皆さんこんにちは、高配当ETF投資大好きトムです。
全世界の企業に投資するETF、VTの2022年第3Qの分配金が発表になりました。結果はと言うと・・・
0.4026米ドル
でした。
一般的にVTは高配当ETFには属しませんが、意外にもそれなりの分配金が出ます。私はVTの保有数が100株を超えていますので、無視できないものとなっています。
さて以降ではいつものように過去の分配金履歴を見ながら、今回の分配金を評価していきます。
今期は前年同期比で減配も、年度単位での増配に期待
まずは直近3年の分配金履歴を見てみましょう。

まず今回の分配金(0.4026米ドル)は、前年同期比で2.3%の減配です。これは少し残念ではありますがほとんど増減無しとも言えますし、VTの分配金は結構変動が大きいので私個人はそれほどネガティブには捉えていません。
昨年と比較しての今年度の進捗度は64.3%です。ただVTは上記のグラフでわかる通りQ4の分配金の額が最も大きくなるのが通例です。Q4に0.6974米ドル以上の分配金が出れば昨年から増配を達成します。今年が比較的堅調な流れで来ていますので、年度の増配達成にも期待できると思います。
↓の表はVTの組入銘柄上位10社になります(出典元:https://www.bloomberg.co.jp/quote/VT:US)。Meta(Facebook)を除くGAFAM各社にテスラ、ユナイテッドヘルス、J&J、バークシャーにエクソンモービルと、全て米国企業で占められています。VTの約60%が米国企業になっていますので、まだまだ米国は強いなと感じさせられますね。

株価は大きく低迷で利回り上昇 買うタイミングを虎視眈々と狙う時期か
次に年初来の株価推移を見てみましょう。比較対象としてS&P500指数も併記します。

赤色がVT、青色がS&P500指数の推移です。VTは年初来からの推移でS&P500にアンダーパフォームしています。その差は2%程度です。今年に入って特に米国株式市場の低迷が顕著だったため、米国以外の国の資産も組み込んでるVTはS&P500をアウトパフォームするかなと予想していましたがこれは意外でした。今年の日本の株式市場は米国よりも下落率は小さいはずですが、中国とか米国よりも大きく下げている国も組み込まれますから、その結果S&P500を下回ったと理解しています。
執筆時点(2022/9/18)のVTの株価は85.71米ドルで、直近1年(2021年Q4~2022年Q3)の分配金を基準にすると、分配利回りは2.38%です。私の記憶が確かなら過去のVTの利回りは2%を切るくらいでしたからかなり利回りは上がっています。歴史的な円安の影響で米国ETFに手を出しずらい日が続いていますが、為替レートが1米ドル130円台になってくれればVTの追加購入を本気で検討したいと私は考えています。
最初にも書きましたがVTの分配金はそれなりに出ます。分配金のメインは高配当ETF3兄弟(VYM、HDV、SPYD)になりますが、これらはまだ割高感があります。そういった状況の中でVTを分配金狙いで購入するのは悪くない選択肢だと私は考えています。
今回の記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
※2022年Q3の米国株ETFの分配金の記事はこちら!!