げんしけん ~感想~

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<スタッフ>
原作:木尾士目  監督:池端隆史  シリーズ構成:横手美智子  キャラクターデザイン:木下裕考  音楽:  アニメーション制作:パルムスタジオ
<キャスト>
笹原完士:大山鎬則  高坂真琴:斎賀みつき  春日部咲:雪野五月  斑目晴信:檜山修之  田中総市郎:関智一  久我山光紀:乃村健次  大野加奈子:川澄綾子  笹原恵子:清水香里  初代会長:うえだゆうじ  

第1話 現代における視覚を中心とした文化の研究 (千葉テレビ 2004/10/10) 脚本:横手美智子  絵コンテ:池端隆史  演出:山田一夫  作画監督:谷口淳一郎  原作は未読。いきなり「くじびきアンバランス」のOPでスタート、モモーイのOPソングはこれまでの彼女の曲の中で一番良いと思った。本編、高坂君のように「声優さんのCDを聴いてます」って声高に宣言する勇気、私にはありません(苦笑)。だがこのことは劇中で語られた「根拠の無いプライド」ってヤツなのか!?げんしけんの皆様にハメられた笹原君を見てると、この番組はアニオタの心理や行動をいやらしいほど的確に表現してる。  一方、咲ちゃんの猛烈アタックを全く意に返さない高坂君は死刑(笑)。彼女の来訪のために高坂の部屋から出て行った笹原&げんしけん一同、世の中のほとんどのオタクもこれくらいの分別はできるはずなのだ。高坂のような変人を除いては(笑)。初回の感想としては、かなり面白い。これはアニメファンならチェックすべきだと思います。

第2話 消費と遊興による現代青少年の比較分類 (千葉テレビ 2004/10/17) 脚本:吉田玲子  絵コンテ:古橋一浩  演出:三原武憲  作画監督:輿石暁  笹原君たちげんしけんメンバーが新歓を兼ねてアキバを物色する一方で、高坂君は咲ちゃん連れて原宿へGO。先週とは一変した彼の男らしい行動には感心したけど、なんだかんだ言っても黙っていればイケメンな高坂にはある種の怒りを感じたオレなのでした。キーーッ。  竹下通りで服を選ぶ咲ちゃんとアキバのとらのあなで同人誌を選ぶ笹原、本質的には同じ行動のはずなのにとてつもなく大きなレベルの差を感じるのは何故だろう(苦笑)。が、恋心に燃える咲ちゃんに単身アキバ行きを告げ強烈な肩透かしを食らわした高坂は先週に引き続き死刑!!と言いたいところだけど彼の天然に腹を立ててたらこの先オレの身体が持たないということに今週気が付いたので、とりあえずは執行猶予付きということにしておきます(笑)  咲ちゃんが部室に来襲。咲ちゃんが高坂の幼なじみ「キャラ」と聞いて彼女への態度を豹変させたげんしけんの皆さんはオモロイ。だがそれ以上に部室でアツイちゅーを交わした高坂と咲ちゃんにはぶっ飛んだ!!しかしこの二人がすんなりとラブラブになるわけもなく、高坂はアイドル声優の握手会参加のためアキバに去っていった。もぅね、オモシロすぎるよこのアニメ(笑)

第3話 地域文化振興の問題点とその功績 (千葉テレビ 2004/10/24) 脚本:花村こけし  絵コンテ:殿勝秀樹  演出:福本潔  作画監督:敷島隆  自分は未だコミケに行ったことないですけど、やっぱりすごい熱気なんでしょうかね。はしゃぎすぎて手首を骨折してしまったにも関わらず激痛に耐え、会場限定くじアンレアカードをゲットした斑目。腫れ上がった彼の右手は正にマラドーナ並の「神の手」と化していた。最終的には痛みの余り倒れてしまった斑目だが、レアカードは彼の精神力に引き寄せられたと言っても過言では無いだろう。  同人誌を求めて会場内を歩き回る笹原君。会場内にたまにいるカップルやイケメンに対する彼の心の声にはものすごく共感するが、同人誌を手に取り顔をニンマリさせるその姿は目を覆うばかりである(笑)。それと今週の漫研・原口と笹原の会話を聞いていると、このアニメはオタクと一般という単純な線引きをするのではなく、オタクの中にも様々なレベルや嗜好の違いがあることをちゃん描いているところが良いよね。今週は咲ちゃんがほとんと登場しなかった(会場に来るもあまりのオタク行列に引き上げた)ことは残念だったが、相変わらず抜群の面白さですね。

第4話 扮装と仮装の異化による心理的障壁の昇華作用 (千葉テレビ 2004/10/31) 脚本:池田眞美子  絵コンテ:古橋一浩  演出:平向智子  作画監督:青井清年  何だか小難しい熟語が並べられたサブタイトルですけど、要するに「コスプレ萌え」ってことでしょ(苦笑)。ってことで、げんしけんに新たな見学者・加奈子たんキターーッ。コスプレ断固拒否の咲ちゃんと違い、加奈子ちゃんは文化祭のコスプレを進んで引き受ける素直な女の子。しかも帰国子女で声が川澄たんとなれば、その萌え潜在力はかなり高いと見てよいだろうと思っていたら何と彼女の趣味は「ハゲ+グラサン+ヒゲのオヤジ」。これにはマイった(爆)  文化祭当日、加奈子ちゃんのコスプレはギルティギアの女キャラらしいがオレにはさっぱり(苦笑)。一方、私服のままでもコスプレに変わる最強アイテム「猫耳」着用を咲ちゃんは空手チョップで断固拒否。残念ッ(笑)。文化祭の混乱は続く。咲ちゃんの元カレも襲来。会っている現場をげんしけんメンバー(高坂はアニ研ギルティ・ギア大会参加のため不在)に見られてしまい、口封じのため鬼の形相でメンバーを脅す咲ちゃん、ハッキリ言って怖すぎる。  高坂はギルティギア大会で見事優勝。加奈子ちゃんは大会に集まっていたカメラ小僧に写真を取られまくる。このシーン、オレの中でミハルちゃんとかぶったのは言うまでも無い。そして大会終了後、斑目が咲ちゃんの頭に猫耳を強制着用させるというトンでもない行為に走る。よくやった斑目(笑)。  大激怒し猫耳を着用しながら斑目を追いかける咲ちゃんだが、その姿を元カレに見られてしまう!!怒りと悲しみの余り、猫耳を投げ捨てようとする咲ちゃんに、高坂&周囲は「カワイイ」の一言。高坂に言われてうれしい反面、怒りも収まらない咲ちゃんはキングボンビーのような微妙な形相でホウキを振り回す。EDでは部室で傷だらけで力尽きたメンバーの姿、そして猫耳をじっと見つめた後に投げ捨てた咲ちゃん。もうダメ、オモシロ過ぎ(笑)

第5話 自律行動に見る排斥と受容の境界 (千葉テレビ 2004/11/7) 脚本:平見瞠  絵コンテ・演出:原明  作画監督:池下博紀  げんしけんに大学から解散命令下る!!この緊急事態に咲ちゃんは満面の笑みを浮かべるが、皮肉を言いにやって来た漫研原口の態度に激怒した彼女は加奈子を引き連れ本決定を下した自治会に直談判。自治体の堅物メガネっ娘・北川と龍虎の争いを展開する。ってか何時の間に彼女はげんしけんの黒幕に居座ってる咲ちゃんに萌えぇぇ(笑)  何とかして北川をヘコまそうと悩む咲ちゃんに会長が一策を献じる。それは何と北川は水虫持ちという事実を脅しのネタにすることで、げんしけんの存続を勝ち取るというものだった。だが咲ちゃんの脅迫は事態を思わぬ方向に引き寄せる。北川に密かな想いを寄せていた自治会委員長が、脅しで意気消沈していた北川に告白!!しかも彼も水虫の事実を知っていた上で、それすらもまとめて彼女を愛するのだと。北川は勝利の笑みを浮かべた。  とりあえず活動計画書を出すことで、げんしけんは存続できることに。これで一件落着と言いたいところだが咲ちゃんの胸には何か引っかかるものが。いつもは存在感が希薄なげんしけん会長、彼は北川の水虫だけではなく、部室で展開された咲ちゃんと高坂のアレも目撃していた...会長の只ならぬ雰囲気(脅し?)に我を失った何と咲ちゃんがげんしけんに入会宣言!!高坂と咲の二人を見た北川が「オタップル」と吐き捨てる。ブチ切れた咲ちゃんを新たなメンバーに加え、げんしけんの今後は更なる混沌に包まれること間違い無い。

第6話 サブカルチャーをめぐる他者との関係論 (千葉テレビ 2004/11/14) 脚本:中瀬理香  絵コンテ:古川順康  演出:三原武憲  作画監督:興石暁  「春日部咲の憂鬱」、思わずそんなサブサブタイトルをつけたくなるような今週の展開でしたね。特にAパート。笹原たちのアドバイスを胸に、高坂君にぷよぷよで接近を図るも10連鎖を食らって敢え無く撃沈。自らが布団にくるまりぷよぷよのコスプレを披露する結果に。「どう?そそる?」、もう涙なしでは見られませんでしたホント(笑)。Aパートでもう1つ、加奈子ちゃんの胸のカップ、「まるでサッカーの…」って何カップじゃーーっ。「J」リーグ?「W」カップ?気になって夜も眠れません、いやコレマジです(笑)  Bパート:笹原の妹・恵子キテネェーーッ。こういうコギャルと比較すると、さすがに咲ちゃんには大人の余裕を感じることができます。ガキとは格が違うのだよ格が!!(笑)。しっかし笹原君は彼女を装うという咲ちゃんの一流のギャグにもノリ悪い上に、結局恵子に金は貸してしまうわで情けなさ120%。最後においしいところだけ高坂君が持っていくというパターンも健在、この作品の主人公って誰だっけ?(苦笑)。最後に咲ちゃん、SMだけには手を出さないでくれーっ。

第7話 対人関係における行動選択の特徴 (千葉テレビ 2004/11/21) 脚本:横手美智子  絵コンテ・演出:平向智子  作画監督:原健  何時の間にかもう季節は春、新人勧誘に力を入れようと加奈子は咲にコスプレを勧めるがやっぱり咲ちゃんは完全拒否モード、残念っ。で、加奈子ちゃんは一人でメイドコスプレとなったわけだがその姿は単なるメイドというよりはどう見てもまほろさん、もぅ爆笑っす(笑)。もう1つ、サークルの活動チェックにやってきた北川が、加奈子の巨乳を観て「ケッ」の一言。女性の嫉妬は怖い...  というわけで?卒論に集中するため初代会長が退任し、斑目が二代目会長に就任。勧誘にて2名の新人(カッコツケとヤセおたく)を獲得し歓迎会を開催するが、注文した食い物独占等、新人たちの余りの態度の悪さに斑目たちは苦笑い。酔っ払った加奈子ちゃんは咲ちゃんにくっつきまくりで萌えぇ(笑)。  高坂邸で行われた2次会では何とゲームにて新人に入会テストを科す咲ちゃん。一体誰が会長なんでしょホントに(苦笑)。加えて高坂に勝ったらキスをご褒美すると咲ちゃんは断言するも、結果はやはり高坂の圧勝。気まずくなった新人君は結局2度と部室に来ることは無かった。咲ちゃんがげんしけんにいる限り、会員は増えることはないのかも(笑)

第8話 量産型製造過程における比較研究 (千葉テレビ 2004/11/28) 脚本:高橋ナツコ  絵コンテ:佐藤卓哉  演出:さんぺい聖  作画監督:松下清志、木下ゆうき  サブタイトルで思わず笑っちゃったよ。でもよくよく考えてみれば、ザクといいHMX12といい、アニメ界には主役にも負けない存在感を放つ量産型が多いことに気が付いた。それから笹原のいう「量産型の無機質さが良い」というセリフには、オレも共感するものがある。  せっかく苦労して組み上げた大野さんのガフを、あっさりと壊してしまった春日部さん。謝る春日部に大野は気にしていないと答えるが、その瞳からは自然と涙がこぼれた。事の重大さを痛感した春日部は思わず、「何でも言うことを聞く」と。その言葉に大野が出した要求は、やっぱりコスプレ。しかもメイド仕様の猫耳!!つ、ついにこの時がキタのかーーっ!?  だが渋々ながらも装着一歩手前の春日部に、大野は「お願いしますニャン♪」と会心の一撃!!当然春日部はブチギレで部室を去ってしまった。笹原以下、会員たちは春日部さんの猫耳姿を妄想し超萌え状態だったらしいが、オレは加奈子ちゃんの猫セリフで完全ノックアウト。相変わらず耐久力が低いオレなのでした(笑)。  それにしても、春日部さんは完全に主役の座を奪った感があるね。原作読んでるU氏(誰?)に聞く限りでは、マンガ版の咲ちゃんはオタク文化にほとんど興味を示さない一般人らしいけど、アニメ版は高坂以下オタクたちにかき回される咲ちゃんの動かし方が絶妙。そしてそんな咲を完璧に演じきっている雪野さんも素晴らしい。さらにはMADLAXでの競演が記憶に新しい小林沙苗(自治会の北川)とのイガミ合いも面白い。やるねぇホント。

第9話 特殊閉鎖状況下における説明義務の有無について (千葉テレビ 2004/12/5) 脚本:横手美智子  絵コンテ・演出:水島努  作画監督:谷口淳一郎  部室で斑目と春日部と二人きり。微妙に張り詰めた雰囲気を打破しようと、斑目は様々な策(妄想)を考え付くも実行に移せず一人で疲れるだけの結果に。彼も悩んでいたけど、現実はゲームのように選択肢とフラグの存在だけで成り立つ世界ではないんだよ。そして斑目、それなりに常識はあるヤツだとは思っていたが、やはり趣味が偏ると事態打開に対する「引き出しの数」が少ないとの典型例を示してくれた(苦笑)。  そんな斑目が偶然気がついてしまった大変な事実、それは咲の鼻の穴から一本の毛が外界に飛び出していたのだ!!青春の苦い1ページ回顧その他究極的に悩んだ挙句、斑目はサワヤカモードならぬ獣モードで咲に襲い掛かりカウンターのグーパンチを食らってしまう。本気で心配する咲に大丈夫と斑目は強がったが、そもそも彼の煮え切らなさの原因は、1年がたち咲の魅力に気づいてしまったことにあった。こういった微妙な心情の描き方もこの作品は上手いね。

第10話 経済効果から考える余暇消費のフェティシズム (千葉テレビ 2004/12/12)
第11話 都市型犯罪における悪意の所在論 (千葉テレビ 2004/12/19) 10話 脚本:小林靖子  絵コンテ:原明  演出:殿勝秀樹  作画監督:青井清年
11話 脚本:横手美智子  絵コンテ:うえだひでひと  演出:三原武徳  作画監督:興石暁

10話:夏だ!海だ!!って何故げんしけんメンバー+部外者・笹原妹1名が海に!?と状況説明も程ほどに、高坂横取りを狙う恵子と咲ちゃんのバトル開始。が、オレの視点は水着の上にシャツ1枚の加奈子に釘付け。何でもコスプレとは違って水着姿は恥ずかしいと断言する彼女は女神決定。  恵子は咲の唯一の弱点・一般人を付け狙い、兄に自らのオタク改造を申し出る。くじアンの激オタにも耐え、続けてコミフェスにも参加。高坂のお目付け役として咲ちゃんも仕方なく参加となったがやはり一般人の彼女たちは敢え無くダウン。しかしオタクとの付き合い方を既に悟っている咲を、恵子は何時の間にか尊敬の眼差しで見るようになっていた。この二人の相性は思いのほか良かったということで。  にしても次回予告の咲姉のオタに対する毒舌は最高に笑えた。バンダナ手袋パンパンのカバンその他を身に付けた人を、オレは「オタクのコスプレ」と呼んでいます(笑)。

11話:高坂邸から出る頭ぶつけてゴキゲンナナメの咲ちゃんが部室の大掃除を大号令。雑誌その他はげんしけんの歴史とも言えるものだが、あっさりと屈する会長以下会員たち。やっぱり咲ちゃんは最強(笑)。が、何と咲が捨てた雑誌に誤って火をつけてしまい、ボヤ騒ぎを起こしたバツとして自治会から無期限活動停止&学園祭参加禁止の処分が下った。  処分決定後、さすがの咲も申し訳なさそうな表情を浮かべたが、火消しの時に誤って咲に水をぶちまけられ、風邪を引いてコスプレコンテストに出られなくなった加奈子の怒り(燃え?)は収まらない。変わりに咲にコンテストに出るように迫り、咲ちゃん渾身の泣き落としも高坂は敢え無く却下。咲ちゃんのコスプレ、我々視聴者の夢がついに叶う時が来た!(笑)  コンテスト開始。高坂を除く会員たちの緊張は最高潮。我らが春日部咲のくじアン会長コスプレ降臨。ど、どわーーっ、咲ちゃん似合ってるよ咲ちゃーん!!(絶叫)。出番も終わりホッと一息つく咲だが、会場の盗撮男を発見し張り手一閃!!会場にいた北川に男の身柄を渡しステージに戻るその姿は余りに凛々しく正にくじアン会長の生き写し、会場は「会長ーっ」の言葉と拍手喝采に包まれた。これこそが真のコスプレなのだーっ!!(笑)

第12話 組織の再構築時に発生する課題と対策 (千葉テレビ 2004/12/26) 脚本:横手美智子  絵コンテ・演出:水島努  作画監督:谷口淳一郎  先週のボヤ騒ぎによるげんしけん解散の危機は、咲ちゃんがコスプレしようと無くなるわけではない。部員たちも心なしか元気が無いように見えるが、特に咲ちゃん自身が責任を深く感じている様子。程なくして、1ヶ月間の活動停止、部室使用停止と100時間のボランティア活動の正式処分が下ったが、部室が使えないことを咲のせいだと斑目が軽口を叩いた瞬間、咲ちゃんの瞳から大粒の涙が溢れる。普段は気の強い彼女にも、こんなに脆い部分があったのだ...  タバコが吸えなくなったと泣きながら言う咲を高坂が優しくると、しばらくして彼女も泣き止んだ。とりあえず一件落着と思われたが、何と咲以外の部員全員がコミフェスの日にボランティア活動を当てられてしまった。北川の姦計再び。斑目は咲ちゃんにコミフェスの同人誌購入パシリをさせようと画策する。咲に同人誌は買うものではなく「使う」ものだろうと痛烈な一言を貰った斑目は、引くどころか更に咲に熱く迫る。と、咲ちゃんは斑目に強烈なグーパンチ一発をお見舞いし、彼の申し出を受け入れた。咲の、そして何故か恵子も巻き込んでの最後のボランティア、である。  くじアン総括会議の中で斑目は会長の引退を宣言。そして笹原をに指名する。照れながらも会長を引き受けた笹原は、現視研のコミフェス参加をぶち上げた。それからというもの、笹原の行動力のおかげか申し込みまで順調に漕ぎ着ける。最終話にして、ようやく主人公らしい姿が見られたような気がする(笑)。そしてサークル名をどうするか悩んでいた笹原と斑目に、咲はこう提案する。ひらがなで「げんしけん」はどうかと。もちろん部員全員、快く賛成したのだった。    

これにてげんしけんも完。タイトルがひらがなだった理由も最後の最後で明かされ心もスッキリ。もちろん内容も面白かったの一言ですね。中途半端にアニオタをネタにする作品は過去にもいくつかありましたけれど、これほど直接的な光景を描いたアニメ作品はおそらくこれが初めてでしょう。そして自分自身もアニオタであるが故に、他人事とはとても思えないセリフの連発が、味わったことの無い快感に変わって行く。こんな不思議な感覚に支配させられる作品は、これ以外には見当たらないでしょうね。
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