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ・演出:浅井義之 作画監督:青井小夜

 今回はあゆみのサポートとして魔宮父から吉川家に派遣された杏樹リカが登場。そのマイペースっぷりは我が強い本作品の女性キャラクター陣の中で特異な存在と言えるが、銃乱射魔だったりあゆみとサービスメイド対決したり黒須先輩たちの実力を試したりと大暴れしてくれました。だがみちるや本郷先生が言った通り、彼女を派遣した魔宮父の真意は春生の覚醒を促すための「促進剤」のようで。またまた混乱の要素が1つ加わったことは確かだ。

第8話 「勝利のキスってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ:こだま兼嗣 演出:佐土原武之 作画監督:渡邊信吾、佐藤哲也

 書いたことが本当になる本、「ホンマナ・リマーニャ」を巡り、何時の間にか魔女っ娘たちの体育祭MVP争いに発展。まずはブルマ好きを大告白した校長はバカ(笑)。壮絶を極めた超高得点・女子限定ウルトラレースは、あゆみの妹・みちるが仕掛けた乱戦の末に見事あゆみが勝利。だがMVPは食べ物競争系を全て制した千秋に決定し、兄春生のチューまでゲットしちゃいました。まぁ内容的にはもう一押し欲しいところですなぁ。今後は完全に「お邪魔虫」としての地位を確立しつつあるみちるに期待かな。

第9話「眠れる王子ってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ:こだま兼嗣 演出:高山秀樹 作画監督:渡辺伸弘

 あゆみたん生徒会主催の演劇に強制連行。その演劇のタイトル、「シンデレラ」じゃなくて「ツンデレラ」には笑ったよ。で、サブタイから分かる通りシンデレラはゆり会長で、王子様は当然春生。ゆり会長の職権乱用なキャスティングである(笑)。

 妹・みちるの企みにより、劇の舞台から異次元に引きこまれた春生やあゆみたち。童話世界の敵キャラたちを何とか倒し、眠った春生まで辿り着いた魔女たちだが、みちるの攻撃により魔力を吸い取られ大ピンチ。みちるにとって、姉・あゆみの呪いを解いてしまう春生は、魔界掌握の野望のためには邪魔な存在なのだ。だがその時、春生が覚醒し異次元の全てを吹き飛ばしてしまった。何気に監視を続けている本郷先生は、春生の変化に気付き始める。あゆみ派でも、みちる派でもなさそうな彼女の行動の真意も気になるところだ。

第10話「呪いの猫パンツってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ:岸誠二、木下ゆうき 演出:たちかわ夕一 作画監督:吉田優子、浦和文子

 もぅね、サブタイを目にした段階で脱力感極大なんですけど(苦笑)。H○には爆笑。あゆみの不透明度0%の超悩殺カットに無反応な春生兄は男性として大失格と思いきや、実はメガネ破壊で見えて無かったというオチの弱さ。てーかイチゴに超絶反応を示してしまう春生のフェチ度は実は高かったということか。これまでで最も恥ずかしいセリフ連発だったあゆみの演技を果敢にこなした野川さんだけはホメて良いかもしれません。

第11話「聖なる夜ってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ:こだま兼嗣 演出:小川完 作画監督:中野彰子

 クリスマスイブって言われてもリアル世界は3月なので、現実感が全然ありませぬ(苦笑)。展開に抑揚をつけていて楽しめる話ではあったはずなのですが、動かない作画が全てを台無しにしてしまいました。特にCM前後のシーンは、正に紙芝居と見間違わんばかりの出来の悪さでしたね(苦笑)。春生に覚醒の雰囲気が漂い、いよいよクライマックスが近づいて来たような感じですが、作画もそれに合わせて持ち直して欲しい。

第12話 「目覚めの刻ってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ・演出:浅井義之 作画監督:青井小夜

 新年明けましてめでたいが、相変わらずのドタバタ雰囲気にオレの眠気は最高潮(笑)。魔王への覚醒の兆しを見せ始めた春生を、自らのモノにするためみちるは春生の身を奪ってしまう。あゆみたちは春生を救うため奮闘するが、そんな彼女達を嘲笑うかの如く、みちるは春生を魔界に運んでしまった。魔王の覚醒に絶好のシチュエーションってことですか?次回最終回、オレの眠気を吹き飛ばすような展開に期待したいが、まず無理だな(笑)。

第13話(最終回)「最終回ってマジですか?」 脚本:三井秀樹 絵コンテ・演出:岸誠二 作画監督:渡辺伸弘、屋幸秀

 今回の最終回の収穫は再びあの猫パンツが見られたことくらいかな(笑)。それと本郷先生が美味しいところの大部分を持っていってしまったな。ということで、マジカノアニメ版完結。最終回はそれなりに緊張感がありましたけど、総じて見れば脱力感が一杯な作品でしたねぇ。その割には作画もダメダメだったし、大して見るべきポイントは無かったように思います。何で最後まで見つづけたんだろうか、自分でもよく分からなかったりします(笑)

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