【見直し実施】米国株投資(高配当ETF・高配当個別株)の積立設定を見直しました

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こんにちは、米国株と米国ETFが大好きなトムです。

さて先日、私が実践している米国株の高配当系投資(高配当ETF、高配当個別株)及び、新たにVIGを追加で積立投資する点について解説しました。

VIGの積立投資の投稿で記載していなかったのですが、VIGの積立を開始する前提として、月間の総投資額は大きくは増やさないこととしました(月間で約15万円程度)。VIGは私の購入銘柄の中では最も単価が高いので(執筆時点で約163米ドル)、VIGを購入する代わりに別の銘柄の投資を減らさなければなりません。ちなみに私の米国株の購入方法は原則としてSBI証券の外国株の自動買付設定で行っています。基本的には米国株(高配当系)のナンピン買いは行っていません。

米国高配当ETF編では、4つのETF(VYM、HDV、SPYD、VT)への均等分散投資により分散の分散を図り、リスクとリターンの適性化を図っていると解説しましたが、今回この「均等分散投資」の設定を少し変更させました。高配当の個別株 (エクソンモービル:XOM、AT&T:T、ベライゾン:VZ) の投資設定についても変更を行いました。今回はその変更の内容と考え方について解説します。

今回の結論・・・ディフェンス性が特徴のHDVと個別株の投資金額を若干減らし、成長性に期待できるVIGへ投資する変更を実施しました

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設定変更の内容と考え方

早速、設定変更の内容を以下の図で示します。

米国株の月間購入額割合と設定変更前後の月間購入株数
米国株の月間購入額割合と設定変更前後の月間購入株数

左の円グラフは、設定変更後のETF・個別株の月間購入額の割合を示しています(投資総額のバランスではないのでご注意を)。右の表は設定変更前後の月間購入株数を示しています。オレンジで塗られた銘柄が変更によって購入株数が減った銘柄、緑が増えた銘柄です(VIGだけですが)

一言でこの変更を言い表すならば、HDVと個別株の購入数を減らしてその分のお金をVIGに回した、ということです。

なぜHDVとXOM、T、VZを減らしたかと言うと、最大の理由はこれらの銘柄は全てディフェンシブ銘柄であり、私の米国高配当投資がディフェンシブに偏り過ぎていたことを感じたからです。

現在、米国の経済はコロナ渦から順調に回復しつつあり、株価も足並みをそろえるように伸びています(デルタ変異株の影響はまだ気になりますが)。この回復基調と米国の強さはまだこの先も当分続くものと私は思っています。この予想を踏まえ、配当金とディフェンス性を少し犠牲にしても成長性に針を向けたいと考え、上述の設定変更に至りました(まぁVIGはディフェンス性も決して低くないですが)。

先日の投稿でも示しましたが、直近約1年のHDVのトータルリターンは他のETFに劣っています。グラフを以下に再掲します。

水色がHDVのトータルリターンの推移ですが、他のETFにかなり大きな差をつけられています。まぁディフェンシブに偏った銘柄構成なので株価の伸びが劣るのは仕方ないのですが、配当金込みでこのパフォーマンスはちょっと物足りないのが正直な感想です。

またこれも先日の投稿で示しましたが、個別株の直近(2021年)のトータルリターンも再掲します。

XOMのパフォーマンスが良いように見えますが、私が購入し始めたのはこのグラフで高値になっている3月くらいですので、残念ながら利益はあまり出ていません。ただXOMはエネルギー株ですので原油価格次第では大きく伸びる可能性はゼロではないです。TとVZは仲良く100%を割ってます。「そもそも成長してないじゃん」というツッコミは置いておきましょう・・・(^^;

このように、HDV、XOM、T、VZはいずれも成長性にはあまり期待できないため、今回投資金額を減らす決断をしました。またもう一つ付け加えるならば、そもそもXOMとVZはHDVの組入銘柄の中で1位と3位であり、合わせて15%程度の購入割合を占めています。つまりXOMやVZの購入はHDVと被っている部分が少なくありません。その点も今回HDVと3つの個別株の購入を減らした理由になります。

トム
トム

ちなみにHDVは今年の春までTも組入銘柄に入っており、3つ合計で20%を超える割合を占めていました。春のリバランスでTが組入から外れましたが、また後日復活する可能性は全然あると個人的には考えています。

また細かいところではSPYDの購入数も若干減らしていますがこれは微調整の範囲と思ってます。ちなみにSPYDは他のETFと比べてボラティリティが若干高く値動きが激しいので、積立はしつつも唯一ナンピン買いの候補にしています。

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成長性を取り込みつつ、全体で強い資産形成を図ろう

以上のように、米国高配当ETF編 で投資のポイントと解説した「4つのETFの均等分散投資」は、今回VIGの組み入れにより若干変化をさせました。VIG編でも解説しましたが、VIGは私のポートフォリオの中でセクター分散を更に図れるETFであるのと同時に、成長性にも期待できるETFです。

ちなみに今回の月間投資額の設定変更により、各ETFの「投資総額」のバランスも変化していくことになります(現在はほぼ25%ずつです)。ただHDVについては既に100万円近く投資していますから、この投資総額のバランスの変化は少しずつとなるはずです。つまりHDVの強みであるディフェンス性はある程度保持したまま成長性という別の要素をしっかり取り込み、全体として更に強い資産形成を図ることができると考えています。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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