スクラップド・プリンセス ~感想~

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Bitly
第1話 捨て猫王女の前奏曲 (2003/4/8)  おぉっ、念願の折笠さん主役アニメが早速登場。こんなにもあっさりと願望がかなってもよいのでしょうか(苦笑)。パシフィカちゃんは可愛いねぇ。このキャラを折笠さんが演じるというのはちょっと意外な気も。ラクウェル姉は母性本能くすぐりまくり、いかにも大原さんっぽいキャラですな(最近彼女が気になってしょうがない...)。  しかしこの番組で最も意外なのが「アニメーション制作:ボンズ」って事実。ラーゼフォン、WOLF’S RAIN、BEBOP(劇場版)等々、彼らが制作する作品には、「そこら辺のベタアニメと一緒にするな!」みたいな主張が根底に流れている。これまでのボンズの作品を振り返って考えると、すてプリは一見すると彼らと最も縁が遠いような雰囲気を持っていると思った。  この点においては、すてプリ制作はボンズの新たな挑戦と捉えることもできる。作画のクオリティ面では絶対の安心が置ける彼らだが、あとは彼らがすてプリという作品をどう噛み砕いて視聴者に提示できるかが重要なのかも。
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第2話 半熟騎士の行進曲 (2003/4/15)  半熟英雄って面白かったなぁ。もちろんFC版のことですが。タマゴの使い方がポイントなんだよねぇ懐かしい。  と、そんな回顧もパシフィカ&ラクウェルの水着姿でぶっ飛んだ。萌えすぎ...騎士道とは何ぞや?LAST-EXILEに引き続き考えさせられる。  しかしL/Rのノエルと同じように、パシフィカも要するに15年王女なんだよねぇ。それだけ15歳という年齢は多感なお年頃ということなのでしょうか。
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第3話 赦されざる者の騒動歌 (2003/4/22)  ラクウェル姉の魅力爆発。そりゃ街の人間も簡単に落ちるはずです。それに対し、パシフィカちゃんの着ぐるみは何とも無様。だが、発育していないというのはちょっと違う気が。そこそこあるんじゃないですか?>シャノン兄。  ウィニアは川澄さんだぁ。そういえば春の改編では余りお声がかからなかったようにも思えますが、やはりスポットでもその存在感はかなりのもの。主役3人のハマリ役も見事だが、脇役にも相当気をつかっているようです。  このアニメの面白さは、春の新番組の中ではかなり上に位置してます。いや、不作の2002年とは打って変わり、2003年は全体的にレベルが高い。チェックするこちらもうれしい悲鳴です。

第4話 出会いと別れの協奏曲 (2003/5/6)  クリス君との対決で、シャノン兄の強さを垣間見た。しかしそれ以上に垣間見えたのが、この作品の持つ闇の部分。あまりの残酷さに、泣きそうになりました...  やはりそれだけ張り詰めた要素を持っている作品の場合、しっかりとした演技ができる人じゃないとダメです。その意味でも、カスール3兄妹の配役は絶妙。今週はそのことを改めて痛感した。  ついにパシフィカの双子の兄がパシフィカの存在に気づいたようだ。そしてパシフィカを追う2つの勢力、王国と教会の動きも慌しくなってきた。今後も目が離せません。
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第5話 吟遊詩人の子守歌 (2003/5/13)  可愛くて、ほんわかしてて、どこかちょっと抜けていて、それでいて強い。そんなラクウェル姉にときめいた...  妹を守るということに関して、シャノンとラクウェルの二人は不退転の決意を固めている。それは単に兄弟だからという理由だけでは無いようにも思えるが、とにかく妹のこととなると、ラクウェルですら無益な殺生を受け入れてしまう。鉄の意志だ...  しかし死の足音は確実にパシフィカに迫っている。ラクウェルたちは果たして間に合うのか、そしてパシフィカを廃棄王女と知ってしまったレオ君の今後も気になる。

第6話 騎士たる者たちの迷走歌 (2003/5/20)  バレット、そしてレオ君に謝るパシフィカ、涙出そうになるほど可愛い...が、彼女が安息の時間を過ごすためには、彼女自身の運命を変えなければならない。そのことを改めて痛感した今週だった。  ピースメイカーの存在、そしてゼフィリスが語る5千年の時。それらが何を意味し、そしてパシフィカにどう関わっていくのか。謎も尽きません。
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第7話 捨て犬少女の円舞曲 (2003/5/27)  シャノン兄が少女スインちゃんを連れ込み、パシフィカはむくれまくり。まーたこれが可愛いんだな。まぁスィンちゃんのつぶらな瞳を見れば、シャノン兄でなくとも撃沈します。  「家族が一人増えたようだ」そう喜ぶのはラクウェルだが、パシフィカは言いようの無い寂しさに追われていた。それはジェラシーなどといった単純に表記できる感情ではない。  うつむくパシフィカの眼前にゼフィリスが現れた。彼女はパシフィカに向かってスィンを殺せと言う。パシフィカの取る行動は果たして...

第8話 絆と祈りの夜想曲 (2003/6/3)  異能者という単語を耳にしたのはボトムズ以来だろうか。スィンの一件で兄妹の絆は崩壊寸前、更には馬車に轢かれそうになったスィンを助けるためシャノンが大怪我を負ってしまう。しかし彼らの絆はやはり深かった。バッチリ仲直りした兄妹、うるうる...  しかし、回を重ねるごとにピースメイカーの暗躍が顕著になってきた。真の姿に覚醒したスィン改めシーズ、彼女とパシフィカたちが再会するとき、彼らは確実に敵同士だ。うーん...

第9話 異端者たちに捧ぐ鎮魂歌 (2003/6/10)  偽廃棄王女エルフィティーネ豊口めぐみキターーッ。パシフィカたちはとりあえず今週分に関しては様子見を決め込んでましたが、怪しげな儀式の後には何が待っているのか。ちょっと怖い。  さて、すてプリといえばやっぱりラクウェル姉です。いやー、最近大原さやかさんが気になって仕方ない自分がいます。本当の癒し系ボイスとは、彼女のような声を指して言うのでしょう。うん。

第10話 偽王女の小夜曲 (2003/6/17)  折笠さんや大原さんの話ばかりしてますが、実は脇役の豪華キャスティングもこのアニメのウリのひとつ。ウィニア(川澄さん)、ゼフィリス(水橋たん)、そしてエルフィティーネ(豊口さん)。こう見ると、主役の3人が「舞台系」CVなのに対し、脇役陣の「典型的萌え系流行アニメ系」CVという構図が見えてくる。この逆のパターンはまま見かけるが、すてプリのような構図を持つアニメは意外とめずらしいのかも。  さて、今週でエルフィティーネともお別れ。だが、来週はなんとメガネっ娘キャラが登場するとか。キャスティングも含め、楽しみです。
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第11話 獣姫の狂詩曲 (2003/6/24)  獣姫セーレスの孤独、家族愛というものを知らない彼女はある意味パシフィカよりも不幸なのかも。にしても、副官メガネ娘エイローテ、パシフィカの母エルマイア王妃、ゼフィリスと瓜二つのナタリィ、そしてウィニアとレオの久々の登場。何だか賑やかな今週でした。ちなみにレオ君は相変わらず頼り無さそうですが(苦笑)。  やっぱりこのアニメ面白いね。まぁ作品世界をもっと理解できていたらもっと面白いんだろうけどね。すてPRIX、予約してないけどこのままだと買いそうな勢いです。

第12話 二人の姫の戦闘歌 (2003/7/1)  Providence Breaker、世界でピースメイカーの律法に逆らえる唯一の存在。ようやく物語の謎が解かれ始めてきました。今後も目が離せません。  そういえばこのアニメを見終わった後、必ず公式サイトのストーリーコラムをチェックするのですがここがまた面白いです。読み終わると、自分が少しだけ賢くなった気がすること請け合いです。でもこのコラム書いてるライター誰なんだろう。ちょっと知りたい。
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第13話 遥かなる追想曲 (2003/7/8)  おいおいいきなりゼフィリスたん萌え~な展開ですか?どうやら無感情マシーンだと思われていた彼女も実は情緒豊かなお方(お人ではない)だったようです。  そんな部分ばかりに眼が行ってしまうが、本当に面白いよコレ。LAST EXILEといい、2003年春の新番組はやはり当たりが多かったと、3ヶ月経って改めて思った。  来週は何やらシャノンがパシフィカに対して暴走始めるようです。うーん、折笠さんファンとしてはかなり複雑な心境である...
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第14話 失われた五重奏 (2003/7/15)  うーん、この張り詰めた雰囲気、ゼフィリスたん萌え~なーんて言ってる場合じゃないですな。母親の幻を見せられたシャノン兄があっさりと洗脳されてしまった辺りは、彼も家族愛というものを強く求めている証なのだろうか。対してラクウェルの毅然とした態度は、普段はノホホンとした彼女に隠された厳然たる冷酷さだったのかもしれない。  何にせよ、物語の登場人物全てに動きが出始めてきた。一時も目が離せないことは、間違いありません。

第15話 力と謀略の歌劇 (2003/7/22)  ウィニアとクリスの再会は、余りにもそっけなく終わってしまった。ったくドイツもコイツもあやちーに気を遣ってやれないのか、情けない...  シャノンとシーズの戦いでの表現力、このアニメがボンズ制作で良かったなぁと思える1つの大きなポイントである。まぁラーゼフォン似っていえなくもないんだけど(苦笑)。しかし今週の原画陣は気合入ったメンバーでしたねぇ。金かかってます。  ゲッ、戦略級攻性魔法「奈落」により、スキッドは大破壊。そして我らがパシフィカちゃんが何と記憶喪失!?怒涛の展開に言葉無し...
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第16話 川のほとりの二重唱 (2003/7/29)  パメラとなったパシフィカ、それはもし彼女が廃棄王女という過酷な運命を背負わず、自由に生きられる身であった時の、純粋な彼女の姿なのだろう。しかしそんなパメラを冷静に見てみると、記憶を無くす前のパシフィカも、束縛の中でも精一杯自由に生きようとする姿があったことが、何となく理解できた。それだけでも、自分にとっては大きな発見だ。  そして、せっかく再会したラクウェルたちの申し出を拒否したのは、平凡な生活を手に入れたパシフィカにほんの少しだけ残る、パシフィカ「本人」の意思だったのかもしれない。それはパメラが、ぶっきらぼうなところがシャノンに似たフューレに妙になついているという事実でも感じられることだ。  しかし何にせよ、これがパシフィカにとって束の間の休息であることは確かだ。パメラが何と言おうと、彼女は世界の猛毒・パシフィカでしかない。事態は予断を許さない状況だ。  
 高橋久美子、逢坂浩司、伊藤嘉之、佐野浩敏その他諸々、今週の原画陣はスゲー面子が揃ってました。やはり今のTVアニメ業界、ボンズが最高のスタッフを揃えられるプロダクションの一つであることに疑う余地は無い。

第17話 つかの間の世俗歌 (2003/8/5)  ラクウェルが手を振っても、今のパシフィカは答えてくれない。しかしそんな現状をも受け入れられるラクウェルさん萌え~。彼女の器量の大きさには、ただ感心させられるばかりです。  バロネスは軍を去った。クリスたちを殺人マシーンに仕立てたことを詫びて。その去り際は見事としか言いようが無い。後任のルークはクリスたちに廃棄王女を3日以内に捕らえろと命令する。  パシフィカのフューレとの平穏な生活は続いていた。しかし王都は何時の間にかパシフィカを捜索する兵士でいっぱいになっていた。危険を感じたレオとウィニアは、フューレに事実を告げた上で脱出を提案する。が、二人の無策にフューレは呆れてしまう。  そんな時、軍人時代の同僚スレイがフューレ宅を訪問。軍への復帰を促すがフューレは聞き入れない。彼にもかなりの暗い過去があるようだ。追われる身という意味では、彼とパシフィカは似ていたのかもしれない。  スレイはフューレがパシフィカを匿っていることを知っていたようだ。彼は軍にこのことを告げた。すでにこの王都に、パシフィカの居場所は無くなった。
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第18話 路地裏の哀歌 (2003/8/19)  パシフィカ、真っ赤なドレスに変身。ウィニアは胸元を強調しつつも落ち着いたデザインかー、大胆衣装に期待してしまった俺としてはちょっと残念(苦笑)。しかしレオのオバサン変装が意外に似合ってるのには驚いた。  パメラのレオ君評は、パシフィカのそれと全く変わってないような、フラレたかな。馬を奪ったレオとフューレだが、王国軍の弓兵に追われてしまう。フューレはレオに先を急がせ、自らはシンガリを買って出る。フューレの奮闘により、パメラたちは馬で王都を脱出することが出来たが、当のフューレは矢を全身に浴び、力尽きた。  命果てたフューレに、通りかかったシャノンとスィンが近寄る。シャノンはフューレの瞼を閉じた。これは即ち、フューレとシャノンのバトンタッチが行われたことに他ならない。  王都を脱出したパメラだが、フューレが来ないことに苛立ちを隠せない。彼の元に戻ると言うパメラを、レオは涙ながらに制止する。と、パメラたちはオブスティネートアローに取り囲まれてしまう。皮肉にも、ウィニアとクリスの再会が成ったのだが・・・

第19話 母の嘆きの無言歌 (2003/8/26)  う、ウワァーーン(大泣)。「母と娘の再会、そして永遠の別れ」、しかしこんな表現では到底表現しきれない、エルマイア王妃の悲しすぎる最後。まさかこんな展開になろうとは・・・怒りの余り、俺はありったけの力で机をぶっ叩いた。  絶望が、欲望が、すてプリの世界を覆いつつある。愚かな「人間」が策を弄し、一方で力あるものは弱き者たちを更なる恐怖へと追いやる。大いなる希望であるパシフィカを愛し、そしてその想いが届かない人物が増えれば増えるほど、暗闇は深くなるばかりだ。  しかし希望は完全に失われたわけではない。冷静さを失っているシャノンは見ていて危なっかしいばかりだが、覚悟を決めたラクウェルと、最終兵器を持ち出したセーネスには期待せざるを得ない。  アニメ版すてプリの結末を予想することは非常に困難だと思う。現時点で唯一言える事は、「全ての」人物が幸せになる結末だけは、絶対に無いということだけだ。

第20話 聖なる崩壊の序曲 (2003/9/2)  あーぁ、人間の愚かな行為を目の当たりにしたステア姉がブチ切れてもうた。ピースメイカー皆様方の実力はあまりにも凄過ぎて、王都はいとも簡単にメチャメチャに。シャノンとの再会で我らがパシフィカの記憶が復活したもののこの有様、まさに喜びもつかの間という感じです。  ピースメイカーvs人間の最終戦争が始まった。ついにゼフィリスたんと完全融合を果たしたシャノン、そしてギガス3体を引き連れたセーネスだが、ピースメイカーの圧倒的な力に対して苦戦は必須だろう。だが、パシフィカおよび我々視聴者は、戦いの行く末を見守ることしかできない。

第21話 孤独な神の受難曲 (2003/9/9)  ピースメイカーと人間たちの戦いは激しさを増すばかり。だがそんな中、クリスがパシフィカを連れ出した。軍の命令に背いて。彼は初めて「自らの意思で」行動を起こした。彼はパシフィカを兄弟と会わせるのだと言う。  ステアに追い詰められたシャノン&ゼフィリスのドラグーンは絶体絶命のピンチに。だが、セーネスたちギガスの渾身の一撃でステアは消滅した。シーズとソコムは一時撤退を決めたが、これで戦いが終わりだと言うことは、当然無い。  ついに記憶を取り戻したパシフィカが、仲間たちと再会。感動のシーンかと思いきや、パシフィカの心は暗く沈んでいた。彼女の自殺願望ともとれる心境、それはもちろん、自らの存在により多くの人々が死に追いやられたことが原因だ。だが、そんな彼女をシャノンは叱咤する。お前はどうしたいのか?と。誰だって、好き好んで死にたくない。励まされたパシフィカは生きることを選択した。
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第22話 時を超えた輪舞曲 (2003/9/16)  キャンプだキャンプ!!パシフィカとウィニアの料理の差はやはり歴然。そしてシャノンの誘いで仕方なく輪の中に入るゼフィリスたん、彼女も意外と照れ屋のようで。皆で束の間の休息でエンジョイ、こんな楽しい時が永遠に続けば良いのに、と思わずにはいられない。  パシフィカとレオが二人きりで夜空を見上げる。だがその時、パシフィカは自らが持っていた木の板(銭湯のロッカーの鍵だ)を落とし、これを見た彼女はこみ上げる涙を抑えられなくなる。パメラとしての彼女の記憶も、確実に彼女の心の奥底にはあったのだ。  ついに最後のボスがパシフィカの眼前に現れた。その姿はパシフィカの影とも言えそうな雰囲気を醸し出していた。その静かな口調が逆にパシフィカの恐怖を引き出し、思わずシャノンを呼び出した。だが、他の誰もその女性?の姿を見ることは出来なかった。  王国軍もピースメイカーも再び動き出した。もちろん目標はパシフィカただ一人、彼女の誕生日まで、今週の段階で残り3日。休息も、間もなく終わる。

第23話 限りあるものの聖譚曲 (2003/9/30)  いよいよ明日、パシフィカ16歳の誕生日を迎える。彼女たちが潜むこの場所も、王国軍の知るところとなってしまったが、彼女たちの絆は更に深くなっているようにも見えた。その一方兄のフォルシスは、傷ついた多くの民の姿を目の当たりにし、妹の存在に対して心が揺れていた。悩む王子の選択や如何に!?  パシフィカの元に、王子の使いとしてベルケンスがやってきた。パシフィカはいきなりの申し出に戸惑いを隠せない。だが、レオの支えもありパシフィカは本当の兄に会う決意を固めた。  ついに対面かなったフォルシスとパシフィカ。妹はどんな話題を振ればよいか分からないが、それもわずかな間のこと。すぐに持ち前の明るさでフォルシスを引き込む。フォルシスは妹の元気な姿を認め、笑顔を見せる。しかしその直後、涙ながらに妹を抱き寄せると剣を抜き、妹の背中を貫いた。そして自らの胸も突き刺したのだ。ウィニアの悲鳴がこだまする...  クリスはフォルシス、そしてシャノンとラクウェルはパシフィカに駆け寄り必死に声を掛ける。だがその時、ピースメイカーと王国軍が同時に攻撃を掛けてきた。ソコムはシャノンとゼフィリスを戦いの場に引きずり出した。クリスはフォルシスに行動の理由を問い掛けると、フォルシスは民を守るために妹を殺し、そして自分も妹と共に果てようとしたと答えたのだった。    パシフィカ死んじゃヤダーーーーーーーーーーッ。心の底から叫んだ俺、来週の最終回はどんなシンフォニーを奏でるのか、少なくとも俺は涙無しでは見られそうにありません...
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第24話(最終回) 守りし者たちの交響曲 (2003/10/7)  シャノンとセーネスはソコムとシーズ、そしてオブスティネートアローたちは王国軍を必死に抑える。しかし、出血がおびただしいパシフィカの意識は、薄れゆく一方。必死に助けを求めるラクウェルの声だが、答える者はいない。  ついにパシフィカの意識が途絶えた。何故と問いかけるラクウェル、何もできなかったと無力感に苛まれるレオ。だがその時、パシフィカの体が分解し、世界が自閉モードへと遷移した。シャノンたちは大気圏外へ押し出され、ソコムとシーズはフルパワーでシャノンたちを攻撃する。だがセーネスたちは見事ソコムを撃破、続いてゼフィリスとの完全融合を果たしたシャノンもシーズを倒した。  パシフィカは草原の上に寝転がっていた。と、隣にはあの女性が。ここは風紀世界の空き領域にある、仮想現実の場所だと女性は言う。そして自らの名前は、シリア・マウゼルだと。そう、彼女はマウゼル教の神、しかし人類の裏切り者であり、風紀世界の管理人だとシリアは語る。  16年かけて作られたパシフィカの力、それはシリアを壊すための力だった。そしてその力は、パシフィカが死ぬときに発動する仕掛けになっていた。だが、力の完成にはあと10時間程度必要だった。今は、お互いの力が微妙なバランスを取っている時なのだと。この力がどちらに倒れるか、それをパシフィカに決めて欲しいとシリアは言った。  過去にあった戦争時、そこでシリアは人類を生かそうとする敵側に協力した。自分の弟、妹を守るために。彼女の弟(ベクナム)と妹(フタバ)は、シャノンとラクウェルにそっくりだった。だが、シリアの願いも虚しく、弟妹も敢えない死を遂げてしまった。もう、シリアに守るべき者はいない。だからこそ、彼女はパシフィカに世界の行く末を決めて欲しいと言う。  パシフィカの答えは決まっていた。世界は人の意思で成り立つものだと。それを聞いたシリアは、パシフィカに別れの言葉を告げ、光と共に消え去った。世界がマウゼルの光が包み込む。争いは去った。これからは人類の手で歴史を紡ぐのだと、マウゼルは語った。  パシフィカがシャノンと共に、教会へと降り立った。すぐさまラクウェルが駆け寄る。兄妹3人は涙を流しながら、お互い抱きしめあった。全ては終わったのだ...  カスール3兄弟は静かに暮らしていた。フォルシスの戴冠式にも行かないと言い張る彼女に、レオは幸せかと問いかける。パシフィカは、幸せかどうかは今決めなくても良い、最後の瞬間に評価できれば、それで良いと答える。そして廃棄王女のおかげで、皆に会えてよかったとも。そんなパシフィカに、レオは改めて求婚する。が、パシフィカはレオにキッツイ一発をかました。100万年早いと、彼女は顔を赤らめながら背を向けた...    

長かったカスール3兄弟の旅もこれにて終了。いやー、本当に面白かったですなぁ。まずはその一言に尽きます。  キャラの魅力はこれまでにも言ってきたので繰り返しませんが、複雑な世界設定の説明も十分になされ、いわゆる「おざなりにされた」部分もほとんど見受けられませんでした。最後まで描き切るという、スタッフの責任感が感じ取れた。  そしてもちろん映像面の素晴らしさを忘れるわけにはいきません。ちなみに最終回の原画陣は、TVアニメとしては驚異的なラインナップでしたね(知らない人の方が圧倒的に少なかった)。映像的なクオリティは素晴らしいものの、ストーリーの面白さが映像に追いつけなかった作品も、ボンズには案外多い。けれどこのすてプリに関しては、映像のシャープさとストーリー(世界観的な要素も含めて)のバランスがとても良かったのでは無いかなぁと思います。
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