サムライチャンプルー (第1話~第17話) ~感想~

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<スタッフ>
原作:マングローブ  監督:渡辺信一郎  チーフライター:小原信治  キャラクターデザイン:中澤一登  得物デザイン:前田真宏  音楽:Tsutchie、fat jon、Nujabes、FORCE OF NATURE  アニメーション制作:マングローブ
<キャスト>
無限(ムゲン):中井和哉  仁(ジン):佐藤銀平  風(フウ):川澄綾子

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一話 疾風怒濤 (2004/5/19) 脚本:小原信治  絵コンテ・演出:渡辺信一郎  作画監督:中澤一登  もちろんアニメファンとしてこの作品に期待はしているんだけど、ヒップホップ調の曲はオレの好みじゃないし、何と言っても独特というより何だかワケ分からなかったOPの絵を見て不安が増大しちゃったよ。  が、そんな不安もフウちゃんの声を聞いてあっさり吹き飛んでしまうのがワタクシという人間のダメなところ(苦笑)。ナンダカンダ言ってもやっぱり川澄さんの演技はイイっすね。最近彼女が演じるキャラクターって、葵(藍青)、ヒカリ(この醜)その他、おとなしいキャラが多かったように思うけど、久々にフウちゃんは元気娘って感じで好感度2重丸です。  相変わらず役者評から入ってしまうのはご容赦を。第1話の全体的な感想ですが、ストーリーは十分に面白かった。やはりキャラクターの個性を映像に焼き付けるのが渡辺監督は本当に上手い。と同時に、今後への期待も高まりました。逆に気になった点を挙げるとすれば、カットの切り替えでのテープ巻き戻しの演出はちょっと違和感あったかな。まぁでもそんな違和感をも吹き飛ばしてくれるパワーに満ち溢れた、そんな第1話だったと思います。
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二話 百鬼夜行 (2004/6/2) 脚本:小原信治  絵コンテ:赤根和樹  演出:吉本毅  作画監督:清水貴子  第二話にして早くもヒロインのフウちゃんをめぐっての大激闘が展開されました。それにしてもムゲンとジンの二名、フウちゃんをほったらかしにするとは何とも男らしくない。敢え無く連れ去られたフウちゃんが余りにもかわいそうでした...  竜二郎の手先として今週登場した犬山と鬼若丸は何とも印象深いキャラクターでしたね。大男の鬼若は醜い顔を持つが実は心優しき戦士、こんなキャラを前にも見たことあるような気がするんですが、思い出せず残念。そして一方殺し屋犬山は明らかなジンのライバルとして今後も登場の機会があるようで、彼らの対決からも眼が離せませんね。

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三話 以心伝心 其ノ一 (2004/6/9) 脚本:小原信治  絵コンテ:村瀬修功  演出:井之川慎太郎、三好正人  作画監督:竹内進二  ムゲンとジンの二人、またしてもフウちゃんを置き去りにして逃亡を図る。結局彼女は先週と同じく敵に捕まっちゃいました。いくらフウが口うるさいと言ってもか弱き15歳の乙女ですよ。そんな彼女を路上で見捨てるなど、やっぱりこの二人は許せませんね。先週の繰り返しになるけど、少しは男らしいところ見せて欲しいよホントに。  ジンの女装は正直全然似合ってませんでした(苦笑)。がそれはともかく、敵方の用心棒として戦うハメになったムゲンとジン、しかもフウの眼前での斬り合いとはこれまたすごいシチュエーションに叩き込まれたもんです。まぁ当の二人はやる気満々でしょうけどね。この対決、果たしてどんな展開を迎えるのか。楽しみですね。

四話 以心伝心 其ノ二 (2004/6/16) 脚本:小原信治  絵コンテ:片山一良  演出:遠藤広隆  作画監督:谷口守泰、中本尚子  ムゲンとジンの戦いは中途半端な形で中断。ヤクザ同士の抗争は何故かバクチ勝負に突入、壺振りの大役は何とフウちゃん。どう考えても初めてとは思えない立ち振る舞いで、周囲の視線を釘付け。勝負に負けた組長はハラキリ、ヤクザの威厳を見せつけムゲンとジンは乱闘の中で自らの実力を見せつけるという何とも煮え切らない展開で終わってしまいました。うーん、残念というか何と言うか。  今週で目立ったところといえば、何と言ってもフウちゃんのブサイク顔。そんなブサイク顔フェチのオヤジに指名された時はどうなることかと思いましたが、とりあえずモモンガの活躍で無事だったのは良かった良かった。が、肝心のストーリーは上記の通りでちょっとオレ好みじゃなかったな。あんまりヤクザものって好きじゃないんですよねー。  まぁ今週に限らず、これまでの4話で「こりゃスゲー」と思った瞬間って実は皆無。淡々とストーリーが流れてゆく印象が強いのよね。小気味良いギャグを随所に入れているのは好感が持てるけど、肝心の柱の部分がまだ定まっていないという気がします。次回以降はどうでしょうか。

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五話 馬耳東風 (2004/6/23) 脚本:佐藤大  絵コンテ・演出:山本沙代  作画監督:中井準  浮世絵のモデルにフウちゃんが選ばれた。選んだナンパ男は大胆肩見せポーズを強要するが、芸術のためとフウちゃんはがんばる。だがやはりそれはワナ、チンピラに囲まれあっさりとタルの中に閉じ込められてしまった。いつものことながら、お気の毒です...ま、ムゲンとジンの活躍?で助かったのはいいものの、3人の旅はいつまでこんなことを繰り返すんでしょうかね(苦笑)  先週、「柱が定まっていない」って感想を書いたけど、考えてみれば「チャンプルー」なこの作品に1本の大きな柱を求めること自体が過ちなのかも。今週の展開も、雑多な要素が絡み合って何が何だか良くわからないまま終わっちゃった印象。特にのこぎり万蔵のキャラの濃さには正直マイッタ。ゴチャマゼはいいけど、もうちょっとあっさり風味にしてほしいと思う今日この頃です。

六話 赤毛異人 (2004/6/30) 脚本:小原信治  絵コンテ:須永司  演出:吉村章  作画監督:鈴木竜也、鈴木卓也  今週のサムプル(勝手に略)は何とフードバトル、あっさりとリタイアした情けないサムライ二人を尻目に、フウちゃんは大健闘。惜しくも準優勝に終わったものの、その健闘は大いに称えたい。  で、そのフードバトルで優勝したオランダ人は、男色を極めようと日本にやってきた、要するにモーホー。が、実は幕府公認の特別な外国人だとか。長崎に行けば、ひまわりのサムライの手がかりが得られると彼は言う。何だかそれを言うためだけにセッティングされたキャラだったな(苦笑)
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七話 四面楚歌 (2004/7/7) 脚本:高木聖子  絵コンテ:赤根和樹  演出:吉本毅  作画監督:清水貴子  せっかくギャンブルで儲けたお金をアッサリスラれたフウちゃん、相変わらず運気が向いてませんなぁ(苦笑)。そしてフウのお金をすった張本人・新輔の逃亡劇にフウは巻き込まれるが、母の病気を治そうと必死になる彼とフウの間には、思いがけない絆が生まれた。だがそんな二人の絆も、新輔の死でアッサリと幕が降ろされてしまう。フウの心に残ったものは、悲しみだけではなかったと信じたい。  そういえば今週から長崎編だったはずなのですが、どこが長崎だったのかワタクシにはサッパリ分かりませんでした。もしかしてまだ江戸にいるままだったりして!?誰かこの謎を解いて欲しいっす...

八話 唯我独尊 (2004/7/14) 脚本:佐藤大  絵コンテ:米たにヨシトモ  演出:笹島啓一  作画監督:竹内進二  今週は自分の師匠を容赦なく斬ったという、ジンの過去が判明。これは後々の展開にも影響を与える事実だろう。それから今回出てきた永光@山寺宏一と葡萄牙@川村万梨阿の二人、リーゼントと巨乳というキャラの強さに負けない、彼らの演技力はさすがの一言でした。  だが肝心のストーリーにイマイチ乗れないのは相変わらず。何が一番自分に合わないかというと、作品の最も重要な特徴である「チャンプルー」なところですね。自分は1本のキチンとした芯がある、いわばマジメなストーリーが好みなのですが、(前にも書いたけど)この作品は全くその逆。面白そうな要素はとにかく詰め込んでしまおうという姿勢が、どうにも作品の柱をボヤけさせているのが私的にNG。  そういうわけで不満というか煮え切らなさは残ったままなのですが、そういえばこの3人はまだ江戸にいるんだよね。やっぱり長崎まで旅する金無いってことだよな。食うものすら満足にままならない万年貧乏生活を強いられそうな彼らに、起死回生の一発はあるのか。もしかしたらこれが3人の最大の敵かもしれませんね。

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九話 魑魅魍魎 (2004/7/21) 脚本:佐藤大  絵コンテ:今石洋之  演出:遠藤広隆  作画監督:伊藤信高、中澤一登  箱根の関所で捕まり身体検査されるフウちゃんキターッ。15歳という年齢は微妙なもので、この作品の中でも「おっ、意外とナイスバディ?」と思うときもあれば、「栄養不足がたたって大きくなれるものもなれないのね..(涙)」と感じるときもある。心揺れ動かすフウちゃんのバスト、なかなかの曲者です(笑)  今週は20分過ぎの何やらガイナックス風な?演出が目を引きましたが、やはりコンテが今石さんでしたか。しかしクオリティは相変わらず高いんだけど、ストーリーの方はやっぱりノレなかったなぁ。走れメロスな展開はちょっと期待を持たせたけど、ムゲンがメロスのような一生懸命さを持っているわけないことが分かっただけ(笑)。ま、とりあえず今週で箱根越えが終わったということで、来週以降に期待しましょう。

十話 以毒制毒 (2004/7/28) 脚本:待田堂子  絵コンテ:大橋誉志光  演出:吉村章  作画監督:谷口守泰、中本尚子  「以毒制毒:毒を以って毒を制す」。ここ数週はどちらかというとコメディ色が強かったけれど、今週のムゲンと昇竜の死闘は久々に燃えた。やっぱり斬り合うことこそサムライの本当の姿ですよ。ま、昇竜に止めを刺したムゲンの一撃はかなり卑怯な気もしたけど(苦笑)、それも型にはまらない彼らしさなのでしょう。  今週が正にそうだったんだけど、この作品は斬られる人間を容赦なく描いた時がストーリーが引き締まってて一番良いと思う。結末(=斬り合い)が明確になれば、そこに至るプロセスの中でムゲンやジンの人間性も描きやすいし、フウちゃんの動かし方にも幅が出せると思う。まぁたまには息抜きという意味でコメディもいいけれど、あくまでこの作品は「サムライ」の物語ということを忘れてはいけないね。

十一話 堕落天使 (2004/8/4) 脚本:高木聖子  絵コンテ・演出:山本沙代  作画監督:中井準、石井ゆみこ  作画監督補佐:山田正樹  今週のカブトムシのド突き合いはかなりの迫力。一見どうでも良いシーンに力を入れるところは、バランス感覚をワザと欠落させているこの作品ならではなのかも。今週はジンと紫乃が作り出すオトナの雰囲気を堪能できましたけど、それ以外ではフウちゃんの「着やせするタイプ」宣言が爆死モノでした(笑)  しかし今週はマリみてを思い起こさせるような高速テンポでストーリーが展開していきました。ジンと紫乃の出会いから別れまでの一連の流れに上記のジンとフウの寄り道を含んだ、テレビドラマなら1時間は使いそうな内容だと思うけど、アニメだと30分(実質20分ちょい)でやってしまうんだよね。オレもこういうアニメにちゃんとついていけるよう、もっと頭の回転を早くしないといけないのかなぁ...

十二話 温故知新 (2004/8/11) 構成・脚本・絵コンテ:渡辺信一郎  演出:遠藤広隆  作画監督:山田正樹  「ひまわりの匂いのするサムライ」。その胡散臭さと余りに手持ちの情報の少なさに、ニブイムゲンもようやく気づいたか(笑)。にしても、フウちゃんの日記の盗み読みを以って前半の総集編とは、いかにもこの作品らしいですね。  今週の総集編で改めてよく分かったこと。1)いつも捕まってばっかりなフウちゃん。2)とにかく食べることが大好きなフウちゃん。3)「ひまわりの匂いのするサムライ」に、いつになったら遭えるのだろうか...そんなこんなで、彼らの旅はまだまだ続く、と思う...

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十三話 暗夜行路 其之壱 (2004/8/25) 脚本:小原信治  絵コンテ:片山一良  演出:吉本毅  作画監督:竹内進二  この番組も2クール目に突入し、ムゲンの知り合い初登場。ムゲンとの因縁が深いムクロとその妹のコザにより、琉球にある罪人の島で生まれ育ったという、ムゲンの暗い過去の一部が明らかになった。やはりワケアリな過去が暴露される展開ってのは、好奇心が刺激されてのめりこむように見てしまいますね。いつもこの作品にはそれほど興味が湧いてないので尚更面白く感じたり(笑)  ムクロの挑発に乗ったムゲンは、モノの見事に彼の罠にハメられ、船の爆発に巻き込まれてしまった。「奇跡の大脱出」でもあるまいし、もしムゲンが無事ならばそれこそ奇跡だが、今回はさすがの彼も無傷ではいられないだろう。其之弐の展開も楽しみになってきた。

十四話 暗夜行路 其之弐 (2004/9/1) 脚本:小原信治  絵コンテ:渡辺信一郎、村瀬修功  演出:村瀬修功  作画監督:伊東伸高、森下博光  コザは地獄の辛さに押しつぶされそうになるたびムゲンに寄り添い、そしてムゲンが苦しむ姿を見るたびに涙を流してきた。過去にもムゲンはムクロのワナにハメられていた。しかもそれはお役所の黒糖輸送船を襲うという今回と同じような海賊まがいの行為だった。役人に囲まれ崖っぷちに立たされ自ら海に飛び込んだのは、このためだったのだ。  ムゲンの仇・ムクロを殺して自由になる、そのために力を貸して欲しい。コザはジンに静かにつぶやき、ジンも彼女の言葉に耳を傾けた。ジンの実力ならば、ムクロの銃など敵ではない。ジンはあっさりとムクロを斬り捨てたが、ムクロは死ぬ間際に言い残した。「マンマと騙されたんだ。オレもオマエも」、と...な、なにーーーっ!?  ジンの前から、コザの姿が消えていた。彼女はムクロと一緒に船を襲ったシレンと仲良く二人で歩いていた。そう、全ての元凶はこの不幸少女の面を被った用意周到で計算高い女狐だったのだ。その事実をジンから聞いたムゲンは、シレンとコザの前に立ちはだかった。傷ついた身体を引きずりながら。  すぐさまシレンを斬って捨てたムゲンは、刀を握りコザに向かって真っ直ぐに歩を進める。このままコザをもその手にかけるのか...だがムゲンは彼女を完全に無視し、彼女の横を通り過ぎたのだ。この行為、コザの未来をぶち壊そうと言うムゲンの怒りなのか、それともムゲンの心がコザを斬り捨てることをためらわせたのか。それはオレにもわからない。だがコザにとってこのムゲンの行為は死以上の屈辱・苦痛だったに違いない。そして間違いなく、これまでのエピソードの中で最高に面白かった。
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十五話 徹頭徹尾 (2004/9/8) 脚本:下船渡上段  絵コンテ・演出・総作画監督:中澤一登  作画監督:谷口守泰、中本尚子  この番組も今週から関西編に突入。長崎までの長旅も、ようやく中間地点といった所。まだまだ先は長いな...  ジンが川底から小判ザックリの袋を見つけ出し、即刻遊郭へGO!!一人残されたフウちゃんの乙女心は憂鬱、そりゃ彼女が余りにもミジメ過ぎる。回を重ねるごとにスケベ度が増している(というか本性をあらわしつつある?)ムゲンとジンに早くこの娘の魅力に気づいて欲しいとちょっと本気で思う今日この頃です。  しかし遊郭でムゲンとジンは偽造金貨組織とお忍びの乱闘に巻き込まれる。くのいち八葉はパワーがみなぎってて&日高のり子演じる久々の若いキャラ?でなかなかの好キャラでした。あとはラストで腰を痛がっていたジンの姿に、彼のファンが受けたショックは少なくないかと(笑)。  最近のチャンプルーはようやく、といったら失礼だけど面白くなってきた。開始当初と比較して、展開に幅が出てきましたよね。先週と今週の内容の違いが正にそれを象徴しているかと。それから今週はアクションシーンの気合がすごかった。絵コンテ、演出、そして総作画監督、今週は中澤一登渾身の1話と、後々語り継がれそうな気がします。

十六話 酔生夢死 ひと夢 (2004/9/15) 脚本:信本敬子  絵コンテ:近藤日葉  演出:三好正人  作画監督:中井準、石井ゆみこ  村の少女に囲まれてご機嫌のムゲン。ムサ苦しい顔に似合わずキザなセリフを連発するムゲンを、フウちゃんは「バカ」と一刀両断。その二人はひまわりの匂いをするお侍サンを巡って大喧嘩。何とも見苦しい罵り合いの末、二人はあっさりと進む道を別れた。そして二人の間に板ばさみ状態に見えたジンは、そのどちらを追う事も無く、更に別の道を進んでいった。ったく今までの数々のエピソードが台無しだよ...  しかしその直後、フウちゃんは崖下の渓流へと落ちて行き、ジンは謎の覆面男、そしてムゲンはボウガン男に襲われる。ジンの相手・覆面男は道場の弟弟子・雪丸だった。だがジンにとって、雪丸は斬るに値しない人物と言い放った。そして彼に別れを告げると自ら滝下へと身を投げた。  フウちゃんを助けたのは、ジンを襲った謎の男・オクルだった。西を目指しているというオクルの言葉に、フウは彼について行きたいと言う。彼は松前藩から狙われている身のようだが、そのオクルと勘違いされ松前藩の侍に囲まれてしまったムゲン。この複雑な状況、来週はどう動いて行くのか。

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十七話(テレビ最終回) 酔生夢死 ふた夢 (2004/9/22) 脚本:杉良太  絵コンテ:渡辺信一郎  演出:遠藤広隆  作画監督:山田正樹、安彦英二、山下喜光  オクルでは無いとようやく誤解が解けたムゲン。一方、オクルに追従を拒否されたフウちゃん。松前藩主を殺しお尋ね者である彼について行くことは、フウを危険に晒すことになる。それをオクルは案じた。そして一緒に旅をした者たちは、家族や兄弟と同じだと、彼は言った。フウが眠りに落ちたことを見届け、オクルは洞窟から去っていった。  流行り病を根絶するため郷土の村を焼かれ、妻と子を殺された過去を持つオクル。松前藩士の言っていた「オクルの罪」とは全くの正反対。そのオクルは寂しく楽器を弾き、その音にムゲンが引き寄せられる。お互い、日本の北端と南端出身の人物、さすがに性格は対照的。オクルが無益な殺生などする人物ではないと見切っていたムゲン、彼の望みはオクルとサシでやりあうことだけだ。  不審な人物を目撃したフウちゃんが悲鳴をあげると、ジンがすぐさま駆けつけた。その不審な人物は、弟弟子・雪丸だった。彼は再び、ジンに斬りかかってゆく。そしてムゲンとオクルの一騎打ちも始まった。双方とも戦いは熾烈を極めてゆく。  先に決着を見たのは、ジンと雪丸の方だった。ジンの刃が雪丸の身体を冷徹に斬り捨てた。最期に彼は正直に告白した。自分は名を上げたかったのではない、ジンになりたかったのだと。手を合わせて雪丸の成仏を祈るジンとフウ。だが松前藩士のオクルを追う言葉に、フウが反応した。二人はすぐに走り出す。  一方、ムゲンとオクルの一騎打ちは松前藩のジャマが入ってしまう。オクルはムゲンとの戦いで何かを取り戻し、藩士たちの前に堂々と出て行った。オクルは火矢で身体を射られてしまうが、鬼神の如く奮戦し、火に包まれたまま崖から滝に身を投げた。その壮絶な光景を目の当たりにしたムゲンは、オクルが生きているという予感を感じずにはいられなかった。  再び長崎への旅を開始した3人、まだまだ先は長い。    

ってこんな中途半端なところでTV放送は終わりかよーーーっ。劇中だけでなく現実世界でも我が道を貫くあたり、別の意味で感心してしまうよホント(苦笑)。でも最近(10話あたりから)のチャンプルーは、ストーリーもこなれてきたというか、作り手側が3人のキャラクター性をストーリーの中にうまく落としこめるようになってきてたので、いつも先が楽しみになっていたんだけど。ここで(一旦?)お別れなのはやっぱり残念だな。  ちなみにこの先の話は本当に制作されるんでしょうかね(一応この先も制作予定ではあるようですが)。アニメ雑誌にはわざわざ「地上波最終回」と書いてあったけど、お蔵入りってことも可能性ゼロでは無さそうな気も。今週の最後に出てきたテロップ「to be (or not to be) continued」ってのを見せられると、疑問は深まるばかりです。ま、予定通りこの先も制作されるのであれば、RODテレビ版と同じくフジテレビ721で放送してくれれば私としてはありがたいんですが、どうでしょうか。
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