【1点勝負】トム式 株式投資 ~米国個別株(高グロース株)編~

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前回までに私の株式投資の基本戦略および、コア・サテライト戦略のコア部分を構成する3テーマについて解説しました。

さて今回は、代表的な株式指標を上回る成績を目指す「サテライト部分」の柱である米国個別株(高グロース株)編の解説です。

結論・・・サテライトは「ユニティ・ソフトウェア」の一点集中投資 執筆時点では市場成長を上回る成績を上げており今後にも期待できる

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購入銘柄は「ユニティ・ソフトウェア」の”1点買い”

私はコア・サテライトをおおむね80対20の割合で投資しています。サテライトの部分は20%を占めるにすぎませんから、購入銘柄(企業)の分析をしてみたり、その企業の成長を見守ったりと、自分なりに投資を楽しみながら進めることができます。

で、私がサテライトに選んだ銘柄は見出しにある通りユニティ・ソフトウェア社(以下、ユニティ)です。この1社のみに200万円を超える額を集中投資しています。

ユニティのことをあまりご存じない方もいらっしゃると思うので簡単に企業の概要を説明しますと、以下の通りです。

  • 3Dゲームエンジン(=3Dビデオゲームを簡単に制作できるようにするソフトウェア環境のこと)を制作、提供する企業
  • ゲームエンジンはクロスプラットフォーム・・・PS4,PS5、XBOX、ニンテンドースイッチ、Windows、Mac、iPhone、Android等の様々なプラットフォームのゲームを製作可能
  • ゲームエンジン業界では圧倒的なシェアを持つ。特にスマートフォンでは70%以上。
  • 2020年9月18日にニューヨーク株式市場へ上場
  • 収益源は以下の2つ
    • サブスクリプション・・・ゲームエンジンの使用量
    • レベニューシェア・・・ユニティのゲームエンジンでつくられたゲーム内の課金や広告料の一部がユニティに支払われる
トム
トム

ユニティの詳細を知りたい方は、秀次郎さんのnoteが素晴らしくまとまっているのでご一読下さい

私のサテライト投資銘柄の条件としては、①その企業が属する業界で圧倒的に強いこと、②ハイテクノロジーをビジネスのコアとする企業であること、の2点を重要視していました。①と②を満たす企業であれば、圧倒的で、代表的な株式指標を上回る成長が期待できると考えたからです。

その私がなぜユニティに投資することにしたのかと言うと上記2点を満たすことに加え、運命的な(?)タイミングもありました。ちょうど昨年9月頃にサテライト部分の投資銘柄を探しており、ユニティが9月に上場(IPO)すると聞いたのでこれは良いチャンスと考え投資を決めました。

私はビデオゲームも好きで、投資する時点でゲーム業界におけるユニティのポジションをある程度理解していました。ゲームエンジンは事実上ユニティとUnreal(アンリアル:Epic Games社が制作している3Dゲームエンジン)の2つで独占されています。当たり前の話かもしれませんが、市場を独占する企業は強いです。そしてゲーム業界自体も右肩上がりで成長しています(参考までに↓のソニー社のゲーム事業に関する記事のリンクを張っておきます)。

ソニーGの1.1兆円「史上最高益」決算、ドル箱“ゲーム・エンタメ”事業の現状とは?…2021年の展望を探る
ソニーGの通期決算は、最終利益で「史上最高益」という好業績で着地した。ソニーの好調は2021年度も続くのか。決算説明会の発言も交えながら「ソニーの今」を深掘りしていこう。

ゲームエンジンは高い成長を続けるゲーム市場を支える非常に重要なインフラでありコアツールの1つです。それを独占している企業の成長性も高いと予想できるので、そこに賭けてみる価値はあると私は判断しました。

ちなみに少し話がそれますが、ユニティと同じく2020年9月にIPOしたハイテク企業にSnowflakeという企業があります。Snowflakeはクラウドベースのデータウェアハウス(DWH)とデータ管理を手掛ける企業で、まさにハイテクをコアとする企業です。タイミング的にも私の投資検討に入っていましたし、かの著名投資家ウォーレン・バフェットも投資銘柄に加えています。ただDWHやデータ管理はパブリッククラウドの絶対王者であるAmazonのAWSやMicrosoftのAzureも重点的に強化を図っている領域です。つまりSnowflakeは①の圧倒的なシェアを築けるか不安があります。こういった比較対象もありながら、最終的に条件を満たす企業としてユニティを選んだわけです。

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ナスダック総合指数を上回る成長性!でも買い方が下手だった...

さて実際のパフォーマンスについて触れていきます。上場日から執筆時点までの株価推移を見てみましょう。比較対象としてハイテク企業を多く取り入れている代表的な株式指標であるナスダック総合指数と、参考までに上述したSnowflake(ユニティより2日前の2020/9/16に上場)も取り上げています。

ユニティ・ソフトウェアとナスダック総合指数の推移
ユニティ・ソフトウェアの株価とナスダック総合指数の推移 (2020/9/18~2021/8/29)

グラフ中、青がユニティ、赤がナスダック、緑がSnowflakeです。見ての通り、ユニティの伸びが最も高く、上場時の株価から80%超となっています。ナスダックは約40%、Snowflakeは23%です。代表的な株価指数を上回るリターンを目指すというサテライト戦略の目的を踏まえると、現時点でユニティを選んだことは間違いではなかったと言えそうです。

純粋な株価推移は上記の通りですが、私の実際の投資結果はどうかと言うと、以下の通りです。

①平均取得単価            104.39米ドル
②現在の株価
(2021/8/27)
    123.51米ドル
株価上昇率       15.48%
トムのユニティ投資状況

先ほどの80%どころではなく、上昇率が15%程度に落ちてしまっています。これらの数字に大きく差がでている理由は買い方にあります。私は上場日に一括投資したわけではなく、毎日1株ずつ積立投資をしていました。先のグラフを見れば分かりますが、昨年の11月から今年の2月に渡りユニティの株価が暴騰した時期があります。いまから思えばこの期間はいわゆる「バブル」だったのですが、この高値の期間も愚直に積み立てていたため平均取得単価が大きく上がってしまいました。そして2月の決算時に一旦大きく下がった後にナンピン買いも入れた結果、平均取得単価は上場時の75ドルを大きく上回る104ドルとなり、株価上昇率は15%に落ち着いてしまいました。

個別株の購入はやはりタイミングが命です。個別株を毎日積立投資するというのは、いまから思えばあまり賢明なやり方では無かったです。特に先ほど触れた株価暴騰をバブルだと気づけなかったのは、私の株式投資(特に個別株)の経験不足に他ならないと思います。

トム
トム

この反省を踏まえ、現在ユニティの積立投資は停止しており、タイミングを見計らって投資しています

ただサテライト戦略の投資銘柄にユニティを選んだこと自体に後悔はありません。↓のサイトは直近(8月11日)の決算のレポートになりますが、非常に良好な結果を残しています(レポートには「決算はここ数ヵ月間のトレンドを大きく変えるほどの決算ではなかった」とありますが、決算の翌日以降株価は20ドルほど上がっています)。21年に入って2月、5月、8月と3回の決算発表がありましたがほぼ全てで市場予想を上回る結果を残しています。この調子で成長し続ければ収益の黒字化も遠くないと思いますし、黒字化が果たせれば株価のさらなる上昇につながると信じています。

SBI証券 スマートフォンサイト|―口座開設ページ:ネット証券最大手の証券会社。オンライントレードでの投資をしっかりサポート―

ということで、私の米国個別株(高グロース株)投資=ユニティ一点勝負編を解説してきました。現在は毎日ユニティの株価に一喜一憂する、どちらかと言えば楽しい日々を過ごしています。サテライト部分は株式投資を楽しむ要素も入れたいと書きましたが、正にそれができているので投資して良かったと思っています。

トム
トム

これで株価も爆上がりしてくれれば文句ないんですけどね^^

今日はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。

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