SoltyRei (ソルティ・レイ) ~感想~

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<スタッフ>
監督:平池芳正  助監督:遠藤広隆  シリーズ構成・脚本:木村暢  キャラクターデザイン・総作画監督:Shuzilow.HA  メカデザイン:海老川兼武  音楽:大森俊之  アニメーション制作:GONZO×AIC
<キャスト>
ソルティ:斎藤桃子  ロイ:中田譲治  ローズ:浅野真澄  ミランダ:大原さやか  カーシャ:桑谷夏子  インテグラ:広橋涼  シルビア:伊藤静  セリカ:田村ゆかり  アクセラ:能登麻美子  ラリー:田坂秀樹  アンディ:鈴木達央  ユート:下野紘

Amazon.co.jp: 「SoltyRei」全話いっき見®ブルーレイ [Blu-ray] : 斎藤桃子, 中田譲治, 浅野真澄, 大原さやか, 桑谷夏子, 平池芳正: DVD
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Episode:01 オーロラの降る街 (2005/10/6) 脚本:木村暢  絵コンテ:平池芳正  演出:遠藤広隆  作画監督:原修一  ようやく視聴に漕ぎ着けました。OP曲のmegrockはどこかで聞いた歌声だと思ったら日向さんでしたか。ソロ活動頑張ってください。絵的にはソルティとロイの登場シーンが大半を占めていて、やはり本作品はこの二人の物語ってことですかね。  早速ですが、ソルティを追い回し結局逃げられた美女軍団、キャラの名前を乗用車から取ったとすぐに分かる「ナイトセイバーズ」はどーよ!?(笑)。戦う女性部隊ってのはもうAIC作品ではお約束ですな。ちなみに彼女たち部隊の名前はプロシード。リゼンブル技術(機械義肢技術)で巨大企業となったR.U.Cに関わるトップシークレットを処理する特殊部隊らしいが、そんな彼女たちが100%リゼンブルのソルティを追っていたのは単にソルティが何らかの事件を起こしたというよりも、その存在自体がR.U.Cにとって超重大機密事項だからなのかも(ちなみに「resemble」は英語で「~に似ている」という意味)。  一方、ハンターのロイはいかにも海外チックなキャラデザインですな(この作品はゴンゾとAICの共作だけど、キャラデザインは男性→GONZO、女性→AICって印象が強い)。妻を病気で失い、12年前の大災害・ブラストウェーブで娘・リタを失った彼は、一見すると可愛いがとんでもない力を持ったソルティを実の娘のように可愛がるのでしょうか。(公式サイトでは、娘は死んだのではなく「行方不明」になっているが...)。何にしろ、辛い運命を背負った彼に幸あれ。  それからそれから触れずにはいられない。ハンターズオフィスの未亡人美人所長ミランダさん超萌えぇぇーっ。ハチクロの理花といい、未亡人といえば大原閣下という図式が確立されつつあります(笑)。そんなミランダの親友のダンナがロイその人なわけですが、これからもロイを影から支えてゆくことになるでしょう(ちなみに仕事のパートナー以上の関係にはならない、と思うがちょっと期待)。また、ミランダの娘・カーシャの勝気な性格も中々良いね。ってことで、もうちょっと早目にチェックすればよかったと後悔中(苦笑)

Episode:02 新しい朝。 (2005/10/13)
Episode:03 青の少女 (2005/10/20) #2 脚本:木村暢  絵コンテ:福田道生  演出:木村隆一  作画監督:山本佐和子
#3 脚本:木村暢  絵コンテ:河村隆一  演出:仁昌寺義人  作画監督:井元一彰 <#2>ブラストフォールの雷は旧R.U.C本社ビルに落ちたらしい。うーん、この事実はソルティの誕生と何らかの関係あるのか!?というか、ブラストフォールはソルティを生み出すため人為的に引き起こされたものだとしたら話としては面白い。最近のアニメ作品には結構見受けられる展開だけど。  それはそうと、TVCFに出演し人気沸騰のミランダの命をライバル社が狙う。が、辛うじてロイが身を呈して彼女を守った。ミランダの落ち着きぶりを見ると、その仕事柄、似たような事件は過去にも何度かあったかもしれない(落ち着きの半分は彼女ののんびりした性格かもしれないが)。そして買い物に出たら今度はカーシャも狙われたが、ソルティが身を投出して弾丸を防いだ。100%リゼンブルはやはりスゴイ。  警察に訴えた彼らの元に、ソルティ捕獲のためインテグラ&シルビアの二人がやってきた。ソルティに掛けられたのは産業スパイの容疑。ソルティを連れ去ろうとする彼女たちとロイたちの間で小競り合いが発生するが、そこにミランダ母娘を狙った狙撃犯が乱入する。だがソルティは弾丸を素手で掴み狙撃犯をぶっ倒し、スパイは別人であることが判明し容疑も晴れた。ってこんなあっさり引いて良いのかプロシード!?  ロイはソルティの保護者を引き受けようとしなかったが、ミランダとカーシャのパワーに押されて結局ソルティを連れ戻した(と言ってもミランダのところに住むらしいが)。名前も「ソルティ」に正式決定。これからが本当の始まりだ。   <#3>ソルティがロイの養女となった。やっぱりロイが保護者っつーことでFA。このあたりの手際の良さは仲介屋のミランダの方が一段上ですな。ソルティは健康診断を受けることになり、ロイはソルティが診断を受ける医療施設からの仕事を受ける。その内容は盗難予告が出されたジュラルミンケースを守ること。その中身は秘密らしいが...一方、ソルティの診断を担当したリゼンブル技術者・ユートは、100%リゼンブルの身体に驚愕し興味深々。過剰な電流をソルティに与え、病院の電気施設を壊してしまう。  予告を出したのはラリー&アンディのアンダーソン兄弟。移送中、ジュラルミンケースが彼らの手に渡ってしまったが、ソルティの活躍によりロイ側が奪い返した。がしかし喜びもつかの間、アンダーソン兄弟の末妹、蒼き流星のローズにあっさりと奪われた。アンタはレイズナーですか!?(苦笑)。ラリーがケースの中身を明らかにすると、中にはインフェリンという違法な薬物が入っていた。依頼主はこの薬物を横流ししており、兄弟はそれを阻止するため盗みを働いたということだ。まさに「義賊」な彼らにも、活躍の機会は度々訪れそう。  それはそうと技術者のユート君がミランダの隣りに引っ越してきた。まぁヘンタイ君であることは確かだが、それだけソルティが技術者魂を沸き立たせる存在ということだ。

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Episode:04 friend (2005/10/27)
Episode:05 ウォーターサイド・パニック (2005/11/3) #4 脚本:木村暢  絵コンテ:こでらかつゆき  演出:阿部雅司  作画監督:村田峻治
#5 脚本:木村暢  絵コンテ:福田道生  演出:岩田義彦  作画監督:小船井充 <#4>この世界にリゼンブルが流行しているのは、ブラストフォールにより身体の機能を失った人が多かったからだ。だがソルティは「身体の隅から隅まで純度100%」のリゼンブルなのだ。ユートは興奮しながら「芸術品」「機械技師技術の最高傑作」と表現したが、相変わらずの変人ぶりだ(苦笑)。  ソルティと迷子の少女・メリルの友達物語は、余りの破壊力を秘めたソルティに対してメリルが恐怖を感じてしまいソルティを避けてしまうという、なんともやり切れない結末を迎えた。でも落ち込むソルティに、口下手なはずのロイが「いつかは分かってくれる」と言葉を掛けたことに、一筋の光を見たような気がしました。ちなみに、男の機嫌を直す秘密の呪文、「パパ、大好きっ」には撃沈(笑)  今回気になったことといえば、「家族」という言葉に過剰反応を示したソルティの姿。他人の家族に必要以上に踏み込まないという意志が働いたのだろうか。それからソルティといい今回のジャックといい、R.U.Cは高純度のリゼンブルを作って何をしようとしてるのかサッパリワカランこと(しかも皆逃げられてるし)。あと、パワードスーツを身に纏ったインテグラの戦いは今回は叶わなかったが、彼女たちプロシードの本当の強さも未知数。まだまだ謎は多い。   <#5>リゼンブル率ゼロ%はネイティブといい、100%のリゼンブルは「ジェニュイン」(genuine:本物の、という意味の形容詞)というらしい。  今週はサブタイトルが示すとおり、美女だらけの大水泳大会(ポロリは無いけど藁)。ロイ一行、プロシード、そして盗賊ローズと個性派が一同勢揃い。てーか美術館のエメラルドを盗んだローズ姉さん、ガンパレの横山さんと同じようにとにかく暑苦しい(苦笑)。そしてワタクシが美女たちの誰に見惚れたかといえば、眩いばかりの肢体を披露してくれたミランダ母さんにキマってます。「大原さやかに、貧乳キャラ無し」。今後も使えるフレーズかと(笑)。  ローズvsシルヴィアの金髪美女対決はソルティや(特別ボーナスに眼が眩んだ)セリカを巻き込んだ大乱闘に発展。更に空中ブランコを駆使し、超美技で宝石を取り合うシルヴィアとソルティ。あなたたちならば、幻の大技はバッチリでしょ(笑)。エメラルドは地面に叩きつけられ見事なばかり砕け散ってしまったが、この作品では初めてバカになりきれた話でしたね。ま、そんな中でも「最下層」と呼ばれる地下都市の話なんかも織り交ぜてあって、さすがだと思うわけです。それから最後に出てきたプロシードのボス。「仮面の男」ってテロップには書いてあったけど、半分以上素顔出てるやん(笑)

Episode:06 愛娘 (2005/11/10)
Episode:07 小悪魔の訪問 (2005/11/17) #6 脚本:木村暢  絵コンテ:木村隆一  演出:渡辺純央  作画監督:飯飼一幸、竹内昭
#7 脚本:木村暢  絵コンテ:根室大  演出:山田弘和  作画監督:原修一 <#6>P10水晶を盗んだインコンベンターの犯罪者・ビンセントの捕獲が今回のミッションだが、ある電話にロイ驚愕。何と長年娘が見付かったというニュースだった。が残念ながら同姓同名の人違いだった。その間違い相手である盲目の少女・リタを世話しているのが、何とビンセント。リゼンブルの手術代を稼ぐため、インコンベンターであり本来マジメな性格である彼はこんな悪行をしでかしていた。ユートのDNA鑑定の結果、本当の父娘であることが判明。  そんなビンセントの姿に感銘を受けたソルティは、ロイがビンセントに向ける銃口に対して何とビンセントを守ろうとする。だがそこに真の悪党、ビンセントにP10水晶の盗みを持ちかけた仲介屋・ケリーが登場し余裕の高笑い。だが彼の卑劣な策略にブチ切れたソルティがケリーに襲い掛かり、ロイは息絶えたビンセントから受け取ったP10水晶を使いケリーたちを捕まえた。  そして何と、号泣するソルティが息絶えたはずのビンセントの傷口に気合入れるとビンセントが復活した。ジェニュインの力は、いわゆる外装や戦闘力だけでは無いのか!?少女リタは自分を世話してくれていた人物を、父親だと判っていたことはすごく心地よい余韻だったが、自宅に帰ると何故かそこで待ってたローズのおかげで台無し(苦笑)。彼女曰く、暫くここに居候することになったとか。って、ロイたちに選択の余地無しですか!?(笑)。  それにしても、登録市民(コンベンター)と未登録市民(インコンベンター)の余りに大きすぎる待遇の差は、人を犯罪に駆り立てるのに充分過ぎる程である。この設定は、本作品の世界設定の1つの柱ですね。   <#7>高らかに居候宣言するローズだが、何でも彼女たちのアジトのが警察に踏み込まれたらしい。ローズは我が物顔でロイの家を占拠し、行方不明と伝えられた兄貴二人ともちゃっかり連携している。彼らの狙いは「リゼンブル抗体」、コンベンターであれば風邪薬と同じ感覚で手に入るものだが、彼らのいる地下都市では当然入手困難であり、義賊である彼らは盗みによりは抗体の不足を解決しようというのだ。前にも思ったけれど、ローズたちカッコ良すぎです。  今回のソルティは結果的にローズたちの盗みに協力することになったが、そうなることくらい分からないものかねぇ。やっぱり彼女の心(思考)は、リゼンブル率と違い人のそれにはまだ達していないということか。だが一方で、心の面も少しずつ成長しているという感触が確かにある。  ちなみにですが、ロイの若い頃の容姿はどこかで見たようなキャラと雰囲気が似てるとずーっと思ってたけど、今回ようやくわかりました。「エドモン・ダンテス」ですな。GONZO作品の中田さん顔はこれでキマリってことでしょう(笑)。

Episode:08 リベンジ (2005/11/24) 脚本:木村暢  絵コンテ:こでらかつゆき  演出:遠藤広隆  作画監督:米澤優  盗賊団の正式名称は、「仲良しアンダーソン・ブラザーズ」だって。ラリー兄貴センス無さ過ぎ(笑)。ソルティを味方にスカウトするに、ローズに与えられた期限は3日。だが当然ロイは大反対、ソルティも徹底拒否の状況。カーシャまで買収するローズだが、先行きは暗い。  憂鬱モードのローズに迫るのは「仮面の男」。ナンパな彼の瞳に思わず吸い込まれそうになってしまうローズだが、(おそらく彼女が何者かを知っていて)このタイミングでローズに逢いに来た目的はまだ見えない。残り1日、街中でローズはロイに銃口を向け実力行使に出たと思われたが、その矛先はロイではない!?彼女が人ごみの中で見たのはジョン・キンバリー、ローズの親友アイリーン・ヘイズとその両親を殺した、ローズにとって仇を取るべき相手だったのだ。  だが仇打ちのはずの戦いは、リゼンブル率が高いキバンリーが優勢でローズ返り討ちの危機。が、そこにソルティ登場し、この卑劣な悪党を追い詰める。自慢のバイクでキンバリーを轢き殺そうとするローズだが、ロイが止めた。「法律は未登録市民を守ってくれないどころか、苦しめる」。心優しき盗賊は、その手を血で染めてはならない。そんなロイの心が彼女を止めたのだ。  これにて、ロイ家に正式にじゃじゃ馬娘が一人増えたことになりました。良かった良かった(ぉ)。だがラストでラリーがキンバリーをあっさりと銃殺したのは、この世界の厳しさを改めて痛感させるものだった。

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Episode:09 乙女達の休日 (2005/12/1) 脚本:木村暢  絵コンテ・演出:岩田義彦  作画監督:村田峻治  ソルティの朝食は30点(byローズ)。まだまだ修行が足りないとの厳しい指摘に、ソルティのやる気は燃え上がるが、キッチンまで燃え上がらせちゃダメでしょ(笑)。そんなソルティに、ミランダはとっておきの料理を教えてあげると言う。その料理はロイの妻・サラの得意料理だった。  今日はロイの妻・サラの命日。お墓にやってきたロイは、行方不明のリタを必ず見つけ出すことを改めて誓った。しかしその墓地にはセリカの姿もあった。私服姿は物凄くボーイッシュな雰囲気がある彼女にも、死別したかけがえのない人がいたのだろうか。  暇モードのローズは公園であの仮面の男と再会。何と男はローズにデートを申し込み、ローズも「安くないわよ」と引き受けた。その二人を物陰から監視するのはカーシャとシルビア。そして二人の追跡劇をショッピング中だったインテグラが見つけてしまい、仕方なく助力。てーかまさか、シルビアが仮面の男(R.U.Cの事業部長である彼は彼女たちの上司である)に惚れていて、そしてインテグラがプロシード一番の「暴走娘」だったとはっ(笑)。だが仮面の男の手から異様な電流が流れたことを、忘れてはならない。  ショッピングでアクセラとソルティがばったりと逢う。てーかアクセラちゃんもソルティに惚れモードかよっ(笑)。。VIP専用ルームにローズを招待した仮面の男は、貧富の差が広がるばかりの世界に失望し、人が皆平等であるべきという理想を語る。それはローズと全く同じ。そんな日が来ることが、この日の二人の約束となった。だがその約束が果たされる時はやって来るのか。ちなみに失恋爆発のシルビアはハッキリ言って怖すぎ(笑)。そしてソルティの手料理に驚いたロイだったが、少しずつ二人の距離が近づいているのは間違い無い。

Episode:10 トレジャー&レスキュー (2005/12/8) 脚本:木村暢  絵コンテ・演出:木村隆一  作画監督:井元一彰  賞金首を追っていたソルティとローズだが、いきなりビルが崩れ古びた地下街に閉じ込められてしまった。が、使えるシャワーを見つけるなり早速身体を清めるあたり、ローズ様はさすがに逞しい。彼女にとっては、食料や宝石の調達(強奪)なぞ基本中の基本なのでしょう(笑)。そんな彼女たちを「リゼンブル救助隊」が救おうとするが、彼らの力をもってしても、救助活動は難航していた。  何語かサッパリ分からない文字が並べられた地図帳をローズが拾う。だが何とその文字をソルティは読めてしまった。またしてもソルティの新たな能力が垣間見えた。その地図を頼りに、ローズとソルティは上を目指して登り続ける。だが一方、二人の身を案じるロイの元に悪い知らせ。追っていた賞金首の死体と、血まみれとなったローズの銃が見付かったのだ。不安で心が一杯になってしまったロイは、救助隊の仕事を手伝う。何かしていないと落ち着かないのだ。  しかし悪夢が再び彼らを襲う。ソルティが壊した自販機の漏電が元で再び爆発が起こり、ビルは完全に崩壊。救出作業はやむなく中断されてしまった。だがそこに地下都市の図面データを手に入れたラリーとアンディが現れた。固く閉じられた排気口から再び救出作業を開始した彼らだが、地下都市の至るところが火事になっていることが判明。ソルティはローズを背中に背負いながら必死に上を目指していたが、このままでは燃料室に引火してしまうという緊急事態に陥っている。しかもシステムから排気口をあけようとしたアンディの目論見は、システムダウンであえなく潰えた。もぅダメなのか!?  「自分はまた失ってしまうのか...」、哀しく呟くロイ。だが直後、ソルティが排気口を自力でぶち破り戻ってきた!気絶していたローズも無事。無邪気なソルティを見つめるロイは、1つ小さなため息をついた。    本編は面白かったのですが、どーしても言っておきたいことが1つ。ローズのミニスカはセクシー過ぎる!もぅね、視線釘付けにされたのがホント悔しいよ!!(笑)

Episode:11 バースデーゲーム (2005/12/15) 脚本:木村暢  絵コンテ:根室大  演出:阿部雅司  作画監督:日下部智津子  何やら一人楽しそうなソルティ。だがその理由は絶対ヒミツであり、バラそうとしたローズをソルティは引きずり出してしまう。ナイショの理由、それはロイのドッキリ誕生日会であることが判明。「お祝いする心が大切だ」、ミランダの受け売りだがソルティの気合は十分である。  廃ビルでR.U.C技術者の誘拐殺人事件が発生。その現場はとてつもなく凄惨だが、犯人は被害者を爆死させたらしい。そしてその目的はリゼンブル手術だと、インテグラたちは読む。だがそこに置かれたピエロマークのケースが突如爆発した!!一方、ロイとラリーが逢っていたバーでも、ロボットがいきなり爆発し店がメチャメチャに。直後、昔ロイが捕まえ、そして脱獄した爆弾屋、ホウ・チュウから電話が入る。これはロイに腕を奪われた復讐だと彼は言う。  同じ頃、、ロイの家にピエロマークの小包が届けられる。送り主の名を聞いたミランダはすぐに爆弾を捨てるように叫ぶが、直後に爆発。そしてバーではホウの電話が切られ再び爆発。加えて何とアンディが乗るクルマも爆発。もぅどうやってやったのかと聞きたいくらいの手の込んだ仕掛けだ。  爆発によりシルビアとセリカは負傷。仮面男が見舞いシルビア赤面。なんだかねー(苦笑)。軽傷で済んだインテグラとアクセラは、犯人がホーであることを突き止めていた。何とかバーから脱出したロイとラリーだが、ホーのゲームは続く。二人に爆弾に身を包んだ男が近づき、そして道路にはピエロマークの箱が置いてある。3分でこの2つの爆弾を同時に止めないといけない。ロイとラリーの二人が協力し、何とか最後の仕掛けまで辿り着いたが、最後は「勇気」というヒントを残してホウは電話を切ってしまった。だが3分立っても爆弾は爆発せず。最初から爆弾などついておらず、ロイたちはただ遊ばれただけだった。  ミランダのオフィスにロイが戻ってきた。事務所はめちゃめちゃになったが、ソルティたちは無事だった。ロイはホーと戦う決意を固める。その夜、ソルティが口ずさんでいた歌に、ロイは驚愕する。ソルティがローズに教わったというその歌はロイの妻・サラが、リタの子守唄としてよく歌っていた歌だった。えーーっ、もしかしてローズちゃんがリタってこと!?。だがそのローズはホウにさらわれていた。ロイとホウ、待ったなしの戦いが幕を開ける。  と、次回が楽しみな展開なのですが、その次回の放送日は何と4週間後の1月12日だとーーっ。ただでさえ正月挟んだら忘れちゃうのに、そりゃ無いっすよ...(TT

Episode:12 決着の果てに -na-mi-da- (2006/1/12) 脚本:木村暢  絵コンテ:福田道生  演出:仁昌寺義人  作画監督:山本佐和子  4週間ぶりのソルティレイ。しかし不思議と内容を覚えているのは、この番組が良作であるが故か。  負傷したセリカの両親来る。以前の墓参りといい、彼女にだけ特殊なエピソードがちらつくのが少し気になるが、ともかく今回はインテグラとアクセラの出番だ。一方、爆発に巻き込まれたアンディも重傷を負ったが一応無事。その彼は、兄ラリーに、ブラストフォールの直後に遺伝子組成が変化した少女たちがいたこと(髪の色も変わるという)、そしてローズもその一人であることを話す。彼等もやはり気付いたのか...  ホウとの決戦に出るロイに、ラリーはローズがロイの娘かもしれないと言う。ブラストフォールの直後、この兄弟の父が記憶を失ったローズを連れてきたのだ。そしてラリーが持っていたのは、赤い靴とピンクのワンピース。状況証拠は揃った。だが今のロイは、自分の娘ではなく、自分のために捕まった一人の少女を救いに行くのだ。そしてソルティは、物陰で二人の会話を聞いていた。一方、ローズはホウにロイの警官時代の話を聞く。その頃のロイは猟犬と呼ばれ、娘が消えた苛立ちを何と犯罪者たちにぶつけていたのだ。  指定された廃ビルにやってきたロイ。やはりソルティが後ろから付いて来ていたが、帰れと強く言い放った。一方インテグラも出る。ビルに仕掛けられたトラップを、ロイも次々とくぐりぬける一方で、仔猫のように後から付いてきたソルティは、あっさりとトラップに引っかかる。まぁ彼女なら死なないのだが...  ロイはついにローズの元に辿り着いたがホウは不在。ローズの周囲には感圧式の爆弾パネルが取り付けられ、そしてローズが座るイスにも爆弾が仕掛けられている。ロイは迷うことなく、ローズを助けるために爆発に巻き込まれながらも前進する。そしてイスに取り付けられた爆弾を解体しようとする。残りはたったの2分。  一方、隣りのビルであぐらをかいていたホウにラリーが接近。そしてインテグラもほぼ同時に到着し、ホウを逮捕しようとするが、ラリーはインテグラの制止を聞かず、弾丸をホウの額に打ち込んだ。頭蓋骨までリゼンブル化したホウには効かないが、ラリーは容赦無く弾丸を撃ちつづけ、ホウはビルから墜落した。だがこれでホウは本当に死んだのか...  イスに仕掛けられた爆弾の解体はできなかった。もう時間が無い。諦めるなと叱咤するローズ、だが「今度は一緒だ」と、ロイは穏やかな表情で話す。そしてついに残り時間ゼロ秒となり大爆発!!だがその直前、ソルティがギリギリで二人の身を救ったのだ。グッジョブ!!  戦いが終わった後、ラリーはローズに真実を告げる。だがその話を聞くなりローズは激怒する。今までの自分は何だったのか、これまでのローズ・アンダーソンとしての人生は全部ウソだったのかと、彼女は叫んだ。だがそんなローズを見つめるロイの表情は、どこか寂しそうだった。いきなり真実を告げられてもどうしたらいいのか分からないローズは、ただただ泣きじゃくり、ソルティもまた同じだった。

Episode:13 distance (2006/1/19) 脚本:木村暢  絵コンテ:こでらかつゆき  演出:唐戸光博  作画監督:村田峻治  長年生き別れになっていた父娘(おやこ)が、いきなり微笑ましい関係を築けることなど在り得ない。ロイとローズの二人もまた、その通りだろう。  仮面の男曰く、ホウの一件でのソルティの活躍は期待通りらしいが、その真意は闇の中だ。ローズが兄・ラリーにグチをこぼす。科学的根拠は無いというローズだが、服と靴、そしてあの歌、状況証拠は揃っているとラリーは冷静に言う。しかもロイの自宅にあるあの歌のレコードは、この時代には貴重らしい。そんなラリーは、ローズの好きにすれば良いと言う。一方、ユートは研究者仲間のジェレミ(女性)と連絡を取っていた。R.U.Cの独占しているエネルギー市場を切り崩すための実験をすると言う彼女に、ユートはその研究はとても危険だと警告するが。  家に戻ってきたローズは、家を出るとロイに言う。昔と同じようにはいかないと呟くロイに、ユートが相談したいことがあると言う。一人で皿洗いをするソルティは、やや集中力が欠け気味。ローズに向きつつあるロイの気持ち。もちろんそれは嬉しいことだが、少しは自分も構って欲しいとソルティは言うのだ。それはある種の「嫉妬」とも言えた。と、そんなソルティをローズが連れて行くという。そもそも彼女の当初の目的はソルティを仲間にすることだった。だがソルティは毅然として拒否。ロイを避けて家を出て行こうとするローズに、優しく接してもらって何が不満なんだとソルティは叫び、部屋を飛び出してしまった。やはりソルティに、人間の心が芽生えつつあるのは間違い無い。  出て行く記念にレコードを持っていこうとするローズ。だがその歌(Return to Love)を聞き、彼女の瞳から自然と涙が零れ落ちた。そんな時ミランダは、ローズのお別れ会を兼ねて延期になっていたロイの誕生パーティをやろうと言い出す。協力することに渋々承知したローズは、自分でも気持ちが良く分からないと呟きながらプレゼントを買いに出た。一方のロイは妻・サラの墓参りで娘・リタが生きていたことを報告する。そんなロイの瞳には涙が浮かんでいた。彼にとっては娘が生きていたことが、何より大切なことだったに違いなかった。  ジェレミが実験を止めようとしたユートを気絶させ、実験を強行しようとする。帰宅したロイは、意識を取り戻したユートから助けを求める電話を受ける。ジェレミの実験は、オーロラシェルから雷を新たなエネルギー源するものだ。だが研究者は研究テーマをR.U.Cによって制限されており、恐らくジェレミの実験はその制限に反する。そしてその実験は、ブラストフォールを再び起こす危険性がある。その言葉にロイは実験現場に急行する。一方、ローズが買ったのは腕時計だった。気持ちが晴れずイライラするローズだが突然、アタシはアタシを貫けば良いことに気付くのだ。  ロイとソルティが実験場となった時計台に到着し、偶然にもローズもそこにやってきた。ローズはロイに、自分が娘であると認めてあげると言う。だが一方で、自分はローズ・アンダーソン、そしてロイはハンター、それでいいでしょとも。その彼女の言葉に、ロイはそれで構わない、ローズが生きていてくれればそれでいいと、暖かい父親のような穏やかな表情でそう言った。  だがジェレミーの実験は強行され、ユートの予想通り雷のエネルギーが暴発。時計台は崩壊し、ロイはソルティに助けられたもののローズは何と瓦礫の下に...血にまみれた彼女の手だけが、瓦礫の隙間からからのぞいていた。ロイは、リタと絶叫することしか、できなかった。

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Episode:14 心覆う闇のために・・・ (2006/1/26) 脚本:木村暢  絵コンテ:杉島邦久  演出:山田弘和  作画監督:越智博之  遺体は復元不可能なほどに痛んでいた。彼女が買った腕時計は動きを止めたまま、もう未来の時を刻むことは無い。遺体に被せられた布を思わず剥ぎ取ったロイ、だが変わり果てたローズの姿に、ロイは再び絶叫した。哀しくて寂しい葬式、ローズの墓を前にロイ、ミランダ、ソルティは黙ったまま。カーシャはただ泣きつづけるだけ。そしてやってきたローズの兄二人。アンディはいきなりロイの顔面に一発パンチを入れたが、彼のやり場の無い怒りも致し方無い...  ロイはショックの余り食事にも全く手がつかなくなってしまった。12年前のロイに戻ってしまったとミランダは寂しそうに呟く。ソルティが差し出した食事をロイが払いのけてしまいソルティは挫けそうになるが、頑張る。時計台崩壊のニュースを見た仮面の男は、ジェレミーの行為を愚かだと嘲笑したが一方で役に立ったとも言う。コイツからは片時も眼を離してはならない。  病院でジェレミーの意識が回復したことをニュースで知ったロイは、いきなりジェレミーの病室に殴り込みを掛けた。ロイはジェレミーの身体に暴行を加えたりはしなかったが、ミランダを付き添い追ってきたソルティに対し、「どうしてオレを助けたんだ!お前みたいな機械人形に何が分かる!」とロイは叫んだ。とてつもないショックを受けたソルティは、ロイとミランダに背を向けて走り出してしまった。  怪しげな実験を行う仮面の男。被試験者は何とアクセラだった。彼は彼女たちプロシードをさらに強化しようと言うのか。そしてそれはジェレミーが為そうとした実験と何か関わりと持っているのか。実験後、アクセラはベンチに座り込むソルティを拾い自宅に招待する。私で良いなら話して欲しいと言うアクセラ。するとソルティはずっと父親と思っていたロイに嫌われたと、アクセラの胸で泣き叫ぶ。飲み物も喉を通らないほどショックを受けたソルティを、アクセラは優しく介抱するだった。一方、帰宅したミランダはロイの行為を責めるが、ロイは出て行ってくれとつれない返事だ。だがソルティが作ってくれた食事を見るなり、ロイは自分がどうすれば良いかわからずさらに苦悩し、酒に溺れる。  さて、ケガが癒えたシルビアとセリカが職務に復帰。お祝いの言葉もそれなりに、仮面の男は部下に再び実験の準備を命じる。シルビアのお化粧が楽しみである(笑)。  外は雨がなかなか止まない。部屋に閉じこもったロイの心もまた、暗くて厚い雨雲に覆われてしまったかのようだ。アクセラの家から出たソルティは、見知らぬ路地裏に迷い込む。もうシリアス過ぎるよこの展開...

Episode:15 たどり着いた場所 (2006/2/2) 脚本:木村暢  絵コンテ:こでらかつゆき  演出:岩田義彦  作画監督:村田峻治  砂漠を彷徨い、力尽きて倒れてしまった少女が一人。我らがソルティである。一体街からどれだけの距離を歩いたと言うのだろうか。一方、ユートは懸命にソルティを探すが手掛かりは得られていない。皆、辛いながらも頑張っている。だが無精髭を蓄え冷蔵庫の食物にかぶり付く、変わり果ててしまったロイだけは例外だ。  ソルティは一人の老人に助けられた。彼はソルティが機械少女であることを見抜いた上で、今までのことを聞かせて欲しいと言う。そして答えたく無いと言ったソルティに自我があることに、老人は驚く。外に出たソルティに薪を拾い帰って来た少年・ウィルが声を掛ける。明るい性格のウィルは製作中の飛行機をソルティに披露する。部品は全て街で捨てられた物を拾って組み上げたと言う。自分もいつかこの飛行機の部品になる時が来るかもしれない、そう呟くソルティの深刻さが分からないウィルは、ソルティと共に飛行機の実験に出る。しかし実験は失敗し、飛行機はバラバラになりウィルは地面に叩きつけられてしまった。それはウィルの冗談だったが、再び心が不安に支配されてしまったソルティは号泣してしまう。  今度の実験体は金髪の女性。素晴らしい素質を持っていると評価された彼女は、実験中に不敵な笑みを浮かべる(どうやら仮面の男の秘蔵?)。アクセラはR.U.Cのメインシステムに潜り込みソルティの行方を調べていた。とそこにやってきたのはシルビア。仮面の男にアピールすべく、彼女はピンクの口紅をしていたが、あれ、さっきの実験体の女性は口紅が無かったが、シルビアとは別人!?ま、まさか...  ウィルの不味い料理に見かねたソルティは作り直しを提案する。さすがに見た目も味も素晴らしい。ソルティの手伝いもあり再び飛行機を組み上げたウィルはソルティに笑顔が無いと言い、本当の笑顔になれない理由をソルティは話す。全身リゼンブルであり、父親のロイに嫌われたことを話すと、ウィルはずっと生きていけるソルティが羨ましいと言う。そして迷いがあるならいっそ全部捨ててしまえば良い、ここはそう言う場所だと。でも少しでも未練があるならばすがりつくのもアリだと、ウィルは言う。そしてソルティが好きだとウィルは笑顔で言うのだ。そんなことを言われたのは初めて、でもこれは冗談だとウィル。我らがソルティの心を弄ぶとは許せん(苦笑)。だがウィルはいきなり血を吐いてしまう。彼にはもう、時間が無いのか。  ユートの元に一通のメールが入る。それはどうやらアクセラからか。ミランダはそのことをロイに告げるが、ロイは全くの無反応。すると涙を流しながらミランダがいきなりロイにグーパンチを炸裂。自分だけが被害者ぶるな、夫を失ったミランダにもロイの気持ちは痛いほど分かっていた。だがそんな彼女は、カーシャがいてくれたからここまでやってこれた。そしてロイにはソルティがいたはず。だがそのソルティまで失ってしまうつもりなのか。そんなミランダの悲痛な叫びに、ロイの瞳からも涙が流れる...  2度目の飛行実験は見事に成功。上空からの景色は素晴らしいものだった。やっと笑顔になってくれたソルティを見たウィルは、あの冗談は半分本気だったからと笑顔で告げた。だがそう言った直後、ウィルの口から大量の血が溢れ、飛行機は地面に墜落してしまった。ソルティの呼びかけにも今度は本当にウィルは答えない。またしても大切な人を失ってしまったソルティの心の傷はとてつもなく深い。

Episode:16 冗談です、半分 (2006/2/9) 脚本:木村暢  絵コンテ:木村隆一  演出:遠藤広隆  作画監督:原修一  飛行機の残骸で作ったウィルの墓を黙って見つめるソルティ。ウィルが死んだのはソルティのせいじゃない、寿命だったんだと、老人は静かにそう言った。独り身だったウィルもまた、あのブラストフォールによって被害を受けた一人だった。  リゼンブル技術によって辛うじて助かったウィルだが、手術を受け持った悪人医師が粗悪なパーツを取り付け、気付いた時には彼の寿命は取り返しのつかないところまで来てしまったのだ。だがウィルは、ブラストフォールによってもたらされた光の雪の美しさに思わず眼を奪われたのだと言う。彼は飛行機に乗ることで、この世界が光の雪のように綺麗なことを確かめたかったんじゃないか、老人はそう言った。一方、ミランダのパンチが効き、ロイの瞳に生気が蘇っていた。目が覚めた彼が為すべきことは1つだ。  飛行機を直そうとするソルティにウィルの設計図のありかを教える老人だが、何と彼はブラストフォールを引き起こした張本人の一人。いや、彼は何かの実験を強行しようとするアシュレイという男を止めようとしたができなかった。そしてそのアシュレイこそ、あの仮面の男だった。「アナタの呪縛から逃れられそう」、没頭する研究の数値を見て彼はそうつぶやく。老人の部屋にあった写真には、もう一人女性の姿もあった。き、気になる...素っ気無い仮面の男の態度に、インテグラは違和感を覚えるがその真意は測りかねていた。とそんな時、アクセラに一通のメールが届く。  ロイはソルティ探しの旅に出、そのソルティは飛行機の修理に取り掛かる。アクセラの実験を終え、決まりだなと呟く仮面男はほおって置こう(苦笑)。そしてついにソルティは飛行機を完璧に修理し、ウィルのことを思い出しながら大空に羽ばたいた。自分がしたいことが決まったか、幻のウィルの問いに、ウィルのことが好きだった、半分冗談だけど。そう答えたソルティ、彼女の精一杯の反撃だった。この身体のまま、笑えるようになるのだろうか。そのソルティの問いに答えることなく、ウィルは朝日とともに消えてしまった。ソルティは思わず号泣する。  自分の生きてきた爪痕を残すこととは何か、ソルティの問いにそれは自分が生きてきた証を誰かの記憶に刻んでおくことだと老人は答えた。傍観者である老人・ジョセフがソルティの生き方を止めることは無い。お世話になりました、ソルティはそう言い老人の家から去って行った。  夜遅く、プロシードの隊員たちが仮面の男に呼び出される。仮面の男の部下を選ぶ基準、それは優秀な人間であることだ。彼自らがそう前置きし、彼女たちの新たな上司として紹介されたのは何とローズ・アンダーソン!?ついにキターッ。どことなく幼さが増したような気がするローズだが、果たして我々の知るローズとの相関性は如何ほどか。

Episode:17 LADY (2006/2/23) 脚本:木村暢  絵コンテ:越智博之  演出:仁昌寺義人  作画監督:越智博之  ローズの顔と素性は当然インテグラたちも知っており、この決定にシルビアは反論する。だが当然、仮面の男は聴く耳を持たない。そしてローズもまた、インテグラたちと同じプロシードだと彼じゃ言う。簡単に挨拶をしたローズの声は、我々が耳にした声と同じだった。シルビアは未だにこの決定に納得行かない様子。他のメンツは色々思うところはあるが、一応納得している。と、そこにローズ登場。初勤務でありながら、お菓子をほおばるその他、いきなり天真爛漫っぷり全開な彼女にシルビアは再び怒りを顕わにするが、自分は結果だけを求める結果主義者だとローズは断言する。とそこに出動要請が入る。新体制となり初出動の結果や如何に。  一方、ジョセフのことを聞きつけたロイは祈るように車を走らせ、ようやくジョセフの家にたどり着いた。だがジョセフはソルティが戻るべき場所に帰ったと短く言った。ジョセフの言うとおり、ソルティ本人は既にロイの自宅に戻っていた。この行き違いはとても歯がゆい。  ターゲットは3人(男2人&女1人)。輸送強盗犯だ。いよいよ作戦開始。セリカの狙撃は成功したが、潜入したシルビアの前で犯人は閃光弾を炸裂させ、シルビアは眼をやられてしまった。だがシルビアのピンチを救ったのは、チーフのローズだった。盗賊の女はローズの顔を知っており彼女の行いが信じられない様子だったが、私はR.U.Cに入ったのだと冷たい。仮面の男は戦い終わったローズたちをねぎらった後、ローズだけを自分の部屋に誘った。その直後、ストレスが溜まりに溜まったシルビアは、何とローズにタイマン勝負を持ちかけローズも快諾した。  チーフの座を賭けた、金髪美女の戦いがついに始まった。開始直後、シルビアの素早い動きにローズはついていけない。だがローズのスーツは今回が始めての装着であり、徐々に身体が慣れてきたところで形勢逆転。シルビアはあっさりと参ったを宣言した。そしてその様子を見ていた仮面の男は、微かに笑みを浮かべた。インテグラたちは敗れたシルビアに駆け寄った。落ち込んではいないと気丈に振舞うシルビアだったが、仮面の男の寵愛を受けるローズに対する憎悪は更に募ったに違いなかった。  ミランダの事務所にソルティ現る。カーシャは超高速でソルティの胸に飛び込む。そして同じようにソルティに駆け寄ったユートに、ヘンタイキショイと腕ひしぎ十字固めを炸裂させる!!(笑)。一方、ロイとジョセフの二人。ソルティのAIは過剰な負荷が掛かっており、それを直したのはジョセフだった。彼は言う、いつかソルティはロイたちを危険な状況に巻き込む存在になると。だがロイはジョセフの言うことを聴こうとしない。お風呂場で身体を流し合うソルティとカーシャ。ソルティは恋をしたとカーシャに告白する。そしてそれが半分冗談だとも...と、風呂場の扉の前で会話の盗み聞くユートに、ミランダ母さんの平手打ち一閃!!  アクセラはあの実験プログラムから外されたと研究員から告げられる。もう部外者となったのだ。そして直後、セリカも業務不履行によりクビとなってしまう。シルビアはローズに詰め寄るが、これはローズも知らないと言う。  シルビアは仮面の男に直談判。自分達は仮面の男を信じてここまでやってきたと、彼女は想いの全てを仮面の男にぶつける。その言葉に、彼は自分の理想とする世界を創るために、シルビアたちの存在は不可欠「だった」と言う。そしてシルビアの気持ちは知っているとも。だが今の自分には、ローズのような優秀な手駒しかいらない。そう言い放った直後、仮面の男はシルビアの腹に一撃を加える。シルビアの身体から、大量の血が流れる。マジかよ...そして部屋に飛び込んできた残りの3人に向かい、お前らは最早不要だと叫んだ。乙女の純粋な想いを踏みにじったこの男に、どうか天誅を与え賜えっ!!(怒)

Episode:18 おかえりなさい (2006/3/2) 脚本:木村暢  絵コンテ:根室大  演出:唐戸光博  作画監督:米澤優  おかえりなさい、そしてごめんなさい。ロイを迎えた、ソルティの心からの言葉である。久々のソルティの手料理は、「まあまあ」と言うセリフとは裏腹に、ロイにとっては最高の出来栄えだったに違いない。  一方、元プロシードのインテグラたち。シルビアは死に、残りの3人はシルビア殺人事件の容疑者として追われる身となってしまった。あの現場で、シルビアと特に仲が良かったセリカが泣き叫び、インテグラは仮面の男に銃を向けるが恐らくそれを果たせずR.U.Cから逃げ出したのだ。事態打開のため、冷静なインテグラは情報収集から始めると言う。すると自分に出番無しは無いと言い、武闘派のセリカはインテグラとアクセラに任せて隠れ家を出て行った。だが彼女が向かったのは地下の武器屋。来るべき「戦争」の準備を、彼女は進めようとしている。もしかして彼女は、シルビアに対して同僚、友情以上の想いを抱いていたのか...  ローズは市場のリンゴを万引きした未登録市民(インコンベンター)の少女を捕まえ警察に突き出す。かつての義賊だった彼女からは考えられない行動だ。だが、こんなだからいつまで経ってもインコンベンターの地位が向上しないとの思いを、ローズ自身が抱いていた。そこには明らかに、人間としての苦々しさが含まれていた。ローズは仮面の男に操られているとかそう言うことではなく、100%彼女自身の意志で選んだ道なのか。  仕事を再開したロイはソルティを引きつれ外に出る。そしてラリー&アンディーは生まれ変わったローズの噂を耳にする。インテグラたちの自宅はすでにR.U.Cに抑えられていた。そして3人がシルビアを撃つという映像が既に準備されれており、余りにも手際が良すぎることをインテグラは感じていた。あの時計台の事故でローズを救ったのは彼女・インテグラだったのだ(じゃあ瓦礫から覗いていた手は誰?)。そしてアクセラにあの実験のことを聞したその時、部屋に銃弾の雨が降り注ぐ。インテグラの戦闘力で何とか逃げようとする二人だが、程なく分かれてしまった。そしてR.U.Cに潜り込んだセリカは、何かを企んでいる。  やはりローズは自分の意志でこの道を選んでいた。アクセラは兵隊達に囲まれてしまい、そしてその兵隊たちは殺す前にイイことしちゃおうと言う。そりゃミニスカ姿のアクセラは魅力的だけどねぇ(苦笑)。が、そんなクズ野郎どもを撃ったのは、パワードスーツに身を包んだセリカだった(そのためにR.U.Cに忍び込んでいたのか)。直後、大群で現れた兵隊に対し、アクセラを逃がしセリカは一人で向かう。そのアクセラは、窃盗犯を運ぼうとするソルティに偶然ぶつかってしまうがすぐに去って行った。  ミランダの事務所にやってきたラリー&アンディ。アンディはすぐさまロイを呼び戻すようにミランダに叫ぶ。妹・ローズが生きているかもしれないニュースは、当然彼らにとっても重い。一方、兵隊達の追撃からビルの屋上に逃げてきたセリカの前に、ローズが現れた。ローズは自分を撃とうとするセリカを必死に止めようとするが、セリカは聴く耳を持たない。ローズが仮面を脱いでも、セリカはまだ彼女の言うことは信じられず銃を放とうとする。だがローズの声を聞きつけたソルティとロイが屋上にたどり着くと、銃弾に撃ち抜かれ宙を舞うセリカが!?そしてセリカの身体は、ビルから真っ逆さまに落ちてしまった。彼女を撃った銃弾が落ちたのは、タバコのそば。ローズで無い誰かが、彼女を撃ったのか!?もぅ展開激しすぎ!!

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Episode:19 全員集合! (2006/3/9) 脚本:木村暢  絵コンテ・演出:ほしかわたかふみ  作画監督:日下部智津子  血にまみれたセリカ。こんな光景、見たくは無かった。そしてその現場に、ロイとソルティが居合わせることになるとは...だがローズが生きていたことn感動する間も無く、狙撃した仲間にセリカの遺体回収を命じたローズは二人の前から消えた。R.U.Cのスーツに身を纏ったローズの真意がわからず、ロイは戸惑い混乱する。  雨の中帰宅したロイは手で顔を覆い無言。ソルティの問い掛けにも答えない。一方、仮面の男の実験室で、ローズは相変わらず完璧な数値を示す。そんなローズに見せたいものがあると仮面の男は言い、二人がやってきたのは真っ暗な部屋。そこにあった巨大な何かは、仮面の男曰く、夢を実現させるための依代だと言う。  気落ちして雨に打たれずぶ濡れになっていたアクセラに、ソルティが傘を差し出す。そしてセリカ死亡のニュースが街を駆け巡る中、インテグラを何とアンディとユートが迎えに来た。その時、インテグラはセリカが残したビデオディスクに気付く。インテグラを招いたのは、ソルティに助けられたアクセラだった。ロイの部屋には、正に全員集合状態だ。  ロイはインテグラに事の経緯、即ちローズがR.U.Cにいる理由と、仮面の男の野望の正体を尋ねる。だがインテグラは、それは自分にも分からないという。そして自分がまず為すべきことは、濡れ衣を晴らすことだとも。一連の騒ぎはローズがR.U.Cに現れた時から始まっているとロイは言うが、その真実は闇のままだ。ロイはインテグラとアクセラの二人のことをソルティに託し、ミランダが二人のために空いている下の部屋をあてがった。夕食を作るというソルティを、アクセラも手伝うと言う。だがロイは、インテグラを刺すような視線で見つめていた。まだ心からインテグラを信用したわけでは無さそう。だが、そんなインテグラをカーシャが呼び出す。あの一件以来、カーシャとシルビアと友達になっていたのだ。シルビアの死に耐えられず泣き出したカーシャに対し、インテグラは敵は必ず取ると言った。  老人・ジョセフが仮面の男、アシュレイの野望を止めるべく、一冊の本をその手に取り動き出す。直後、彼の家はアシュレイによって襲撃された。インテグラは面識のあったセリカの両親に電話を掛けるが、余りにも胸が張り裂けそうになり電話を切ってしまった。ごめんなさいと呟くインテグラが哀しすぎる。そしてインテグラは、料理を作るソルティとアクセラを呼び、セリカのビデオメッセージを見る。それは正にセリカの遺言、色々と迷惑を掛けたとインテグラに誤り、そして万が一の時は別れて引き取られた姉の墓をキレイにして欲しいとアクセラに言い、セリカは笑顔でビデオを切っていた。アクセラはただただ号泣。こんなの、こんなのってないよ!!  R.U.Cのビルに忍び込んだロイの前に、ローズが現れる。一方、アシュレイは夢を見ていた。アシュレイと一人の女性が背中を向け合って語り合う。人は間違いを犯すもの、だがそれを繰り返さないために努力すれば、未来は切り開かれると、その女性はアシュレイに語り、二人は手を取り合った。ロイはローズをとっ捕まえて問い質そうとするが、目覚めたアシュレイがローズを庇いに入ってきた。  アシュレイはロイを自室に招待する。ローズを返せ、ここに呼べと叫ぶロイ。だがそれはできないとアシュレイは素っ気無く答える。席を立ったロイは、アシュレイのような男の元にローズは置いて置けないと言う。だがそれは、ロイの周囲にアシュレイの元部下・即ちインテグラたちが居ると嗅ぎつけられてしまった。そしてアシュレイはロイに向かって、R.U.Cに逆らうとロイの周囲に被害が及ぶだろうと脅しを掛ける。ロイは部屋を飛び出し、一人残ったアシュレイは不敵に笑う。  ロイの自宅の電話に、ジョセフが電話を掛けてきた。と、その声を聴いたことがあるものだとインテグラは予感する。そしてインテグラが子供の頃に入れられた実験場で、ジョセフとアシュレイが口論していたことを思い出す。そう、元上司のアシュレイは自分達が受けていた実験の場に居合わせたのだ。インテグラはソルティに向かい、ジョセフの居場所を教えて欲しいと言う。一方R.U.Cの秘密基地、あれから12年、「今度こそイルミナを迎えに行く」とがアシュレイが静かに呟くと、歩調合せるように赤い光が不気味に光る。まだまだ見逃せない展開が続く。

Episode:20 訪レル災イ (2006/3/16) 脚本:木村暢  絵コンテ:福田道生  演出:山田弘和  作画監督:村田峻治  インテグラは調べ物があるといい、アクセラに何かを託した彼女は単身外に出る。止めようとするソルティの言葉にも全く耳を傾けようとしないその姿は、何かを固く決意したかのようだ。一方、ミランダが生まれ変わったローズを訪ねていた。彼女はローズにいつ戻ってくるのかと尋ねるが、その意志はローズには無かった。だがミランダに背を向けつつ、ローズは紙飛行機にメッセージを書き怪しまれないうようミランダに知らせた。「You’re being watched.(あなたたちは監視されている)」と。  そのメッセージの通り、ミランダの事務所は監視されていた。監視しているヤツラの狙いがインテグラとアクセラと睨んだラリーは、ヤツラが二人がここに居る証拠を掴んでいないと推測する。だがロイたちにも余裕は無い。と、ラリーはインテグラが見当たらないことに気付く。ラリーはインテグラがどこに行ったのかとソルティに問うと、ソルティはジョセフの家に向かったことを告げる。その理由を皆図りかねていたが、とりあえずアンディとユートがジョセフの家に向かった。  一方、インテグラはロイに宛てられた荷物を密かに横取りしていた。その中身は何かの回路のようなもの。同時にロイは、仲間の情報屋にアシュレイの調査を依頼する。買い物するソルティにアシュレイ本人が接近。「リケ」という謎の名を持ち出し、ソルティを惑わせる。そしてインテグラはかつて自分が幼少時期を過ごしたプロシード研究所を訪れていた。ユートはアンディにローズのことが好きなのかとからかう。まんざらでもないアンディ、何よそれっ。そして瞳の色を失ったソルティが、ゴミ捨て場に捨てられていた!?発見したカーシャの絶叫がこだまする。  ジョセフの家はメチャメチャに破壊されていた。アンディ&ユート、ご苦労様(笑)。アシュレイはローズにお休みと囁くが、その裏側で洗脳は難しいと嘆く。ったく腹黒すぎるぞコイツ!(怒)。ソルティは身体の動きを完全に停止していた。ロイは地面を叩いて悔しがる。だがその夜、事務所を訪れたジョセフは、ソルティの様子を見るなりアシュレイにやられたと断言する。そしてとりあえず、ソルティの手当てに全力を尽くすこととなる。  そして事務所にはインテグラが戻ってきていた。荷物を託されたアクセラは、頼んでいたものも明日にはできると言う。そして自分もインテグラと共に戦いたいと願った。しかしインテグラは同意したフリをして、アクセラに一撃を見舞い気絶させてしまう。この戦いは自分一人の戦い。他人を巻き込んではならない。インテグラの覚悟は強い。ソルティは部品を焼き切られて動かなくなったが、幸いにもメイン回路は無事だった。だが再起動したソルティは「リケ」という名を口にする。ジョセフの腕を以ってしても、ここではソルティを元通りにすることはできない。  R.U.Cビルに何者かが特殊車両で突っ込む事件発生。アシュレイには、事件の犯人がインテグラであることに気付いていた。一方、気を取り戻したアクセラを皆で囲みながら、ジョセフがインテグラとアクセラのことを知っていることが判明。彼はかつて、プロシードの調整を行っていたという。ブラストフォールの光の粒、その正体・ナノマシンが体内に入り込み、遺伝子変化を起こした少女たちがプロシードなのだ。だが能力の向上により身体に大きな負担がかかるため、調整が必要だった。ジョセフはそのエキスパートだった。そしてオーロラシェルは人工物、元々空気が無かったこの星の、空気の膜の役割を果たしていた。人間たちはかつて、無人だったこの星に移住してきたのだった。  希望の船、アシュレイがそう呼ぶ暗闇の施設の前で、インテグラはアシュレイに銃を向ける。彼女はブラストフォールの原因をアシュレイが作ったことを薄々掴んでいた。インテグラたちプロシードはもう不要、アシュレイは冷徹に告げるが、シルビア、セリカの仇を取るべくインテグラがアシュレイに超高速で突撃する。だがアシュレイはインテグラの決死の攻撃をあっさりと跳ね返してしまった。そして能力を使い果たし動けなくなってしまったインテグラに、アシュレイはトドメの一撃を見舞う。だがインテグラは最後の力でその攻撃を交わし、アシュレイの首に最後の一撃を見舞った!!  だがインテグラの手はアシュレイの身体を貫けず。やはりアシュレイは高純度のリゼンブルだったのだ。力尽きたインテグラに対し、アシュレイはアクセラをおびき出すエサになってもらうと告げる。一方そのアクセラは機械ヨロイに身を固め、アシュレイへの憎悪を叫んでいた。これがインテグラに託されていたものなのか。アクセラの反撃に期待したい。

Episode:21 真実の刻 (2006/3/23) 脚本:木村暢  絵コンテ:こでらかつゆき  演出:岩田義彦  作画監督:越智博之  帰宅したユートとアンディは外の監視がいなくなっていたことを告げると、ロイはアクセラたちを匿っていることがバレたと気付く。直後、追討隊が事務所に発砲開始し事務所を占拠してしまう。だが辛うじてロイたちは地下都市に逃げ込むことに成功した。(「お嬢さん」というジョセフの言葉に反応したミランダ、超萌えだっ!!藁)。  ジョセフは語る。人間がこの星に移住し、地上の大気が安定するまで使われていた街がこの地下都市であり、そしてこの地下都市は最初にこの星に移住していた人々が使った移民船を使って作られていると。ジョセフはその移民船にロイたちを導くと、そこにはソルティのメンテナンスが可能な装置が置かれていた。それもそのはず、100%リゼンブルのソルティの身体は、移民船と同じテクノロジーで作られているとのことだ。  寂しく地下都市を見つめるアクセラに、可愛い子供達が駆け寄る。アンディはアクセラに、彼ら未登録市民の気持ちが分かるのかと問うと、アクセラも幼い頃は未登録市民だったから分かると答える。一方、インテグラが逮捕されたとのニュースと共に、アクセラを匿っている共犯者としてロイたちが指名手配されたことを知る。メンテナンスが終了したローズは、アシュレイに対し自分達の敵に逢わせて欲しいと依頼する。アシュレイはこの街の中枢(システム)であり、かつR.U.Cのコアコンピュータでもあるエウノミアの元に導いた。  この街の水、エネルギーの全てはこのエウノミアで管理されていた。それだけではなく、人々に上下の階層を作り、政治や人口をコントロールしていたのも、このエウノミア。R.U.Cはエウノミアの代行として政治経済の管理機能を果たしていたに過ぎ無い。その意味では、エウノミヤは正にこの星の全てである。そしてリゼンブルは、エウノミアと人間を直接結ぶ端子だ。ここまでの真実を知っているアシュレイは何者なのか。そのローズの問いに、200年前にこの星に移民し、この社会を見守ってきた人間の一人だとアシュレイは答える。そして彼は、この機械に束縛された世界を破壊するつもりだ。それはかつて仲間だったジョセフにも分かっていた。ロイはすぐには信じられなかったが、話が話だけに信じない理由も見付からなかった。そして彼にはアシュレイにローズが必要な理由が分からなかったが、唯一、実験に関わってきたアクセラだけはそれを理解していた。  アシュレイは、ローズを希望の船、即ち世界を司る新たなシステムに導いた。彼はエウノミアに代わる独立型のコンピュータが欲しかった。そしてそのようなリンケージ能力と演算能力を持っていたのが、ローズでありアクセラだったのだ。彼の狙いはエウノミアをハッキングし、エウノミアを水とエネルギーを供給するただの箱にするつもりだ。正に今、ローズとエウノミアの対決が始まった。絶対に成就させるという、アシュレイの決意は固い。  そんな中、ソルティが復活。だが彼女には記憶が戻っていなかった。そして彼女が突然「避難して」と叫んだ直後、市民たちの一部が瞳の色を赤く変化させ、他の市民を襲い始めたのだ。ローズからハッキングを受けたエウノミアの、リゼンブルによる統制が始まったのだ!!これを止めるには、R.U.Cビルの無線棟を破壊すればよいとアクセラが言うと、ロイたちはすぐさまR.U.Cビルに向かう。  そしてアクセラはこの瞬間、巨大ロボットを制御する機械ヨロイ=システムに身を包んでいる。だがそのシステムからのリンケージ負荷が高すぎて鼻血を出してしまうアクセラ。それでもアクセラは必死の思いで巨大ロボを起動させたが、半ば意識を失なってしまい、なんと街に向かって砲撃してしまった!!街は一瞬にして大爆発。我らが希望・アクセラが狂ってしまい、もうどーなっちゃうんだよーっ!!

Episode:22 わたしと彼女と、少女の想い (2006/3/30) 脚本:木村暢  絵コンテ:福田道生  演出:古川順康  作画監督:永田正美  最終回1時間半スペシャル。マジカンベンしてくれ(苦笑)  外は大騒ぎ。ロイはR.U.Cに行く決意する。この騒ぎを見過ごすわけにはいかない、そして親の責任もあると彼は父親らしくそう告げる。そしてラリー&アンディも、兄としての責任があるとロイに続く。カーシャは心配を募らせるが、ロイはミランダに留守を託そうとする。だがR.U.Cへの侵入作戦は容易ではない。だがここでアクセラが囮を申し出る。彼女が地上から行って騒ぎを起こす隙に地下からロイたちが潜入すると彼女の作戦だ。ロイは子供の提案だと言うが、他に有効な方法も無いというラリーの一言で決まった。そしてソルティがアクセラの護衛を買って出る。  だがいつになくハイテンションなアクセラ、実は囮になったのはロイたちだと高笑いする。アクセラはソルティの護衛を振り切り、単独行動に出る。そしてR.U.Cビルを大揺れさせる巨大ロボットの出現、操縦するのはアクセラだ。一人にされたソルティは巨大ロボットに向かって駆け出した。一方、この揺れはエウノミアをハッキング中のローズも気が気ではない。ハッキングしつつ映し出した外の映像に、彼女は愕然とする。時を同じくして、ロイ&アンダーソン兄弟もビルに侵入。ジョセフのあの荷物は、サブシステムルームの起動キーだ。これがあればエウノミヤを暫くの間止められるとジョセフは言っていた。かつてR.U.Cを逃げ出すときに、彼が密かに持ち出したものだった。彼にはアシュレイの野望が分かっていたのだ。  狂ったアクセラは狙いをビルに定める。だがそこにソルティが止めに入る。だがアクセラの暴走は止められない、アクセラが発砲し、ソルティは懸命に止めようとするが撃ち落されてしまった。だが墜落するソルティを何とローズが救ったのだ。街は混乱を極める。だがこの地上世界の混乱を、何と未登録市民が助けていた。困ったときはお互い様だと未登録市民たちは心強い言葉。そして捕らわれていたインテグラを、ユートが助けていた。暴走した市民たちから身を守るため、銃を構えるミランダも超カッコいい!!だが街の混乱はさらに深まり、消耗戦の様相を呈してきた。  エウノミアの居座る地下へのエレベータを開こうとするロイ&兄弟。だがそこでアンディを助けたラリーは、ロイとアンディを地下にやり、単身地上に残りリゼンブルの集団に立ち向かう。この勇気ある行動は報われるのか。ロイとアンディが地下に到着すると周囲一面は機械兵器の山。ロイとアンディは思う存分暴れる。  アクセラのロボを攻撃しようとするローズをソルティが止める。狂ったアクセラは再び発砲を繰り返す。だがソルティは、あくまでローズにアクセラを倒させないと言う。思わぬところで、ローズとソルティの激突が始まってしまった。アクセラは呟く。ローズのせいでないことは分かっている。だがもうシルビアとセリカは戻ってこない。R.U.Cごとローズを消すと彼女は覚悟を決める。  しかし、もう誰の犠牲も出したくないというローズの願いも誤りでは無い。確かにシルヴィアとセリカは死んでしまった。でも今歩みを止めてしまえば、全てが無駄になってしまうとローズは言い聞かせるように叫ぶ。未登録市民などクソくらえ、その理想を始めて真剣に捕らえてくれたのがアシュレイだった。その理想のためには多少の犠牲は目を瞑らないといけない。それがオトナの世界だと叫ぶローズ。だがその彼女の瞳からは涙が流れ落ちる。  そんなローズに向かって、ソルティは言う。「そんなんだったら、そんなオトナにならなくてもいいんだ。ありのままのローズでいいんだ。もう無理はしなくていいんだ」と。「おかえり」、そのソルティの言葉にローズは号泣し強く抱きよった。ローズの重荷が、全て下りた瞬間だった。そしてソルティの言葉に、アクセラも我をを取り戻した。だがロボットのシステムが強制的に発動し発砲。そして制御を失ったロボットは自爆してしまう。一方、ロイとアンディがサブシステムルームのキーを刺し込み、エウノミヤは停止。ようやくリゼンブルたちの暴動も収まった。だが部屋を出ようとするアンディを殴る一人の人物、そうアシュレイだ。彼にとってもロイたちの行動は想定外。いよいよロイとアシュレイの対決が始まる。

Episode:23 Final message (2006/3/30) 脚本:木村暢  絵コンテ・演出:木村隆一  作画監督:村田峻治  200年前、この星を見下ろす一隻の移民船。その中で、降下メンバーに選ばれたアシュレイと、そして船に残り仕事を続けるイルミナが見詰め合っている。待ちきれなくなったら、迎えに行く。そんな約束を交わした二人。だが今こそ、その約束を果たす時だとアシュレイは言う。  自爆したロボットの中にアクセラはいた。辛うじて彼女は無事だった。ソルティは発砲により足をいためていたが、アクセラをローズに託し、約束を守るためにあの人を止めると、ソルティは駆け出した。彼女の言う「約束」とは果たして何か!?だがローズはそんなソルティに、付き合ってあげると後からついてくる。もう彼女も吹っ切れた。  ロイをホールドアップし、アシュレイはロイをエウノミアのところに連れて行く。アシュレイは望んでいた、空に帰ることを。第1次降下メンバーとしてこの地下都市建造に従事した彼だが、降下がある日にピタリと止まってしまった。通信も途絶え。そして建造中の事故により重体となった生死の境を彷徨った彼を救ったのが、エウノミアだった。彼はエウノミアの手により、この世界で最初のリゼンブルとなった。歳もとらず、R.U.Cの創始者の一人となり、最後の管理者となった。彼。だがイルミナはいつまで待っても来ない。彼女を迎えるため、上空に船を飛ばそうとするアシュレイ。だがそれは、オーロラシェルによる落雷で失敗してしまう。  だが諦めきれない彼は12年前、リゼンブルを外し彼自身が上に上がることを決意した。だがそれも失敗、そして発射台の旧R.U.Cビルに落ちた落雷、それこそがブラストフォールだったのだ。彼自身は2回目のリゼンブル化を施され再び一命を取り留めた。再びエウノミアに救われてしまったのだ。そう、彼こそが、ブラストフォールを引き起こした張本人だった。  ソルティはローズと共に、エウノミアへの近道を進む。何故にソルティがエウノミアの存在を知っているのか。もう彼女に、全ての記憶が戻っていることは明らかだ。アシュレイはロイに告げる。多くの人間を犠牲にしてきたが、元々自分が管理してきた人間であり、どーなっても構わないと。その言葉にロイは激怒し発砲するが、アシュレイは反撃を食らってしまう。だがここにローズ&ソルティが乱入する。アシュレイはソルティのことを、破壊したはずの「リケ」と言う。ソルティとローズは娘二人がお手伝いに来たと告げる。だがここでアシュレイのショーがついに開始。エウノミヤに左手を入れると、ソルティとローズがエウノミアの触手に捕らわれてしまう。そしてアシュレイはロイに選択を迫る。どちらかを殺せ、片方が生かしてやると。  ロイは銃を取った。当然、二人を打つでなく、アシュレイに銃を放つ。だがそれはアシュレイも折込済み。ロイは腕と銃をエウノミアの触手に捕らえられ、強制的に引き金を引かされてしまう。だが何とロイは残った左手で右手を打ちぬいたのだ!!娘を撃つなどという選択は無い、すげー意志だ。だがエウノミアの触手が、ロイの身体を貫いてしまった。その直後、ロイの娘二人が絶叫し、エウノミヤも反応。束縛を解いたソルティとローズがアシュレイに襲い掛かる。だが二人は返り討ちにあってしまう。今度こそ「リケ」をスクラップにすると襲い掛かるアシュレイ。そのアシュレイにロイが放った銃弾が直撃するが利きめなし。そしてアシュレイがロイに標的を変え、間にローズが入り一瞬戸惑った直後、彼の身体はエウノミアに貫かれていた...  殺すなら殺せというアシュレイに、ソルティは伝えねばならぬことがあると言う。だがそれは上の人間が既に全滅していることだろうと、アシュレイは呟く。アシュレイは薄々気付いていたのだ。自分は帰りたかっただけ。失われたかけがえの無い人を、ロイは12年間、そしてアシュレイは200年追い求めていた。ロイはローズやソルティが居てくれたから変われた。だがアシュレイは慕ってくれたインテグラたちを切り捨てたのだ。ソルティはアシュレイのことを、「ロックさん」と呼んだ。それがアシュレイの本名。死の間際、イルミナが残したメッセージを、ソルティは言葉にする。ロックのことが好き。ロックの優しい笑顔が好きだった。それはもう観られない。だがだからこそ、どんなに辛くても哀しくても、笑顔で居て欲しい。それがイルミナの願いだった。そのメッセージを聴き届け、アシュレイは息を引き取った。そしてソルティはエウノミアに手をかざし、その活動を止めた。それはソルティにとって、「もう一人の自分」に別れを告げたことだった。  長かった戦いが終わりを告げた。街に残った爪痕は大きい。だがそれでも、市民たちは生きる活力を取り戻しつつあった。街のライフラインはエウノミアの停止で止まっていたが、ジョセフはエウノミヤから水とエネルギーの管理部分だけを取り出そうとする。コキ使われるユートたち、ご愁傷様(笑)。そして目覚めたアクセラ、インテグラも一命を取り留めた。ローズはアシュレイとデートしたバーにいた。待ち合わせの相手は居ない。彼女は想い出にふけていただけ。だが店の外、ロイが帰るぞをローズを引き連れていった。だがエウノミアと会話していたソルティは、そんなことをしてはいけないと、突然外に駆け出した。この街を消すために、「エイレネ」が落ちてくると彼女は言う。何よそれっ!?

Episode:24 これから (2006/3//23) 脚本:木村暢  絵コンテ:秋山勝人  演出:仁昌寺義人  作画監督:Shuzilow.HA  朝ご飯を食べるロイたちだが、皆表情は暗い。3つの移民管理コンピュータの1つ、「エイレネ」が、移民船が落ちてくる。3つとは、エウノミヤ、エイレネ、そしてもう1つが「リケ」、即ちソルティ自身だったのだ。エイレネは全ての人を滅ぼし、人の歴史を塗り替えようとしている。移民船墜落の日は明日。市民たちは地下都市に緊急避難している。R.U.Cの技術者たちは、移民船の爆破を計画。だが八百屋のヴォートルと万引き娘ミィは地下に避難していなかった。二人ともお互いが来るような気がしていた。お互い家族もいない。もし生き残れたら...そう言葉を交わした二人の結末は...  アシュレイの作ったマシン・希望の船を使い、ソルティを空に上げエイレネを破壊する。それが爆破計画の全貌。結局ソルティの力を借りるしか、この星を救う方法は無い。戻ってこれる確率はゼロに等しい。だが、ジョセフは謝るが、ソルティの決意は固かった。かつてリケだった頃のソルティを知っているジョセフは、その変貌はロイのおかげであると言うと、ソルティも頬を赤らめる。しかし家から飛び出したロイは、妻サラの墓の前で、どうしたら良いのか分からないと嘆く。  ソルティはミランダとカーシャと夕食。ソルティが着てから1年の時が経過。誕生日の話で盛り上がるミランダとソルティだが、カーシャは元気無し。ちゃんと帰ってくるんだよね?その問いにソルティは明確に答えられない。賢いカーシャは、ソルティが戻って来れない可能性が高いことを分かっている。だがソルティに行って欲しくないと、カーシャは大泣きしてしまう。一方ロイは外で酒を飲んでいた。そこにやってきたミランダは、ロイはスゴイ、何故なら1年足らずでソルティと家族になった。カーシャは2年かかったと(カーシャも実の娘じゃなかったのか...)。だから何故避けるのかと、ミランダはロイに問い詰める。ロイは、この星の全ての命を背負わされたソルティに今逢えば、帰って凝れないかもしれない場所に送り出すことを認めたことになってしまう。どうして皆オレを残していってしまうのかと、号泣する。そんなロイを、ミランダはただ支えてあげていた。  いよいよ当日を迎える。皆、やることはやった。ローズはソルティに握手を求める。今度は自分のやり方で理想を求める。だから皆の未来を守ってくれ、ちゃんと帰ってきてくれ。ミランダもカーシャも、皆励ましの言葉をソルティに贈る。だが出発の直前、ロイが現れ「宇宙になんて行くな!!」と絶叫する。移民船の破壊に成功しても、その破片が落ちれば一緒。結果が同じならここに居た方が良い!!ドライブ?遊園地?に行きたいのか?、煩悩父の悲しき姿がそこにはあった。だがソルティはそれはできないと言い切る。自分は皆が守れることが嬉しいと彼女は言う。だがロイはそれでも行くなと絶叫。娘なら親の言うことを聴けっ。その言葉にソルティの表情が固まる。ロイは手を地面について悔しがる。ソルティは娘と言ってくれて嬉しい。大好き、そう言い残して船に乗り込んだ。ロイたちにできることは、もう祈ることだけだ。地下都市に避難しないといけない、ジョセフの言葉だがロイはここでいいと言い切る。インテグラもアクセラもラリーも、皆空を見つめている。  ソルティの乗った船がエイレネに打ち抜かれた。1年前、エウノミアの暴走を知ったソルティがこの地上に降り立った。だが暴走していたのはエウノミアだけではなく、エイレネも暴走していたのだ。そう、ブラストフォールは、暴走したエイレネが空に上がろうとするアシュレイを止めるため、上空から撃ったレーザー砲により引き起こされたのだ。200年前、移民船に蔓延した伝染病により船員は全滅。だが船員の遺伝子パターンをデータ化したことにより、人の歴史を作り直すことができるとエイレネは言う。人は滅びの道を行くもの、だからデータで管理するのだと。だがそのエイレネを間違っていると言う。ソルティは移民船の中枢部に足を踏み入れた。もう一人の自分とも言える自分を破壊できるのか、そのエイレネの問いに大切な人たちを守るために、そして私を娘といってくれる人のために破壊する!!とソルティは答えた。「私はソルティ・レバントだ!!」、ソルティの渾身の一撃が、エイレネに炸裂!!移民船は大爆発に包まれ、夜空には無数の流星が流れていた...  5年後、ロイとローズが語り合う。ヴォートルとミィは、父娘になっていた。ローズは議員選挙に出るらしい。「父さん」、ローズはロイのことをスンナリとそう呼んでいた。そんな二人は、未だに待ちつづけている。もちろんソルティのことを。ローズのときは12年、まだ5年だ。とそこにミランダ&カーシャの母娘もやってきた。ソルティは帰ってくる、家族が待っているから...  そして時が流れ、ロイはユートと共に無数のデブリが漂う宇宙空間にやってきていた。と、歌が聞こえないはずの宇宙空間に知っている歌が流れる。そう、ソルティが唄う唄だった。ロイがソルティの手をそっと握り締め、そして抱き寄せると、ソルティは「ただいま」と静かに呟いた...    

ソルティレイ完結。最後の3話連続放送のボリュームがでかすぎて正直マイった(苦笑)。でも作品の評価としては、かなり良かったですね。  昔からA.I.Cの美少女アクションアニメ(バブルガムクライシスとか)を結構観てた自分にとって、この作品はその系譜を継ぐものであることは、プロシードの設定からも伝わってきました。彼女達のキャラデザイン/パワードスーツとか、大胆なアクションシーンなんかは正に、A.I.Cのお得意分野ですからね。  でもこの作品では、そんな彼女達は主役では無かった。あくまでロイとソルティというヘンテコな二人が山アリ谷アリのエピソードを重ねて行くことで、本当の父娘になってゆくのが物語の本筋。そんな人間味溢れる物語は、A.I.Cというよりも「GONZO」だったと思います。その意味では、物語に二面性を与え、結果として物語の「深み」に繋げられたこの2社のコラボは大成功だったのではないかとオレは思います。  それからこの作品で光っていたのは世界設定ですね。R.U.Cという一組織が星の全てを管理したり、市民が登録性だったりと、非常に緻密な世界観を構築していたと思います。実はこの点が、僕が一番この作品で感心した部分なんですよね。  また、ソルティにまつわる「謎」の「質」と「量」のバランスも、自分としてはとても良かった。最近は頭を使って色々と予測したり、謎を提示して明かしてゆくこと自体が作品の大きな割合を占めたりと、いわば推理小説的なアニメ作品が多いような気がしているけど、この作品はそれは2の次であって、あくまでロイとソルティ、またはロイとローズとの絆を深めることが1番の柱だったわけで、それは僕としてはすごく良いことに思えました。

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