【大幅減配】HDV 2021年3Qの分配金が発表!

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米国高配当ETFの一角、HDVの2021年第3Qの分配金が発表になりました。

0.764133米ドル

でした(引用元:https://www.bloomberg.co.jp/quote/HDV:US)

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2021年3Qは大幅な減配に

前年同期(2020年3Q)は0.850765米ドルでしたので、前年同期比で10.18%もの大幅な減配となってしまいました。HDVホルダーとしては悲しすぎる結果です。また私が購入する米国ETFはVYM,HDV,SPYD,VT,VIGの5種類なのですが、HDVが唯一の前年同期比で減配です。HDVの不調が際立つ結果となってしまいました...

気を取り直して、HDVの直近3年の分配金推移を確認しましょう

HDV分配金履歴(2019~2021)
HDV分配金履歴(2019~2021)

今年は1Q~3Qの3期連続で昨年より減配となってしまっており、特に2Qと3Qの落ち込みが大きいですね(0.6~0.9米ドル)。更に3Qについては一昨年(2019年)よりも少ない分配金となってしまっています。そして昨年4Qの分配金がかなり多かったことを考慮すると、HDVの年単位での連続増配記録が今年でストップする可能性は、残念ながらかなり高いと言えそうです(直近4年連続増配中)

今年にHDVの分配金がこれほど減ってしまった理由について、私の想像になりますが、7%程度の高い配当利回りで有名なAT&Tを今年のリバランス(確か3月)で組入銘柄から外した点が挙げられると思います。私の記憶ではAT&Tはリバランスで外れる前は組入銘柄のトップか2位(保有比率10%弱)に位置しており、2020年の高い分配金を支えていた銘柄の1つであったことは確かと思います。しかしこの高利回り銘柄を3月に外したことが、今年2Qと3Qの減配の一因になったと考えます。

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今後の見通し

HDVは高配当ETF(VYM,HDV,SPYD)の中では最も多い、年4回(3月、6月、9月、12月)のリバランスを行います。そこで直近9月のリバランスの結果を観てみると、驚いたことにAT&Tが組入銘柄の上位に復活しています。

組入銘柄
HDV組入銘柄 (引用元:https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239563/ishares-core-high-dividend-etf)

そういえば以前投稿したこちらの記事で「そのうちHDVでAT&Tが復活するかも」と予想していたんですが、早くも実現してしまいました(^^;

更にHDVのセクター比率を観てみると、最新の状況は以下の通りです。

HDVセクター比率(引用元:https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239563/ishares-core-high-dividend-etf#/

上記の最新リバランス前に投稿した記事(VIGへの積立追加)で各ETFのセクター比率を掲載しましたが、AT&Tの再組入が影響し、その時点からHDVのセクター比率がかなり変更されていることが分かります。リバランス前はトップだった生活必需品が2位に下がり、代わってヘルスケアがトップになりました。そして公益事業が4位から6位に順位を下げ、逆にAT&Tの再組み入れにより通信がトップ4に食い込んでいます。

従って上述した減配理由について私の予想が正しければ、12月の分配金は昨年並みに戻ることを期待しても良さそうに思います(AT&Tは2022年末まで現在の配当水準を維持することを表明しています)。連続増配年数の記録は今年で一旦ストップの可能性は高いですが、4Qは少しでもリカバリーをしてくれることを期待しましょう。

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