最近まで私がお勧めする不動産投資法について解説してきました(興味のある方はこちらからぜひ)。しかし私は株式投資も5年以上やっていてある程度の経験を有しています。今回はまず私、トム式の株式投資の基本戦略について解説しようと思います。
投資では目的を明確にすることが重要です。私の株式投資の目的は以下の2点です。
- 継続的なキャッシュフローの向上 → 家計の安定のため
- 市場平均(代表的な株式指標)を上回る資産拡大 → お金をバーンと増やしたいため(笑)
これまでも記事にまとめてきましたが、私のメインの資産形成手法は現時点では不動産投資になります。しかし株式で不労所得が得られれば資産形成の2つ目の軸ができます。これが上記1の理由です。
後日記事にする予定ですが、不動産賃貸業は結構やることが多いです。様々なトラブルに見舞われその都度オーナーとしての判断が求められます。それと比較すると株式(特に配当金・分配金)は真の不労所得と言えます。何も判断することなく資産形成できる点は不動産投資家の観点で株式投資の大きな魅力です。
現在株式投資の原資は本業の給与と不動産投資の利益から50%ずつ確保しています。上記1の金額的な目標は年100万円のキャッシュを得ることで、この記事の執筆時点での進捗率は3割程度です。

上記2の資産拡大の理由については、株式という高リスクの金融商品に対して、元・ギャンブラー(競馬好き)の血が騒いでるからです(笑)
さて上記2つの目的は、1を「守り」、2を「攻め」と言い換えることもできます。そしてこれは一般的に「コア・サテライト戦略」とも表現されます。守りの運用資産をコア(中核)、攻めの運用資産をサテライト(衛星)と見立て、運用資産全体で高いリターンを狙っていく戦略です。私の株式投資の基本戦略の軸は、まさにこの「コア・サテライト戦略」です。
コア・サテライト戦略では攻めと守りのバランスが超重要です。私にとってより重要な目的は1であり、また攻めの割合が大き過ぎるとリスクの取り過ぎになってしまい安定性を失います。従って私は投資額全体の80%を1の資産に投資し、残りの20%を2の資産に投資しています。
上記が私の基本戦略ですがその実現方法は何かというと、1のキャッシュフローの向上については「高配当株投資」、2については「個別株への集中投資」を実践しています。
もう少しブレイクダウンすると、高配当株投資の投資対象は、
- 米国の高配当ETF
- 米国の個別株(高配当銘柄)
- 日本の個別株(高配当銘柄)
の3種類です。そして「個別株への集中投資」の対象は、
- 米国の個別株(高グロース銘柄)
- 日本の個別株(一株100円以下のボロ株です ^^)
の2種類です。(ボロ株は99%遊びでやってます(笑)、メインは米国の高グロース個別株です)
米国を選んでいる理由は、やはり世界最大の経済大国で成長性があり、金融市場の安定性も高い(投資が簡単に、安心して出来る)からです。日本株も購入している理由は地域の分散を図る(米国1国にさせない)ことと、為替リスクの分散です。米国と日本の割合はおおむね6対4です。
このように大きく5種類の投資対象に投資していますが、執筆時点での投資額は以下の通りです。
投資対象 | 金額(円) | 投資割合(%) |
米国 高配当ETF | 3,911,304 | 34.7% |
米国 個別株(高配当銘柄) | 824,153 | 7.3% |
日本 個別株(高配当銘柄) | 3,972,570 | 35.2% |
米国 個別株(高グロース銘柄) | 2,380,806 | 21.1% |
日本 個別株(ボロ株) | 187,469 | 1.7% |
合計 | 11,276,302 |
上述したように、約80%をキャッシュフロー向上を目的とした運用資産に、約20%を資金拡大を目的とした運用資産に投資していることが分かります。
そしてコア投資の中でも米国高配当ETFと日本個別株(高配当銘柄)の2つが75%を占めており、この2つがコア部分の柱であることが分かります。
次回以降では、各投資対象の詳細について解説したいと思います。
今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。