Fate/stay night (2006年版) (第1話~第20話)  ~感想~

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<スタッフ>
原作:奈須きのこ/TYPE-MOON  監督:山口祐司  シリーズ構成:佐藤卓哉  キャラクターデザイン:石原恵  音楽:川井憲次  アニメーション制作:スタジオディーン
<キャスト>
衛宮士郎:杉山紀彰  セイバー:川澄綾子  遠坂凛:植田佳奈  間桐桜:下屋則子  藤村大河:伊藤美紀

Bitly

1話 「始まりの日」 脚本:佐藤卓哉 絵コンテ:山口祐司 演出:吉田俊司 作画監督:西田亜沙子

 原作ゲームは未プレイですが、事前学習で大体の世界観は理解したつもりです。今回の第1話は、主人公の士郎の生い立ちや性格といった設定説明がメインで、正にプロローグといえる内容でしたね。困っている人を救いたいという正義感の強さと、命を救った義理の父・切嗣を追い求める姿が印象的だった。それと、モノの構造を把握する力に長ける一方、魔術師としての才能はゼロだが、それらはいわば彼の才能の表と裏なんじゃないかと思いました。

 全体的な印象としては、ジェネオンアニメに多く見られる「無機質」な雰囲気は感じられるものの、他の作品と比べるとその度合いはやや薄い。(良い意味で)他の作品と比較してストーリーを綴るスピードがゆったりしているのがその理由かと思う。例えば、他作品と同じスピードに準じるならば、この1話で士郎とセイバーが出会っている確率が高いと思うが、そうならなかった(させなかった)のはやはり奈須氏初めTYPE-MOONの介入が大きいのでは。

 それから、ギャグ一色の藤ねえのキャラはなかなか良いし、本格派なシンガーが歌うOPとEDもクオリティ高いかと。一応、次回以降も見ます。あとどーでも良いことかもしれないけど、個人戦のくせに聖杯「戦争」ってのがピンと来てないですハイ。

2話 「運命の夜」 脚本:佐藤卓哉 絵コンテ:柳沢テツヤ 演出:古川政美 作画監督:江森真理子

 アーチャーにも不満があるわけでは無いが、凛は最強のサーバントであるセイバーを召還できなかったことを少々悔やんでいるようだ。そのアーチャーは過去の記憶が無いらしいが、それが持つ意味はどれだけあるのだろうか。相変わらず従順なさくらの兄・慎二が凛にこっぴどくフラれたらしい。確かにこの慎二というヤツはキザで好感度低い(笑)。その慎二のおかげで弓道場の片づけをすることになった士郎は、新たなサーバント・ランサーとアーチャーとの激突を目の当たりにしてしまう。常人では見えないはずのこの戦いが見えたことが、彼の運命の伏線でもあった。

 聖杯戦争に目撃者は生かしてはおけない存在。ランサーは士郎の左胸を一突きしてしまう。自分のせいで一般人が死んでしまったと思い込んだ凛は宝石の力が宿るペンダントを使って士郎の心臓を蘇らせる。彼女には、この戦争で一般人には絶対に被害を出さないと言う誓いか何かがあるのだろうか。だがアーチャーは凛が目撃者を生かしたことを責め、そしてランサーが再び士郎を襲撃する。ボコられる士郎。だが彼が逃げ込んだ蔵に謎の魔方陣が出現。そして士郎の左手の紋様と魔方陣が共鳴し、いよいよセイバーが登場した。

 ストーリーはまだまだこれからってところでしょうが、公式サイトのキャスト欄を見ると7人いるはずのサーバントが6人しかいないように見えるし、マスターが誰なのかも原作知らないオレにはさっぱり。ま、ゆっくりと見ることにしましょ。

3話 「開幕」 脚本:志茂文彦 絵コンテ:高本宣弘 演出:高山功 作画監督:石野聡
4話 「最強の敵」 脚本:岡田麿里 絵コンテ:藤原良二 演出:秋田谷典昭 作画監督:塩川貴史

 #3)士郎との契約を完了したセイバーとランサーとの一騎打ち。彼女が持っているのは見えない剣か。ランサーの必殺技・ゲイボルグをセイバーが何とか交わすと、ランサーはさっさと退散。にしても、セイバーが彼を指して呟いた「アイルランドの光の巫女」ってのはさっぱり。ちなみに彼の雇い主(マスター)は臆病者らしい。今まで出てきたキャラクターで、臆病そうなヤツは...

 続けてセイバーは凛&アーチャーに襲い掛かるが士郎が止める。その凛と、そして監督役:中田譲治、じゃなくて言峰綺礼に聖杯戦争のことはもちろん、士郎の左手の刻印が「令呪」・マスターの証であること(令呪のシステムは正直,理解できんかった藁)、士郎の魔力不足でセイバーが霊体になれないこと、10年前の大火事の原因が前回の聖杯戦争の爪痕であること、などを聞き出した。そして言峰が言っていた「戦いを回避して聖杯に触れた者」というのが、やはり士郎の父・切嗣のことだろうか。

 原作知らないオレの予想。戦争の勝利者の目的は定かじゃないが、そいつが引き起こした10年前の大火事は例えば士郎のような特別な力を持つ人間を「選別する」ために引き起こされたものじゃないのかな。で、それを止めたくて聖杯に触れたが戦っていなかったために力が手に入らなくて大火事を止められなかった切嗣が生き残った(選別された)士郎を救い、そして望まざる戦いに勝ち抜き聖杯を手にし、その力が悪用されないよう封印するために、魔力を持った士郎を育て上げた(「正義の味方になれ」という遺言は正にその意味)、という流れ。うーん、結構ありがちかな(苦笑)。

 #4)戦う意志をはっきり示した士郎の前に、イリヤ&バーサーカー登場(この娘、士郎と逢うのは2度目らしい)。セイバーが最優であるならば、余りに凶暴過ぎるバーサーカーは最強、いや最凶の敵。ボコボコにされたセイバーを庇うため、無謀にも士郎がバーサーカーのパンチの直撃を食らい気絶。魔力を送ってくれたセイバーや家に運んでくれた凛のおかげで復活したが、いやはや女の子に助けられてばかりの士郎である(苦笑)。

 ちなみにサーヴァントにはそれぞれ神話の英雄の力が宿っているようで(バーサーカーはギリシャ最強の英雄・ヘラクレス)。サーヴァントがその英雄を使役するという表現が使われてましたが、使い魔みたいなものと考えれば良いのかも(その神名を教えることは、相手に弱点を晒すようなものだとか。要はその神の力がサーヴァントの力の源ってことでしょうかね)。それから桜たんはやはり怪しさ80%って感じ。マスターかどうかは分からんが、彼女独特の感覚(世界?)を持っているようで、ストーリーの後半に登場回数を増やしそうです。

 それといつも気になっているのが「セイバー」という名前。「saber:騎兵刀(サーベル)」から来ているらしいけど、オレには「saver:救い主、救助者、救済者」の意味もあるんじゃないかと思えてなりません。凛が「有り得ない」と言ってた、サーヴァントからマスターへ魔力が供給されることなんかは、正にセイバーが士郎の「saver」なわけで。恐らく他のマスター&サーヴァントとは異なった絆を深めるであろう士郎とセイバーの間では、お互いが「saver」な関係を築き、そしてそれが戦争に勝ち残る決定打となる...またまた先走りな予想ですが、どうでしょう。

5話 「魔術師二人(前編)」 脚本:花田十輝 絵コンテ:喜多谷充 演出:岡嶋国敏 作画監督:波風立流

 士郎の命令通り、部屋からずっと出ないセイバー。トイレとかは大丈夫なのだろうかと余計な心配をしてしまう(苦笑)。しかしセイバーを隠す状況に嫌気が差した士郎はセイバーを藤ねえと桜に紹介。そして何故か納得できない藤ねえとセイバーの剣道対決に突入。インチキ竹刀には笑わせてもらいました。さすが藤ねえだわ。

 セイバーを引き連れることなく、丸腰で学園にやってきた士郎に凛は呆れを通り越して怒りが湧き起こる。それは彼がマスターとしての立場を受け入れきれていないことに対する苛立ちか。ともあれ、凛のスカートの中身は是非とも見せて欲しかった!(ぉぃ)。新たなサーバントの影もちらついているし、これから盛り上がってきそうですね。

 アニメ版月姫を反面教師として、この作品が目指すべきものが何となく分かってきた。前回のセイバーとランサーとの戦闘シーンの流れとか描き方が、何だかすごく「犬夜叉」っぽく感じたんだよね(その時のレビューでは書けなかったけど、ようやく分かった)。暗い雰囲気が作品全体を支配しつつも、この作品が目指すのは「王道」そのものなのだと僕は思う。そういえば士郎の声はかなり山口勝平氏系だしね(最初聴いた時はマジ間違えたよ)。そしてそれが月姫では決定的に欠けていたことは、見た方ならば理解してもらえると思う。この推測、どーでしょう!?

6話 「魔術師二人(後編)」 脚本:佐藤卓哉 絵コンテ・演出:古川政美 作画監督:かどともあき
7話 「蠢動」 脚本:花田十輝 絵コンテ:柳沢テツヤ 演出:吉田俊司 作画監督:藤井まき

【#6】
 士郎と凛の戦いを止めたのは、女生徒の悲鳴。だが助けようとする凛に向かって短剣が投げ込まれた。士郎はその短剣を左手一本で防いだ。森に入った士郎は新たなサーバント・ライダーに出くわす。セイバーを呼ばず単身挑もうとする士郎だが当然苦戦。だがその危機を凛が救った。

 ライダーに傷つけられた身体はあっという間に回復していた。士郎の自然治癒力は異常であるが、それは単にセイバーの力を受けていることだけが理由なのだろうか。正体不明な学園に潜むマスターを倒すまで、士郎と凛は休戦が決定。過去のことを話しこむ二人。凛は魔術師の能力を引き継がなかった父・切嗣に怒る。後世に能力を引き継ぐことが魔術師の義務だと彼女は信じる故の怒りだったが、それは凛自身の過去にも関係してそうです。そして不殺で戦い抜こうとする士郎を、アーチャーは切って捨てる。確かに士郎の言う事は、夢物語でしか無いように思えるが。
 

【#7】 
 おかわり4杯目、食卓の上を全部平らげるセイバー。ピンチにも自分を呼ばなかった士郎に対し、怒り爆発である(笑)。そんな朝はセイバー、凛、桜、大河が藤村家に勢揃い。相変わらず凛と桜の間に張り詰める緊張感は何なのでしょう。士郎は朝に桜を傷つけ、そして凛との昼休み屋上密会の約束を反故にし、ちゃっかり桜のフォロー。男の風上にも置けんっ(怒)。

 士郎の能力を手掛かりに、学園の樹刻を壊していった士郎と凛。だが結界の不気味な力に襲われた士郎が弓道場に入ると、何と魔方陣が描かれていた。そしてそこには、ライダーとマスターである慎二が彼を待ち受けていた。分かっちゃいたが、やはり彼が学園に潜むマスターだった。

8話「不協の旋律」 脚本:志茂文彦 絵コンテ:ほしかわたかふみ 演出:高山功 作画監督:徳田夢之介

 自分も戦争に巻き込まれたと被害者を装う慎二は士郎に協力を申し出る。彼曰く、美綴を襲ったのは自分じゃない、間洞は魔術師の一族だが能力が枯れてしまい今は知識だけしか持たないという(桜は何も知らないらしい)。だが士郎は慎二の申し出を断った。慎二は一成の住む柳洞寺にマスター(魔女)がおり、結界が張られた山で魂を集めていると言う。凛は学園にもう一人魔術師がいるといったが、魔力が使えない慎二を含めると、学園には4人いるということになる。

 帰宅した士郎を待っていたのは凛。何と今日からこの家に泊まりこむらしい。いつものように、桜、藤姉、次々とやってくる美女達。正にこの家は、戦場になりつつある。そんな中、うわさの魔女に攻撃することを許さない士郎の言いつけを破り、セイバーが単独出撃。魔女・キャスターのサーバントがアサシン(暗殺者)が、セイバーを待ち受ける。

9話「月下流麗」 脚本:岡田磨里 絵コンテ:高本宣弘 演出:秋田谷典昭 作画監督:波風立流
10話「穏やかな幕間」 脚本:佐藤卓哉 絵コンテ:藤原良二 演出:岡嶋国敏 作画監督:江森真理子

【#9】
 セイバーvsアサシン(佐々木小次郎)の激突開始。目覚めた士郎はセイバーの不在に気付き、セイバーを囮にしてまんまと寺に侵入したライダーの前に魔物の大群が出現。剣を打ち合う中、アサシンはセイバーの見えない剣の正体を見抜く。そして剣を鞘に収めたまま戦っていることも。アサシンは秘剣・燕返しでセイバーを攻め立てるが、セイバーは寸前のところでその剣筋を交わした。魔物を次々と倒すライダーの前にキャスターが出現し、こちらもタイマン勝負開始。そんな時、ようやく士郎が柳洞寺に到着する。

 セイバーもついに本気を出し、剣から放たれる強烈な剣圧が周囲を圧倒する。だがそこにはもう一人のサーヴァントが二人の戦いを物陰から監視していた(よく見えなかったがランサーか!?)。それに感づいたアサシンは、ここで勝負は一旦お預けだと寺へと戻っていった。戦い終わり、セイバーは士郎の前で気を失い倒れこんでしまう。がセイバーの美しい寝顔に思わず見惚れてしまう士郎。凛の突っ込みはナイスタイミングだ。

 眠りから目覚めたセイバーに、どうして戦ったのかと士郎は問う。セイバーはサーヴァントとして当然と言い切り、そして士郎にはマスターの自覚が無いと反撃。士郎はセイバーが戦うくらいなら自分が戦って死んだほうがマシと言う。アンタの方がよっぽど弱いってのに(笑)。そんな二人のやり取りを見つめていた凛は、士郎がセイバーが傷つくのが嫌なのだと断言する。セイバーは、士郎が戦うことを許す代わりに、剣の鍛錬を条件に出す。シャナといい、男主人公が強い女の子に鍛錬されるのが今の流行なのか!?(笑)

【#10】
 髪を下ろした凛はなかなかイイ感じ。学校をズル休みした士郎は、早速セイバーと鍛錬開始。当然士郎はセイバーに手も足も出ないが、士郎のやる気にセイバーも少し感心する。聖杯を手にしセイバーが叶えたい願い。それは生前果たせなかった責任を果たすため。だがそれは、セイバー自身が何かをやり直すことでもあるようだ。そのことを話すセイバーに、どことなく元気が無かったのが気になる。

 昼食の買出しに出た士郎に、何とバーサーカーのマスターである、イリヤが迫る。で早速イリヤちゃん、士郎にお兄ちゃん攻撃かよっ(笑)。昼間は戦闘しないのか彼女は。妙に士郎に懐く魔術刻印についての知識が微妙に異なっていたのは気になる。屋上で密会していた凛と慎二、内容は前と同じく慎二の勧誘。だが凛はあっさりと断るところか逆に慎二をコケにしてしまう。だがその凛のパートナーである士郎は、お風呂に入るため全裸になっていたセイバーにバッタリ。この覗き魔に、死の鉄槌をっ!!(笑)

 気を取り直し「投影」の訓練をする士郎だが成果は芳しくない。そんな士郎に対し、凛は宝石を飲み込ませ魔術回路のスイッチを強制的にオンにする。そしてアーチャーは士郎に、想像の中で勝てるものを幻想せよとアドバイスする。士郎の戦闘準備も着々と進んでいるが、果たしてその成果は現れるのだろうか。

11話「鮮血神殿」 脚本:志茂文彦 絵コンテ・演出:うえだしげる 作画監督:かどともあき

 セイバーの次は凛との個人授業。って字で書くと何だかエロいが(苦笑)、弱っちい士郎にとっちゃ地獄の特訓に等しい。だがその特訓で、凛は士郎の魔術回路がある能力に特化したものであると指摘する。しかもそれは、魔術の基本となる等価交換の法則を無視したものだとか(ハガレンかよ藁)。倉庫にあったヤカンなどのガラクタは、士郎の特訓により何時の間にか集められたもののようだが...もちろんそのことに、当の本人はまだ気付いていない。

 突然慎二が士郎を学校に呼び出す。一人で来いと。ワナに決まっているのに、行ってしまうのがお人好しの士郎君(笑)。校舎に入ると、周囲に張られた結界(周囲を赤くするこの結界が鮮血神殿か?)が発動し、生徒たちは皆倒れていた。凛にフラれた?ことがショックだったらしい慎二が、士郎に八つ当たりというのが今回の全てである。何だかな。慎二が藤姉を蹴り飛ばしたことを聞き、ブチ切れた士郎は慎二に突撃。特訓の甲斐あり慎二の攻撃をあっさりと交わしたが、ライダーが乱入し士郎の身体を痛めつける。だがトドメをさそうとしたが、ライダーの武器は突き刺さらず。やはり士郎の体は驚異的な防御力を誇る。作戦変更し、ライダーは士郎を窓から叩き落す。大ピンチの士郎はついに令呪を使いセイバー召還し、ライダーを倒せと命令する。

 セイバーvsライダー開戦。一方の慎二は復活した士郎に追われて逃げ回るが捕まり、士郎に首を締め付けられる。性格的には人を殺せるはずの無い士郎だが、唯一の例外があった。それは魔術師は魔術師を殺す覚悟が必要だと、切嗣から教わっていたこと。本気の士郎にびびった慎二はライダーに結界解除を命令。何とライダー結界を解除したは自らの首を刺し、自らの鮮血で魔方陣を描き宝具を使って学校から逃走した。

 メチャメチャに破壊された学校。気絶した士郎は切嗣との出会いを夢に見、気付いたら自宅で凛の看病を受けていた。羨ましいぞ!!(笑)。慎二とライダーにオモチャにされた学校の後始末は綺麗がフォローしたらしく、生徒たちも皆無事だったらしい。士郎は道場で座っていたセイバーに面会。セイバーが単身乗り込んだことで士郎を責めると、自分が愚かだったと士郎は素直に謝った。そしてもう二度と一人では戦わない、力を貸して欲しいと言葉を続ける。だがセイバーだけが傷つくようなマネはさせない、それだけは士郎が譲れないものだった。セイバーは笑顔を見せ、二人は固く手を握り合った。凛はそんな二人をからかうが、脈を図っていたっていうゴマカシ方はどーよセイバーたん!?(笑)。

 さて、そろそろ来るかなと思っていたけど、今回は作画の質が少し落ちてましたね。特にCM前のセイバーの顔はひどかったな(苦笑)。それと等価交換だの宝具だの、他の作品でも聞いたことのある単語をチラホラと耳にしましたね。どっちの作品が先なのかは知らないけど、皆考えることは同じということか。

12話「空を裂く」 脚本:岡田磨里 絵コンテ:柳沢テツヤ 演出:吉田俊司 作画監督:塩川貴史

 士郎に完敗した慎二だが、士郎に対する憎悪は増すばかり。再度の激突は近そうだ。藤姉は病院で元気一杯、やっぱりさすが(笑)。士郎はライダーに狙いを絞ろうと考え、勝ち目があるのかとの凛の指摘に対しセイバーの方が強いと答える。寧ろライダーが持っていたあの魔方陣、即ち宝具の方に脅威があると見ていた。彼女の宝具はセイバーの剣などの「対人宝具」ではなく「対軍宝具」であり、使われる前に倒すことがベストと考えられる。

 性格的に慎二は再び結界を張ると見た士郎は街中を探すが、彼の傷はまだ癒えておらず痛みが再発。心配したセイバーは士郎を無理矢理ベンチに休ませ、彼女は隣りに座る。しかも照れまくりの士郎にセイバーは膝枕まで勧める。何よそれっ!?。だが士郎は夢を見る。彼らがいたこの森は、かつて切嗣に助けられた場所だった。人々が犠牲となってしまう聖杯戦争を終わらせる、それが前の戦争で犠牲となった人々へのせめてもの報い。だがそんな士郎の願いを、セイバーは士郎が優しすぎるとキッパリと指摘する。

 夜遅くまで結界を探す二人だが、自分たちを監視する気配に気付く。その気配の主はライダーだった。ビルの壁づたいの激突だが、意外にもセイバーが苦戦。そして士郎はビルの屋上を目指すが、そのビルにはイリヤの影も...何とライダーはペガサスに乗り、セイバーに襲い掛かる(宝具の力のようだが、何だか過去の業がどうこうの辺は良く分からず)。慎二が屋上に辿り着いたその時慎二の高笑いが響き渡り、ライダーは白馬にムチ打ちセイバーに突撃を敢行する!!

 だがその時、瞳を閉じたセイバーの剣から猛烈な風圧が発生し、ついに黄金に輝く剣・エクスカリバーが姿を現した。その剣から放たれた光は、ライダーのゴーグルを木っ端微塵に破壊した。その光を自室の窓から見届けた桜は何かを呟き、凛は外から自分の部屋を寂しそうに見つめる。令呪が燃え慎二は逃亡。だがセイバーも倒れてしまった。

13話 冬の城 (千葉テレビ 2006/4/2)脚本:佐藤卓哉  絵コンテ:藤原良二  演出:古川政美  作画監督:波風立流 幾千、幾万もの兵士たちを前にしても威風堂々としたセイバーの姿、ただただカッコいい。だがこの兵士たちをバッサバッサと斬りまくった記憶と思いきやそれは違っていた。真の名・アルトリア・アーサー王として、この兵士達を率いていた記憶だった。だがその時彼女が手にしていた剣は、前話のエクスカリバーとは異なるらしい。違いが生じた理由はどこにあるのか。1つ、アーチャーが言っていた、セイバーは士郎を守るために自分の身が消えてしまうリスクを犯してまで、宝具=エクスカリバーを使ったことが、その背景にあるような気がするが... 魔力がほとんど無くなったセイバーはこのままでは消える。これを解決する方法は実質的に1つだけ、令呪を使ってセイバーに人を襲わせ、魔力を回復させるしかない。士郎にも決断の時が迫っていたが、公園のベンチで悩んでいたところに登場したイリヤに金縛りを掛けられ、あえなくイリヤの洋館に捕らわれてしまった。ったくホントに情けねぇ(苦笑)。 イリヤは何と士郎に自分のサーバントになれと誘う。それ即ち、自分のシモベになれってことだ。当然士郎は断るが、イリヤが言っていた、「10年間待った」、「裏切った」というセリフも気になる。彼女は外見は子供だが、実は士郎なんかよりも長生きなのだろうか。そして過去、士郎や切嗣とも因縁があったのかもしれない。慎二を殺した彼女の次なる標的は、もちろんセイバー。そのセイバーは魔力を失いほぼ戦えない身体にも関わらず、凛&アーチャーと共に洋館にやってきた。勝ち目はほとんど無いが、どうするセイバー!?

14話 理想の果て (千葉テレビ 2006/4/9)脚本:花田十輝  絵コンテ:高本宣弘  演出:吉田俊司  作画監督:徳田夢之介 オルゴールの音色をバックに館の外に出てきたイリヤ、その音色は彼女の可愛さと儚さを表現するかのようだ。館に侵入したセイバーたちが縄を解いた士郎と合流を果たすが、セイバーの体力(霊力)は限界だ。手を貸そうとする士郎に対し、アーチャーは「所詮オマエにゃ何もできん」とキツイ一言。何か士郎に怨みでもあるんですかねこの人は(苦笑) が、館から逃げようとした士郎たちを待っていたのはイリヤ。実はさっき外に出たのは偽者(幻影?)らしい。そして最凶のサーバント、バーサーカー登場。イリヤから出た「皆殺し宣言」。3人を逃がすべく、バーサーカーvsアーチャー開戦。アーチャーは士郎に「オマエは生み出す者、できることは1つ。それを極めよ。士郎の戦うべき相手は、自分のイメージだ」と言い残す。ア ーチャーは弓使いのくせに短剣(しかも二刀流)を繰り出すが、バーサーカーの絶大な圧力にダメージを負ってしまう。ここでアーチャー渾身の一撃がバーサーカーに炸裂。続けて宝具投影を連発し、白黒2本の剣で真上からバーサーカーをたたっ斬る!! だがそれでもバーサーカーは倒れない。反撃を受けたアーチャーは地面に倒れこんでしまう。だがトドメを刺そうとしたイリヤとバーサーカーを「固有結界」に巻き込み、アーチャーは最後の戦いを挑んだ!だが直後、逃げ出す凛の腕から令呪が消えた。あぁ...セイバーは再び倒れ、深手を負ったバーサーカーはすぐに傷を癒し士郎たちを追う。ってアンタ強すぎ(苦笑) 今回からEDがリニューアル。大地の壮大さを感じさせた前EDと比べて、今回はキャラクターたちの素顔、身近さを感じさせる雰囲気で、負けず劣らず良い出来だと思います。

15話 十二の試練 (千葉テレビ 2006/4/16)脚本:志茂文彦  絵コンテ:鎌倉由実  演出:岡嶋国敏  作画監督:波風立流 士郎が力尽きたセイバーを「お姫様抱っこ」。悔しいが、これをされるといつでも萌えるんだよなぁ(笑)。さてOPがリニューアル。謎のメガネのオッサン、号泣する桜の涙に悲しむ凛、やられたはずのアーチャーと士郎の一騎打ち、玉座に居座る凛々しいお姿のアーサー王・アルトリア(セイバー)。絵的に気になったのはそれくらい。曲はまずまずの出来だと思う。 逃げ延びる途上にあった廃墟に3人は身を隠した。アーチャーは失ったが、バーサーカーをここで絶対に倒すと断固たる決意の凛は、やはり強い。彼女曰く、セイバーの力を元に戻すには、セイバーに士郎の魔術回路を移植することしかない。完全移植してしまえば、士郎は魔術師としての能力をほぼ失ってしまう。そしてその儀式との名目で、凛がいきなり士郎にチュー。そしてセイバーたんをベッドに押し倒し、胸のリボンを外して誘惑!!これは二人をバランス良く動揺させるためというが、何じゃそりゃ!?(笑)。 そして今度は士郎がセイバーの上になり本当の儀式開始。セイバーの夢?の中で竜に右腕を食いちぎられた士郎だが、二人はほどなくベッドの上で目覚めた。照れくさくて顔を赤らめ合う二人。誇り高きセイバーたんも普通の女の子並に恥らいの気持ちも持っていたのね(笑)。士郎は士郎で、セイバーと繋がる確かな感触があると言う。何だか二人の絆が目に見える形で強くなってきた。 さて、セイバーも復活したところで作戦会議開催。凛は士郎にイリヤを手なずけさせ、セイバーとバーサーカーが対峙する隙に自分がバーサーカーを襲う奇襲作戦を提案。自分も援軍すると言う士郎は樹の枝を弓に変えることができるようになっていたが、そんな武器でバーサーカーに通用するのか?そして士郎は、命を削ってしまう宝具は使うなとセイバーに告げる。だが枝に足を取られそうになり士郎に助けてもらったセイバーの顔は真っ赤。おぃおぃマジでセイバーたんが士郎に目覚めちゃったか!?キーッ。 バーサーカーvsセイバー開戦。だが完全に力が戻っていないセイバーは苦戦。士郎は弓矢を使ってセイバーを援護しようとするが全く効き目なし。ってやっぱりダメじゃん(苦笑)。士郎はバーサーカーを倒すことのできる無敵の剣の具現化を図る。そしてセイバーに気を取られたバーサーカーを狙い凛が飛び出し、肉を切らして骨を断つ覚悟で見事バーサーカーの首を吹き飛ばした!! だがバーサーカーは12回殺されなければ死なない体。蘇生魔術の重ね掛け、不死の呪い、それがバーサーカーの宝具・ゴッドハンドだとイリヤは余裕。まだ彼にはあと7回の命が残っているらしい。バーサーカーの手に捕まった凛は、このままではつぶされてしまうのか!?てーか万が一彼女が死んだらオレは見るのをやめちゃうよマジで!! あれ、EDが元に戻った。前回のは特別バージョンってことですかね。よーわからんわ。

16話 約束された勝利の剣 (千葉テレビ 2006/4/23)脚本:岡田磨里  絵コンテ:藤原良二、山口祐司  演出:小林浩輔  作画監督:かどともあき セイバーの剣筋は凶悪バーサーカーに全く利かず。怒りに任せて突撃した士郎も返り討ちに遭ってしまう(っとここで選挙速報がっ。ウザ過ぎ!!)。が士郎はエクスカリバーを具現化しようとするセイバーを令呪を使って止め、自身が剣を具現化。バーサーカーの攻撃を見事に交わし(何時の間にそんな戦闘力を身に付けたの?)、セイバーと二人で剣を取り、黄金に輝く剣をバーサーカーの身体に剣を突き刺した。あっさりと消えるバーサーカー。どうやら一撃で7回殺しちゃったらしい。ってどーいう仕組みやねん(笑)。士郎が具現化した剣はカリバーン。エクスカリバーとはまた違う性格を持つ剣のようだが、その関係性はよく分からん。 眠りから目覚めた士郎。そばに付き添うセイバー。で、士郎の布団の中にイリヤキターッ(笑)。セイバーや凛に責められながらも士郎はいつものようにイリヤも庇う。まだ令呪が残っているイリヤは他のサーバントと再契約することもできるが、彼女にとってはバーサーカーだけが自分のサーバントだと呟く。何を思ったか、イリヤを匿うことに反対していた凛もいきなり賛成に回る。彼女の狙いは謎だ(セリフがよく聞こえなかった・・・)。 鍛錬。真正面から士郎と打ち合うのは身体が触れてしまうからイヤだって。セイバーたん顔赤らめて恥ずかしいーっ。続けてお風呂でバッタリというお約束の展開。筋肉ついてるどころか、超美しすぎる肢体です(笑)。一方あれだけの剣を投影した士郎が無傷であることに凛は驚愕。やはり士郎の能力はハンパなものでは無いようだ。そして凛はいきなりエクスカリバーの鞘の話を始める。ちょっと唐突な印象がある会話だったが、今後の展開に重要なキーワードとなるのかもしれない。 月夜の下、セイバーが見たという士郎の過去。その大火事は、かつてセイバー(アーサー王?)が経験したことと近いようだが。そして士郎が切嗣のような正義の味方を目指すのは間違いだ、そして士郎には聖杯が必要だとセイバーは断言する。一方、じっと時を待ちつづけた葛木宗一郎とキャスター(って誰だっけ?)。彼らが欲するのは潜在力が強い魔術師。そして彼らの視線は、桜に注がれていた...

17話 魔女の烙印 (千葉テレビ 2006/4/30)脚本:佐藤卓哉  絵コンテ・演出:うえだしげる  作画監督:江森真理子、奥野浩行 アーサー王が民心を失った過去を持つことは覚えておくべきか。言い訳もしなかったセイバーだが、彼女が償おうとしているものは、この過去と関係ありそうだ。それはそうと、美少女だらけ(藤姉除く)の朝食会開催。凛とイリヤを見てるだけでもオモロイです。 TVをつけるとニュースは被害が拡大する昏睡事件の話題で持ちきり。それを見た桜は憂鬱さを深め、凛の表情は険しさを増す。てーかその他の皆さん、デザート争奪戦どころじゃないです(苦笑)。イリヤ曰く、これは柳洞寺のキャスターの仕業。柳洞寺にはアサシンとキャスター、2体のサーバントが居るのだ。魔術師でもあるキャスターはアサシンを召還し、そして元のマスターを殺して柳洞寺に居座っている、今のマスターはただの人間と彼女は言う。ちなみにキャスターの正体はメディア=ギリシャ神話での裏切りの魔女らしいが、「正体」っていう表現を使うことにも何か意味ありそう。 キャスターとつるんでたメガネ男・葛木は彼らの学校の先生だったのか(苦笑)。凛は葛木先生襲撃作戦を発案し、士郎にも選択の余地は無かった。夜、葛木先生を待ち伏せして攻撃した凛だがキャスターが現れ攻撃を跳ね返す。士郎の忠告にも、「オレは殺人鬼であり他人がどうなろうと関係無い」と葛木は全く耳を貸さない。そして何とセイバーと凛を返り討ちにしてしまう。コイツはマスターの中でも例外中の例外、絶大な戦闘力を持つマスターなのだ。 この大ピンチに士郎はアーチャーの両手剣を作り出し反撃。だがその戦いを制したキャスターは、何と殺し合わずとも聖杯の力を手に入れる方法があると言い、そして協力すればその恩恵を分けても良いと言うのだ。その方法は、聖杯を召還する核となるもの(=魔術師)と大量の魔力(=大量の人の魔力)があれば問題無いらしい。もちろん士郎たちは拒否するが、その核となる魔術師は生贄同然。それがイリヤだと直感した士郎たちはすぐさま自宅に戻るが、桜を乗っ取ったキャスターの宝具・ルールブレイカーにより、セイバーは聖剣・エクスカリバーが使えなくなってしまった。今度こそ大ピンチか!? どーでもいいがEDテロップ、アーチャーとバーサーカーのキャストが逆だよっ(笑)。

18話 決戦 (千葉テレビ 2006/5/7)脚本:花田十輝  絵コンテ:柳沢テツヤ  演出:吉田俊司  作画監督:中野典克、添田直子、佐藤義和、小澤円、小林利充、江森真理子、山元浩 キャスターにも色々と複雑な過去がありそうだが、断片的な回想だけじゃ推理は難しい。それはそうと、一度力尽きたはずの自分を救ってくれた葛木に、キャスターはマスター以上の感情を抱いているのかもしれない。 キャスターが仕掛けた秘密の神殿の入り口を、凛はあっさりと発見(苦笑)。だがそれもまた、凛の過去の記憶があったからのようだ(桜が凛を引き寄せたのか?)。士郎たちが雑魚どもを片付けたところでアサシン登場。彼はセイバーとの勝負しか興味が無いと言い、士郎と凛は先を急ぐ。神殿の中心には、際どいセクシースーツに身を固めた桜が。葛木の奇襲を士郎が見破り、士郎と葛木もタイマン勝負に突入か。 セイバーvsアサシン、剣の達人同士の激闘開始。アサシンは英霊ってセイバーは言っていたが、架空の人物(佐々木小次郎)を正体に持つサーバントが英霊の意味かな。そして一方、凛と桜がついに対面。キャスターは全て二人のことをお見通しと言った。子供の頃、軒下でたたずむ二人の記憶。そう、凛と桜は姉妹だったのだ。そして「魔術師にとって、魂の尊厳が一番大切」と桜を殺すつもりだった凛は、トドメを刺せなかった。妹を想う愛情が、桜に掛けられたキャスターの呪縛を解いたのだ。あとは葛木とキャスターを倒すのみ。

19話 黄金の王 (千葉テレビ 2006/5/14)脚本:志茂文彦  絵コンテ:高本宣弘、山口祐司  演出:うえだしげる  作画監督:堀越久美子、奥野浩行 セイバーVSアサシン、剣士同士の戦いは、セイバーの「燕返し返し」で決着。遺言までキザなアサシンの最後は彼らしいものだった。一方、修行の成果もあって葛木相手に善戦していた士郎だが、徐々に追い詰められてしまう。しかしそこにアサシンを倒したセイバー到着。 そしてそこに乱入してきたのが、謎の黄金のサーヴァント(cv関智一)。我らがセイバーを、「オレのモノだ」と豪語した彼の実力は凄まじく、キャスターと葛木をあっさりと飛剣の嵐で殺してしまった。そこで明らかになったこと、キャスターの葛木に向けられた愛は本物だった。彼女の望みは聖杯を得ることでは無く、葛木と一緒にいることだった。人間とサーヴァントの愛情、士郎とセイバーにもそれに近い感情が芽生えていることは、もはや否定できない。 正体不明の黄金のサーヴァントは前回の聖杯戦争の生き残りらしい(宝具無しのサーヴァント)。そしてセイバーは前回の戦争で彼に敗れたが、彼はセイバーに求婚したらしい(もちろん拒否したが)。そして今回明らかになったこと、前回の戦争でセイバーのマスターは、切嗣だったのだ。切嗣は聖杯を得るべく冷徹に戦っていたが、彼等が勝ち残った直後、切嗣は聖杯をセイバーに聖杯を破壊させたのだ。そしてその結果、街は火の海に包まれた。それはセイバーにとって切嗣の裏切りともいえた。もう切嗣の真意を問い質すことはできないが、その断片が士郎の自己犠牲の精神だとは言えまいか。 セイバーの願いは聖杯を手に入れ、新たな王の選定をやり直すこと。自分の身を省みない、イコールそれはセイバーの死を意味する。だが一方、言峰綺礼の元を訪れた士郎は、聖杯をセイバーに飲ませることにより、セイバーを人間として生まれ変わらせることができることを知る。当然士郎は、セイバーの命を救うことを選択するだろう。主従関係にあり、聖杯を得るという目的も同じでありながら、招こうとしている結果は全くの正反対。これが二人にどんな結末をもたらすのか、今はまだ分からない。

20話 遠い夢跡 (千葉テレビ 2006/5/21)脚本:岡田磨里  絵コンテ:喜多谷充  演出:岡嶋国敏  作画監督:波風立流 「セイバーが好き」。自分の気持ちを確かめた士郎が取った行動は、「デート」。士郎が大マジメに断言したそのセリフに凛は大爆笑。そしてセイバー派のオレは大激怒。「デートは戦い」、凛らしい励ましにはうなずくところ多し。 そしてデート突入。ライオンのぬいぐるみが「クマ」だったら突っ込み所多かったのに・・・ってのは「神岸あかり派」・robyの妄想でした(笑)。しかしこのデート、一度はセイバーを救おうとする士郎とあくまで戦いつづけようとするセイバー、二人のすれ違いという結末を迎えそうになる。「勝手にしろ!」とセイバーを見捨て、帰ってこないことにうろたえた士郎にはかなり失望。セイバーの性格ならば、本当に帰ってこないことくらい理解しろよ、と思った。 セイバーがそのまま橋の上に佇んでいたことは、士郎にとっては幸いだった。容易に探し出すことができたのだから。だが一緒に帰ろうとしたところで黄金のサーヴァントが再び登場。「人の彼女に手を出すんじゃねぇよ!」ってのが彼の言い分。またしても戦いに突入か。

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