【好調継続で昨年から増配達成】HDV 2022年Q4分配金が発表!

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皆さんこんにちは、高配当ETF投資大好きトムです。

12月13日に米国高配当ETFの代表銘柄であるHDVの2022年第4Qの分配金が発表になりました。結果はと言うと・・・

1.144988米ドル

でした。

Q3では前年同期比で60%以上の大増配を見せてくれましたが、今期も前年同期比で見事に増配となりました。HDVは2021年に(年単位で)減配となってしまい、連続増配記録がストップしてしまったのですが、2022年はそこから見事な復活を見せてくれました。

ここからはいつものように過去の分配金履歴を見ながら、今回の分配金を評価してみましょう。

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Q4は前年同期比で増配 年単位での分配金額は過去最高を記録!

まずは2019年以降のHDVの分配金履歴を以下に示します。

HDV 分配金履歴 (2019-2022)
HDV 分配金履歴 (2019-2022)

前述の通り2022年Q4の分配金は1.144988米ドルとなり、これは前年同期比で8.9%の増配となりました。素晴らしい結果ですね^^。そして年単位の分配金が3.715618米ドルとなり、こちらも前年から見事に5.9%の増配でフィニッシュとなりました。この年単位の分配金はHDVの分配金履歴を確認する限り、年単位で過去最高の分配金となりました。こちらも素晴らしい結果と言えます。上記の履歴でわかる通り今年のQ1とQ2は前年同期比で減配でしたので年単位での減配も覚悟していたのですが、Q3とQ4で大きく躍進してくれましたね。

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増配達成のカギは比率の高いエネルギーセクターの躍進か

次に組入銘柄上位10社とセクター比率を見てみましょう。左が組入銘柄、右がセクター比率の資料です。資料はクリックして拡大します。(出典元:https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239563/ishares-core-high-dividend-etf)

HDV 組入銘柄上位10社(2022/12/12時点)
HDV 組入銘柄上位10社(2022/12/9時点)
HDVセクター比率(2022/12/9時点)
HDVセクター比率(2022/12/9時点)

Q3の分配金発表時の投稿記事と比較すると、多少の順位の変動はありますが、組入上位銘柄の顔ぶれに大きな変化はありません。Q3からの違いはパイオニアナチュラルリソースがトップ10から外れ、シスコが入ってきた点ですね。顔ぶれを見ると、1位と2位はエクソンモービル、シェブロンのエネルギー企業で占められており、続いてアッヴィーやメルクといったヘルスケア企業、通信のベライゾン、ブロードコムやIBM、シスコといった情報技術の企業が並んでいます。

セクター比率もエネルギー、ヘルスケア、情報技術のトップ3に変化はなく、それらの比率もほとんど変わっていないですね。今年の決算が絶好調であるエネルギーが全体の25%を占める点がHDVの特徴の1つと言えるでしょう。エクソンモービルは2022年Q3決算発表でQ4での増配を発表していますし、エネルギーセクターの好調がHDVの増配に寄与した点は大きいでしょう。

但し足元の原油価格はかなり下がってきています。執筆時点でのWTI原油先物価格は74米ドルです。ウクライナ紛争の影響で今年の前半には100米ドルを超えていましたが、夏ごろから世界的な景気減速の懸念の高まりで下落基調が続いています。従って来年以降にエネルギー企業の業績の落ち込みが予想され、HDVの分配金にも影響が出る可能性があります。今後も注視していきたいと思います。

今回の記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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