【Xデイは1月10日】米インテル 第四世代Xeonプロセッサのローンチイベントの開催を発表

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こんにちは、米インテルが大好きなトムです。

いよいよ1月10日に第四世代 Xeonプロセッサのローンチイベントが開催されます。このプロセッサは開発コードネーム”Sapphire Rapids”と呼ばれているもので、当初リリース予定だった2021年から何度も何度も延期を繰り返し、約2年が経ってようやくのリリースとなります。

以下、こちらのメディアアラート(英語)を私なりの日本語でお伝えします。

SANTA CLARA, Calif.–(BUSINESS WIRE)– On Jan. 10, Intel will officially welcome to market the 4th Gen Intel® Xeon® Scalable processors and the Intel Xeon CPU Max Series, as well as the Intel Data Center GPU Max Series for high performance computing (HPC) and AI.

1月10日、インテルは公式に第四世代Intel Xeon® Scalable プロセッサと Xeon CPU Maxシリーズ、そして HPCとAI向けにインテルデータセンターGPU Maxシリーズをリリースします。

https://www.intc.com/news-events/press-releases/detail/1595/media-alert-intel-hosts-4th-gen-xeon-scalable-and-max

Hosted by Sandra Rivera, executive vice president and general manager of the Datacenter and AI Group at Intel, and Lisa Spelman, corporate vice president and general manager of Intel Xeon Products, the event will highlight the value of 4th Gen Intel Xeon Scalable processors and the Intel Max Series product family, while showcasing customer, partner and ecosystem support.

エクゼクティブVPでありデータセンター&AIグループのジェネラル・マネージャーであるサンドラ・リベラ、そしてコーポレートVPでありXeon製品のジェネラル・マネージャーであるリサ・スペルマンによってリードされるそのイベントでは、顧客、パートナー、エコシステムのサポーターに対して、第四世代XeonスケーラブルプロセッサとMaxシリーズ製品ファミリーの価値が強調されます。

https://www.intc.com/news-events/press-releases/detail/1595/media-alert-intel-hosts-4th-gen-xeon-scalable-and-max

The event will demonstrate how Intel is addressing critical needs in the marketplace with a focus on a workload-first approach, performance leadership in key areas such as AI, networking and HPC, the benefits of security and sustainability, and how the company is delivering significant outcomes for its customers and the industry.

そのイベントではインテルが、負荷ファーストのアプローチや、AI、ネットワーク、HPC、セキュリティや持続可能性の利益のような重要エリアでのパフォーマンスリーダーシップに焦点を当てている市場の重要なニーズに取り組んでいること、そして我々がそれらの顧客や産業に対してどのくらい重要で意味のある成果を達成しているかを示します。

https://www.intc.com/news-events/press-releases/detail/1595/media-alert-intel-hosts-4th-gen-xeon-scalable-and-max

ということで、こちらのサイト等に記載されているように、事前にある程度の情報が公開されたHPC向けのXeonファミリー、具体的にはHBMを搭載したXeon MaxシリーズやData Center Maxシリーズに加え、売上の中心になるであろうXeon Scalable プロセッサ(こちらはHBMを搭載しません)についても詳細が明らかになるでしょう。

従来から本ブログでも述べておりますが、業績が落ち込んでいるインテルにとってはこの第四世代Xeonプロセッサのビジネスは本当に重要です。というのも現在のサーバ向けCPU市場は高性能なEPYCプロセッサをリリースしているAMDが席巻しており、インテルのシェアが大きく落ち込んでいます。例えば2021年に国内のx86サーバ市場で首位だったデル社の主力であるラックマウント型製品のWebサイトは↓のようになっており、ほとんどAMDプロセッサ搭載製品しかありません。

デル社のラックマウント型サーバ(x86)の製品サイト
デル社のラックマウント型サーバ(x86)の製品サイト (https://www.hpe.com/jp/ja/servers/rack-servers.html)

インテルが変えなければならないのは正にこの状況です。インテルのリリースに記載されているように、デルのような主要なサーバベンダーに対して第四世代Xeonプロセッサが「重要な価値」を見せることができるのか。これが2023年のインテルのビジネスのカギを握ります。

1月10日のイベントの内容については各メディアで報道されると思います。私もしっかりとニュースを追って、本ブログでもご紹介できればと思っています。

今回の記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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