絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク ~感想~

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<スタッフ>
原案:絢爛舞踏祭(SCE)  監督:森邦宏  シリーズ構成:浅川美也  キャラクターデザイン&アニメーションディレクター:逢坂浩司  メカニックデザイン:佐藤道明  RBデザイン:佐山善則  音楽:和田薫  アニメーション制作:ボンズ
<キャスト>
グラム・リバー:関智一  ベス:桑島法子  ヤガミ・アリアン:山野井仁  アキリーズ・ポーランドウッド:山崎たくみ エリザベス・リアティ:一城みゆ希  小カトー・タキガワ:阪口大助  エステル:折笠富美子  ポイポイダー:家中 宏  グランパ:中嶋聡彦


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第1話 襲撃!夜明けの船 (2004/4/1) 脚本:浅川美也  絵コンテ:森邦宏  演出:宮地昌幸  作画監督:倉島亜由美  メカ作画監督補佐:川元利浩  タイトル長い!!それが本作品の第一印象っす。それから制作はボンズだし、スタッフもキャストも手堅いデキが十分期待できる面子だと思いました。そういえばボンズ作品は全体的に実績重視のキャスティングだなぁと今思いました(ゼフォン、すてプリ、ハガレン、懐かしいところではエンジェリックレイヤーも)。そんなところも、人気作を多く抱える理由なのかも。  第1話の感想。作画はボンズだから高クオリティはある意味当然、ストーリーもそれなりに惹かれるし、無難なスタートを切ったと言えるかな。ただ、グラムがRBに強制的に乗り込んでそれなりに操縦をこなすところなどは、いつまで同じようなネタを使うんだアニメ界!とツッコミを入れたくなりました(苦笑)  あと第1話の特筆事項として、メカを描いている川元さんってのをオレは初めて見ました。やっぱり描ける人ってのはキャラだけじゃなく何でも描けてしまうんだね。そんな川元さんや、逢坂さん、そして監督の森さんと、ボンズの中でもいわゆる元サンライズ色がかなり強い本作品。この先も安心して楽しめるのは間違いでしょう。

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第2話 猛攻!ラウンドバックラー (2004/4/8) 脚本:浅川美也  絵コンテ:森邦宏、村木靖  演出:佐藤育郎  作画監督:小平佳幸  OPとED、曲も絵も一見すると地味に見える(聴こえる)けれど印象は悪くない。最近はやたら情報を詰め込むOPなどが多いけど、(曲も含めて)このような落ち着いた雰囲気の方がオレは好きです。  この作品の良さとしてまず挙げられるのが、キャラクターの明るさだと思います。そしてそれが、作品全体に活気を与えていると感じます。そういう意味では、今のところはストーリーがキャラクターの個性に引っ張られていると思いますね。  今後もその流れは続きそうな予感大です。まぁ安心して楽しめるという意味ではこのままの流れで十分なのですが、魂が震えるような展開というのも期待したい。それにはやはりストーリーの中に大きな仕掛けが必要だと思いますが、果たしてどうでしょうか。

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第3話 ショウ 憧れの出撃! (2004/4/15) 脚本:浅川美也  絵コンテ:京田知己、森邦宏  演出:京田知己  作画監督:数井浩子  メカ作画監督協力:杉浦幸次  元気一杯のショウ君、こんな男らしくたくましい阪口さんをオレは初めて見たよ(笑)。最近の彼の活躍は、女の子一杯萌え系アニメ全盛である業界の流れがあったからだけど、ショウを見ているとその流れこそが、似たような男声のヤツばかりといういわば男性声優の画一化をもたらしているという気がしないではない。  相変わらず高いクオリティを保ちつづける本作品。この後もこの調子でお願いしたいけど最後の医務室の白さは何だったんだろう。余りの明るさに目が痛くなってしまいました(涙)

第4話 接触!グラムとベスと潜水艦 (2004/4/22) 脚本:野村祐一  絵コンテ:笹木信作  演出:安川勝  作画監督:高橋晃  やっぱり魔法少女アニメ好きとしては、サブタイトルが「○○と△△と□□」となってるとピンと来ます。逆に、ドラクエ8のサブタイトルはハッキリ言って長すぎます。命名者はバランス感覚無いなぁと思いますよマジで。  そのサブタイトル通り、ついにグラムとベスが再会。しかし感動ゼロの再会シーンと思いきや最後には二人のラブラブっぷりを見せ付けられ、こちらとしてはたまったものではありません(苦笑)。キス逃げされ怒りの表情を浮かべたベスだったが、それは本当に怒りだけの感情から出たものだろうか。その答えは今後の展開で明らかになるだろう。  前にも指摘したけれど、この作品の持つ明るい雰囲気は本当に良い。おかげで作品にすんなりと入っていけますね。但しその一方で、まだ大人しいかなという印象も拭えません。もう1つ、突き抜ける何かが欲しい。

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第5話 アンナ奮闘!夢の我が艦隊 (2004/4/29) 脚本:高山治郎  絵コンテ・演出:宮地昌幸  作画監督:倉島亜由美  エリザベス艦長、そこらの軟弱な男ども以上の熱血漢ぶりは見ていて気持ちがいい。そして今週登場の火星政府主席アンナさんも、エリザベスとタメ張れる程のぶっ飛びまくり。うーん、恐るべき未来の女性たち...  当て逃げ犯追跡は来週も続くようで。それにしても地球大統領の孫娘エノラ@村田秋乃さん、昔と比べると格段に演技がうまくなったなぁ。声優デビュー当初から見てきた自分としては、少しばかり感慨深さを感じています。

第6話 嗚呼!栄光と情熱の革命よ!? (2004/5/6) 脚本:名田ユタカ  絵コンテ:村木靖  演出:村田和也  作画監督:岡辰也  あーぁ、雑魚がメインの話はテンション上がらないー(苦笑)。今週思ったのは、意外にも夜明けの船の乗員は見掛け倒しのヤツが多い。特にポイポイダー、声はカッコイイが彼のドジぶりはちょっと面白かった。がそんな彼にもラストには活躍の場が与えられていたのでヨシとしましょう。  エノラが夜明けの船に乗るということが、この先どんな嵐を巻き起こすのか。大統領の孫娘という立場もそうだが、彼女の勝気な性格がエリザベス艦長とどのような因縁を生み出すのか。これからが本作品の本当の船出と言えるのかもしれません。

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第7話 敵か味方か!?傭兵海賊 (2004/5/13) 脚本:浅川美也  絵コンテ:京田知己  演出:佐藤育郎  作画監督:小平佳幸、瀬上幸雄  この番組のOP、EDとも男性ボーカルということで、是非ともカラオケに入れて欲しいな。最近はストレス溜まり気味なので、思いっきり絶唱したいっす。さて、今週登場したキュベルネス、どことなく松本零士キャラ風な雰囲気ですが、こんなカッコイイキャラクターも難なく演じられるとは、藤原啓治はさすがです。  それから今週はエノラのことには触れないわけにいきません。とにかくトラブルメイカー娘っぷりを遺憾無く発揮しちゃってる彼女ですが、それに加えてグラムに子ども扱いされたことを逆手に取り、彼のことをお兄ちゃんと呼んじゃおう宣言ですよ!?そんな彼女にちょっと萌えを感じてしまったワタクシ、ヤバイヤバイ(苦笑)

第8話 絢爛!豪華舞踏会 (2004/5/20) 脚本:高山治郎  絵コンテ:笹木信作  演出:安川勝  作画監督:逢坂浩司、杉浦幸次  豪華客船オリンポスでの豪華舞踏会。ベスのドレス姿も決まってますが、それ以上にすごいのがエリザベス艦長の凛々しいお姿。やっぱりこの作品の主役は間違いなく彼女ですな。  その一方、一応本作品の主役だったはずのグラムはというと、エノラ嬢のお兄ちゃん攻撃にすっかり腑抜けになってしまいました。ゴメン、腑抜けになったのはオレです(笑)。彼の活躍によりキュベルネスは撃退したが、グラムが火星の宝のカギだと断言したキュベルネスの言葉にベスの心も落ち着かない。今後の展開も楽しみですが、そろそろエステルの活躍が見たいなぁ...

第9話 ドキッ!水着だらけの大銭湯 (2004/5/27) 脚本:野村祐一  絵コンテ・演出:宮地昌幸  作画監督:斎藤恒徳、川元利浩  エステルの活躍が見たいって先週書いたのは、もちろん次回予告を見た上でのことだったのだが、「意外と着やせするタイプbyエノラ様」ということがわかっただけでも大収穫。そんなエノラに「そんなに欲しければ持っていけ」と言い切るエステル、普段着の姿と副艦長としての毅然とした姿の両方が見られた今週は、これまでで一番集中して観てたかもね(笑)  もう一つ、今週初登場の東原恵に触れないわけには行きません。この作品のような殺伐とした世界に堀江由衣は不似合いだと勝手に決め付けていた自分がいたけど、独特の世界を持つ恵ならば話は別。ショウの優しさでついに外の世界に踏み出した彼女をこれからも応援しよう。それにしても彼女の水着姿(花柄)は反則、爆死するしかありませんでした(笑)  グラムとアキの意味深な会話を盗み聴き&勘違いで自爆したエノラ嬢といい、男らしい姿を見せていたショウといい、ようやく手下たちの個性も発揮されてきましたね。今後も楽しみ。

第10話 観光!火星先住移民のロマン (2004/6/3) 脚本:浅川美也  絵コンテ:笹木信作  演出:村田和也  作画監督:今泉賢一  最近本当に目立ちまくりのエノラ嬢、彼女が主役に見てきたというのも無理は無い話ですな。お兄ちゃん攻撃は今週もバッチリ決まってましたけど、最近はちょっとやり過ぎという気もしないではないです(苦笑)。一方エノラの存在によってベスの登場シーンが激減したのもまた事実、しかし来週は彼女の大反撃が見られそうで期待しましょう。  グラムのペンダントは先住移民の長の証。そして導きの箱のくぼみにペンダントをはめると、箱がまばゆい光を放ち神の石のアリカを指し示した。夜明けの船はこれから神の石を探すたびに出る。そしてキュベルネスもその情報をキャッチ。グラム、ベスといった個々の戦いもさることながら、お宝をめぐる激しい戦いも見られそうですね。

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第11話 突破せよ!地球軍包囲網 (2004/6/10) 脚本:高山治郎  絵コンテ:村木靖  演出:山本秀世  作画監督:井口忠一  相変わらずベスは血気盛んだねぇ。彼女の鉄砲玉な勢いに、劇中のキャラに限らずこのオレも辟易気味。しかしそんな彼女が敢行した単独突撃行動はさすがにやり過ぎ。軍法会議が言い渡され、絶望の淵に追いやられた彼女に光はあるのか。とりあえずは父との対面が1つのポイントとなりそうですな。  今週分かったことですが、この世界では船の「匂い」というものがあるんだね。って言われてもオレの頭では良く分からんのだが(苦笑)。しかし今週ラストの夜明けの船が海上に浮上するシーンなんか見てると、海に包まれた火星では潜水艦までもが本当の生き物のように見えますね。

第12話 怪奇!幽霊船漂流地帯 (2004/6/17) 脚本:佐藤大  絵コンテ:安川勝、京田知己、森邦宏  演出:浅見松雄  作画監督:金一培  ポイポイダーの怪談をエノラ様はアリガチと酷評しましたけど、宝捜しも幽霊船といい、この作品自体もアリガチな話が多いよな。と思っていたら何時の間にやら推理モノに発展、クララはMAKIを犯人と断定。彼女?にカビが生えたことが不具合の原因だったが、グラムはハッキリと幽霊船の姿を見た。やっぱり幽霊船は本当にあったのかもという結末。今週の脚本はあの佐藤大さんだったけど、イマイチ気持ちが乗らない展開だったのが残念。  しかし今週言いたかったことの一つは、システムに支配された生活は恐怖を伴うということだと思った。キャラクターの個性が際立つ夜明けの船でさえ、MAKIの不調は即混乱に陥るということですもんね。自分たちの生活を見てみても、同じようなことは少なからず言えるわけで。高度にIT化した世の中は便利だが、それが壊れたときの代償もまた大きい。

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第13話 大胆不敵!海底の花よめ (2004/6/24) 脚本:清水恵  絵コンテ:横山彰利  演出:佐藤育郎  作画監督:逢坂浩司、倉島亜由美  メカ作画監督:杉浦幸次  ベスとの一件を聞きつけたエノラ嬢の目つき、ハッキリ言って怖いです。今更言うまでも無いですが、完全にグラムにゾッコンですな。ショウと恵もいい感じで、今度はアキの番ですか。ラブラブカップルの大量発生はご勘弁、と思っていたらアキは見事に自爆。しかし男の意地を見せた彼には、素直に拍手を贈りたい。  これまでもそんな気はしてたけど、主人公にも関わらずあっさりとした性格のグラムと比べて、アキの方がよっぽどロボット作品の主人公に相応しい熱血さを持っていますよね。今週はそのことを改めて感じました。そろそろグラムにも、主人公らしい振る舞いを期待したいし、回を重ねる毎に存在感が薄くなるヤガミにも、RB乗りとしてのカッコ良さを見せて欲しいところです。

第14話 大脱獄!愛と情熱の果てに (2004/7/1) 脚本:野村祐一  絵コンテ:笹木信作  演出:宮地昌幸  作画監督:千羽由利子  メカ作画監督:中田栄治  夜明けの船をつけ狙うベス、そしてキュベルネス。だがこの二人の標的は、夜明けの船というよりもむしろグラム個人だ。その想いの交差は、この作品の大きな焦点の1つだろう。  キュベルネスのRB:マーメイドは触手による攻撃等、その振る舞いが生物的であるという点で明らかに他のRBとは別格の存在だ。その攻撃を受け大きなダメージを負ったグラムとベス。ヤガミに助けられたグラムはともかく、マシンとともに海の底へと沈んでしまったベスのことは気がかり。だが何とそのベスがキュベルネスに拾われることが次回予告で判明、ますます混迷を深めそう。

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第15話 眼下の敵!深く静かに潜航せよ (2004/7/8) 脚本:名田ユタカ、浅川美也  絵コンテ:京田知己  演出:浅見松雄  作画監督:小平佳幸、瀬上幸雄  ベスを拾ったキュベルネスは、彼女に自分の海賊としての姿を見せつける。最初はしょうがなく彼の話につきあわされている、といった感じのベスだったが、軍人である限りグラムに勝てないという言葉に衝撃を受ける。だが火星先住移民の宝などは、全く興味が無いようだ。  ベスはキュベルネスをRBに閉じ込め、船を乗っ取ることに成功する。しかし目の前に出現した金銀銅の3海賊に抵抗することができず、ピンチを迎えてしまう。が、何時の間にか脱出したキュベルネスが海賊としての戦い方を披露し、見事海賊を撃退した。  戦闘後、キュベルネスに軍のデータベースを見せられたベスは、自分が戦死扱いを受けていることを知る。不名誉な記録を残したベスを、軍はアッサリと見捨てたということだ。帰るべき場所を失ったベスは、キュベルネスの剣で髪を切る。生まれ変わったベス&キュベルネスの強力コンビの誕生は、今後の展開に大いに期待を持たせます。

第16話 潜入!博物館市船、叡智の城 (2004/7/15) 脚本:佐藤大  絵コンテ:笹木信作  演出:安川勝  作画監督:井口忠一  ベスを守れなかったことに対して心の整理がつけられないグラムは、完全腑抜けモードに突入。だが仲間が最大の危機に陥ったその時、久々登場のショウの叱咤によりグラム復活。ヤガミの言ったとおり、意外にも立ち直りが速いのはグラムの良さなのかもしれない。  挫折から這い上がった人間は強い。希望号の動きは以前にも増して鋭さを増していた。地球軍を見事撃退し、宝のアリカを示す古地図を手に入れた夜明けの船。だが来週、ヤガミの反乱というトンでもない事件が待ち受けている。これにより、今まで存在感が希薄と思われていたヤガミの正体を知ることができそうだが...

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第17話 叛乱!宇宙最強の海賊 (2004/7/22) 脚本:高山治郎  絵コンテ・演出:村田和也  作画監督:逢坂浩司  メカ作画監督:杉浦幸次  お宝をめぐってヤガミと船長が対立。表面上は他愛も無いケンカと同様に思えたが、何とヤガミは叛乱を起こし船長その他を縛り上げた。エステルとエノラは導きの箱と古地図を持ってヤガミが放つ追っ手(アキ、ショウ、ポイポイダー)から逃げ延びる。その過程であらわにされた、エステルとエノラの巻きタオル姿に撃沈。  エノラは見事な格闘センスを披露し、ショウ、アキ、ポイポイダーを撃退。しかし!!最初から何だかおかしいと思っていたら何とこの事件はエステルの誕生日を祝うための「ドッキリ企画」だった。真実を聞いて腰が抜けたエステルだったが、ケーキのろうそくの火を消した彼女は、とびっきりの笑顔を振りまいた。箱が示す宝の場所の解析も終わり、いよいよ本格的な宝捜しが始まる。  それにしてもエステルにあえなくやられて医務室送りとなった男3人+イルカ1匹(人名省略)、ご愁傷様と言いたい所だけどさすがに情けなさ過ぎです。同じ男性として、もうちょっと男らしさを見せてほしかったよ...

第18話 船長に求婚!?ドクターと呼ばれた男 (2004/7/29) 脚本:清水恵  絵コンテ:須永司  演出:佐藤育郎  作画監督:倉島亜由美  これまで男性以上の「漢」っぷりを存分に見せてくれてたエリザベス船長ですが、彼女の恋愛もまた乙女らしさとは無縁な、しかしカッコイイものでした。やはり今の彼女にとっての一番は金目のものに惹かれる海賊の船長なんですよね。それを改めて思い知らされた今週でした。  しかし今週のラストで謎のRBが出現。やはり機体の主は1ヶ月ほど前に髪の毛を切り落として生まれ変わったあのお方なのだろうか。もしそうならば、謎のRBの圧倒的な破壊力は、生まれ変わった彼女の固い決意にも感じられるが果たして。

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第19話 翔べ希望号!あの門を越えて (2004/8/5) 脚本:野村祐一  絵コンテ:村木靖  演出:浅見松雄  作画監督:田中誠輝  謎のRB・スクワートの主はやはりベスだった。夜明けの船が地球軍の門を越えるため、グラムの希望号とベスのスクワートが共闘。グラムは見事門を破壊し、夜明けの船は門越えに成功した。たが、燃料切れにより希望号は氷上に墜落、グラムは右腕を負傷し意識を失ってしまう。  しかしそんなグラムをベスが助ける。彼女はスクワートのコクピットから降り、負傷したグラムの右腕に自分のリボンを巻きつけて治療したのだ。意識を取り戻したグラムは再びスクワートのコクピットに乗り込むベスを一瞥し、そして右腕に巻きつけられたリボンを見たとき、彼女が生きていたことにこの上ない喜びを感じた。  だが直後に登場したキュベルネスとベスが共に去ってゆくと、この二人の取り合わせに大きな疑問を持たざるをえなかったグラム。来週はグラムとベスがタイマン勝負の時がついにやって来るらしいですが、どうなることやら。

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第20話 果し合い!グラムとベス (2004/8/12) 脚本:浅川美也  絵コンテ・演出:宮地昌幸  作画監督:千羽由利子  メカ作画監督:中田英治  グラムの「ベス大好き」発言にエノラお嬢様の失恋決定。まぁグラムの言った「好き」はいわゆる恋愛としての「好き」というよりは、もっと大きな意味での「好感」だと思うけどね。そういうハッキリしないところは、彼のことがあまり好きになれない理由なんだけどね。  今週のハイライトはサブタイトル通りグラムとベスの決闘。刀を取りグラムに斬りかかるベスだが、その口調は純粋な怒りから、地球に送られる自分を止めてくれなかったことに対するグチへと変わっていった。そしてグラムの刀を真っ二つに折ったその直後、ベスはグラムにこの前のお返しをする。ベスのグラムに対する気持ちは、グラムのそれよりも純粋に恋だった。  ベスはグラムとの再会を誓い軍に投降。キュベルネスはこの事態を冷静に受け止めた。久々に軍に帰ってきたベスの元に、父ローレンが駆けつける。ベステモーナ少尉は戦死し、彼女はまた新たな人生を踏み出そうとしている。

第21話 さらば友よ!男の夢は永遠に! (2004/8/19) 脚本:佐藤大  絵コンテ・演出:笹木信作  作画監督:小平佳幸、瀬上幸雄  失恋しても、エノラの元気に翳り無し。それどころか料理の腕はメキメキ上昇中、女性としての魅力を確実に増しています。夜明けの船のクルーは、主に戦闘を担当する男性陣と、エリザベス船長を筆頭にネリやサーラたち男性陣をサポートする女性陣という構図がかなり明確にあるけれど、エノラもそんな中の一人になりつつありますね。  ヤガミはグラムとショウと、男の夢を語り合う。そして彼は、ナイアルポーの命により彼の元へと戻っていった。彼は夜明けの船での充実した時間に未練を残しつつも、毅然とした態度で去っていったように見えた。だがこのまま彼がこの作品の舞台からも去ってしまうとは考えたくないもの。何か1つ印象に残ることをやってくれることを期待したい。

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第22話 発見!オリンポス秘宝伝説の聖地 (2004/8/26) 脚本:高山治郎  絵コンテ:須永司  演出:安川勝  作画監督:栗井重紀、山本道隆、井口忠一、スタジオ・ムーク  レイアウト作画監督:岡辰也、水村良男、川筋豊  エノラ嬢の顔が角張ってる!東原の顔も妙に細長い!その他のキャラのデッサンも崩壊寸前。最大の目的であるお宝を目前にして、最低レベルの作画は納得いかん!!余りに酷くてマジで観る気を無くしましたよ。今週のおかげでこの作品に対する自分の印象はかなりのマイナスとなりました。ま、元々それほど良い印象は持ってなかったけど(苦笑)。ついでに書いておくと、エンディングのテロップを見てみると作画監督の欄に多数の人名が。こういう場合はたいてい作画のクオリティ低いんだけど(というか、スケジュールが厳しいことの裏返し)、今回もその例に漏れずってところですね。  一応本編にも触れておく。キュベルネスが宝を狙う理由、それはある人物から依頼を受けたため。海賊のくせに平然な顔してビジネスマンのような発言、相変わらず気に食わない野郎ですが、ある人物とは何とローレン、即ちベスの父だった。キュベルネスとの一騎打ちに辛うじて勝利したグラムは、ついにお宝・神の石のアリカに辿り付いた。しかしこの宝、本当に海賊が目指すようなものなのでしょうか。神の石は「先住移民が遺した宝」って言うけれど、その具体的な価値は全く見えていない。

第23話 神の石!前人未踏の争奪戦 (2004/9/2) 脚本:野村祐一  絵コンテ・演出:村田和也  作画監督:逢坂浩司  メカ作画監督:杉浦幸次  先週「価値が分からん」と書いた神の石ですが、先週のおさらいを見ると石から空気が出てました。これにより洞窟の上部が大きな空洞となり、グラムや船長たちも徒歩で神の石本体にたどり着くことができたわけで、石の1つの特徴であることは間違い無い。  だが、神の石にたどり着き喜びに湧く船長たちの前に、ナイアル・ポーが現れた。感謝状なるものを船長に渡そうとするオチャメな彼曰く、自分こそが石の真の価値を理解する者だと。そして石の力を火星のために活用すると言う。だがそんな彼の構想など、エリザベスたち海賊には知ったことではない。海賊にとっては金になるお宝こそ、全てなのだ。  彼女が神の石を渡す気が全く無いことを理解した彼は、あっさりと引き下がった。あとは地球軍におまかせする、と...反体制派のリーダー・ナイアルポーが地球軍と手を組み、彼らを手招きしたのだ。一方、ベスの父ローレンを船に乗せ、神の石へ案内する死神・ヤガミ。この時を待っていたといわんばかりに、今まで鳴りを潜めていたナイアルポーの動きが一気に活発化した印象だ。  地球軍の分厚い包囲に苦しんだ夜明けの船は、道無き道を突き進み強引に突破した。だが彼らの前には再び地球軍の船影が。退路を断たれ、夜明けの船は最大のピンチを迎えた。今週は先週とは打って変わって作画のクオリティが高かったですね。おそらくは最終回までこのクオリティを保ってくれると思うけど、となると尚更先週の惨状が余計に惜しい。

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第24話 地球軍強襲!夜明けの船突入作戦 (2004/9/9) 脚本:佐藤大  絵コンテ:須永司  演出:佐藤育郎、山田弘和  作画監督:倉島亜由美  夜明けの船を取り囲んだ地球軍はいつもの討伐隊ではなく特殊部隊だとか。地球軍は夜明けの船に対する強制突入を開始、船員もバリケードを築き徹底抗戦するも多勢に無勢。船員は徐々に囚われの身となってゆく。そしてMAKIも乗っ取られ、船長はついに降参を宣言した。グラム以外の船員全員が、地球軍の捕虜となった。  一応名目上は「救出された人質」エノラ嬢は夜明けの船が悪者として報道されていることを知り、アンナ火星代表と大喧嘩。相変わらず攻撃的な火星の女性である(苦笑)。一方、神の石が眠る場所ではナイアルポーとローレン代表が対面。先住移民が火星で生き残ることが出来たのは、この強靭な生命力を秘めた神の石の力によるもの。そしてその力を軍事利用しようとローレンは企んでいたのだ。世の為・人の為だとローレンは言うが、その意志こそ神の怒りに触れそうな気が。そしてポーは火星独立のために石は絶対に必要だとヤガミに力説する。火星の未来のために夜明けの船を地球軍に売り飛ばしたのかと、ヤガミは皮肉を飛ばすがポーは苦笑いするだけ。  地球行きのシャトルの中でエノラ嬢とベスが偶然にも同乗となる。エノラは「お兄ちゃん」を助けるため、地球に戻るのだと言う。そして隣りに座る女性と話すうち、相手がグラムの恋人だと気づく。夜明けの船の乗組員全員に死刑判決が下されるとのニュースを見た二人は、シャトルを乗っ取りその進路を夜明けの船へ向けた。

第25話 駆けろグラム!囚われの仲間を救え!! (2004/9/16) 脚本:浅川美也  絵コンテ・演出:宮地昌幸  作画監督:千羽由利子  メカ作画監督:中田栄治  ローレンはポーとキュベルネスを天秤にかけていた。そのことはキュベルネスのプライドを大きく傷つけた。一方、捕まってしまった夜明けの船の一同だが、船長はこの事態をも楽しんでいる様子、さすがである。だが夜明けの船は彼女たちの眼前で公開処刑=爆破されることが決定。地球軍の悪趣味としか言いようが無い。  ベスとエノラはエアーカーを奪い、アンナ主席の元へ突入する。エノラはアンナを脅しテレビ出演を強要。エノラはグラムにメッセージを伝え、グラムとベスは再会を果たす。グラムは夜明けの船を助けることができたならば、海賊を辞めアデナに戻ると言う。そしてベスについて来て欲しいと言うと、ベスはもちろんYesと答えた。  夜明けの船の爆破時刻が近づいていた。グラムは夜明けの船救助のために助っ人を呼ぶ。その人は何とキュベルネスだった。そしてベスはドリトル大尉に助けを求める。舞台は確実に整いつつある。グラムとベスはRBを駆り夜明けの船へと迫る。だが爆破の時刻もまた確実に近き、爆弾の残り時間はついにゼロ秒。夜明けの船が強烈な閃光に包まれる。その光景を、エリザベスはただじっと見つめているだけ。だが、船に向かっていたグラムの身は無事なのか!?次回最終回、豪華絢爛な舞踏祭をもう一度見せてくれ!!

第26話(最終回) 火星の夜明け!マーズ・デイブレイク (2004/9/23) 脚本:浅川美也  絵コンテ:森邦宏、村木靖  演出:森邦宏  作画監督:小平佳幸  沈んだかに見えた夜明けの船。海賊たちの激怒する姿は火星中に中継されている。次は彼らの処刑の番、だがその時グラムがこの処刑場に夜明けの船を運んできた!!そしてヤガミ、ベス、更にはキュベルネスの働きにより、海賊たちは見事に救われた。グラムはエノラにお別れの言葉を告げ、夜明けの船は再び動き出した。  グラム、ヤガミ、ショウ、そしてベスのRBは奮戦する。グラムはベスに対してボンとシエに自分の無事を伝えて欲しいと依頼し、二人は一時的に別れる。一方、ポーは夜明けの船がケジメをつけるため、必ず神の石の元へやってくると読んでいたが、ローレンは気にも留めない。だが彼らは本当にやってきた。唖然とするローレンとポーは退却、だがエリザベスの怒りは収まらない。神の石の採掘場をメチャメチャにし、自慢のRBで地球軍のRBを倒してゆく。  崩壊寸前の採掘場を脱出するグラムたち。だが希望号が残っていた地球軍RBの攻撃を食らい、行動不能に陥ってしまう。グラムは希望号を捨て、生身で夜明けの船まで辿り着いた。希望号の役目も、ここで終わった。その直後、オリンポス山が異様な輝きに包まれる。ヤガミ曰く、神の石は水のある場所では生物であり、水の無い場所では鉱物になるのだと言う。この輝きは、火星の希望の光なのか。  地球に帰ったエノラからのビデオメッセージを、ベスは見ていた。ドリトル大尉の任務も終わり、リッチとロゼッタは開放感一杯の表情を浮かべる。ベスはグラムの言葉通り、ボンとシエと共に彼を待つ。と、グラムは流氷墓場の海賊船に乗り、アデナに帰ってきた。「希望の船」と名づけたその海賊船に乗り、夜明けの船の仲間に別れの挨拶し、グラムとベスは新たな旅に出る。    

これにて絢爛舞踏祭アニメ版も終了。全体的にはまずまずの出来と評価できるかな。でもやっぱり、「まずまずの出来」でしか無かったんだよねこの作品は。突き抜ける何かが欲しいとずっと思ってたけど、オレ自身はその何かを見出せないまま終わりを迎えてしまったような気がします。原作ゲームの設定を引き継いだだけあって、魅力的なキャラクターが多くいたんだけど、それを活かし切れなかったようにも思う。その点はすごく残念。  まぁこの作品はゲームを売るためのキャンペーン的な位置付けでもあるわけだし、ゲームがそこそこ売れれば存在意義は十分あったと製作者側は評価するんでしょうね。もちろんゲームの世界観を壊してはダメだし、その意味では思い切ったことができなかったのも仕方ないのかなとも思いますけど。  それからもう1点残念なことと言えば、過去のボンズ作品の中でも最低レベルの作画がこの作品で見られてしまったこと。このアニメ濫造のご時世で、ボンズの体力も少しずつ落ちてきているのかなぁ。今のところKURAUは全く問題ないけれど、10月以降の彼らの作品に対しても少し不安を覚えてしまいます。

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