【組替実施】ジュニアNISAの投資を再検討した結果を解説します!

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こんにちは、株式投資大好き人間@トムです。

さてこれまで私の実践している株式投資法について解説してきましたが、そこで一度も触れなかった内容があります。それが今回のタイトルにあるジュニアNISAです。

トム式株式投資 基本戦略 の投稿で示しました投資額の表を以下に再掲しますが、実はこの1100万円強の株式投資(以下、本チャンの株式投資)とは別枠で、ジュニアNISAの投資も行っています。

投資対象金額(円)投資割合(%)
米国 高配当ETF3,911,30434.7%
米国 個別株(高配当銘柄)824,1537.3%
日本 個別株(高配当銘柄)3,972,57035.2%
米国 個別株(高グロース銘柄)2,380,80621.1%
日本 個別株(ボロ株)187,4691.7%
合計11,276,302
トムの株式投資額(2020年8月20日時点)

今回の結論・・・複利の効果を活用するため、米国ETF投資から投資信託の積立に変更。15~18年先の資産の最大化を狙う

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ジュニアNISAの主な特徴

ここで改めてジュニアNISAの主な特徴をおさらいします。以下の通りです。

  • 口座開設者・・・0歳から19歳の日本在住の未成年
  • 非課税金額・・・1年で80万円迄
  • 非課税期間・・・5年間
  • 運用期間・・・2023年まで (ジュニアNISAの制度自体が2023年で終了)
  • 5年間の運用期間を過ぎたら、移管専用の「継続管理勘定」にロールオーバーが可能。継続管理勘定で18歳まで非課税運用が可能(新規買付は不可)
  • 2023年までは18歳までの払い出し制限があり、原則として引き出し不可。2024年以降は払い出し制限がなくなるため、いつでも現金化可能。

2020年(令和2年)の税制改革によりジュニアNISAの2023年での廃止が決定しました。しかしこの決定と同時に、改正前は18歳まで引き出し不可の条件が、改正後は2024年以降いつでも現金化可能になりました。ジュニアNISA最大の難点だった引き出し制限が改正により撤廃されたことにより、ジュニアNISAは非常に使い勝手の良い制度に生まれ変わりました。事実上、一般NISAを拡張するような存在になったと言えます。

そんな改正があったことと、プロフィールにもある通り我が家では待望の第一子が昨年(令和2年)に誕生しました。誕生後にすぐにジュニアNISAの口座を開設し、昨年12月からジュニアNISAでの投資を開始しています。

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ジュニアNISAの投資目的と投資銘柄

私がジュニアNISAを使って株式投資する目的はただ1点、十分な子供の教育資金の確保です。成人するまで子供には人生でより多くの選択肢を持ってもらいたいと考えていて、それを実現するためには通学できる学校や塾の選択肢をできるだけ多くしたいからです。

特に学費はインフレが激しいと言われています(↓サイト参照)ので、資金の確保には金利が低すぎる銀行預金の積立では心もとないです。売却益や分配金が非課税になるジュニアNISAへの投資は、預金積立のみならず同じように利率の低い学資保険などと比べてもベストな教育資金の準備方法だと(株式投資家である)私は確信しています。

第2回「学費こそインフレに備えるべき」 | 投資信託コラム | 投資信託 | オリックス銀行
オリックス銀行のコラム「第2回「学費こそインフレに備えるべき」」のページです。

さて、そんな私が実際にジュニアNISAで購入している銘柄を以下に記します。

ジュニアNISA口座での購入銘柄(2021/9/3現在)
ジュニアNISA口座での購入銘柄(2021/9/3現在)

上記の通り、VYM、HDV、VTの3つの米国ETFに加え、AT&Tとエクソンモービルの2つの個別銘柄、計5種類の銘柄を購入しています。現時点でトータルで130万円くらいを投じてます。現時点でのリターンは15.17%となっており、悪くないリターンではあります。

さてこの銘柄を見てピンと来た方は私の過去の記事を読んでいただいている方だと思いますが、私の本チャンの株式投資の銘柄と思い切り被ってます。違いと言えば、ETFはSPYDが無いことだけ、個別株もベライゾンとクレディスイスが無いだけです。つまり現時点でジュニアNISAと本チャンの株式投資の投資法はほぼ同じです。同じになった理由を正直に言えば、口座を開設した時に既に本チャンの株式投資を始めていましたから「とりあえず同じ銘柄で良いや」と軽く考えたためです。またジュニアNISA口座で米国株を購入できるのは(私も口座開設した)SBI証券だけです。この特典を活用しないと勿体ない、とも感じていました。

しかし最近になり私は疑問に思いました。本チャンの株式投資とジュニアNISAの投資は、目的が全く異なります。本チャンの株式投資の1番の目的は「安定したキャッシュフローを得ること(家計の安定)」でしたが、一方のジュニアNISAの投資目的は「十分な教育資金の確保」です。つまり、家計を安定させることはジュニアNISAの目的ではありませんし、キャッシュフローを得ることが資金確保の最善の道とも限らないわけです。私は目的が異なる2つの投資に対して、同じ手法を適用してしまっていました。このことに最近気づき、ジュニアNISAの投資法の再検討を行うことに決めました。

再検討のポイントと変更後の投資銘柄

再検討のポイントにあたり最も重要だと考えたのは、(現在子供がゼロ歳なので)いまから15年~18年先に投資資産が最大化する投資法がベストであることです。ジュニアNISAは2024年になると 「継続管理勘定」にロールオーバーされます。ロールオーバーされた資産自体は継続して非課税で運用されますが追加の買付ができません。つまり配当金・分配金が得られても配当再投資はできないことになります。

これを踏まえると、商品の中で配当金・分配金の再投資をやってくれるものが理想ですが、ありますね、そう、投資信託です。投資信託の中には分配金をその投資信託に再投資する商品が(そもそも分配金を出さない商品も含め)たくさんあります。これによりジュニアNISAの利用者はその投資信託を保有している15~18年の期間、投資信託側が分配金の再投資を行いますから複利の効果を最大限に享受できます。

ということで、今後はジュニアNISA口座では投資信託の積立投資することに決めました。投資銘柄は以下の3つです。

ジュニアNISAの投資信託 積立設定

全米の大・中・小型株約4000銘柄をカバーするSBI・V・全米株式インデックスファンドに40%、オルカンの略称で親しまれているeMAXIS slim全世界株式に40%、そしてレバナスの略称で親しまれている大和 iFreeレバレッジ NASDAQ100に20%、これら3つの投資信託を積立購入することにしました。

どれも有名な投資信託ですので、詳細が気になる方はググって頂ければと思います。ポイントは、15年後もしくは18年後にリスクをある程度抑えながら資産の最大化が図れると考えた銘柄として、これら3つを選んだことです。

まず米国の強さは10年先くらいであれば変わらないと予想します。巨大ITのGAFAMは引き続き世界のITを支配し続けるでしょうし、イノベーティブな企業がどんどんと出てくる状況も変わりないでしょう。SBI・V・全米株式インデックスファンドを選んだ理由はそこにあります。

次にオルカンですが、15年先となれば米国を除き、世界の経済の重要国が変わっている可能性はあると思います。例えばインドのような途上国が急成長を遂げたり、中国が規制を厳しくしすぎて経済が落ち込む、なんてことが有り得る年数だと思います(日本もどうなっていることやら分かりません)。こういう状況をオルカンであればしっかりカバーしてくれるはずです。

そして最後のレバナスですが、私にとって初めてのレバレッジ系商品の購入です。やはり最近のNASDAQの強さは目を見張ります。15年先も同じように成長し続けられるかどうかは分かりませんが、上述した通り、巨大IT・GAFAMの強さはそれほど変わっていないと想像します。アメリカのテクノロジー企業の強さは継続されると考えますので、レバレッジをかける価値があると思います。

ちなみに3つの商品の投資割合は、コア・サテライト戦略に一致させてます。コア80(SBI・Vとオルカン)対サテライト20(レバナス)ということになります。コアの80は着実に資産を増やしてくれる商品、サテライトの20は主要な指標を上回るリターンを目指した高リスクな商品で構成します。

以上のように、私のジュニアNISAの投資について、再検討の経緯と組替結果を解説させて頂きました。この変更によって、15年~18年先により良いリターンを得て、子供達に充実した人生を送ってもらいたいなと思います。

今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。

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