【今度こそ】インテル(INTC)株の買い時が到来か?

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こんにちは、高配当株投資家のトムです。

米国の半導体大手企業、インテル社の株が再び下落しています。

約3カ月前(9月20~22日)にインテル株の買い時について考察した記事(前編後編)を投稿しました。これらの記事はおかげ様で当サイトで最も多く読まれた記事となっています。それだけ注目度が高まっているトピックと言えるでしょう。

執筆時点(2022/12/22)のインテルの株価は25.97米ドルです。3か月前と比較しても現在のインテルの株価はお買い得度が高いと言える状況です。以下に詳しく見てみましょう。

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株価は今年の底値に迫る勢い 円高が進行中でお買い得感アップ

以下グラフの赤線がインテル株価の年初来での推移となります。併せて水色の線は年初来での為替レート(ドル円)のグラフとなります。為替レートのグラフは上に行くほど円安になります。

インテル 株価推移(年初来)

まず株価については年初来で53%も下落しています。やはり2022年は半導体のようなグロース銘柄には非常に厳しい年となりました。そして現在の株価は今年の10月上旬に付けた底値(25.04米ドル)にかなり接近しています。

一方、水色の為替レートを見ると年初来では15%の円安ですが、直近2カ月では下落傾向になっています。ポイントはこの水色で示された為替レートが、株価で底値となっている10月上旬時点と現在でどの程度異なっているか(円安or円高になっているか)という点です。これを確認するために、直近3カ月の株価推移を見てみましょう。

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インテル 株価推移(直近3カ月)

上記グラフの起点となる左端は9月下旬となります。株価の底値を付けた10月上旬での為替レートは9月下旬時点から僅かに上昇(1米ドル約145円です)しています。しかし現在の為替レートは3か月前から8.6%も円高となっており、レートは1米ドル約132円です。

つまり円ベースで考えれば株価で底値を付けた10月上旬よりも現在の方が約10%程度安値ということになります。これはなかなかのお買い得ではないでしょうか。私は9月下旬以来毎日1株ずつインテル株を購入しているのですが、そのペースを変更(購入数を追加)するつもりです。

日銀が実質的な利上げに走り米国の利上げの終着点が見えてきた現在、ここから再び急激な円安に動く可能性は低く、且つ、米国の景気後退が懸念されている現状では株価の急激な上昇も期待できないと考えます。従って今が買い時の1つと言えるのではないでしょうか。

ちなみに私のインテル株購入の目的は配当利回りの高さから来るインカムゲインの強化です。現在の配当利回りは5.62%です。9月下旬で5%を超えてからも配当利回りが上昇し続けていますね。以前にも述べましたが、来年の減配懸念がかなり恐怖ですけど(^^;

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AXG解体を決断 復活への道のりは険しいか

さてそんなインテルですが、気になるニュースが飛び込んできました。

Intel Raja Koduri氏、降格。EVP兼GMからチーフアーキテクトへ(ニッチなPCゲーマーの環境構築Zより)

IntelがAccelerated Computing Systems and Graphics Group (AXG)を解体し、再編成を行った。その際、Raja Koduri氏の役職を、EVP兼GM (Executive Vice President and General Manager of the AXG)から、チーフアーキテクトへと降格させた。

Intelは以下のように述べている。

ディスクリートグラフィックスとアクセラレーテッドコンピューティングは、当社にとって非常に重要です。その影響力を加速・拡大し、市場投入戦略を推進するために、私たちの組織を進化させています。

Consumer GraphicsチームはClient Computingグループに、Accelerated Computingチームはデータセンター・AIグループに加わります。

また、Raja Koduri氏はチーフアーキテクトへと戻り、CPU、GPU、AIなど、当社の成長のための取り組みと、優先度の高い技術プログラムに注力します。

https://www.nichepcgamer.com/archives/intel-raja-koduri-demoted-evp-to-chief-architect.html

インテルが事業セグメントの1つであったAXG(GPUを中心としたグラフィックス事業)を解体しPC事業とサーバ事業へ再編し、AXGのトップであったラジャ・コドゥリ氏はアーキテクトに役職変更されたというニュースです。「GPUは非常に重要だ」と言っておりますが、専門の事業部を畳むということはビジネスを縮小させる可能性が高そうです。

インテルは長年にわたって準備してきた新GPUのArcシリーズを、ようやく今年にリリースできました。しかしそのビジネス規模は主力であるPC事業やサーバ事業と比較すると非常に小さいです。以前の投稿でインテルがGPUビジネスを諦める可能性について言及しましたが、それに近い動きになってきた可能性がありますね。こういった大規模な組織再編を実行するということは、インテルの復活の道のりはまだまだ険しいものかもしれません。

本ブログで何度も指摘していますが、インテルの復活のカギはサーバ事業の復活、すなわちSapphire Rapidsと呼ばれる次期Xeonプロセッサのビジネスが順調に立ち上がるかに掛かっていると私は考えています。そして上述したAXGの再編によりインテルの開発リソースがサーバ事業の強化に当てられるのであれば私は大いに歓迎します。半導体巨人・インテルの復活に私は賭けています。

今回の記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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