【昨年から僅かに減配でフィニッシュ】VT 2022年Q4の分配金が発表!

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皆さんこんにちは、高配当ETF投資大好きトムです。

全世界の企業に投資するETF、VTの2022年第4Qの分配金が発表になりました。結果はと言うと・・・

0.6381米ドル

でした。

一般的にVTは高配当ETFには属しませんが、意外にもそれなりの分配金が出ます。私はVTの保有数が100株を超えていますので、その分配金は無視できないものとなっています。

さて以降ではいつものように過去の分配金履歴を見ながら、今回の分配金を評価していきます。

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Q4の18%もの減配が響き、年度でも僅か3%の減配に

まずは2019年以降の分配金履歴を見てみましょう。

VT 分配金履歴(2019~2022)
VT 分配金履歴(2019~2022)

まず今回の分配金(0.6381米ドル)は、前年同期比でマイナス18.7%と大きな減配です。四半期単位ではQ3に引き続きの減配となりましたが今回は減配幅もかなり大きかったですね。これが影響し今年度の分配金は1.8957米ドルとなり、昨年(1.955米ドル)からマイナス3%とこちらも減配となってしまいました。Q3までの実績から年度での増配を期待していましたので、これは率直に言えば残念ではあります。ただグラフを見ると分かるように、昨年Q4の分配金の額(0.785米ドル)は近年では異常とも言える額でしたので、今期の0.6381米ドルという分配金の額は平常運転に戻ったと言えるかもしれません。実際2019年や2020年のQ4よりは増えていますので。

VTの分配金は結構変動が大きいですが、今年に限っては各四半期で安定した分配金を出してくれたとも評価できますので、それほどネガティブには捉えなくても良いと思っています。

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組入銘柄トップ10の顔ぶれに変動なし

次に組入銘柄トップ10を見てみましょう。出典元が英語のため読みにくいですがご了承ください(出典元:https://investor.vanguard.com/investment-products/etfs/profile/vt)

VT 組入銘柄トップ10(2022年Q4)
VT 組入銘柄トップ10(2022年Q4)

前回Q3時点での状況と比較すると、順位に多少の変動はありますがトップ10の顔ぶれに全く変化はありません。目立つのはテスラが4位から7位に順位を下げたことくらいでしょうか。昨今の景気後退懸念などでテスラ社の株価は大きく下がっていますでその影響を受けたと考えられます。

株価推移はS&P500とほぼ同じ 分配利回りを考慮すれば買い時か

最後に年初来の株価推移を見てみましょう。赤がVT、青がS&P500指数の動きとなります。

VT株価推移(2022年年初来)
VT株価推移(2022年年初来)

グラフを見ればわかる通り、年初来でのVTとS&P500の値動きはほとんど同じです。執筆時点(2022/12/16)のVTの株価は86.80米ドルで、これを基準にすると分配利回りは2.18%になります。S&P500指数に連動するETF(VOOなど)の分配金は約1.5%ですので、今年に限っては分配金含めたトータルリターンではVTはS&P500をアウトパフォームしています。

今年の9月から10月にVTの株価は一時80ドルを下回る水準まで下落しましたが、そのタイミングでは1米ドル150円の超円安だったためなかなか手が出しずらい状態でした。しかしその円安だった為替レートも最近は徐々に円高方向に進んでいます。米経済に景気後退の足音が徐々に迫っている中で、VTの株価が再度落ち込むようなら買い時になるかもしれません。今後も値動きに注視していきたいと思います。

今回の記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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